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更新日:平成29(2017)年10月24日

生産環境研究室 Agro-Environment Laboratory

研究の基本方向

県南地域では、ビワ、食用ナバナなどの特産園芸作物や花き類を中心とした園芸生産や観光農業が行われています。こうした園芸生産で問題となる病害虫などを克服するための試験研究を行います。また、気象変動に対応した病害虫管理技術や新たな病害虫の早期診断技術の開発に取り組んでいます。最近急激に拡大している農作物の野生鳥獣被害を防止するための調査研究にも取り組んでいます。

主要な試験研究課題は以下のとおりです。

  • ビワ害虫カメムシ類の防除体系の確立
  • 食用ナバナ根こぶ病の防除対策の確立
  • 各種花き類の病害虫の発生生態解明と防除対策の確立
  • 気象変動による各病害虫の発生動向の把握とその防除対策
  • 農林作物の野生鳥獣による被害軽減化技術の開発

現在の主な取組

ビワ害虫カメムシ類の防除対策の確立

春から初夏にかけて収穫前のビワを加害するカメムシは、毎年その発生量が大きく変化します。これまでにカメムシ発生量の早期予測や、使いやすく改良された新型二重果実袋などを活用した防除体系を実証しました。今後はカメムシ類の飛来時期に合わせた効果的な防除技術の開発を行います。

[写真]袋をかぶせたビワを加害するカメムシ類

食用ナバナ根こぶ病の防除対策の確立

南房総地域の重要な特産品目である食用ナバナ栽培では、根こぶ病の発生が大きな問題となっています。そこで、畑の健康診断を行い、その結果を基に根こぶ病を予防的にコントロールする技術の検証を行います。

食用ナバナに発生する根こぶ

[写真]食用ナバナに発生する根こぶ

各種花き類の病害虫の発生生態解明と防除対策の確立

サンダーソニアの栽培では、球根を養成する間に生育が悪くなり、安定的に球根を確保することが難しくなっています。そこで原因となる病害虫を明らかにし、その総合的な管理技術を確立します。

サンダーソニア

[写真]順調に生育するサンダーソニア

気象変動による各病害虫の発生動向の把握とその防除対策

昨今の気象変動により、農作物で問題となる病気や害虫の発生には様々な変化が起きています。これまで、南方性害虫のミナミアオカメムシが県内での分布を急速に拡大させていることなどを明らかにしました。今後、気温条件がナバナ根こぶ病の発生に及ぼす影響や、チョウ目害虫の越冬生態の変化などを明らかにし、病害虫の発生予測技術の向上に役立てます。

ミナミアオカメムシ

[写真] 県内で分布を拡大させているミナミアオカメムシ

農林作物の野生鳥獣による被害軽減化技術の開発

イノシシを中心に野生獣による農作物被害の対策が進められていますが、大きく被害を軽減させられていない現状があります。そこで、野生獣による被害発生の要因を解明し、被害対策の基本となる環境整備、防護柵の設置、捕獲の効率的な運用方法を確立します。

イノシシ

[写真]水田に侵入するイノシシ

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よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林総合研究センター暖地園芸研究所 生産環境研究室 

電話番号:0470-22-2963

ファックス番号:0470-22-2604

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