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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20852

知事定例記者会見(平成30年10月25日)概要

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日時

平成30年10月25日(木曜日)10時30分~10時55分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成30年10月25日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 落花生「Qなっつ」のデビューについて
  2. 農林業の魅力発見イベントについて
  3. 児童虐待防止推進月間について
  4. 印旛沼流域の魅力発信イベントについて

知事発言

落花生「Qなっつ(キューなっつ)」のデビューについて

知事

はじめに、新しい落花生「Qなっつ」について、お話をいたします。
国内産の落花生の約8割は、本県で生産されております。落花生は、全国的に有名な本県の特産品の一つでございます。
今回、甘みが強く、白くて上品なさやが特徴の落花生「Qなっつ」を新たに開発し、販売が始まりました。これを記念し、今月30日、JR千葉駅で「Pを超える出会い『Qなっつ誕生祭』」を行います。
私も出席し、「Qなっつ」の紹介や、愛称を考えた方への表彰、試食品の配布や販売など、千葉の落花生の魅力をたっぷりお伝えいたします。
また、現在、おいしい千葉の落花生の新豆をPRする「新豆キャンペーン」を実施しております。キャンペーンに参加する落花生専門店や農産物直売所で、本年産の新豆を購入された方に、抽選で県産農産物などをプレゼントしますので、ぜひ御応募ください。
これからも、千葉の落花生の魅力を広く発信していきます。多くの皆さんに、千葉を代表する味覚を楽しんでいただきたいと思います。
先日、オリンピック組織委員会の森会長に実は「Qなっつ」を持って行きまして、「今、千葉はこれを一推しでやっていてうまいんですよ」と言ったら、「そうか、よこせよ」なんて言って、私が「Qなっつ」をお出ししたら、「あ、うまいなあ、もうちょっと食うよ」って4つも5つも食べていただきました。これで、なるほどと、森会長まで言うぐらいだから、相当レベルが高いなと私も力強く感じたところでございます。

農林業の魅力発見イベントについて

知事

次に、農林業の魅力発見イベントについて、お話をいたします。
全国第4位の農業県である本県では、消費動向の変化や地球温暖化に対応した新たな技術開発、そして地域の農業を牽引する意欲ある人材の育成がますます重要となっております。そこで、普段の研究成果を見ていただき、農業への興味や関心を持っていただくことなどを目的に、2つのイベントを行います。
1つ目は、「農林総合研究センター公開デー」でございます。本県農林業の技術開発を担うセンターの仕事を、県民の皆さまに身近に感じていただけるよう、明後日27日に一般公開をします。
「Qなっつ」や「チーバベリー」など、最新の研究成果の紹介や、千葉特産の落花生・梨に関するおもしろ講座、ガーデニング教室、大根の収穫体験など、さまざまな企画を用意しております。
2つ目は、農業大学校の学園祭「社稷祭」でございます。学生の日ごろの研究成果の展示や、農産物の直売、芋掘り体験など、農業大学校の取組に触れていただくため、来月の10日と11日に開催をいたします。
農産物の直売では、学生が毎日丹精込めて育てた新鮮な野菜や花などを販売いたします。また、芋掘り体験では、大きく育ったサツマイモを畑から掘り上げます。収穫の喜びを味わってみてはいかがでしょうか。
実りの秋にふさわしい、全国指折りの農業県「千葉」ならではのイベントでございます。御家族やお友達と御一緒に、ぜひお出かけください。

児童虐待防止推進月間について

知事

次に、「児童虐待防止推進月間」について、お話いたします。
将来を担う子供たちは、かけがえのない社会の宝でございます。しかしながら、児童相談所での児童虐待に関する相談対応件数は年々増加しており、深刻な状況が続いております。
児童虐待から子供を守るためには、正しい知識を持つとともに、虐待を見過ごすことがないよう、相談先を知っておくことが大切でございます。そこで、これらを若い世代も含めて、広く県民の皆さまに御理解いただくため、「児童虐待防止推進月間」の11月に「オレンジリボンキャンペーン」を実施いたします。
キャンペーンの主な内容を3つ御紹介いたします。
1つ目は、ラジオCMでございます。11月中は毎日ベイエフエムで、児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」の紹介を行います。
2つ目は、街頭キャンペーンでございます。プロサッカーチーム「ジェフユナイテッド市原・千葉」のホームゲームや、県内の主要駅などで、街頭キャンペーンを実施いたします。
3つ目は、メッセージ動画の作成でございます。先週末に開催された「ちばアクアラインマラソン2018」において、観客の皆さまに御協力いただき、虐待防止に向けたメッセージ動画を作成いたしました。この動画は、各キャンペーンの報告などとともに、期間限定の特設サイトで御覧になれます。
全ての子供たちが虐待から守られ、幸せを実感しながら成長できる千葉県を目指してまいります。県民の皆さまの御理解、御協力をお願いいたします。

印旛沼流域の魅力発信イベントについて

知事

最後に、印旛沼流域の魅力発信イベントについて、お話をさせていただきます。
印旛沼は、農業・工業用水や飲料水を供給するとともに、豊かな生態系と漁業資源に恵まれた憩いと安らぎの場でもあり、本県のかけがえのない財産でございます。
しかし、流域の都市化が進み、水質の悪化や外来生物の侵入など、多くの課題も発生しております。印旛沼流域の恵みを将来に引き継いでいくためには、行政をはじめとして、県民の皆さまや企業など、多くの方々の御理解・御協力が欠かせません。
そこで、今月27日と28日、佐倉市で、「まるごといんばぬま」第16回印旛沼流域環境・体験フェアを開催いたします。
今年は、「水と食と発見のある印旛沼」をテーマに、さまざまな展示や体験イベントを行います。チーバくんや流域市町のマスコットキャラクターとの撮影会のほか、ゴムボートの乗船体験などがあります。また、地元産の新鮮な野菜の販売や、印旛沼流域の食材を使った料理が味わえる「いんばぬま食堂」のブースなどもオープンします。
このフェアを通して、印旛沼の魅力を丸ごと体感していただき、水質改善や水辺環境を活かした地域の活性化の取組が、一層盛んになることを期待しているところでございます。多くの県民の皆さまの御参加をお待ちしております。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

私からは、2つのことでお伺いしたいのですけれども、まず1つ目は、先日終わった「アクアラインマラソン」のことです。富士山が見える良い景色のもと、好評のうちに終わったと聞いていますけれども、今回の大会を振り返っていただいて、2年後の同じような大スポーツイベントのオリンピック・パラリンピックにどうつなげられるかということと、運営の面では、ハーフマラソンのトップランナーがコースを間違えてしまって、フルマラソンのほうに行ってしまって、戻ってきたらトップになれなかったというような事態で、今後、課題などがあれば、その2つについてお伺いしたいのですけれども。

知事

ありがとうございます。本当に、1回目、2回目、3回目とずっと晴れてきまして、4回目はまさしく富士山まで見えるという、大変千葉県はついておりました。これで全部つきが終わったのではないかと思うぐらい良い天気でございました。
記者さんもお走りになって、フルですか。

記者

ハーフです。

知事

ハーフか。走ったからわかると思いますけれども、本当に選手の皆さん、素晴らしい、爽快感で走って、楽しんでくださったと聞いております。
特に、外国人ランナーの皆さんが、自分たちのお国の国旗を地元の子供たちが振ってくれて、うれしくなってみんなとハイタッチしたとか、そんなようなお話も来ております。
そういう意味においては、日本に来てくれた人、千葉に来てくれた人は、みんなで心からおもてなしをするという、そういう機運が醸成できたのかなと思っております。
また、前回のハーフマラソンで1位になった方がコースを間違えたと。これは一つ大きな課題だと思いますし、今度は、今回どうして間違ったのかということを検証しつつ、二度とそういうことのないように努めてまいりたいと、そのように思っております。

記者

次回、大会を行うか行わないかというところですが、もし2年後に第5回目を開催するとしたら、8月にオリンピック、9月にパラリンピック、そして10月にアクアライン、3つ連続で行われる可能性も考えられると思いますが、次回開催についてはどうお思いでしょうか。

知事

今回、皆さまもよくおわかりになったかもしれませんが、地元の児童・生徒の皆さんが、吹奏楽をやったり、書道をやったり、いろんな形で大会を支えてくれました。それから、県警、海上保安庁、見えないところでしっかり支えてくれたからこそ、今回無事にできたものと私たちは認識しておりますし、本当に地元の熱意を強く感じたところでございます。
次の第5回目は、私個人的に言えば、ぜひやりたいと思います。ただ、これはあくまでも、地元の皆さんの熱意、それから県警も含め、地元の児童の皆さんも含めて、御協力をまた得られるかどうか、そういうことも含め総合的に考えたいなと思っております。

記者

ありがとうございます。
次にもう一つ、障害者雇用のことでお伺いしたいのですけれども、先日、国または千葉労働局が、県内の自治体などの平成29年度の再点検の結果を発表しましたけれども、その中では多くの障害者雇用数の修正がありまして、千葉県、千葉県教委を含め、多くの自治体がいわゆる法定雇用率を下回っているという実態が明らかになりました。
その一方で、障害者を雇うという数の不足の中で、来年度の採用の状況とかを見ると、県も、県の教委も13人と5人ですか、不足数を満たすにはまだまだ全然足りない数字です。
そんな中、国のほうでは、人事院が来年2月に一斉試験をやるという発表をしましたけれども、千葉県としてはそういった不足数を満たすために、新たに採用枠を拡大するとか、新たな試験を行うとか、そういった取組を考えているかどうかをお伺いしたいのですが。

知事

わかりました。まず、千葉県においても、国のガイドラインにのっとった報告を行っておらず、雇用率の修正が必要になったことにつきましては、大変に申し訳なく思っているところでございます。今後、国の再発防止策等も参考にして、適正な報告を行うとともに、障害のある方の積極的な採用に取り組んでまいりたいと思います。
記者さんのおっしゃったことは、これからの大きな課題でもあるし、また、国の動向を注視しながら、千葉県としても考えていかなければならないと思っております。
どうぞ。詳しくは担当部局から。

職員

総務課でございます。
障害がある方の積極的な採用につきましては、現在、県のほうで別枠の採用試験を行っておりますけれども、この障害の種類であるとか、採用人数の拡大などの検討を今進めております。
また、知事部局では、知的障害、精神障害のある方の雇用の促進と、民間企業への就業支援を行う、これを目的に「チャレンジドオフィスちば」というものを設置しておりますけれども、こちらの増員等も検討しております。
これらによりまして、法定雇用率を上回る障害者の採用に取り組んでいきたいと考えております。

記者

よろしくお願いします。私からは、児童虐待に関してお伺いします。
先ほど、「オレンジリボンキャンペーン」の取組の御紹介もありましたけれども、千葉県は全国で4番目に児童虐待が多いという、深刻な状況です。こうしたことへの改めての受け止めと、知事として社会に伝えていきたいメッセージ、あと、先ほど相談先を知ってもらうことが大事というお話があったのですけれども、そういうことも踏まえて、県としての今後の取組の方向性を改めてお伺いしたく思います。

知事

我が子ですから、ある意味、多少のしつけはありますけれども、虐待という、あってはならないことが最近多発しているということは、同じ子を持つ親として大変残念でならないなと思うところでございます。
何とか、千葉県も虐待から子供を守り、すべての子供が健やかに成長できる千葉県を目指して、実際にやっているところでございます。
千葉県でも対応件数は増加してしまいましたが、平成28年度から平成29年度の伸び率は大きく減少しているので、キャンペーンを行った結果はあるのかなと、そのように思っております。
こういうキャンペーンに関しても、私ども、CMだとか、いろんなことでやっておりますが、少しずつでも御理解を賜っていけばいいなと思っていますし、また、これからもどのように減少させるか、良いアイデアはないかというのは、事実今検討しているところでございますので、担当部局、どうぞ。

職員

児童家庭課でございます。
この「オレンジリボンキャンペーン」は、国が11月を推進月間ということで定めまして、NPOの活動等とあわせまして、全国的に取り組まれているものでございます。本県も、この期間は集中的な実施期間ということで、先ほど説明したキャンペーンを行っていることでございますが、それ以外にも、日常的にも広報・啓発ということは意識しながら取り組んでまいりたいと考えております。
相談先としては、「いち早く」という、189という番号がございますので、そういったものも広めてまいりたいと考えてございます。

知事

よくこういうときに子供のしつけだなんて言う人もいるけど、とんでもない話でね、たばこの火をくっつけたりとか、食事をさせないとか、そんなことが許されるもんじゃないですから。そういうことに対してもしっかり違うんだということも言って、なおかつ、相談を私どもがしっかり受け止めて、そういうことがないように指導してまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。私からは以上です。

記者

よろしくお願いします。
オリパラの関係でお尋ねしたいのですけれども、冒頭の御発言の中で、先週、森喜朗会長と会談されたというお話がございましたけれども、森会長とオリパラについてはどういったお話合いをされたのか、御紹介いただけますでしょうか。

知事

変な話、ピーナッツ(「Qナッツ」)を持って御機嫌伺いに行ったもので、会談だとかそんな偉そうなあれじゃないですけど、二人でゆっくりコーヒーでも飲みながら、30分ぐらい話しました。
それで、オリパラに関しては、「森田、サーフィンのほうは現場は大丈夫かい。」なんて言われまして、「おかげさまで、ビーチクリーンをはじめ、一宮町の駅、新しく出口も作っていただきまして、ありがとうございます。これから私どもは、何しろ清潔で思いやりのある日本一のおもてなしを目指して頑張りますから、会長、また一回遊びに来てくださいよ、一回視察に来てください。」とお願いしたんですよ。そうしたら、「おお、いつでも行くよ。またおまえ電話よこせ。」なんて言われましたけれども。そういう意味において、会長も非常にサーフィンにおいては、絶えず気にしているようでございました。

記者

知事から森会長のほうに、何か御要望などをされましたでしょうか。

知事

実は、サーフィンの千葉県内においての周知率というのは、80%近くあります。ところが、他の競技に関しては、千葉でやるということを知っている人が非常に低うございますと。ですから、私どもも一生懸命これを周知するように、いろいろなイベント等も含めてやりますが、その辺をお国のほうもいろいろな形で御協力を賜りたいと、そんなようなことも申し上げました。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。
今の質問に関連して、森会長もサーフィンのほうはちょっと気にかけているというお話ですけれども、幕張メッセの会場はテコンドーとかもあると思います。幕張メッセの会場の競技については、何かお話はあったのでしょうか。

知事

30分以内では、特にそっちのほうまでいかなかったね。大体半分ぐらいはピーナッツ(「Qナッツ」)の話で。それから、向こうからサーフィンの話が出たから話をしたので。でも、メッセのほうは、そういう意味では安心している部分もあるんじゃないでしょうか。
あと、「やっぱり試合をやるんだから、多くのお客さまに来てもらわなきゃ困るよなぁ。」とか、「やっぱり選手だってがらがらのところじゃ、森田、おまえ、千葉でやった意味ねえぞ。」とか、ちょっと言っておりましたけれどもね。でも、そんなに、まあ安心している部分があるんですかね。

記者

わかりました。ありがとうございました。

記者

成田空港のA滑走路の運用時間の延長を開始する時期について、ちょっと質問させていただければと思います。
これまで開始時期について、2020年の東京大会までにということで関係者の間で合意がされていましたが、その具体的な時期について、国や空港会社が来年10月からとする方向で、地元自治体と最終的な調整をする方針だというふうに一部報道されていますけれども、まず、県にはこうした方針が既に伝えられているのかということと、実施されればオリンピックよりも半年以上早く延長開始となりますけれども、これについて見解を伺えればと思います。

知事

夜間飛行制限変更実施時期について、私も報道があったということは承知しております。成田空港の更なる機能強化の一環として、飛行制限の変更ということも出てきたんでしょう。でも、これは何と言っても、地域住民の生活環境に密接にかかわるものでございますから、まずは住民の皆さまの意見を十分に、しっかりとお聞きいただきたいと。それを踏まえた関係市町の意見の一致が前提であると、私はそう思っております。
それから、国、空港会社から何かいろいろあったかとの話でございますが、機能強化に関する環境対策など、さまざまな打ち合わせの一環として担当部署にそのような希望がある旨は聞いたことがあります。
担当部局、いいですか。よろしゅうございますか。

記者

今の話に関係してですけれども、千葉県のほうでは、成田空港の今回の機能強化合意を踏まえて、地域振興策のプランを取りまとめていくことになっています。基本プランというのは、年度末にも示されていると思うのですけれども、実施プランは来年度中、2019年度中にまとめるということだと思うのですけれども、A滑走路の夜間飛行制限の緩和がもし2019年の秋になった場合は、実施プランの策定時期とも微妙にかぶったり、前後する可能性もあると思いますけれども、それを踏まえて、実施プランの策定を急ぐとか、そういった検討はされているのでしょうか。

知事

そうですね、今、この辺が定かではないものでございますから、まあ、大枠としては検討していかなければならないのかなという気持ちは持っています。
担当部局、その辺をちょっと詳しく。

職員

空港地域振興課でございます。
実施プランの策定に向けて、今年度、市町とどのようなことをやっていくかということについて、課題の整理を行っているところでございます。今、お話があったように、実施プランは来年度中を目途に策定ということで、今、作業を進めているところでございます。

知事

いろいろと皆さんの御要望等もあるので、しっかりとそれを受け止めながらまとめてまいりたいと、そのように思っております。

記者

わかりました。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 落花生「Qなっつ」のデビューについて
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
  • 農林業の魅力発見イベントについて
    →農林水産部担い手支援課【電話】043-223-2901
  • 児童虐待防止推進月間について
    →健康福祉部児童家庭課【電話】043-223-2325
  • 印旛沼流域の魅力発信イベントについて
    →県土整備部河川環境課【電話】043-223-3160

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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