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更新日:令和5(2023)年11月24日

ページ番号:8490

春夏(はるなつ)どりニンジンを省力・低コストに作れるべたがけ栽培~通気性のある保温資材を直接被覆する簡易な栽培技術~

5月から7月に収穫する春夏どりニンジンでは、12月から3月の寒い時期に種をまくため、トンネル状にパイプなどを設置し、その上にフィルムをかけるトンネル栽培が行われています。この保温のための作業には、多くの労力とコストがかかります。
こで、通気性のある保温資材(不織布)で直接ニンジンを覆うことで作業を楽にし、コストを削減できるべたがけ栽培法を開発しました。

 

この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
春夏どりニンジンを省力・低コストに作れるべたがけ栽培(PDF:132.3KB)

この記事に関する詳しい情報は、下記リンクよりご覧になれます。
春夏どりニンジンのべたがけ栽培法(別ウィンドウで表示)(PDF:128KB)

1成果の内容

(1)夏どりニンジンのべたがけ栽培法を開発しました。

  • べたがけ栽培法では、通気性のある保温資材(不織布)を使用します。
    温資材を2枚重ねてかける場合、1月下旬から種をまき6月中旬から収穫することができます。1枚のみの場合は、2月下旬から種をまき、7月上旬から収穫できます。
  • トンネル栽培では、気温が高くなると、フィルムに穴をあけたり裾を開閉したりする換気作業が必要ですが、べたがけ栽培では、通気性のある資材を使うため必要ありません。
  • ただし、べたがけ栽培では、ニンジンが長めになり、商品性を損なう花芽ができやすいので、このようになりにくい品種を使うことがポイントです。

べたがけ栽培とトンネル栽培の栽培暦

べたがけ栽培とトンネル栽培の栽培暦

べたがけ栽培(中央2列)

べたがけ栽培(中央2列)

(2)ンネル栽培と比較した作業時間と資材費の削減効果を明らかにしました。

  • 資材の被覆から除去までの作業時間は70%が削減され、省力的です。
  • 関連資材費は、2枚がけの場合30%、1枚がけの場合60%が削減されます。

2普及の状況

令和4年の県内ニンジン産地におけるべたがけ栽培の導入面積は約5haです。

3問い合わせ先

千葉県農林総合研究センター稲・畑地園芸研究所地利用研究室
0478-59-2200

4掲載年月

平成30年1月(令和5年11月更新)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター研究マネジメント室

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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