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更新日:平成29(2017)年10月24日

特産果樹研究室 Evergreen Fruit Trees Laboratory

研究の基本方向

県南地域の自然環境を活用した暖地性果樹の栽培の研究を進めています。暖地特産果樹の品目として対象とする常緑果樹のカンキツ(県内の平成27年度栽培面積170ha)、ビワ(同162ha)、熱帯・亜熱帯果樹及び暖地性の落葉果樹のカキ(同260ha)、キウイフルーツ(同49ha)は県南地域の丘陵地帯に適した品目で、地域の基幹作物として大きな役割を担っていますので、適する品種の導入や栽培技術の確立を行っています。また、ビワでは食味に優れ栽培しやすい品種を目指して、新品種の育成に取り組んでいます。

一方、東京湾横断道アクアラインや館山道、圏央道の整備が進み、県南地域を中心に観光・直売農業が注目を集めています。関係機関と連携をとりながら、観光・直売の果樹栽培を支援する品目・品種の導入や栽培技術を開発しています。

現在の主な取組

千葉県オリジナルのビワ新品種の開発

南房総特産のビワは果実が大きく、外観美麗で、食味が良い特徴があり、露地や加温施設で栽培されています。これまでに築いたブランドを維持し、安定生産を実現するため、露地栽培では耐寒性、施設栽培では耐高温性を有する本県オリジナル品種の開発を行っています。

富房

[写真]千葉県オリジナル品種「富房」

希房

[写真]世界初の種子なしビワ「希房」

ビワの低樹高栽培技術の確立

ビワ樹は高木性を示し、自然状態では樹高5m以上になるので、袋かけ、収穫など樹上で行う管理作業は困難で非常に危険です。そこで女性や高齢の生産者でも作業しやすい低樹高栽培技術を確立するため、土壌の量を変えてポットや盛り土による根域制限栽培の実証試験に取り組んでいます。

根域制限栽培1盛り土 根域制限栽培2ポット 根域制限栽培3地植え

[写真]ビワの根域制限栽培の様子、盛り土(左)、ポット(中央)、慣行の地植え栽培(右)

観光・直売に適した熱帯・亜熱帯果樹の品種選定と栽培技術の確立

気候が温暖で観光農業が盛んな南房総地域では、熱帯・亜熱帯果樹の導入が始まっています。特に、近年栽培が増えているパッションフルーツについては、長期間の観光需要に応えられるよう、施設及び露地栽培における新しい作型を開発し、収穫期間の拡大を図ります。また、チェリモヤについて品種特性を調査し、本県における導入の可能性を明らかにします。

 

  [写真]パッションフルーツの果実と花

千葉県に適したカンキツ類の優良系統の選定

(国研)農研機構果樹茶業研究部門で育成している中晩生カンキツ類の品種特性を明らかにして、千葉県に適した系統を選定しています。登録された品種は、更に、栽培特性を明らかにして観光・直売が盛んな産地に速やかな導入を図ります。

はるみ はるみデコポン

 [写真]県南地域で生産されている「はるみ」(左)(中央)と「不知火(しらぬい)」(商品名:デコポン)(右)の果実

県南地域におけるレモン有望品種の特性解明

レモンは南房総地域の特産果樹及び加工用果実の有望素材として、栽培が増えています。さらなるレモンの産地拡大を図るため、無加温施設栽培、露地栽培において、品種別に栽培条件の影響を明らかにし、千葉県に適した栽培様式を開発します。

グリーンレモン レモン

[写真]千葉県で生産されているグリーンレモン(左)、レモン(右)

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よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター暖地園芸研究所 特産果樹研究室 

電話番号:0470-22-2961

ファックス番号:0470-22-2604

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