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更新日:令和5(2023)年10月30日

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第2回木更津港長期構想検討会の開催結果について(令和5年8月22日(火曜日)開催)

1.開催日時

令和5年8月22日(火曜日)午後3時から午後5時

2.開催場所

エルシオンKISARAZU 3階「スプラッシュ」

3.出席者

出席者名簿(PDF:119.2KB)

4.配布資料

※一部ファイルサイズが大きいものがありますので、デスクトップなどに保存してからご覧ください。

次第(PDF:68.1KB)

木更津港長期構想検討会設置要綱【資料1】(PDF:213.5KB)

課題と長期構想に向けた検討事項について【資料2】(PDF:4,517.4KB)

5.議事

議事(1)課題と長期構想に向けた検討項目について

事務局から資料2に基づき、課題と長期構想に向けた検討項目について説明。

(主な意見)

(A委員)

  • 圏央道が完成することで、木更津から北関東への流通に繋がり、新規貨物取扱いの可能性がある。そのために、倉庫用地などの荷物を保管する場所を確保し、木更津港を発展させていきたい。
  • 今後の港の発展に向け、岸壁の延伸をしてもらいたい。
  • 木更津航路は狭いため、貨物船とプレジャーボートの棲み分けを行い、安全性を確保するべきである。

(B委員)

  • カーボンニュートラル実現に向け、水素・アンモニア等の輸入・製造・貯蔵・供給する施設をコンビナート周辺で設ける必要があるが、企業の敷地のみでは用地不足により対応が困難となる可能性がある。
  • カーボンニュートラルへの対応として、水面貯木場の将来構想には企業側としても非常に注目しており、木更津港はカーボンニュートラルに向け非常に重要な役割を担う。
  • 県全体としてカーボンニュートラルを実現し、競争力強化に繋げられれば良いと考えている。

(会長)

  • カーボンニュートラルの施設配置だけでなく、パイプライン、タンクローリー等を含めて、サプライチェーンとして港湾がどのように対応すべきかが大事である。安全・安心を重要視したカーボンニュートラルへの対応が重要になる。

(C委員)

  • 吾妻地区(内港)の整備をするために、ガット船の移転先である木更津南部地区の船だまりの整備を早急に検討するべきである。
  • 大型クルーズ船に対応した木更津南部地区H岸壁の延伸等を考慮した水面整理場の使い方を早急に検討すべきである。

(D委員)

  • パークベイプロジェクトと一体的な形での整備として、吾妻地区の交流厚生用地の早期整備をお願いしたい。そのためには、ガット船の行先の確保が大事であるため、木更津南部地区の小型船だまりの早期整備をお願いしたい。
  • 圏央道の開通により木更津港に対する物流の要請がますます増えていく中で、クルーズ船の誘致をまちづくりの一環として進めているため、12m岸壁の1バース延伸をお願いしたい。
  • 首都直下型地震が懸念されている中、木更津南部地区には耐震強化岸壁が整備されていないため、早期整備をお願いしたい。

(E委員)

  • 木更津港はエネルギー拠点、交通拠点などの優位性から東京湾の経済を支える重要な拠点港である。
  • 吾妻地区では、県・市・商工会議所は一体となった港を活かしたまちづくりが行われ、老若男女に親しまれ、利用されている。特に水辺を生かした施設の建設や子供たちの体験の場が提供されている等、今後も官民一体となった取組により、益々みなとまちづくりとして賑わいの充実が形成されることが期待される。
  • 木更津港の水際線には、元気な松が育ち、海から街を視る景観は、日本、木更津港の特徴としてポテンシャルになると思うので意識してこの景観を活かして欲しい。臨港地区が広域であるが、対岸が視認できることも景観形成として優位性がある。
  • カーボンニュートラルの観点からは、港湾と都市の緩衝緑地の厚み(ボリューム)、大企業、工場周辺を取巻く緑の豊かさは、港湾計画にも、この港の強みとして、ブルーカーボンの取組と共にグリーンカーボンの質、量等を打ち出してもよいのではないかと思う。
  • クルーズ船が寄港する港に求める条件として、「美しい景観」「市街地への近さ」「歴史等の地域資源」「自然」「アクティビティ」などが挙げられている。
  • 木更津港周辺近隣では、商業施設や潮干狩り体験等ができる場所がある。また、寄港時間内で神社・寺等、自然、クルーズ観光客に人気の体験型のオプショナルツアーを計画することができそうであり魅力的である。
  • 南部地区の岸壁をクルーズ船の受入環境としての玄関口にする際には、市街地へのアクセスが課題になるのではないかと思う。港湾計画改訂では、木更津港臨港地区の全体的な土地利用を検討してもよいのではないかと思う。

(F委員)

  • 長期構想なので、従来にない新たな要素として、圏央道が整備されることで、新たな人流・物流が期待でき、大きな変化だと思う。また、このエリアは製鉄所や発電所など、京葉臨海コンビナートに関連する企業がたくさんあるので、カーボンニュートラルもこれから変化が起こる要素になる。
  • 木更津港においてはクルーズ船寄港もこれからの要素としてポテンシャルはあるため検討していただきたい。
  • 企業が立地できる用地の確保や新たなバースを検討する必要がある。
  • 富津地区は水深が浅く利用しづらいが、将来のポテンシャルを考えれば、増深を視野に入れた機能再編を検討されても良いと思う。
  • 吾妻地区は水域も広すぎないため、うまく作れば海を感じられる良い賑いエリアになることを期待している。
  • 木更津南部地区は物流や産業、吾妻地区は賑わいといった中心となる機能を地区ごとに考えていくと良いと思う。
  • 関係者間の相互調整を図りながら、議論を尽くして、実行できる良い計画にして頂ければと思う。

(G委員)

  • 将来目標とする外航船の誘致を目指して、多くのクルーズ客の送迎機能を考えていく必要がある。
  • パークベイプロジェクトについては、交流厚生用地の活用や他の自治体と連携した産業振興を考えていきたい。

(H委員)

  • 富津地区の公共岸壁の利用促進に向け、SOLASエリアの延長や12m以上の岸壁整備を検討していただきたい。
  • 富津みなと公園は非常にきれいなので、アピールしていきたい。

(会長)

  • 富津地区にも風光明媚な場所があることをアピールした方が良いと思う。
  • 岸壁の水深は、いきなり12mでなくとも、9mまで増深することで大きな船が受入れられる。また、耐震岸壁の整備との関係も考えると良い。

(I委員)

  • 君津地区は鉄鋼関連の船舶が大型化しているため、増深に力を入れていただきたい。
  • 維持管理面では、適切な浚渫が非常に大事である。
  • 企業のカーボンニュートラルの取組に合わせた長期構想にしていただけるとお互いプラスとなる。

(J委員)

  • 災害対策について、大規模地震だけではなく、スーパー台風など甚大化する自然災害への対応が大事であり、老朽化対策を含め、強い港づくりが長期構想には必要である。
  • プレジャーボートと貨物船の棲み分けでは、通行ルールを作るなど他港の事例などを参考にすると良い。
  • 木更津港は、砂が堆積しやすく、水深が浅くなりやすいエリアのため、事故防止のために維持浚渫が大事である。
  • 吾妻地区を賑わいの場所に発展させるうえで、船からのアプローチも考慮した機能を検討する必要がある。

(K委員)

  • プレジャーボートと貨物船における航路の棲み分けが必要だが、放置艇、不法係留艇は、指導が出来ないことから、ユーザーへの航行安全の指導のためにも、係留施設を増やす必要がある。

(会長)

  • 放置艇については、大きな問題であるため、他港の事例も参考にして、早急に解決していく方法を検討する必要がある。

(L委員)

  • 港湾関係者にとって、物流の課題が非常に切実であり、短期的で現実的な課題が多いと感じた。
  • 圏央道開通による物流需要やカーボンニュートラルにおける新たな産業展開の可能性など、長期的な視点での検討が必要である。
  • 短期的な課題はよく整理できているが、長期的な利用を見据えた検討が必要であり、港の目指す姿、いわゆるキャッチフレーズのような皆さんがイメージを共有できるものも必要である。
  • ガット船は港湾工事においても重要な役割を果たしており、作業船関係の港湾の中における位置づけをご検討いただきたい。

(M委員)

  • 長期的な取組で考えると、もう1バース12m岸壁といった話があり、港湾計画においては整理が必要である。また、砂利・砂対応岸壁の老朽化対策も検討する必要がある。
  • 中古自動車では、モータープールの確保や使い方をどうするかも大事な問題である。
  • 現状で岸壁水深7.5mはあるので、物流の働き方改革である2024問題として、RORO船対応の9mバースを富津地区に位置づけるなど、新たな検討を加えても良いと思う。

(N委員)

  • 吾妻地区から木更津南部地区へのガット船の移転は20~30年前からの話であるため、一刻も早く移転することが強い要望である。

以上

お問い合わせ

所属課室:県土整備部港湾課企画班

電話番号:043-223-3843

ファックス番号:043-227-0928

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