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更新日:令和7(2025)年1月24日
ページ番号:315304
(ちばけんきんれいづかこふんしゅつどひん)
重要文化財(考古資料)
昭和34年6月27日
令和2年9月30日(名称及び員数変更、追加指定)
木更津市富士見1-2-1(木更津市)
木更津市金鈴塚古墳は復元長95メートルの大型前方後円墳であるが、墳丘の大半は失われ、横穴式石室の周りが残されているにすぎない。しかし、横穴式石室から出土した遺物は、金属製品が非常に豊富で、とくに金鈴が出土したことによって「金鈴塚」とよばれるようになった。
主な出土品のうち、金属製品は非常に種類が多く、宝器類として銅鏡、金銅製透彫金具、様々な種類の大刀、鉄鏃、銀製弓弭などの武器、武具として鉄製衝角付冑、金銅製鞍金具、銅製馬鐸、鉄地金銅張杏葉などの馬具、装身具類として金鈴、金銅製耳環、銀環、瑪瑙製勾玉、水晶製切子玉、琥珀玉、ガラス丸玉、金糸、そして承台及び蓋付銅鋺などの容器類がある。この他に多量の須恵器、土師器なども出土している。
金鈴塚古墳の出土遺物が非常に多いのは、最低3回にわたる埋葬が理由であると考えられる。横穴式石室は、閉塞施設を開閉することによって遺体を追加埋葬することが容易にできるが、金鈴塚古墳の出土品を分類したところ、最低3時期に分かれることが判明した。金鈴塚古墳に埋葬された人物達は、木更津市を中心とした地域を治めた、後の馬来田国造勢力へとつながる系譜の人物であると考えられる。
馬具
大刀
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