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更新日:平成29(2017)年10月24日

東総野菜研究室 Toso Vegetable Crops Laboratory

研究の基本方向

千葉県東総地域は、海洋性の冬季温暖な気候条件を活かした野菜生産が盛んで、とりわけキャベツ、ダイコン、ネギ、メロンは全国的に有数の規模を誇り、首都圏への生鮮野菜供給基地として重要な役割を果たしています。

当研究室は、銚子台地、九十九里地域における特産野菜、加工・業務用野菜(キャベツ、ダイコン、レタス、ネギ、ブロッコリー、露地メロン、スイカ等)について高品質・低コスト生産、省力化、肥培管理等の技術開発に取り組みます。

現在の主な取組

水田利用野菜の大規模・省力栽培技術の確立

水田を利用した野菜栽培として、今後、面積の拡大が期待されるブロッコリーとネギの栽培技術の確立を行っています。ブロッコリーでは定植作業の遅れによる生育の遅延対策、ネギでは湿害を軽減する技術の開発等を行っています。

水田ブロッコリー二

[写真]大規模水田によるブロッコリー栽培

4~5月どり寒玉系キャベツ品種及び栽培技術の開発

加工・業務用キャベツは4~5月が端境期となります。現在、トンネル栽培に取り組んでいる産地がありますが、より低コストで省力的な露地栽培で収穫を可能にする品種や栽培方法が求められています。種苗メーカーが育成中の4~5月どり向け系統の中から、千葉県の栽培に適する系統を選定し、本県における最適な播種・定植時期や施肥方法等を明らかにします。
 トンネル栽培キャベツ
[写真]現在、産地で行われている端境期収穫のトンネル栽培キャベツ


加工・業務用キャベツの結球内部障害の軽減技術の確立

加工・業務用キャベツでは冬季に結球内部に黒変症状がしばしば発生します。被害の程度が軽くても、これらはカット加工等の実需者から異物と見なされ、生産者はその対策に苦慮しています。そこで、この黒変症状の発生要因を明らかにするとともに、要因別の軽減対策を確立します。
キャベツ黒変症状
[写真]結球内部の葉に発生した黒変症状

1~2月どり露地ダイコンの寒害抑制技術の開発

1~2月の厳寒期に収穫するダイコンには、露地とトンネルの両作型があります。露地栽培はトンネル設置の労力・コストがなく生産面でトンネル栽培より有利です。しかし、露地栽培では年によって寒害を受けやすく、この対策が必要です。寒さに強い品種の選定やべたがけを用いた寒害抑制技術を開発します。
ダイコン抽根部痛み 
[写真]凍結腐敗により発生した抽根部の痛み

無加温ハウスを利用した5~6月どり夏ネギ栽培技術の確立

スイカ代替品目として、注目されている無加温パイプハウスを利用した夏ネギの栽培技術の確立を行っています。九十九里地域で取組んでいる「プレミアム夏ネギ」を実現する早期出荷の作型と抑制トマトとの2作体系の作型のそれぞれについて、播種・定植時期や栽植密度の影響等を明らかにする試験を行っています。
夏ネギ無加温パイプハウス栽培
[写真]夏ネギの無加温パイプハウス栽培


環境に配慮したネギ黒腐菌核病総合対策システムの構築

近年、県内のネギ産地では黒腐菌核病の発生が増えています。ネギ圃場は住宅地の近隣にあることも多く、環境に配慮して防除を行うことが望まれています。そこで、被害の程度に応じ、作型や肥培管理等の耕種的技術を組み合わせることで、産地における土壌消毒剤の使用量を減らした防除体系の確立を目指します。
黒腐菌核病
[写真]黒腐菌核病によるネギの被害

多様な用途に対応したメロンの収穫時期判定基準の作成

「購入後いつ食べていいのかわからない」という消費者の声に応えて、食べ頃を明示した販売をするためには、収穫時、出荷時のメロンの品質をそろえる必要があります。そのために、交配後の日数や果実の外観から熟度、糖度の関係を明らかにし、品種と作型ごとの収穫判断基準を作成します。
収穫期のメロン

[写真]収穫期のメロン

 

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よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター水稲・畑地園芸研究所 東総野菜研究室 

電話番号:0479-57-4150

ファックス番号:0479-57-6373

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