羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会(定例会)の開催結果について(平成27年11月17日)
「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」では、国土交通省に対し、騒音軽減策の検討・実施を求めているところですが、本日開催された連絡協議会において、国土交通省から以下のとおり説明があり、連絡協議会から意見を述べました。
国土交通省からの説明内容
1南風好天時における北側ルート
- 4000フィートから4500フィートへの高度引き上げについては、4月2日から本運用を開始し、順調に運用している。
- これ以上の対策は、安全上の問題、成田空港を離着陸する経路の関係から、中長期的課題とならざるを得ないが、引き続き実現が可能な方策を検討していく。
2南風悪天ルート
- 気象条件に左右される点はやむを得ないが、比率の低減に向けた運用を徹底していく。
3富津沖海上ルート
- 気象条件により海上ルートが可能な場合は、運用を徹底していく。
4首都圏全体における騒音分担について
- 羽田空港機能強化に向けた双方向の対話(説明会等)において寄せられた意見の概要について説明。
連絡協議会としての意見等
1南風好天時における北側ルート
- 500フィートの高度引き上げは、騒音軽減策として十分なものではないことから、更なる騒音軽減策の検討、実施を求める。
2南風悪天ルート・富津沖海上ルート
- 気象条件によるとの説明だけでは住民の納得を得られるものではないことから、騒音軽減に向けた対策の検討、実施を求める。
3首都圏全体における騒音分担について
- 都心上空ルートは、首都圏全体での騒音分担の具体化に向けた第一歩と評価しているものの、都心上空ルートの運用の詳細が固まった後に、千葉県側に一方的に示されるのでは承服できない。千葉県側の意見も踏まえて、検討を進めてもらいたい。
- 都心上空ルートの運用が、千葉県の騒音負担の軽減につながるようにするとともに、羽田空港の機能強化に伴う本県上空の飛行ルート下での具体的な運用方法等について早急に提示することを求める。
- 都心上空ルート下の東京、神奈川、埼玉で説明会が開催される中、千葉県側に対しても国による住民への直接説明を求めるとの市町の意見を真摯に受け止めた上で、対応について協議するよう求める。
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