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更新日:令和5(2023)年12月22日

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知事定例記者会見(令和2年2月6日)概要

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日時

令和2年2月6日(木曜日)10時30分~11時05分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和2年2月6日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 「ちばアクアラインマラソン2020」について
  3. 「千葉ものづくり認定製品」の認定について
  4. 「ちばアート祭2020」について
  5. 「千葉の地層10選」について

知事発言

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応について、お話をいたします。

中国を中心に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症については、県内においても昨日までに4名の患者が確認されております。県では、先月23日に健康危機管理対策本部を設置し、県民の安全・安心を守るため、関係機関と連携して、感染の拡大防止に向け全庁一丸となって取り組んでいるところでございます。こうした中、先月29日に中国・武漢市から政府のチャーター機の第一便で帰国された方のうち、検査後、症状がない方について、国の主導により、県内ホテルで経過観察のため受け入れが行われており、県においても、国や勝浦市と連携し、全面的にバックアップをしているところでございます。新型コロナウイルス対策について、何よりも県民の皆様の生命と健康を守ることを最優先に、緊張感を持って必要な対策を実行し、感染拡大防止に全力を尽くしてまいります。県民の皆様には、咳エチケットや手洗い、うがい等、通常の感染防止対策をしっかりと行っていただくとともに、新型コロナウイルス感染症に関する正しい情報に基づき、冷静に対応していただきたいと思います。なお、本日午後から、第3回目となる対策本部会議を開催することとしております。

「ちばアクアラインマラソン2020」について

知事

次に、ちばアクアラインマラソンについて、お話をいたします。

10月18日の大会開催まであと250日余りとなりました。昨日、実行委員会総会を開催し、ランナーの募集要項を決定したところでございます。このうち主なものを御説明申し上げます。募集要項では、一般枠のほかに特別枠を10種類御用意いたしました。中でも新しい取組の1つである初心者向けの「スマイル枠」は定員を150人といたしました。来月には、「スマイル枠」での参加を目指す方に向け、PR大使の千葉真子さんらを講師としてランニングクリニックを開催し、サポートしてまいります。また、前回大会で特に好評を頂いた「アスリートランナー枠」の定員を500人から600人に、「外国人ランナー枠」の定員を350人から500人へと大幅に増やしました。そのほか、チャリティーを通じて災害からの復興を支援する「チアアップ枠」など、様々な特別枠を設けました。ランナー募集は2か月後の4月3日から始まります。皆様には、大会公式ホームページを御覧いただき、御自分に合った出走枠でお申し込みをしていただきたいと思います。また、千葉真子さんに続き、2人目のPR大使にオリエンタルラジオの藤森慎吾さんに御就任いただくこととなりました。前回に引き続き、ハーフマラソンに出走していただけると聞いております。今大会では、昨年の台風や大雨の被害から力強く復興する元気な千葉を全国に向け発信していきたいと考えております。ランナーをはじめとする多くの皆様を日本一のおもてなしの心でお迎えし、思い出に残る素晴らしい大会にできるようしっかり準備してまいります。ぜひ多くの皆様に千葉にお越しいただきたいと思います。

「千葉ものづくり認定製品」の認定について

知事

次に、「千葉ものづくり認定製品」について、お話をいたします。

県では、中小企業が開発した優れた製品や独創的な製品を「千葉ものづくり認定製品」として認定し、広く情報発信するとともに、販路開拓の支援を行ってまいります。これまでに159製品を認定いたしましたが、今回新たに6製品が加わりましたので御紹介いたします。1つ目は、有限会社昌永工機が開発した持ち運び可能な「硬さ試験機」です。小さな部品や大きな物体、食品やプラスチックなど、幅広い材料の硬さをいつでもどこでも測ることができます。2つ目は、有限会社成島畳店が開発した、滑りにくく、歩きやすい「畳」でございます。転倒時の衝撃を緩和し、軽量で持ち運びしやすく、小さいお子さんや高齢者のいる世帯や施設で活用できます。3つ目は、P.PANEL合同会社が開発した再生樹脂の「プラパネル」でございます。従来のプラスチックパネルに比べて軽量で、重機の重さにも耐えられることから、農場の通路の敷板など、幅広い用途に対応できます。4つ目は、大有株式会社が開発した「台車用運搬具」でございます。コンテナを高く積み上げた複数の台車を固定し、同時に安定して運ぶことができます。5つ目は、ケーエムマテリアル株式会社が開発した、造船所で船を陸に揚げる際の台として用いられる「人工樹脂の盤木」でございます。腐食やひび割れにも強く、耐久性に優れております。最後は、株式会社吉野機械製作所が開発した「全自動プレス機」です。モーター部品に使われる金属板を高速プレスし、穴を打ち抜く作業を全自動化することで、生産効率の向上を実現した装置でございます。この後、正午からは、このホールで認定製品の展示を行います。また、午後1時10分から、私も出席し、認定証の交付式を行います。本県には、高い技術力を誇るものづくり中小企業がまだまだたくさんあります。今後も、こうした企業を積極的に支援し、地域経済の活性化に努めてまいります。

「ちばアート祭2020」について

知事

次に、「ちばアート祭2020」における「チームラボ」の作品展示について、お話をいたします。

「ちばアート祭2020」は、東京オリンピック・パラリンピックで本県を訪れる多くの皆様に楽しみながら千葉の魅力を感じていただくため、大会開催期間に合わせ、8月1日から9月6日まで開催をいたします。今年のアートの展示には、世界的に活躍し注目されているアート集団「チームラボ」に参加していただくことが決まりました。展示会場となる千葉ポートパークと香取市小野川周辺には、光と音が織りなす幻想的なアート空間が出現し、見るだけではなく、直接触れて体験できる作品となる予定でございます。「チームラボ」は、その場所が持つ魅力を存分に引き出し、自然と一体となった屋外アートを展開することで、多くの方々を魅了していると聞いております。都市の中にあるポートパークや歴史的町並みがどのような空間になるのか、どうぞ御期待くださいませ。

「千葉の地層10選」について

知事

最後は、千葉の地層10選について、お話をいたします。

先月17日にチバニアンが正式に決定され、地質年代に初めて日本の地名が刻まれました。県では、これを契機に、多くの皆様に県内各地にある地層への興味・関心を持っていただきたいとの思いから、千葉の地層10選を選定いたしました。県内には様々な地層がありますが、10選には、皆様が訪れやすく、見どころがあり、時代の特徴を楽しむことができる11か所を厳選いたしました。主なものを御紹介いたします。まずは、銚子市の屏風ケ浦でございます。ダイナミックな地形と地層の縞模様がとても美しく、海の波によって削られた岸壁が約10キロにわたり続き、遊歩道から間近に見ることができます。私、40年ぐらい前ですか、コマーシャルをこの屏風ケ浦でやったことがあるんです。そのときに、まさしく絶景だなと、すげぇな、日本にもこんなところがあるんだなと、そう感じたこともありました。また、館山市の沼サンゴ層では約80種類もの様々なサンゴの化石を、印西市の木下貝層では絶滅種の貝類の化石などを観察でき、かつての海の状況を知ることができます。そのほかにも、1億2,000万年前から現代までを代表する県内各地の地層を選びました。今後、県ホームページでの紹介や、中央博物館でのパネル展を開催するなど、PRをしていく予定でございます。ぜひ多くの皆様にお越しいただき、千葉の地層の魅力を感じていただきたいと思います。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。まず、知事、昨日から公務に復帰されました。インフルエンザにかかられまして、しばらく療養されていましたが、現在の体調はいかがでしょうか。

知事

私、風邪は引いたことがあるんですけれど、インフルエンザって今までかかかった記憶はないんですね。うちの家内に聞いてもないと言うし、多分初めてかかったのかなと、そう思いました。でも、私も相当注意していたんですけれど、かかってしまって、やっぱりウイルスというのは怖いなとつくづく感じました。まだ何かだるいというか、もう一つ頭の回転がうまくいかないというか、でも、もうエンジンはかかってはいるわけですから、一生懸命やります。

記者

知事が療養されていた間、県内では、例えば新型コロナウイルスの患者発生等、いろいろな問題が生じておりましたが、この間、例えば知事と県庁との間のやり取りについて特に問題はなかったでしょうか。

知事

私も、コロナウイルス、実は、お国との窓口は滝川副知事に全面的にやっていただいていまして、逐次、私のところに電話が来たりメールが来たりやって、私もいろいろな指示はしておりました。全く問題はありませんでした。本当に、両副知事をはじめ担当部局が本当に頑張ってくれておりますので、私もほっとしております。これから、私はもっともっと前面に立ってやりたいと、そのように思っております。

記者

関連して、冒頭、知事もおっしゃっておりましたが、武漢から帰国された邦人の方が今も県内のホテルに経過観察で滞在されている状況です。非常に長い期間になりまして、邦人の方も、それを支えるホテルの従業員の方も、非常に疲労が蓄積しているのではないかと見られますが、そういった中、県としてどういったケアができるか、何かお考えがあればお願いいたします。

知事

私、滝川副知事から、「お国のほうから、今、大変なことになって、緊急を要する、こういう申し出が来ている」、そう話を聞いて、「チャーター機ももう立たなきゃいけない。ところが、帰ってきてからの受入れのところがまだ決まっていないんだ。何とか、千葉県、協力してほしい」、そのような話を受け、そして、三日月さんが、「県がバックアップし、協力し、そして勝浦市もやってくれるならば、受け入れても良い」という大変な英断をしてくれました。三日月の社長がおっしゃっているとおり、小髙社長ですか、日本人として、日本の人たちを助けるんだ、こういう国の一大事で、自分たち、頑張ろうじゃないかという、大変な英断だったと思うし、心から敬意を表すると同時に、だからこそ国はしっかりとやってもらいたいし、県としても、市と一緒に協力しながら県はできる限りのことをやるべきだと、そのように思っています。私も知事として官邸のほうに連絡を取って、「これだけ事業者にしてみたら大変な決断なんだ。ですから、風評被害も含め、それから、これから、いろんな諸問題は国がしっかりと全面的に対応していただきたい。もちろん、県としてもできる限りやっていきます」、そのような連絡を取りましたら、「もちろんだ。できる限りのことをやるし、何かあったらいつでも言ってくれ」、そのような答えをいただきました。そのようなことで、こうなるといろいろな意見が出てきます。それは、私も、ホテルという事業を見ていると、小髙社長の大変な決断だと思います。でも、やっぱり、こういうときこそ助け合うという、そのお気持ち、決断に、私は心から敬意を表するとともに、県としても、人道的見地からもしっかりやらなきゃいけないと、そのように思っています。また、こういうことで、風評といいますか、学校でそういういじめがあったというのも多少出ているとも聞いております。これは大変残念なことで、もちろん、教育委員会も含めて、市も県も周知しているのでございますが、あと家庭においても、しっかりと冷静に、そして、お互いに助け合うということの大事さというものを教えていただきたいなと、そのように思います。そしてまた、県民の皆さんも、防御策、いろいろなことを、市なり県なり、それからお国の指導もあります。そういうこともしっかり頭に入れながら冷静に対応していただきたいなと、そう思います。いずれにいたしましても、国はこういうときはしっかりとした対応をしていただきたい。県もしっかりやるということでございます。

記者

今、知事から受入れを決めた宿泊施設に対して、非常に難しい決断だったと、それを受け入れたというところを評価されるお話だったと思いますけれども、例えば、知事自ら現場に行って従業員の方であったり周りの人を激励したり、そういった視察などの御予定はおありでしょうか。

知事

ホテルの従業員の皆さん、関係者の皆さん、そういう風評があったり、お子さんのこともあります。本当に悩んでいる方もいると思います。私も、早急に、できたら明日、三日月さんのほうに行って、御礼とお願いとこれからどうしていこうと、それと同時に、皆さんの慰労というか、頑張ってくれたことに敬意を表してきたいと、そのように思っております。

記者

確認ですが、明日、現場に行かれる御予定。

知事

行きたいと思っています。

記者

分かりました。私からは以上です。

記者

新型コロナの関係で、観光客の問題もあって経済への影響もあるのかなと思いますが、その辺はどういうふうに見てらっしゃいますでしょうか。

知事

こういうものは、やっぱり、風評というか、それは出ます。それと経済にも影響は出てきます。その辺を私はお国のほうにお願いしたんです。お国は、何としても、こういうときだから頼むと言ってきたわけでございますし、それは別として、やっぱり、私たち国民はお互いに助け合わなきゃいけないし、こういうときこそ、ウイルスを何とか感染拡大防止、そして絶滅させなきゃいけないという強い気持ちを持つことが大事だと思います。だから、風評被害、経済においても、私は、お国のほうにしっかりとした対応をお願いしたいと、そのようにお願いしているので、また県としても、これから、観光の面、それからいろいろな支援も含めて、しっかりやらさせていただきます。

記者

あともう一点、野田の虐待事件の件ですが、先々週か、処分が出ましたけれども、検証委員会の様々な指摘を踏まえれば非常に軽い処分だったと思います。このような内向きな処分となった理由について、知事から、どういうお考えだったのか教えてください。

知事

この事件については大変重く受け止めているところでございます。検証報告やヒアリングの結果を踏まえ、他団体の事例も含め、様々な要素を総合的に考慮し判断を行ったところだと思います。担当部局、何か付け加えることはありますか。

職員

総務課でございます。今回、所長の処分を行いましたけれども、所長に関しましては、児童相談所におけるケースワークの最終責任者であるということから、その責任を自覚し、より一層改善に取り組むよう訓告を行ったところでございます。

知事

二度とこのような痛ましい事件を起こさないようにする、これが私は一番大事なことで、検証報告書で提言された事項を踏まえ全力で取り組んでまいりたいと、そのように思っております。

記者

知事は検証報告書は御覧になりましたか。

知事

報告は受けました。

記者

作るべき書類をつくっていないとか、開くべき会議を開いていない。極めてずさんな対応だったわけですけれども、それについて文書による注意というところにとどめたんですよね。これは法律改正も含まれるぐらい大きな影響があったわけで、これについて、もう一度、知事の口から、政治家として、この程度の処分とした理由を教えてください。

知事

記者さんの言うとおり、非常に重いことは事実です。重いからこそ、私たちは、検証報告書、提言された事項をしっかりと踏まえ、二度とこういうことを起こさないようにすることが、それが責めだと思っております。

記者

以上です。

記者

よろしくお願いします。新型コロナに関して、具体的な対応のお話です。県内2例目の患者さん、20歳代の女性が見つかったときに、濃厚接触者であるということで医療機関から保健所に連絡が行ったけれども、保健所は検査をしなかった。千葉県の場合は、政令市、中核市、それぞれ設置している保健所があって、この女性がどこの人なのか公表されていないので県に聞くのがいいのか分かりませんが、この対応が妥当だったのかどうかをお聞かせください。

知事

要するに、保健所での検査が見送られた事例でございますね。このケースについては、奈良県から提供のあった情報に基づき、症例に該当しないと判断したと、そのように聞いています。大事なことは、国、自治体間の正しい情報の共有、これが重要だと考えていますので、しっかりこれをやってまいりたいと、そのように思っております。

記者

症例に該当しないというのは、つまり、国が示していた症例の範囲が狭かったという理解でしょうか。

職員

疾病対策課でございます。新型のウイルスの対応となりますので、その時点時点、国からの情報に基づいて適切に対応してまいりたいと考えております。

記者

奈良県からの指摘で検査をして、陰性だったらこの話は終わりでしたけれども、結果的に陽性だったわけで、県が言っている患者の早期発見・早期治療はかなわなかったことになるわけです。そうすると、保健所の判断に課題があったか国の症例定義にそもそも欠陥があったかのどちらかだと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。

職員

このケースに関しましては、まず、患者さんが医療機関に入り、医療機関から保健所に連絡が入った。その時点で奈良県のほうに問い合わせをいたしたところ、結局、奈良県の患者さんが発生したということが事の発端でございます。その患者さんと接触した日の最終日は、まだ発症していないという連絡でございました。その後、次の日に改めて確認し合ったところ、発症後の接触があったという事実が確認できたため、改めてその方と医療機関に保健所から連絡を差し上げて、受診してください、検査してくださいという流れでございます。

記者

分かりました。

知事

記者さん、やっぱり、国と自治体、いろんなことが起きるんですね。だから、こういうときこそ、私ども、情報の共有ということを改めて県のほうにも指示いたします。

記者

以上です。

記者

新型ウイルスの関連です。先ほど、知事のお話の中で、この問題が発生した後に知事御自身も国のほうと連絡を取られたという旨のお話があったと思うのですが、そのときのお相手はどなただったのでしょうか。

知事

官邸のほうです。菅官房長官です。

記者

知事の要請に対して菅さんからはどういったお答えがあったのでしょうか。

知事

だから、先ほど言ったように、私がこういうことを頼むと言ったら、もちろんだと、できる限りのことをやるから何かあったらいつでも言ってくれと、そのようなことです。

記者

ちなみに、知事から菅さんに連絡を取られたのはいつだったのでしょうか。

知事

待てよ、8時に副知事が来たから、そのあくる日かな。ごめん、ちょっと俺も。何しろ情報を聞いてから2日以内に僕は多分したと思います。

記者

帰国者の方が三日月に着かれた後。

知事

だと思う。

記者

分かりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。1点目、コロナの関係です。感染者の行動内容の公表について、これまで、東京や大阪、三重、和歌山の知事が都道府県独自の判断でできるだけ公表したいというような考えを示されていますけれども、公表についての森田知事の考えをお聞かせいただけますでしょうか。

知事

何事もそうなんですけれども、各都道府県があります。こういう国の一大事というのは、国がしっかりとそういう基準を決めて、そして、私たち各都道府県に通達すべきだと思います。各都道府県が自分のところのあれでどんどんどんどんやっていくと、あるときは不都合なことも出てくるのではないかなと、そう思っていますので、私どもは国の厚労省の指示に従ってやっているところでございます。担当、何かありますか。

職員

疾病対策課でございます。現時点で、厚生労働省のほうでは、感染力が強まれば広く公開する場合もあるが、今はその状況にないとしています。県といたしましては、現在の対応を基本としながら、国における対応等を注視しながら必要な情報を提供してまいりたいと思っております。

記者

もう一点、知事、前に御自身が庭仕事をしていて熱中症みたいな症状になったときに、熱中症対策の重要性を非常に感じたというお話をなさっていましたけれども、今回、インフルエンザにかかられて、政策のこういうところに生かすというか、何かお感じになった点があれば教えていただけたらなと。

知事

私も、県民の皆様に言っている以上、物すごい注意していたんですよ。アルコールの消毒をやったり、口を絶えずゆすいだりとか、いろいろやっていてもかかるんですね。だから、多分、想像ですよ、10人が10人そういうところでかかるということでもないと思うんです。そのときの自分の体調というのも相当影響するのかなと思いますが、でも、中には、「俺は体力に自信があるんだ。風邪なんか引かねえよ」じゃなくて、その人は何でもなくても、そういうのが人に感染する場合もあるんですね。ですから、私が今回感じたことは、目に見えないものというのは本当に怖いなと。色がついていれば分かるけどね。だから、自分でできる限りの予防策。それをやっていても俺みたくかかることがあるから。本当に、皆さんに御迷惑をかけちゃって、県民の皆さんに御迷惑をかけちゃって、大変恐縮しております。

記者

どうもありがとうございました。

記者

コロナの関係です。先ほど、帰国者の方の受入れについて滝川副知事から連絡を受けたということでしたが、その辺を時系列で細かく具体的に教えてもらってもいいでしょうか。覚えている範囲で。

知事

夜8時に電話したな。時系列にしたのをまた間違えるとよ。

職員

後で事務的に。

知事

いいですか。ごめんな。

記者

分かりました。結局、受入れについて要請があって、知事として何か御判断はされたと。

知事

そうです。

記者

どういうふうに回答したのでしょうか。

知事

滝川副知事から、「今、国の一大事だから、それと同時に、国のほうからも強く、何とかお願いできないかと国が事業者とも話をしている。事業者のほうも、県が協力、バックアップしてくれる、それから、市もしてくれるならば、受け入れてもいいという話も出ている。県としてどうしましょう」と言ったから、先ほど言ったように、大変な苦渋の決断だと思いますよ。でも、小髙社長の、「日本人として日本人を助けよう」、その言葉を私は聞いたものですから、これは、私たち一丸となって、決断してくださった三日月さんに対しても私たちはできる限りのバックアップをしなきゃいけないし、国にもしっかりとその辺をお願いしなきゃいけないなと、そのように思ったところでございますし、そういうような意味も込めて電話をしたんでございます。

記者

つまり、受入れを容認するということで副知事にお伝えを。

知事

そうです。

記者

その上で、受入れに当たってはどういった指示を出されましたか。

知事

まず、そのときは非常に焦っていたときですから、これから、多分、風評被害だとかいろいろ出るぞと。その辺も、お国がここまで言ってきたんだったら、より一層、お国に対しても、これは苦渋の決断だったんだから、お国は全面的に前へ出てそういうものに対処してほしいと、県も別にお国任せじゃありませんよと、県もできる限りのことはいたしますので、その辺、国の指導のもと、やらさせていただきますと、そういう旨を言いました。

記者

最後に、知事は療養中だったとは思いますけれども、勝浦の市長ですとか社長とやり取りしたことはありましたか。

知事

私はないです。副知事が全部やっておりました。

記者

分かりました。

記者

追加で一つお願いします。昨年内に出すはずだった袖ケ浦のセンターの改善策がまだ出ていないみたいですけど、何で遅れているんですか。そして、いつぐらい出されるのか。

知事

担当部局、言ってあげて。

職員

本日、担当部局が会場におりませんので、改めて。

知事

記者さん、後からお知らせいたします。

記者

もう一点いいですか。明日の視察の件ですが、どういうところをご覧になりたいか。

知事

まずは、小髙社長に会って、今回の決断に対して敬意を表するということと、今、お国もこれだけやっていると思う、あと県もやっている、何か要望があるかとか、どうしてほしいかとか、今後のことについてお話をしたいと、そのように思っています。

記者

分かりました。

記者

よろしくお願いします。さっき他社さんの質問にあった患者や感染者の行動履歴の関係です。もちろん、知事のおっしゃるように、各都道府県がばらばらの基準でやったら混乱が起きるというのはごもっともですが、一方で、現状、県の担当の発表とかを公表しなさ過ぎなのではないかと思うところもある。それによって逆に県民側も「もしかしたら自分は感染した人と一緒にいたのではないか」と思って、かえって不安をあおるような可能性もあると思います。あくまでも国が示した基準に従って動くということですが、逆に、このぐらいまでは県から公表しても良いのではないかと働きかけるお考えはありますか。

知事

分かりました。検討します。

記者

分かりました。ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「ちばアクアラインマラソン2020」について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4107
  • 「千葉ものづくり認定製品」の認定について
    →商工労働部産業振興課【電話】043-223-2717
  • 「ちばアート祭2020」について
    →環境生活部県民生活・文化課【電話】043-223-4160
  • 「千葉の地層10選」の選定について
    →教育庁教育振興部文化財課【電話】043-223-4085

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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