ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:342490

知事定例記者会見(令和2年1月9日)概要

知事発言へ質疑応答へお問い合わせ先へ

日時

令和2年1月9日(木曜日)10時30分~10時56分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和2年1月9日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 年頭メッセージ
  2. 千葉県フラワーフェスティバルの開催について
  3. カラー新品種愛称募集について
  4. この時期にお勧めの耳より情報(千葉交響楽団定期演奏会)

知事発言

年頭メッセージ

知事

皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

はじめに、昨日から本日未明にかけて、暴風による被害が大変心配されました。本県では、昨日から市町村と連携して情報収集に当たっておりますが、現時点において、大きな被害が発生したという報告は受けておりません。昨年、台風及び大雨では、これまでにない甚大な被害が発生しました。今もなお不自由な生活を余儀なくされている方々がいらっしゃいます。県では、災害からの復旧・復興に向けて、被災された方々の生活再建や、農業、中小企業の事業再開に向けた支援を進めるとともに、防災対策の一層の充実や強化を図り、「災害に強い千葉県づくり」を推進してまいります。また、昨年は、両親からの虐待により小学4年生の女児が亡くなるという大変痛ましい事件が起きました。二度とこうした事件が起きないよう、子どもの命を守ることを最優先にするという強い決意を持って、児童相談所の機能強化など、児童虐待防止に向けた対策を全力で進めてまいります。さて、今年の夏は、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。県内では、オリンピックで初となるサーフィン競技をはじめ、8競技が実施されるところでございます。開催の効果を最大限に活用し、国内外から訪れる方々に「千葉に来て良かったな」、「また千葉に来たい」と思っていただけるよう、オール千葉でおもてなしの機運醸成や、積極的な観光プロモーションに取り組んでまいります。また、都市ボランティアや通訳ボランティアなどの人材育成に努め、大会を通じた国際交流の推進により、地域の活性化にもつなげてまいりたいと、そのように思っております。本県の発展には、人と物の流れが活発になることがとても重要でございます。成田空港では、第三滑走路新設などのさらなる機能強化策の実施に向けた手続きが進められています。県といたしましても、国、空港周辺市町、空港会社と連携して、防音工事などの環境対策の実施や、地域と空港の発展が好循環する地域づくりの実現を目指してまいります。また、圏央道の令和6年度の全線開通や、北千葉道路の市川市から船橋市間の早期事業化、さらに湾岸地域における規格の高い新たな道路ネットワークの計画の早期具体化などへの取り組みも進めてまいります。今年10月18日は、5回目となる「ちばアクアラインマラソン2020」を開催いたします。今大会では、新たな取り組みとして、市町村対抗の団体戦である「チームスピリット枠」を導入いたしました。国内外のランナーや応援の皆様に、千葉の魅力を存分に味わっていただけるよう、日本一のおもてなしの心でお迎えしたいと、そのように思っております。630万県民の皆様とともに、「がんばろう!ちば」を合言葉に、次世代に誇れる光り輝く千葉県の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。

千葉県フラワーフェスティバルの開催について

知事

次に、千葉の早春の魅力を伝えるイベント「千葉県フラワーフェスティバル」について、お話をいたします。

本県は、切り花をはじめ、鉢花や洋らん、観葉植物など、多種多様な「花き」が生産されており、全国屈指の生産額を誇ります。中でもストックやキンセンカ、カラーは、生産額が全国第一位であり、洋らんやカーネーションなども、全国有数の生産額となっているところでございます。明日から13日までの4日間、そごう千葉店の6階催事場において、40回目となる「千葉県フラワーフェスティバル」を開催いたします。県内の花の産地は、昨年の台風などの影響により大きな被害を受けました。復旧の途上ではありますが、今年も県内各地の生産者の方々が丹精を込めて育てた色とりどりの美しい花が、会場いっぱいに展示されるとともに、品評会に出品された作品の販売会も実施いたします。今回のフェスティバルでは、会場にメッセージカードや千葉県産の生花による復興ディスプレイのコーナーを設け、被災地で支援していただいたボランティアの方々などへ、感謝の気持ちを伝えます。また、ご来場いただいた皆様に楽しんでいただけるよう、競りの体験や、親子で楽しめる花のアレンジメント教室など、盛りだくさんのイベントを御用意しているところでございます。私も、10日の開会式に出席し、復旧・復興に向けて頑張っている生産者の皆様への応援と「ちばの花」のPRをいたします。ぜひとも会場にお越しいただき、「ちばの花」の素晴らしさを感じてみてはいかがでございましょうか。

カラー新品種愛称募集について

知事

次に、本県特産の花「カラー」の新品種愛称募集について、お話をいたします。

先ほどお話ししましたとおり、本県は日本有数の花き産地でございます。特に君津市は、豊富な湧水を利用したカラーの生産が盛んとなっているところでございます。このたび、県では、花が小ぶりで色が白く、茎が細いカラーの新品種を開発いたしました。この品種はコンパクトであることから、フラワーアレンジメントやブーケなどの新たな用途への活用が期待されているところでございます。また、従来の品種よりも早く収穫でき、病気に強いという特徴も持っております。この品種の愛称を、今月10日から3月15日まで募集をいたします。応募は、県ホームページやハガキでお受けいたします。御応募いただいた方の中から抽選で、君津地域の野菜や卵などの詰め合わせセットをプレゼントいたします。愛称の発表は、本格デビューとなる来年秋ごろを予定しているところでございます。皆様に広く受け入れられ、末永く愛される愛称をつけていただきたいと、そのように思っております。なお、先ほど御紹介いたしました(千葉県フラワーフェスティバルの会場でも、新品種の)カラーの展示やパンフレットの配布などのPRも行います。ぜひ、たくさんの御応募を心よりお待ちしております。

この時期にお勧めの耳より情報(千葉交響楽団定期演奏会)

知事

最後に「この時期のお勧めの耳より情報」でございます。

本県が誇るプロオーケストラ千葉交響楽団の第106回定期演奏会が、2月7日、金曜日、午後7時から千葉県文化会館で開催されます。この演奏会は、昨年の10月に開催予定でしたが、台風19号による影響のため延期となり、このたび開催されることになったものでございます。今回の演奏会では、感性の赴くままに次々と名曲を世に送り出した「モーツァルト」、そして熟考を重ねて壮大な作品を残した「ブラームス」、この二大作曲家が描いた響きの違いを楽しんでいただきたいと思います。また、ソリストに元NHK交響楽団コンサートマスターの堀正文さんをお迎えし、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番を演奏していただくほか、ブラームス交響曲第1番では、コンサートマスターとして参加をしていただきます。千葉交響楽団を率いる山下一史音楽監督のタクトによって繰り広げられる、情感豊かなオーケストラの音色をどうぞお楽しみください。寒さが増す季節となりますが、ぜひ会場へ足をお運びいただき、熱気あふれる演奏に触れ、心豊かなひと時を過ごしてみてはいかがでございましょうか。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

今年もよろしくお願いいたします。私からは、カジノを含むIRの件で伺いたいのですけれども、7日に、千葉の熊谷市長が、IRの申請を千葉市として見送るということを表明されました。この件について、まず知事の受け止めをお願いします。

知事

市長がさまざまな状況を鑑み、総合的に判断されたことだと私は思っております。

記者

判断は千葉市ですけれども、経済という意味では、千葉県全体の経済にとっても大きな判断だったと思います。知事としては、カジノなどを誘致するということの考えと、今回の申請は終わりですけれども、また、さらに追加の申請も今後可能性がないことはないので、今後、県としてどういうふうにこの計画に取り組んでいくのかというのを教えていただけますか。

知事

それは、記者さんもよくおわかりのように、IR、もちろんカジノも入っていますね。これ、良いこともあるんです。言うなれば経済をより一層発展させる。これは良いことです。ただ、何事も日が当たるところがあれば影のところもあります。やっぱり難しいところは、教育面だとか、治安だとか、そういうことも心配でございます。ですから、私は、熊谷市長にも言ったんですが、県としても言っております。やっぱりこれは、地元の皆さんの意見、言うなれば合意というのが大事だよと、そのように話をしました。ですから、まず地元のそういう合意、それから意見。言うなれば、幕張のあの辺は文教、それから住居が多うございますから、そういう意味で、しっかりと説明もしなきゃいけないんではないかなと、そのように思います。そしてまた、そういうことを固めて、県としてどうだと言ってきたときには、それは、県としてもしっかり考えさせていただきたいと、そのように思っております。

記者

もう一点だけ。IRをめぐって、昨年末から東京地検特捜部が、中国企業とのかかわりということで国会議員を逮捕するという事態があって、今も捜査は続いていますけれども、この事件については、知事はどのように見ていらっしゃるでしょうか。

知事

まず、大きく言いますと、IRということで議論をする前に、言うなれば、スタートする前にこういうことが起きたということは、私は大変遺憾です。それと同時に、私が言っているのは、しっかり見ていかなきゃいけないよというのは、こういうこともスタートする前から出てきちゃう。ですから、しっかりとその辺を見ていかなきゃならないし、また、「じゃあ、お前はどう思うんだ」と言われても、今は捜査中でございますから、その辺の動向を注視してまいりたいなと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

今年もよろしくお願いします。私のほうは、冒頭の挨拶にもありましたように、きのうの強風で南部のほうも、被害はなかったということですが、その辺に関連して一問伺わせていただきます。今後もこういった形で、まだ復興の途上で、非常に強い風が吹いたりして、次の台風シーズンまでに何らかの被害なりが想定される状況だと思いますが、県として、12月補正も通ったことですし、そういった復興の途上で何らかの大きな事態が起きたときに、今後どのように対応されていくかということを、改めてお聞かせください。

知事

記者さん、あれだけの最大級の補正予算も組ませていただきましたし、何しろ、被災した県民の皆さんが、一日も早く復旧復興、そしてもとの生活に戻れるようにと、県としても、今、必死になって取り組んでいるところでございます。その中、本当に私も、雨が降ってきたとか風というと、本当に心臓がドキドキするんですけれども、きのうも私、どうなんだと、報告も受けまして、今のところはこうですと。私は、再三言ったのは、「いいか、空振りでもいい。何しろこちらができることを、どんどん市町村なりに投げかけろ。それと同時に、私たちが備えなければならないこともしっかりやっていこうじゃないか」と、そういうことを、きのう報告を受けたときに申し上げたところでございます。また、今日も報告を受けまして、大事には至らなかったとほっとしているところでございます。

記者

それに関連してなんですけれども、補正予算そのものはさっきの12月議会で成立しているのですが、これはまた、建設業界とかの人手不足もあって、当然執行していかなければ、要は、被災者に届かなければ、大規模な予算でもなかなか難しいというところがあると思うのですが、予算が成立したので、被災者の支援に届けるためにネックとなっているようなところの解消について、県のほうで何か手を打ったりはしているのでしょうか。

知事

言うなれば、そういう財政的支援も決まったわけでございますから、あと、これを被災者の皆さんがわかるように、私たち県も、各市町村も周知していかなきゃならないと、そう思っております。確かに労働者不足もあるんでございます。それと、例えばうちの住宅はここで頼んだんだから、ここで頼むよという、いろいろな気持ちもあると思うんでございます。ですから、県としては、そういう業者の紹介等も含めて、各市町村にできる限りのことはやっているところでございます。その辺、いいですか、説明は。そういうことでございます。

記者

わかりました。では、うちからは以上です。

記者

よろしくお願いします。

先日の御用始め式でもちょっと触れられていましたけれども、年頭の記者会見ということで、今年、特に取り組みたいテーマについてお聞かせください。

知事

何回も言うようですけれども、いまだに被災県民が、皆さんが苦しんで頑張ってくださっているので、何しろ、減災・防災対策に対して、しっかり取り組んでいくんだと、そういう意気込みはとれたのかなと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いいたします。来週月曜日は「成人の日」ですけれども、新成人に向けて、一言メッセージをいただけますでしょうか。

知事

そうですね。僕もいろんなところでいろんなことをしゃべったことはあるんですけれども、でも僕の経験からいくと、まず、若いときは何かをやろうと思いますよね。夢がありますよね。希望もあります。でも、意外とすごいものというか大きな夢というのは、人からばかにされるんですよ。「そんなのできるわけねえじゃないか」とか、「お前、そんなことより、もっと現実的なものを考えろよ」と言われて、そこでめげちゃだめなんだよ。本当に自分がやりたいんだ、そういうことをやりたいんだ、この夢を追いかけたいんだと思ったら、人が笑おうとけなされようと、やるんだよ。やっていくんだよ。そこで、俺は自分でつくったんだ。「出る杭は打たれる。しかし、出過ぎた杭は打たれない。何事もやり通せ」と、私はいつも言ってるんです。ですから、新成人として大きな夢を持って、みんなに笑われようと、ばかにされようと、いいんだよ。自分の夢だったらやり通せ。そのような気持ちを皆さんにお伝えしたいです。

記者

ありがとうございます。

記者

今年もよろしくお願いします。先ほど愛称募集の発表があったカラーの新品種ですけれども、知事ご自身もガーデニング等にかなり取り組まれていると思いますけれども、改めて、今回の新品種の率直な印象というのを、どんな感じですか。

知事

記者さん御案内のとおり、我が千葉県は、お花は多種多様、いっぱいあります。きれいでございます。やっぱりカラーなんていうのも、白で素晴らしいし。私、いろんなものを、ただ、これは私ができないのかもしれませんが、球根というのはなかなか芽が出てこないじゃないですか。そういうのは、ちょっと自分でいじらしいところもあるんでございますが、でも、千葉県の、球根も含め、切り花も含めて、花、これは本当に、手前みそではありませんが、非常にカラフルで、私なんかは心が安まるんです。ですから、私はガーデニングをしていても、今年の新品種はどんなのが出るのかなとか、そんなことを楽しみにしながら、多くの県民の皆様に愛していただきたいと、そのように思うところでございます。

記者

もう一点、県政とは直接関係ないかもしれませんけれども、カルロス・ゴーン会長がきのうレバノンのほうで記者会見をしました。日本からの出国という意味では、逃亡という言い方もあると思いますけれども、きのうの記者会見等もし知事が御覧になっていたら、何か時期も含めて全体的な印象というのがあったら教えてください。

知事

誤解のないように受け止めてほしいんですが、「007」みたいな感じですね。これ、私がもし映画のプロデューサーだったら、ぜひ解明してこういう映画をつくってみたいなと思うほど、そのぐらいこれは非常に複雑で、なおかつ、いろんな人がかかわっていて、大変なことだと思います。でも、日本は法治国家でございますから、これを軽んじられたわけでございますから、やっぱり日本としてもしっかりとやっていただきたいなと、そう思うところでございます。まあ、しかし、ああいう人たちって何を考えるか。僕らの頭から飛び出るようないろんな考えが出るんですね。すみません、誤解のないようにね。

記者

わかりました。

記者

特定外来生物キョンについてですが、台風の影響もあるのか、今年、目撃されるエリアなど変化があるという住民の声もあったりしました。現在わかっているキョンの生息状況と、千葉県で進めてきた対策について伺いたいです。

知事

キョンというのは、繁殖力がすごいんですよ。はっきり言って、その増加に捕獲がついていけないということがまず現実でございます。でも、それで放っておけませんので、昨年度から市町村の捕獲に対する1頭当たりの補助金の単価を2,000円から5,000円に引き上げるなどして、いろいろやっているんでございますが、なにしろ、引き続き生息数の把握に努めながら、しっかりと取り組んでまいりたいと、そのように思います。

記者

以前、GPSなどの調査を行っていくという話があったのですが、そういったことで確認できたことなどありますか。

知事

ああ、あるんだ。GPSではなくて、要するにキョンというのは群れで行動しないんだな。これは大きなことだと思ったんですよ。これがわかったので、こういうことを頭に入れながらいろいろな作戦を考えたい。担当部局、何かあるかい。

職員

自然保護課です。キョンにGPS発信機をつけて、その生態などを調査する事業につきましては、平成29年度から30年にかけて、いすみ市で実施しました。この調査で得られたデータにつきましては、今後、県において、キョンの効果的な捕獲方法を開発する際などに活用していく予定です。

記者

あと、去年に関するのですけれども、台風によっての広がりとか駆除への影響など、懸念することはありますでしょうか。

知事

そうですね。最近、キョンも含めて、イノシシも含めて、私たちが想像できない行動といいますか、また繁殖力といいますか。ですから、これは各市町村とも連携を密にしながら取り組んでまいりたいと、そのように思います。

記者

わかりました。ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。IRの点で一応確認させていただきたいのですけれども、先ほど、「市長が総合的に判断したと思っている」であったり、「地元の合意が大事だと伝えた」というふうにおっしゃっていたんですけれども、それを踏まえて、タイミング等も含めて、市長の判断を評価しているのか、評価していないのか、知事の立場というのをお聞かせいただければ。

知事

それはもう、市長が政治的判断をなさったというように認識しております。

記者

その判断については、知事はどういう……。

知事

それは私のコメントするところではありません。

記者

わかりました。ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 千葉県フラワーフェスティバルの開催について
    →農林水産部生産振興課【電話】043-223-2880
  • カラー新品種愛称募集について
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
  • 千葉交響楽団定期演奏会について
    →環境生活部県民生活・文化課【電話】043-223-4160

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?