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更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:407251

知事臨時記者会見(令和2年12月17日)概要

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日時

令和2年12月17日(月曜日)16時30分~16時46分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年12月17日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. 年末年始の感染拡大防止のための対策の実施について

感染拡大防止のための集中的な対策の実施について

知事

先ほど、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しましたので、御報告を申し上げます。

本県では、11月30日から12月22日までを集中的な対策の実施期間として位置づけ、従来からお願いしていた基本的な感染防止対策の徹底を働きかけるとともに、東葛地域において飲食店での酒類の提供は22時までとすることなどについて、今までお願いをしてきたところでございます。

しかしながら、全国的にも新規感染者数が過去最多となる日が続くなど新型コロナウイルス感染症が急速に拡大しており、本県における新規感染者数は一旦は落ち着いたように見えたのでございますが、12月10日にこれまでで最多となる150名となり、その後も100名を超える日が続きました。

現在は、感染の拡大を防止するための非常に重大な局面に来ていると、そのように思っております。このままの感染の状況が続くと、一般医療への深刻な影響が出ます。すなわち、これまでどおりの医療が受けられなくなるおそれがあります。地域の医療提供体制の維持のためにも、特に年末年始の感染者数の増加は何としても抑える必要があります。こうした状況を踏まえて、新たな協力を要請することといたしました。

今回、新たな取組として、12月23日から1月11日までの20日間、東葛地域及び千葉市において酒類を提供する飲食店の営業を22時までにしていただくことを協力要請するところでございます。また、協力いただいた中小企業、個人事業主の方々には、1店舗ごとに80万円の協力金を支給する制度を創設いたします。

飲食店の皆様には、店舗やホームページ等で営業時間の短縮等の周知をお願いします。周知のための掲示物の例を県ホームページに掲載しますので、御活用ください。また、協力金の申請時に提出できるよう、掲示した様子を写真などにより記録しておいてくださるよう、お願いを申し上げます。

改めて全ての県民の皆様へお願いがございます。感染リスクの高い場所への不要不急の外出は控えてください。また、買物等で外出する場合は、人数や時間を最小限にしてください。それから、特に高齢者の方は、感染リスクの低い場所で少し運動してください。適度な運動というのは非常に大事だと聞いておりますので、それを心がけてください。

また、年末年始は、できるだけ静かに過ごしていただきたいと思います。年末年始の帰省や参拝は、混雑する時期を避けてください。多くの方が休みとなる年末年始が感染拡大抑止の機会となるよう気をつけていただきたいと思います。

次に、クラスター防止対策についてでございます。高齢者施設等においては、いま一度、感染防止対策を確認していただき、特に職員、利用者の健康管理の徹底をお願いいたします。

また、学校においては、部活動でクラスターが発生していることを踏まえて、飲食時、休憩時、更衣時の、身体的距離の確保と会話の禁止の徹底をお願いするところでございます。でも、クラブ活動で今度はこういう大会がある、ああいう試合があるというときに、どうしてもやっぱり若いですから張り切っちゃうところもあるんですよね。でも、ここはやっぱり先生とか担当の教師が、今はこういうときだから、こういう基本的なことを守ろうよということを、ぜひ学生さんに、子供たちに言っていただきたいなと、そのように思います。

医療従事者の皆様には、絶え間のない御尽力、御協力を頂いて、大変心から感謝を申し上げます。今後の医療提供体制について、昨今の感染状況を踏まえ、入院、ホテル療養、自宅療養の基準について見直すことといたしました。また、さらなる感染者の増加に備え、重症者の状況など本県の感染状況に合わせた形で、「フェーズ4」への移行の考え方について整理をいたしました。

最後に、改めて県民の皆様にお願いです。こういうときです。私たち一人ひとりがしっかりと注意しなければなりません。こまめな手洗い、うつらない、うつさないためにも、マスクの着用、それから換気、そして適度な加湿、それから運動、これも大事でございます。何しろ基本的な感染防止対策の徹底を県民の皆様に改めてお願いをいたします。

以上でございます。ありがとうございました。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。まず、全体的なお話を伺います。改めて、なぜこのタイミングで飲食店の自粛要請を含めた今日の施策に至ったのかというところが1点。そこに至る背景として、現状への危機感があると思うのですけれども、知事として現状の感染状況をどのように捉えているかというところを伺えますでしょうか。

(知事) 

まず、我が千葉県は、県民の皆様の努力によって、ずっと新規感染者は2桁を維持してきたんですよ、頑張ってくださって。ところが、直近7日間、新規感染者数が3桁と。これは増加傾向となっております。今ここで何とか抑えないと、一気にまた上がっていっちゃうと、そういう危機感は持ちましたね。それと、大変なことは、これがもっともっと爆発的に増加するようになってしまうと、一般的な医療を提供するということが非常に難しくなってきます。ですから、改めて県民の皆様に今ここでお願いをしたところでございます。東京も今日は800を超えているということも聞いております。これはやっぱり首都圏1都3県が本当に連携してやっていかなければならないということ、それと同時に、東京が収まらなければ隣県が収まるわけはないですよ。ですから、その辺は私たちしっかりとした情報共有を含めて連携していかなければならないなと、そう強く感じるところでございます。いずれにしても、どの方策が特効薬だというのはないんですよね。でも、最後の最後はやっぱりお一人お一人が、基本的な防止策、基本的なことをしっかり守って頑張るしかないのかなと、そのように思います。

(記者)

すみません、もう1点だけ。今回、千葉と東葛を飲食店の自粛エリアにしたところですけれども、その地域の対象について、どうしてこの地域をというところを教えていただけますでしょうか。

(知事)

人口10万人当たりの1週間当たりの新規感染者数がありますが、東葛地域においては、その数が15人を超えているんですね。これ、感染拡大しております。そして、千葉市においては東葛地域に隣接していると同時に、新規感染者数も多く発生している。そのようなことから同様な対策を取る必要があると思ったのでございます。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

よろしくお願いします。私からは医療提供体制についてお聞きいたします。現段階ではまだ病床確保計画におけるフェーズは3のまま据え置かれていると思うのですが、今後4に移行した場合、その段階的な運用についても、今日方針が決まったということだと思うのですけれども、例えば病床を増やすとともに、それをケアしたりする医療従事者、この辺の確保も非常に重要かと思いますが、それについては何か具体的な取組等ございますでしょうか。

(知事)

今、本日の段階では「フェーズ3」が維持されているところでございます。これが「フェーズ4」になったら、本当に一般医療に相当影響が出てきますので、これは何としても避けなきゃならない。その「フェーズ4」においても段階的なやり方を私ども考えております。ちょっとその辺、説明してください。

(職員)

病床を転換したり、スタッフを新たに確保といいますか、配置転換したりとか、そういったことが必要でございますので、段階的にやっていくにしてもそういったことを準備期間が必要でございますので、病院のほうと丁寧に協議をしながら進めていきたいと思います。

(知事)

今、千葉県は、重症者は結構少ないですよね。15名という。これはまさしく、私どもいろいろなお願いをして、医療従事者、関係者の皆さんが踏ん張ってくれていることだと思っております。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

よろしくお願いします。まず、この要請の期間についてですけれども、今、要請はいずれも1月11日までとなっていますが、年末年始の感染拡大の状況次第で、これをさらに延長する可能性があるかどうか、お伺いします。

(知事)

それはそうだよね。これね、明日というのは本当分からないんですよ。東京が800人を超えたと言って、じゃあ千葉県は絶対そんなことないのかと。絶対ということはないですよ。ですから、私どもは一応こういう方針でするけれども、それはその時々の状況の変化、それにもしっかり対応していかなければならないと、そう思うところでございます。

(記者)

あと、もう1点ですが、医療提供体制について、今回、自宅療養が解禁されました。自宅療養は県がこれまで避けてきたことだと思うのです。そのためにホテルも確保したり、一時期はメッセを使うという話もあったりで。今回これを解禁せざるを得なくなったことに対する所感をお願いします。

(知事)

では、その辺詳しく、どうぞ。

(職員)

後ほど資料のほうで説明と併せてさせていただきますけれども、これだけ感染者数が増えてきますので、入院のほうでは重症化リスクの高い人を優先して入院していただくというようなスタンスをもっと強く持っていかざるを得ないということでございますので、そうすると、やっぱりホテルのほうにももうちょっと行っていただかないといけないですし、そういう流れの中にあっての制度というようなことで御理解いただければと思います。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

時短要請に関して、東葛の飲食店からは、これまで22日を目標に頑張ってきたけれども、またこれから時短をしなきゃいけないということで、お金は出ることにはなりましたけれども、書き入れどきの年末年始の営業利益が少なくなるという、苦しい声も聞こえてくるかと思うのですが、その辺りに関しての知事のメッセージ等ありましたらお願いいたします。

(知事)

そうですね、これは本当に私どもとしても心苦しいし、協力金が出るとしても、やっぱり皆さん、仕事をして、汗をかいて毎日を過ごしたいと思っていると思うんです。ですから、実は私どもこの時短の前に、「営業はしてください。しっかり仕事をしてください。しかし、何とかこういう時期だから、お酒は22時以降は勘弁してよ」ということをお願いしてきたんです。これも僕はある程度は効果があったというか、協力していただいたと思います。でも、もうその域を超えているんですね。今、この感染状況を見ますと。そうなっていくと、事業者の皆さんに、またそれを楽しみにしている県民の皆さんに対しても、本当に申し訳ありませんが、このような形を取ったんでございます。

(記者)

それに関連して、年末年始、帰省を楽しみに、あるいは忘年会を楽しみに、新年会を楽しみにしている人たちも多いと思いますけれども、今回、強い要請ということで、その辺りの知事の思いがありましたら改めてお願いします。

(知事)

そうですよね。年末年始、はっきり言って私だって、一杯やってみんなでワーッと、カラオケでも歌おうやなんて、そんなような気分のときですよ。そのときにおいて、県が皆様に何とぞお願いするということは、これだけ今逼迫しているということを、私、県民の皆様に御理解賜りたいと思うんですよ。ですから、今踏ん張ることが早く打倒コロナになるんだぞと。そして今、ワクチンもいろんな形で出てきております。ですから、この年末年始を、皆さんで何とか今回静かに過ごそうやと、こういうことを、心苦しいのでございますがお願いしているところでございます。

(記者)

ありがとうございました。

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  • 飲食店の営業時間短縮に関すること
    →新型コロナウイルス対策本部【電話】043-223-4318

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ファックス番号:043-225-1265

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