ここから本文です。

更新日:令和2(2020)年3月5日

ページ番号:314559

06.東京湾漁業と千葉の貝塚遺跡

生物の楽園とその恵みに育まれた漁業文化

生物の楽園

 浦安から富津に至る東京湾沿岸地域には、かつて広大な干潟が広がっていました。干潟はゴカイ類、カニやシャコなどの甲殻類、アサリやハマグリ、アカニシ、ウミニナなどの貝類、ハゼやキス、イワシ、ボラ、カレイ、スズキ、クロダイ、アナゴなどの魚類の良好な生息地であるとともに、それらを食べるサギなどの鳥類が集まる生物の宝庫です。昭和30年代に始まった埋め立てにより、多くの干潟は失われてしまいましたが、現在でも海苔養殖やアサリ漁業、スズキ、カレイ、コノシロなどを捕る曳網漁や巻網漁、刺網漁が行われています。中でもスズキ漁業は、全国第1位の漁獲高を誇ります。また、東京湾で捕れたアナゴなどは、江戸前ブランドとして、高値で取引されています。

全国一の貝塚密集地帯

 この地域は、全国一の貝塚密集地帯でもあります。千葉市の加曽利貝塚、荒屋敷貝塚、市川市の堀之内貝塚、姥山貝塚など国指定史跡が数多く所在します。

 これらの貝塚遺跡からは、土器や石器のほか、貝殻や動物の骨が多数出土します。加曽利貝塚の貝層を調べたところ、イボキサゴ、ハマグリ、アサリ、シオフキ、オキシジミ、カキなどの貝殻や、クロダイ、マダイ、アジ、イワシ、サバ、スズキ、ボラ、イシダイ、フグ、エイ、サメなどの魚の骨が見つかりました。また、これらの魚を捕まえるための道具類(ヤスや網のおもり)も多数出土しています。

 1万年もの長い間、豊かな海の恵みに支えられて千葉の文化は育くまれてきました。

東京湾に広がる干潟

東京湾に広がる干潟

加曽利貝塚

加曽利貝塚空撮

千葉市 加曽利貝塚

東京湾の漁

昭和30年代の東京湾の風景
(故・林辰雄氏撮影写真・県立中央博物館蔵より)

東京湾の風景

昭和30年代の東京湾の風景
(故・林辰雄氏撮影写真・県立中央博物館蔵より)

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?