ここから本文です。

更新日:令和4(2022)年7月14日

ページ番号:16330

羽田空港の発着枠の拡大(時間29便→30便)への対策について

趣旨

国土交通省が、羽田空港の昼間時間帯(6時~23時)の発着枠を1時間あたり29便から30便へ拡大する方針を示したことから、平成17年8月26日、千葉県から国土交通省に騒音等の影響の軽減策を求めました(PDF:66KB)

またその依頼に対し、平成17年8月29日に、下記のとおり国土交通省から対策について回答がありました。

国土交通省回答

平成17年8月29日付け国土交通省航空局飛行場部長発千葉県総合企画部長あて

羽田空港の処理容量の拡大に際しての騒音対策等について(回答)

飛行方式の改善等について

  1. 北風着陸
    • 北風時に、木更津市、富津市、君津市に対する環境対策として実施している、22時台及び6時台の着陸便の進入開始高度を3000ftから4500ftに引き上げることについては、その運用の徹底を図る。
    • 当該運用を21時台までに拡大することは、現状の当該時間帯の羽田の運航状況の中では極めて困難ながら、運用の実態を見つつ、可能な限り実施時間の前倒しに努めることとする。
    • また、現在実施していない7時から8時30分までについても、現行22時台の運用(進入高度引き上げ)を実施することとする。
  2. 南風着陸
    • 南風好天時で視認進入が行われる場合は、千葉市、市原市に対する環境対策として、千葉県陸域上空の通過高度を、運用時間の全般に渡り現行3000ftから3500ftとする。
  3. 北風離陸
    • 浦安市上空の飛行を可能な限り回避する現在の飛行方式の徹底を図る。
  4. 南風離陸
    • 今春より実施している可能な限り浦安市上空の飛行を回避する措置の徹底を図る。
    • これによっても上空を通過する場合は、海岸線を5000ft以上、市の中心部においては7000ft以上とするよう努力する。
  5. その他
    • 現在取り組んでいるRNAV運航方式(より精度が高く環境にやさしい運航方式)の早期の実現を図り、千葉県陸域上空での騒音の低減化を鋭意進めることとする。

騒音の常時観測装置の設置について

平成17年度においては更に2ヶ所の追加設置を行う。

電波障害について

電波障害の調査については、その範囲や頻度を推定するためのより詳細な調査を行う。

機材の低騒音化について

再拡張時に行うとしていたB747の旧タイプの乗り入れ制限を前倒しして実施することを検討する。

連絡体制について

国際国内にかかわらず深夜早朝便の運航で、大幅に経路を逸脱した航空機があった場合の連絡を徹底する。

参考資料

羽田空港の増枠及びその配分について外部サイトへのリンク(平成17年8月29日国土交通省発表資料)

お問い合わせ

所属課室:総合企画部空港地域共生課羽田空港騒音対策班

電話番号:043-223-2283

ファックス番号:043-224-1896

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?