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更新日:令和6(2024)年2月28日

ページ番号:8456

落花生研究室 Peanut Plant Laboratory

研究の基本方向

落花生専門の研究室として、これまでに「ナカテユタカ」、「千葉P114号」(愛称:Qなっつ)、「おおまさりネオ」など、落花生の主要品種を育成してきました。食味が良く多収で、栽培しやすいことに加えて、最近では加工後の食味が低下しにくいなど新たな形質を備えた品種や付加価値が高く魅力ある品種の育成を目指しています。

また、落花生は輪作作物や環境に優しい作物として見直されていることから、これらの能力を向上させ、より多くの場面で落花生が利用されるよう、品種改良や栽培試験に取り組みます。あわせて、近年の気象条件の変化と収量・品質の関係を解明し、気候変動に対応した技術対策の確立にも取り組みます。

現在の主な取組

当研究室ではこれまでに19品種を育成してきました。最近では、ゆで豆用極大粒品種「おおまさりネオ」や甘みが強い煎り莢用品種「千葉P114号」(愛称:Qなっつ)は人気商品となっています。また、国内外から収集した約1,500品種・系統の遺伝資源を保有しており、その中には、莢や子実の形や色の変わったものや、機能性成分を多く含むものもあります。これらを活用して、付加価値が高く、収量・品質に優れた新品種の育成に取り組んでいます。

 栽培面では、新品種の特性に適した栽培方法や良質な種子を安定的に生産するための栽培方法、さらに、ゆで豆用品種では生莢出荷に向けた収穫・出荷体系の確立に取り組んでいます。あわせて、近年の気象条件の変化と収量・品質の関係を解明し、気候変動に対応した技術対策や乾燥方法の確立にも取り組んでいます。

おおまさりネオの株

[写真]極大莢で食味の良いゆで落花生用品種 「おおまさりネオ」

多様な遺伝資源

[写真] 多様な遺伝資源 

落花生の人工交配左:夕方に除雄、右:翌朝に交配

[写真]落花生の人工交配
(左:夕方に除雄、右:翌朝に交配)

 

左:「Qなっつ」、右:「ナカテユタカ」

[写真]左:「Qなっつ」、右:「ナカテユタカ」

 

 

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お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター落花生研究室

電話番号:043-444-0676

ファックス番号:043-444-0676

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