ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農林関係出先機関 > 農林総合研究センター > すぐ分かる最新の研究成果 > 翌年のカメムシの発生予測ができます~早期予測によりカメムシからビワを守る~

翌年のカメムシの発生予測ができます~早期予測によりカメムシからビワを守る~

この記事に関するファイルは、下記リンクよりご覧になれます。
翌年のカメムシの発生予測ができます（PDF：130KB）

この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
チャバネアオカメムシの早期発生予測モデルに基づくビワの防除体系（別ウィンドウで表示）（PDF：153KB）

1成果の内容

（1）チャバネアオカメムシの発生数を調査するための「トラップ」に捕まる頭数は、年により約10頭から約10,000頭まで、大きく変わります。千葉県の特産であるビワは、このチャバネアオカメムシに汁を吸われると、商品価値がなくなります。
そこで、4~7月のトラップに捕まるチャバネアオカメムシの頭数とそのエサとなるスギ球果の量に関連する雄花の生産量から、翌年のチャバネアオカメムシの発生数を予測する方法を開発しました。

（2）ビワの収穫時期は5~6月です。チャバネアオカメムシの発生数は前年の8月に予測できるため、大発生が予測された場合は、2~4月に行う袋がけに二重袋を使用することにより、被害を軽減することができます。

2普及の状況

予測結果は、農作物病害虫発生予察情報として毎年10月に公表されており、農業事務所などの指導機関を通じて県内に広く提供され、生産者の被害対策に利用されています。

3問い合わせ先

4掲載年月