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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20875

知事定例記者会見(令和元年10月24日)概要

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日時

令和元年10月24日(木曜日)10時30分~11時04分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和元年10月24日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 台風15号及び19号の被害に対する復旧復興等について
  2. 千葉県災害廃棄物処理実行計画について
  3. 豚コレラ防疫演習の実施と野生イノシシの捕獲強化について
  4. 「女性に対する暴力をなくす運動」の取組について
  5. 印旛沼流域の魅力発信イベントについて(※10月25日の大雨・強風により会場設営ができないため、中止します。)

知事発言

台風15号及び19号の被害に対する復旧復興等について

知事

はじめに、本県に相次いで襲来した台風15号及び19号について、お話をいたします。

記録的な暴風雨となった台風15号及び19号は、本県に、膨大な数の住宅損壊や、広範囲で長期にわたる停電や断水など、これまでにない被害をもたらしました。さらに、全国でも、河川の氾濫や土砂崩れなど、甚大な被害が発生したところでございます。亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、全国の方から本県に、ボランティア活動や義援金など、多くの支援をいただきました。心から厚く御礼申し上げます。県では、今週月曜日に、千葉県災害復旧・復興本部を設置し、被災された方の生活再建や産業の再生、また、市町村が実施する復旧・復興の取り組みへの支援を総合的かつ計画的に進めていきます。特に一刻も早く取り組むべきものとして、損壊した住宅の修繕などに対する支援金・補助金制度の立ち上げ、被災したビニールハウスなどの農業用施設の再建のための補助、中小企業の施設・設備の修理等に対する補助など、これまでの台風被害より、より一層手厚い支援を行うことといたしました。これからも、被災された方が安心して一日も早くもとの生活に戻っていただけるよう、全力で取り組んでまいります。皆様、今こそ、お互いに助け合って、「チーム千葉」で力を合わせて頑張っていきましょう。

千葉県災害廃棄物処理実行計画について

知事

次に、今回の台風で発生した災害廃棄物の処理計画について、お話しいたします。

台風15号及び19号により、大量の災害廃棄物が発生しています。県では、発災直後から被災市町村に赴き、仮置き場の運営等に関する助言や仕分け作業の支援などを行ってまいりました。このたび、県と市町村等が連携して計画的に処理を進めていくことを目的として、台風第15号及び第19号に係る千葉県災害廃棄物処理実行計画を策定したところでございます。計画では、県内の被害状況から災害廃棄物の発生量を約28万トンと推計し、「安全性」、「迅速性」、「経済性」、「再生利用」を基本として処理を行うこととしております。令和3年3月末までの処理完了を目指し、県と市町村との役割分担や種類別の処分方法、基本的な処理スケジュールなどを示しました。県では、本計画に基づき、市町村、国、関係団体と連携し、災害廃棄物を適正かつ円滑・迅速に処理するとともに、早期の復旧・復興の実現を目指してまいります。

豚コレラ防疫演習の実施と野生イノシシの捕獲強化について

知事

次に、豚コレラ防疫演習の実施と野生イノシシの捕獲強化について、お話をいたします。

今年9月に埼玉県において、関東地方で初めて豚コレラの発生が確認され、さらに群馬県では野生イノシシからも確認されました。この状況を考慮し、本県では、発生に備え防疫演習を実施いたします。演習は、来週29日の火曜日に、千葉市農政センターで実施いたします。豚の殺処分の作業手順や畜舎の消毒方法などについて演習を行い、もしも発生した場合には、迅速な防疫作業により豚コレラウイルスを封じ込め、周辺への拡大を防いでまいります。さらに、豚コレラウイルスの侵入を未然に防ぐ取り組みの一環として、豚コレラの感染源の一つとされている野生イノシシの捕獲を強化いたします。具体的には、県境近くの市町を捕獲重点エリアに設定し、新たに当該エリア全域において、県による捕獲事業を実施いたします。県では、養豚農家の皆様の不安を払拭できるよう、全力で豚コレラ対策に取り組んでまいります。

「女性に対する暴力をなくす運動」の取組について

次に、配偶者などからの暴力、いわゆるDV防止の取り組みについて、お話をいたします。

毎年11月12日から25日までは、「女性に対する暴力をなくす運動」期間でございます。県内のDV相談件数は、年間1万3,000件を超えております。このため、県では、DV防止への理解を深めるとともに、相談窓口などを周知するために、この期間中、民間企業などと協力しながら、DV防止キャンペーンを実施いたします。キャンペーンの主な取り組みを御紹介します。まず、DV防止を呼びかける街頭啓発キャンペーンを、来月12日にはそごう千葉店で、17日には市川市のニッケコルトンプラザで行います。さらに、12月7日にはイオンモール八千代緑が丘で行います。また、ベイエフエムや地域紙によるDV相談窓口などの周知や、東京ドイツ村など県内施設でDV根絶を訴えるパープル・ライトアップの実施などを行います。パープル・ライトアップは、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなんで、紫にライトアップするものでございます。このほか、来月5日には、夫婦・親子間のコミュニケーションスキルについて学ぶ「DV・児童虐待予防セミナー」を開催いたします。多くの皆様に御参加いただきたいと思っております。女性や子供への暴力は、どんなことがあろうとも決して許されません。DVでつらい思いをされている方は、ひとりで悩まず、遠慮せずに専門の窓口へ相談してください。県の女性サポートセンターでは、24時間、365日、いつでも相談を受け付けております。県では、今後とも、DVを許さない社会の実現に向け、全力で取り組んでまいります

印旛沼流域の魅力発信イベントについて※10月25日の大雨・強風により会場設営ができないため、中止します。

最後に、印旛沼流域の魅力発信イベントについて、お話をいたします。

印旛沼は、水道水、農業・工業用水などを安定的に供給し、多くの県民の皆様の生活や産業を支える千葉県にとってかけがえのない財産でございます。また、印旛沼で実施された治水対策は、先日相次いで襲来した台風に対しても、流域の洪水被害の防止に重要な役割を果たしました。一方、流域の都市化等が進み、水質の悪化、外来生物の侵入など、深刻な課題も発生しております。そこで、多くの皆様に印旛沼の恵みや魅力を伝え、水循環の再生への機運を高めるため、「水と食と発見のある印旛沼」をテーマに、「印旛沼流域環境・体験フェア」を今月26日と27日に佐倉市で開催をいたします。会場では、印旛沼の治水対策の歴史や植生などに関する調査・研究の展示、地元産の新鮮な野菜や特産品の販売、チーバくんや流域市町のマスコットキャラクターとの撮影会、Eボートという10人乗りゴムボートの乗船体験など、子供から大人まで誰もが楽しめるイベントでございます。最寄りの京成佐倉駅から会場まで、無料のシャトルバスが運行しますので、ぜひ御利用ください。このフェアで印旛沼の素晴らしさを体感していただき、水辺を活用した地域活性化の取り組みが一層盛んになることを期待しております。多くの県民の皆様方の参加をお待ちしております。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。豚コレラ対策について、まず伺います。知事は群馬県知事との会談もありましたけれども、そういう活動をしている一方で、今の農水省の指針案ですと千葉県はワクチン接種の対象地域に入っていないのですが、それについての受け止めというか、どのようにお考えでいらっしゃるか、まず教えていただけますか。

知事

豚コレラ、他県での発生状況を考えると、いつ千葉県で発生してもおかしくないところでございます。養豚農家の皆さんの不安を払拭するためにも、千葉県一丸となって全力で豚コレラ対策に取り組んでいるところでございます。記者さんおっしゃったように、先日、群馬県の山本知事とテレビ会談いたしました。関東各都県が連携して豚コレラ対策に取り組んでいくことを確認したところでございますが、関東地方知事会における共同提案に向けて、今、調整しているところでございます。ワクチンですね。

記者

ワクチンですね。わかりました。今日、野生イノシシの捕獲強化という方針を出されました。重点区域を設けるということですけれども、恐らく、特に捕獲強化というのは全国的にそこまでまだやっている都道府県はないのかなという印象ですが、ここまでやるというのは、知事御自身、どういう危機意識からでしょうか。

知事

もちろん、非常に、転ばぬ先のつえじゃありませんけども、まず打てるところを打っていかなきゃならないと。担当部局、その辺を説明してください。

職員

自然保護課です。他県での県による捕獲事業の実施状況ですが、豚コレラの発生県では県による捕獲事業を実施しているということを伺っております。一方で、現時点で豚コレラの発生していない県の中では、本県が初めて豚コレラ対策として県による捕獲事業を開始することになっております。以上になります。

記者

わかりました。もう一点、災害廃棄物と少し関係しますけれども、台風19号を受けて、富津や鋸南など、内房の海岸には東京や神奈川から広く漂着ごみが着いているという状況です。これに対して知事としてどのように対応をとっていきたいか、受け止めとともにお願いいたします。

知事

富津漁港のほうは何とか昨日で終わりました。あと海岸のほうなんですね。これね、明日から一気に職員も増やしてしっかりとやりたいと思っております。どうぞ、その辺の流れを、担当部局。

職員

漁港課でございます。海岸部のごみの漂着の撤去につきましては、今日から検討して作業に入る予定になっております。見込みといたしましては、3週間程度で撤去して、仮置きするところまでですけれども、できるのではないかと考えております。

知事

また21号も来ますし、私どもも、なるたけ早くやるように努力いたします。

記者

ありがとうございました。

記者

台風の関係の復旧・復興本部が立ち上がりました。今後、復旧・復興の方針を取りまとめて速やかに実行に移していくことになると思いますけれども、知事として、今回の台風の被害を踏まえて、どういった点が肝心なポイントになるとお考えでしょうか。

知事

復旧・復興においてですか。

記者

はい、そうです。

知事

まず、被災者の皆さんにおいては、やっぱり、何としても生活再建、そういう意味において、もちろん国の支援も含めて、県独自の支援というのも、これは、私ども、できる限りやっていこう、これは、私、物すごく大事なことと思います。それと同時に、こういうときだからこそお互いに助け合うという気持ちを持たなきゃいけない、そのようにも思っております。そしてまた、19号においてもいろいろな被害もあったところでございますから、これから21号、本当に、今、地球というサイズで非常に天候というのが、最近、雨風というと何かブルッと怖くなるような感じすらするんでございます。ですから、私ども、しっかりと、防災対策、風水害、また地震においてもやっていかなければならないと。また、各市町村との連携、そういうこともやっていかなきゃいけないし、今回、大変感じたことは、電力、あと断水等も、また新たにしっかりお願いするところはお願いしていかなきゃならないと、そのように思っています。

記者

関連してもう一点。台風では、住民の生活に大きな打撃を受けたほかに、農業や産業分野も大きな影響を受けました。例えば観光も、秋の観光シーズンの中、台風が直撃して、大きな打撃ですとか客足の減少等が出ていると思いますけれども、県内観光の復興に向けて県としてどういった対策とか取り組みをされていくでしょうか。

知事

何しろPR、言うなれば、皆様のお力をかりて、千葉県のポテンシャル、いいところを、「いや、千葉県はこうだよ。こんなおいしいものあるよ。こんないいところあるよ。もうみんな立ち上がって頑張っていますよ」ということをアピールしていかなければならないなと、そのように思っています。県では、今週21日から、市町村や観光事業者とともに、有楽町駅前での観光のPRイベントやJR駅頭での観光キャラバンに取り組んでいるところでございます。それからまた、私は俳優出身ですから、そういう意味では、私の発信できる部分で千葉県の観光をどんどんコマーシャルしてまいりたいなと、そのように思っております。

記者

わかりました。

記者

よろしくお願いします。今のこの廃棄物の処理実行計画にも関連すると思いますけど、この中で県外広域処理だとか他県との連携というのが重要になってくると。

知事

ごみですね。

記者

はい。その関連で、今回、台風15号、19号で、2016年策定の応援受援計画が大規模災害としては初陣だったと思いますけれども、これについて、初動を含めて知事の評価等を改めていただけたらと思います。

知事

15号、19号のですか。

記者

はい。他県との連携等々。

知事

他県ね。はっきり言って、15号のころは、お国のほうも組閣で忙しかったし、皆さんもそれをどんどん報道するのに忙しかったと思うんですね。だから、ある意味では、私どもも、これはどうなんだろうという不安とまた情報不足というのがあった。その中において電力というものもございました。ですから、これを一つの教訓として、まずはやっていかなければならないなと、そのように思っているところでございます。それと19号、これも災害が出たところでございますが、こういうこともしっかり私ども検証しながら、それと他県との協力でございますね。豚コレラもそうでございますけれども、各市町村も他県の市町村といろいろ協定もあります。また企業との協定もあります。こういうこともしっかり見直ししながら、また備えをしてまいりたいなと思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。発表の災害廃棄物処理実行計画の策定についてお伺いします。先ほどの質問にもありましたが、その中で2点です。県外広域処理に向けた調整を県のほうでされるということですが、例えば19号ですと、千葉県の近隣の県は軒並み浸水の被害が出ていて、多分、それぞれの県の災害ごみの処理に手いっぱいになるのではないかと思います。この県外の広域処理というのは、こちらには県内で処理するとはありますけれども、知事の中では調整というのはどういったイメージがあるのかということ。あと、逆に、例えば、近隣の県から、千葉県で県外広域処理の調整をお願いできないかという要請があった場合、受け入れるという考えはあるのでしょうか。まずそこをお願いします。

知事

災害廃棄物というのは大変な問題なんですね。だから、県といたしましても、被災市町村の災害廃棄物の仮置き場の運営や仕分け作業等に延べ1,200人以上の職員を派遣し、市町村への支援を行っているところでございます。また、この災害廃棄物の処理が遅れて被災地の復旧・復興の足かせになってはいけないと、そう思うところでございます。ですから、一日も早く復旧・復興につながるよう、各市町村、またお国とも連携を密にしてやっていかなければならないと思います。詳細について、担当課どうぞ。

職員

循環型社会推進課でございます。広域処理の関係でございますが、今回、19号の関係では、まだ具体的な広域処理の話は出ておりません。15号の際に、広域処理という形で、県内で被災を受けていない施設等に応援要請をさせていただいて、県のから被災市町村に照会をさせていただいたところではございます。今後、19号、他県等で被災を受けたところから要請があった場合という話もありましたが、現時点ではまだその要請というのは来ていない状況で、今後、環境省さんなどを通じてお話がある可能性はあるかもしれませんけれども、現時点ではないという状況でございます。

記者

あともう一つ、同じですけど、先ほど、知事も、復旧・復興のために早く終わらせなければいけないということで、処理期間が令和3年3月末までの完了を目標としている中で、一方で、進捗状況を踏まえ、必要に応じて本計画を見直すとあります。例えば、どのぐらいの段階で、その進捗がうまくいっているかいっていないかを中間的に知事として検証して、令和3年3月末までが無理だったら、計画を見直す時期としてどの辺を一つのポイントとして考えていらっしゃるというのがあれば教えてください。

知事

これは途中の経過の話も聞かなきゃなりませんが、基本的に、一日も早くこれは終わらせなきゃいけないと思っています。その辺の流れをちょっと。

職員

今回、計画のほうでは、令和3年3月という形で目標を出させていただきました。これは、市町村のほうから話を聞きまして、これぐらいはかかるのではないかということで目標としてスケジュールを出させていただきました。県としても、市町村の進捗状況等を随時把握して、できる限り早い形で災害廃棄物の処理が進むよう進めていきたいと思っております。随時その中で見直しはかけていきたいと考えております。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

私も関連して災害廃棄物についてお聞きします。今回、県内広範囲に廃棄物が出ておりますけれども、特に安房地域ですとか内房地域、あの辺の発生量が非常に多いと思います。一方で、館山市、南房総市は、自治体の規模も小さいですし、なかなかキャパシティーとしては厳しい部分があると思います。そういった地域の市町村に対して特段の人的支援または財政支援などを行うお考えは知事としてはいかがでしょうか。

知事

もちろん、今、人的支援は行っているところでございます。場合によっては財政的なことも検討しなければならないときもあるのではないかなと思いますが、その辺、詳しく説明してあげて。

職員

循環型社会推進課でございます。人的支援については、今、知事から御説明があったところですけれども、財政的支援については、災害廃棄物の処理に関して言えば、国庫補助金が使えますので、それをもとに、補助金の申請とかそういったところについて、市町村の力が足りない部分については県のほうで支援はしてまいりたいと考えているところでございます。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

15号、19号の検証の話です。地域防災計画が全く機能しなかったわけですけど、これについての検証はどのぐらいから始められるのか。どこがポイントになるのか。

知事

前にもぶら下がりのときに言いましたけれども、早くやりたいと、もちろん思っております。できれば今年いっぱいでその検証の形が出てくればなと。これから有識者の方のチームもございますので、そのような気持ちでおります。

記者

この立ち上げは週内ですか。

知事

もう部局なら立ち上げている。次長級の。有識者のことを言っているんですか。

職員

検証の事務局を務めます行政改革推進課です。有識者による会議につきましては、現在、準備を整えているところです。整い次第また公表させていただきます。

知事

よろしゅうございますか。

記者

あともう一つ、知事が9月10日に富里に行かれた私的視察の話ですが、前の議会後のお話では連絡がとりやすい形にされているという話でしたけど、情報連絡の体制をどのように担保されていたのかというのをもう一度詳しく教えてください。

知事

もちろん、私どもが移動するときには全部連絡はとれるようになっております。私、御案内のとおり、警護対象でございますから。

記者

つまり、警護対象だから連絡がとりやすいということですか。

知事

それは、記者さん、わかっているでしょう。

記者

よろしくお願いします。災害廃棄物の話に戻ります。先ほど出ましたけれども、県外広域処理の必要性について検討を行いということですけれども、現状で、この必要性に関してはどのような見通しをお持ちでしょうか。

知事

見通しというか、基本的なものは、早くやっていかなきゃいけないということでございますよね。だから、廃棄物というのは、これを処理しているときというのは、どうしても復旧・復興の足かせになることがございます。ですから、これは、私どもも、さっき申し上げましたとおり、職員も入れて、早くできるようにやっているところでございます。その辺、詳しく説明してください。

職員

循環型社会推進課でございます。県外の広域処理の関係については、現状は、まずは県内で処理ができるよう進めていきたいと考えております。仮に県内で処理が難しいような状況になれば、また環境省さんを通じて県外についても相談をしていきたいと考えているところでございます。

記者

あともう一点よろしいですか。

知事

はい、どうぞ。

記者

台風19号の被害に関してですけれども、本県でも市原市で亡くなった方が出られました。災害犠牲者のお名前の公表について、他県では公表している例もあるわけですけれども、まだ本県ではそれが公表に至っていないわけですが、知事のお考えはいかがでしょうか。

知事

これは、いろいろ御意見もあり、いろいろ難しいところもあると思います。亡くなった方の氏名公表については全国的に考え方が統一されていないんでございます。国に対しても、統一的な公表基準等の作成を今要望しているところでございます。それが出た段階において私どもも考えたいと、そのように思っております。言いますか、何か。せっかく用意していますから。

職員

災害対策本部事務局の危機管理課でございます。よろしくお願いします。今、知事から御発言がありましたように、亡くなられた方や行方不明者の氏名の公表の取り扱いにつきましては、現在、全国的な公表基準を作成するよう、全国知事会から国に対して要望しているところでございます。そのような状況です。

記者

国から何らかの統一的な指針が出ない限りは、県として判断するということが現状の。

知事

今、国のほうに。こういうのというのは、僕は、やっぱり、全国で統一したほうがいいと思うんですよ。だから、まずは国のお考えを聞いて、それに対してどうしても納得がいかなければまた別ですけれども、まずはお国の判断を待ちたいというのが千葉県でございます。

記者

ちょっと違う話題になりますが、今月中旬に、東京オリンピックの話で、マラソンと競歩の競技がお隣の東京都の開催から札幌のほうに移転するというプランがニュースで出ました。ちょっと驚いたのですが、知事はそのお話を聞いてどのように受け止められたでしょうか。

知事

私も記者さんと同じように驚きましたよ。驚いたけれども、暑さ対策ですよね。でも、これは相当前からわかっていたのかなということもあります。でも、最近の異常気象を見ると、これは、やっぱり、選手の方が気持ちよくベストを尽くしていただけるようにやっていかなければならない。これは、IOC、JOCはしっかり考えてくれるのかなと、そのように思っております。

記者

それに加えてですが、県内でも競技が開催されますけど、県内でも暑さ対策は考えていくことになるということでしょうか。

知事

外でやるのはサーフィンですから、特にサーフィンで暑さ対策、お客さんのほうに対して、もちろん、そういう暑さ対策、あとはお手洗いも大事ですから、そういうのも考えております。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いいたします。今回の台風の災害で損壊した家屋で大量のカビが発生するという問題が生じています。取材を進める中でも、実際に家に住まわれている方からも、健康被害があるのではないかという不安の声も聞かれるとともに、専門家からも、長期にそういった環境下で暮らすと、もしかしたら健康に悪影響を及ぼす可能性があるかもしれないという指摘もございます。こういった中、例えば、カビが大量発生していて、それを除去しなければいけないという中でも、なかなかそれを住民の方も進んでできないという状況もあるようなので、こうした状況を改善するために、例えば、行政として支援できることということで何かお考えがあればお聞かせいただけますでしょうか。

知事

今のところ、住宅のカビ対策について、直接の補助制度はないんでございます。でも、畳や壁紙などにカビなんかが生じている場合もありますので、住宅被害に対する支援メニューで対応できるものもあるかもしれません。しゃべりますか。どうぞ。

職員

住宅課でございます。今、知事から説明がございましたけれども、具体的に申し上げますと、災害救助法に基づきます応急修理という制度がございます。そういった制度の中で、例えば、壁にカビが生じてしまった。雨漏りとかで浸水があって壁紙がだめになった。そのまた下の壁、外壁まで使えないようになってしまった。そのような場合につきましては、壁の修理とあわせまして壁紙の修繕とかそういったことはできる場合もございます。以上です。

記者

今のお話ですと壁と壁紙の修繕をあわせてできるという理解で、例えば床の部分に発生したものに関しては別ということでしょうか。

職員

例えば、畳にカビが発生してしまった。それも畳だけではまずいのですが、畳の下の床まで、浸水の影響で板がふやけてしまったとかそういった場合につきましては、板の修繕とあわせまして畳を修繕するときは対象になる場合もございます。

知事

よろしいですか。

記者

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 千葉県災害廃棄物処理実行計画の策定について
    →環境生活部循環型社会推進課【電話】043-223-2634
  • 豚コレラ防疫演習の実施と野生イノシシの捕獲強化について
    →農林水産部畜産課【電話】043-223-2929・環境生活部自然保護課【電話】043-223-2975
  • 「女性に対する暴力をなくす運動」の取組について
    →総合企画部男女共同参画課【電話】043-223-2371
  • 印旛沼流域の魅力発信イベントについて
    →県土整備部河川環境課【電話】043-223-3154

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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