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更新日:令和6(2024)年3月7日

ページ番号:8454

果樹研究室 Deciduous Fruit Trees Laboratory

研究の基本方向

果樹研究室では、全国一を誇るニホンナシを中心に、落葉果樹についての試験研究を行っています。重点的に取り組んでいる課題は、次のとおりです。

  • 落葉果樹の高品質・安定生産技術の確立
  • オリジナル新品種の育成
  • 後継者が安心して就農できる生産技術の確立
  • 早期成園化・省力化に対応した栽培技術の開発

現在の主な取組

いや地現象軽減技術体系の確立

生産性が低下したナシの老木園が増加しており、改植が急がれています。しかし、改植した苗木がいや地のため生育不良になる事例が多く、問題となっています。そこで、いや地現象の特性を解明するとともに、それに対応した軽減対策を研究しています。

連作土(右)に活性炭を混和(左)すると生育向上

[写真]連作土(右)に活性炭を混和(左)すると生育向上

 

 

ニホンナシの新品種の育成

千葉県は日本一のナシ産地です。今後産地を一層発展させるため、生産者・消費者のニーズを満たし、他産地との差別化が図れる千葉県ブランド新品種の育成を行っています。

左端より「若光」、「幸水」、選抜中の有望系統(2列)

[写真]左端より「若光」、「幸水」、選抜中の有望系統(2列)

 

 

輸出実態に対応したナシの品質管理技術の開発

近年農産物の海外輸出が注目を集めていますが、ナシを東南アジアに輸出するためには40日以上の品質保持期間を確保しなければなりません。そこで、ナシを長期貯蔵する技術を開発するとともに、非破壊判別装置を活用して高品質な果実を判別する技術の確立を目指しています。

1-MCP処理後の常温期間が異なる「豊水」果実

[写真]1-MCP処理後の常温期間が異なる「豊水」果実(貯蔵40日後)

常温期間が長いほど果皮色の変化が大きい

 

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お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター果樹研究室

電話番号:043-291-0151

ファックス番号:043-291-5319

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