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報道発表案件

更新日:令和5(2023)年11月29日

ページ番号:389400

羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会(定例会)の開催結果について(令和2年7月31日)

発表日:令和2年7月31日

千葉県総合企画部空港地域共生課

「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」では、国土交通省に対し、羽田空港の離着陸機による騒音軽減策等の検討・実施を求めています。
本日開催した協議会において、県から苦情発生状況について説明するとともに、国土交通省からは機能強化と騒音軽減策の状況などについて説明があり、連絡協議会から意見を述べました。

1県からの主な説明事項

羽田空港の航空機騒音に関する苦情発生状況

令和元年度に県及び関係市町に寄せられた苦情は124件。(前年度比35件増)

2国土交通省からの主な説明事項

(1)航空機騒音の現況について

  • 県内での航空機騒音の測定結果等の現況について説明。
    ⇒令和元年度における県内各地の航空機騒音の測定結果は概ね例年どおり。

(2)機能強化と騒音軽減策の状況について

  • 新飛行ルートの運用状況について説明。
    ⇒南風時の新到着ルート(いわゆる「都心上空ルート」)については、南風運用時は、15時から19時のうち3時間程度運用されており、本年3月29日から6月30日までの間に58日間運用された。
  • 富津沖海上ルートの運用状況について説明。
    ⇒令和元年度における北風好天運用(※南方面からの着陸機が富津沖海上ルートを使用)の比率は21.0%(平成30年度実績19.1%)であった。
    ⇒令和元年度は、平成30年度と比較して気象条件が悪い中であっても、海ほたる屋上の航空灯台の輝度向上の効果により、運用比率が向上した。当初見込んでいた運用比率25%には至らず、引き続き運用の徹底やモニタリングを継続し、運用比率の改善に努める。
  • 千葉県上空の従前からの飛行ルートにおける降下角引上げの検討状況について説明。
    ⇒新飛行ルートの運用状況を踏まえつつ、想定される様々な課題の解決策について検討していく。
  • 「羽田新飛行経路の固定化回避に係る技術的方策検討会」(6月30日設置)について説明。
    ⇒現在の滑走路運用を前提として、新飛行ルートの固定化回避に向けて考えられる技術的選択肢について多角的な検討を行い、今年度中にそれぞれの選択肢におけるメリット・デメリットを整理する予定。

(3)総合的なコミュニケーションについて

  • 羽田空港の機能強化や航空機運用等に関する情報発信などについて説明。

3国土交通省に対する連絡協議会としての意見等

  • 令和元年12月に締結した「確認書」の記載事項を今後も着実に履行すること。
  • 「富津沖海上ルート」を使用する北風好天時運用について、年間運用比率が最低でも25%以上となるよう、今後も継続して改善に取り組むこと。
  • 本県上空の従前からの飛行ルートにおける降下角の引上げの実施について、しっかりと検討を進めること。
  • 新飛行ルートの固定化回避策の検討に当たっては、本県への騒音負担のしわ寄せがないようにすること。
  • 新たな管制技術や技術進展なども踏まえ、飛行ルートの分散化や更なる高度引上げなど、長年の懸案である本県上空の飛行ルートの更なる騒音軽減策を早期に示すこと。
  • 羽田空港の機能強化や航空機運用等について、引き続き、住民への詳細な説明と積極的な情報公開に取り組むこと。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部空港地域共生課羽田空港騒音対策室

電話番号:043-223-2283

ファックス番号:043-224-8250

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