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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20847

知事定例記者会見(平成30年8月3日)概要

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日時

平成30年8月3日(金曜日)10時30分~11時09分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成30年8月3日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 夏の甲子園大会県代表決定について
  2. 次世代に残したいと思う「ちば文化資産」の選定について
  3. 災害への備えについて
  4. 千葉県介護の未来案内人について
  5. この時期にお勧めの耳より情報(千葉県立現代産業科学館プラネタリウム)

知事発言

夏の甲子園大会県代表決定について

知事

はじめに、高校野球の話題について、お話します。
先月25日と26日に、第100回全国高等学校野球選手権記念東千葉大会と西千葉大会の決勝戦が行われました。
東千葉大会では、木更津総合高校が、投打ともに安定した貫禄ある戦いぶりで勝ち抜き、3年連続7回目となる夏の甲子園出場を決めました。
西千葉大会では、中央学院高校が、厳しい試合を粘り強さをもって全員野球で勝ち抜き、春夏連続となる甲子園出場を決めました。
今週の火曜日には、選手の皆さんが甲子園出場の報告のため私のところに来てくれました。私からは、甲子園という素晴らしい舞台で、これまで積み重ねてきた努力を全てぶつけて、思い切り汗をかいてきてほしいと激励させていただきました。
昨日、組合せ抽選が行われ、中央学院高校は5日に、木更津総合高校は10日に、初戦が行われることとなりました。ぜひ勝ち抜いていただいて、両校による決勝戦が実現するよう、私も応援していきたいと思っております。

次世代に残したいと思う「ちば文化資産」の選定ついて

知事

次に、「ちば文化資産」について、お話をいたします。
東京2020オリンピック・パラリンピックは、スポーツの祭典であると同時に文化の祭典でもあり、本県の文化的魅力を発信する絶好のチャンスでもあります。この機会を生かして、県民の皆様に本県の「文化資産」を再認識していただくため、県民投票の結果などを踏まえ、「次世代に残したいと思うちば文化資産」を選定しました。たくさんの投票をいただき、ありがとうございました。
選定された「ちば文化資産」は、伝統的・歴史的なものから、本県の発展を象徴するものまで、多彩な魅力にあふれたものとなりました。その一部を御紹介いたします。
まず、伝統的・歴史的なものとしては、「九十九里浜の景観」や、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている香取市の「佐原の山車行事」などが選ばれました。
次に、本県の発展を象徴するものとしては、「東京湾アクアラインと海ほたるの景観」や、職・住・学・遊を備えたまち、「幕張新都心」などが選ばれました。
これらを含む、111件の「ちば文化資産」については、明日から県のホームページで御覧いただけます。
今後は、県庁やイベント会場での写真展示、文化イベントの実施などにより、本県の持つ文化的魅力を発信するとともに、地域の活性化につなげてまいりたいと思います。
「ちば文化資産」は、多様で豊かなちば文化の魅力を特徴づけるものであり、次世代に継承していくことが大切でございます。県民の皆様にはこれらを通じて、本県により愛着や誇りを持っていただくとともに、「チーム千葉」でオリンピック・パラリンピックを一緒に盛り上げていただくよう、よろしくお願いを申し上げます。

災害への備えについて

知事

次に、「災害への備え」について、お話をいたします。
今年は、6月には、最大震度6弱を記録した「大阪府北部を震源とする地震」、7月には、西日本を中心に大きな被害をもたらした「平成30年7月豪雨」と、立て続けに災害が起きております。本県でも、こうした災害がいつ起こるかわかりません。日ごろからさまざまな災害に備えておく必要があります。
そこで、県の取組を2つ御紹介いたします。
1つ目は、「9都県市合同防災訓練」でございます。
今月26日、勝浦市の勝浦中学校を本県の会場として、約110機関が参加して行います。大地震の発生を想定し、壊れた建物からの被災者の救出救助などを訓練いたします。
また、住民参加による津波避難や、熊本地震でも課題となった長期の避難生活を想定し、自主防災組織を中心とした避難所の運営など、住民参加型の訓練も行います。一般見学もできます。ぜひ会場へお越しください。
2つ目は、「千葉県物資供給等対策協議会の設立」でございます。
県では、災害時に必要な支援物資を円滑に供給するため、企業や団体と協定を結んでおります。このたび、平常時からの連絡体制の確立と、災害発生時の迅速な対応を目的として、これらの事業者とともに協議会を設立いたしました。
県と事業者、個別の連携のみならず、さまざまな災害に迅速に対応できるよう、各企業・団体相互の連携強化に努めてまいります。
災害から身を守るためには、皆さん一人ひとりが正しい知識を持ち、災害に備えることがとても大切でございます。9月1日は「防災の日」、また、今月30日から1週間は、「防災週間」でございます。この機会に、家具の固定などの地震対策、御家庭での水や食料の備蓄、避難場所と安全な避難経路の確認など、身の回りの「災害への備え」を改めて確認していただくよう、お願いを申し上げます。

千葉県介護の未来案内人について

知事

次に、介護人材確保の取組について、お話をいたします。
本県では、高齢化の進展により、介護のニーズが高まる中で、これらのサービスを支える人材の確保が大きな課題となっているところでございます。そこで、県内の介護現場で、いきいきと情熱を持って働いている若手の介護職員を「介護の未来案内人」として私から委嘱し、若者に対して介護職の魅力などを伝える取組を新たに始めることといたしました。
「介護の未来案内人」の活動内容を御紹介いたします。
まず、案内人を県内の高校や大学などに派遣し、介護の仕事を選んだきっかけやエピソード、日々の仕事の楽しさなどを話していただきます。また、若者を中心とした幅広い世代の皆さんが使っているSNSによる情報発信も行っていただきます。
案内人からは、働く職場の雰囲気など、さまざまな情報を発信していただき、多くの若者に、介護の仕事に就いていただきたいと思います。
なお、案内人への委嘱は、本日午後2時より、私自ら行います。
介護の仕事は、人と人との心が通じ合う素晴らしい仕事でございます。案内人世代だからこそ感じる魅力ややりがいが多くの県民の皆さんに直接届き、介護人材の増加につながることを期待しております

この時期にお勧めの耳より情報(千葉県立現代産業科学館プラネタリウム)

知事

最後は、「この時期にお勧めの耳寄り情報」でございます。
市川市の現代産業科学館では、来週10日から29日まで「50万年前の星空」と題したプラネタリウム上映会を開催いたします。この作品は、世界的なプラネタリウム・クリエイター大平貴之さんが、最新鋭のシステムでつくり上げた新作でございます。
現代から50万年前という「時間」を旅しながら、太古の世界、人類が文明への階段を登り始めたときに見上げていた星空を眺めることができます。
また、昨年まで上映してきた地球や宇宙の各地から星空を眺める当館オリジナルの人気作たちも御覧いただけます。
県内各地の博物館では、自然や歴史、科学についての展示やイベントが盛りだくさんでございます。御家族やお友達など、お誘いあわせのうえ、ぜひお出かけくださいませ。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。
まず、防災についてお伺いしたかったのですが、台風ですとか豪雨ですとか、熱中症と、いろいろ災害が相次いでいると思うのですが、それに関して4点ほどあります。
最初にちょっとざっくりとした質問になりますけれども、災害時に県民が県に対して、どういう情報収集だったり情報発信というものを求めていると知事はお考えでいらっしゃいますか。

知事

それは、詳細な今起こり得る気象情報、それから実際に災害に遭っているとか、そういうことをなるたけ逐次、皆さんにお知らせすることは大事かなと、そのように思っております。

記者

2点目ですけれども、先週末の28日に来た台風12号では、ちょっと県の対応について疑問を感じることがありまして、千葉と神奈川とで比較をしてみたのですが、すみません、若干長くなってしまいますけれども、まず28日と29日の情報提供の回数、これが千葉県の公表した被害状況というのが3回です。これに対して被害が比較的大きかった神奈川ですけれども、こちらは10回。神奈川は、情報に大きな被害が出ていなくても定期的に更新をするということです。
2点目に、1回目の情報、第1報を発信した時間ですが、千葉は28日夕方5時。神奈川県はその6時間前の午前11時。それでも、その神奈川県の第1報は被害とか避難情報はなしでした。
3つ目ですけれども、県が1回の情報、第1報を発信するためにかける時間というのは、千葉が2時間使っているのに対して、神奈川は比較的市町村の数が少ないと思うんですけれども、ほぼリアルタイムから1時間程度と、両県に大きなタイムラグが発生している状況です。千葉、神奈川、単純比較だと言われてしまえばそれまでかと思うのですけれども、なぜこう対応に差が出てしまうのか。千葉県の体制というのをどうお考えでしょうか。

知事

記者さん、非常に細かく足でいろいろと取材なさったんだと、そのように思います。私自身も、やっぱり県民においては、地元の人たちにとっては、詳細な情報、そしてあるときは迅速な行動を促すこともあるものですから、逐次流さなくてはいけないと、これは基本に思っております。ただ、その出し方においては、また私も詳細はまだ聞いておりませんので、担当部、その辺を説明してください。

職員

危機管理課でございます。
まず、本県の情報収集体制の基本でございます。県では、夜間・休日の突発的な災害発生時にも迅速に対応できますよう、常に幹部職員と複数の職員がチームをつくっておりまして、発災時の初動対応に努めているところでございます。
その上で、今回の台風におけます対応ですけれども、本県では、今回の台風で大雨洪水警報の発表ととともに危機管理課職員によります情報収集体制を敷きまして、市町村や関係機関と連携して情報収集を行い、御指摘のとおり、トータル3回の被害状況の発表をさせていただいたところでございます。
これにつきまして、記者さん、発表までの時間が長いという御指摘でございますけれども、1つといたしましては、県内54市町村の情報を取りまとめる必要があるということ、また、情報の正確性を期する上で関係機関に確認をとる必要があるということなどを踏まえまして、ある程度の時間がかかってしまうのはやむを得ないところかなとは考えております。
情報の提供に当たりましては、できるだけ最新の情報を提供できるように、ぎりぎりまで確認を取っているところでございますけれども、記者さん御指摘のとおり、情報の即時性ということも大変重要でありますので、情報の即時性と情報の正確性のバランス、これを踏まえまして検討してまいりたいと考えております。
いずれにしましても、今後とも適時適切な情報提供に努めてまいりたいと考えております。

知事

記者さん、そういう意味ではいろいろな情報を提供してくださって、私は大変よかったと、そのように思います。
担当部局が言うように、千葉県というのは、神奈川と東京と合わせた以上に広い所でもあります。ですから、やっぱり多少のそういうのもあるのかなと。でも、今いただいたそういう御指摘をしっかりと受け止めて、これからもより一層、県民のために、そして一刻も(早く)詳しく正確な情報、これを努めてまいりたいと、そのように思います。

記者

3点目になりますけれども、今の県の事情等も重々承知しながらではあるのですが、今回の台風では県が警戒を解く――解いてはいないと思うのですが、ちょっと気を緩めるのが早いんじゃないかという事案もありまして、県内の雨のピークというのが大体28日の夕方4時ぐらいに過ぎたのかなということもあったのか、千葉県が発表した最終の情報更新28日というのは、夜の8時が最終でした。
ただ、その中でも館山の雨のピークというのは、夜中の0時に迎えているんです。さらにピークが過ぎた後に土砂災害が起きやすいということも、これまでの教訓として広く知られているはずで、災害警戒体制に上限というものはないと思うのですが、なぜ、28日の情報更新というのが午後8時で止まったのかというところが疑問に残ってしまいます。
冒頭にも、災害訓練という話もありました。いろいろ災害訓練をやられていると思うのですが、訓練のための訓練になっているのではないかなと。

知事

担当部局。

職員

ただいまの被害状況の発表の最終報が早いのではないかという御質問でございますが、今回の台風における被害情報の発表につきましては、1つとして、台風の進路予測あるいは雨雲の動き、降雨予測などそういった情報を総合的に勘案した上で、引き続き情報収集体制につきましては継続したまま、20時をもって定時の発表から被害報告が市町村から上がってきたときに、すぐさま随時発表できるという体制に移行させていただいたところでございます。
いずれにしましても、今後とも適時適切な情報提供をさせていただきたいと思っております。

知事

よろしいですか。

記者

最後に1点ですが、市町村から情報を受け入れる、それと県内が広いということなのですが、市町村の消防と県とが円滑な情報共有、協力ができるような関係になっているのかということも、今回疑問に思うことがありまして、市町村の消防と県というのは、指揮命令関係にないと思うのですけれども、先日の台風のあの規模であの情報収集となると、万が一、大地震、大規模土砂崩れが起きた際に、県が何も知らないままに市町村だけで、市町村任せになったまま被害が拡大進行していくことが起きかねないかというふうに懸念しています。県内の情報をつぶさに把握することに努める必要が県にはあると思うのですが、知事、いかがでしょう。

知事

市町村との連携、意思疎通は県としても県なりに努力し、また市町村と絶えず連絡はとり合っていると思うんでございますが、今、記者さん御指摘のとおり、このぐらいのこういうときで、まだちょっとこういうミスもあるんじゃないかと、もっと大きくなったら、もっと大きなミスがあるんじゃないか、その辺をどうするか。これを非常に私たちも勉強していかなきゃならない。要するに、何と言っても、安心・安全、県民の皆さまに、そして詳しい情報をしっかりとお伝えし、行動していただくというのが、これは基本でございます。
担当部局、説明してください。

職員

それでは、知事の説明に補足させていただきます。県と消防あるいは市町村、こういったところの連携がとれているのかという御質問だったと思いますけれども、災害発生時に県に災害状況を報告していただく際には、現在、県では防災情報システムというのが、パソコンを使ったシステムを使って情報を上げていただいております。このシステムには、市町村だけではなく、消防ですとか警察からも情報を入力することができますので、例えば警察のほうから情報が入っているのに、市町村からは報告がない。これについては、市町村はちゃんと把握していますかと、そういう確認をさせていただいています。そういう点で、情報の共有、連携というのはとれていると考えております。

知事

いずれにしても、一生懸命やらせていただきます。

記者

私からは、きょう発表されましたちば文化資産についてお聞きします。
まず、今回111件選ばれましたけれども、このラインナップを御覧になった知事の率直な御感想をお聞かせください。

知事

やっぱり千葉県というのは非常にポテンシャルがあるといいますか、それにふさわしいところが多くあるんでございます。私もこんなにいっぱいあったのかとちょっと驚くぐらいでございました。でも、こういうことを、より一層光を当てて、より一層多くの人に見てもらう。今回のオリ・パラもあります。多くの観光客が来るわけでございます。これを皆様に御提示し、そして皆様に興味を持ってもらって来ていただく。これが大事なのかなと、そのように思っております。

記者

オリンピック・パラリンピック、まだそれ以降、県内にも訪日外国人客、その一層の増加が見込まれておりますけれども、知事がこのラインナップを御覧になって、これは外国人にウケるのではないかな、これは外国人にPRしたいなと思われるものはございますでしょうか。

知事

111ありますからね。もう何しろ、本当はみんな見てもらいたいですよ。そうですね、僕は、海ほたるから見た東京湾からずっと千葉のあの景観というのは、いいんじゃないかなと、そう思いますけどね。
外国の方が来てアクアラインを使ったときに、はじめ東京から来ると海底からぐっと上がってきますね。それをものすごく喜んで、そして、これは東京だよねなんて言っている人もいるし、また、景観の素晴らしさに晴れている日は特に驚いていることでございます。それのみならず、九十九里浜も、いろんなところも、私はいいところがあると思いますので、そういう機会がありましたらどんどん発信してまいりたいと、そのように思います。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。
私からは、先ほど御質問もありましたちば文化資産の件と、今知事がおっしゃられた、オリンピック・パラリンピックでの機会に発信していきたいということだと思うのですけれども、この関係で3点ほど伺いたいと思います。
まず、今、オリンピック・パラリンピック関係は着々と進行していまして、都市ボランティアの募集をされることも決まりましたし、聖火リレーのコースも現在検討されているということで、まず、聖火リレーが7月2~4日が県内と日程が決まって、ルートはこれからというところだと思うのですが、ちょうど今8月ですけれども、今年などは非常に暑いので、既に暑さ対策と言われておりますけれども、今からでも考えておられる対策といいますか、そういうものはありますでしょうか。

知事

今、お国のほうではサマータイムの導入だとか、例えばマラソンの時間をコースに合わせると、確かに決まっているものもあるし、議論をされているところもあります。ですから、私どもとしては、千葉県においては、お国のそういう動向を見ながらまた議論してまいりたいなと、そのように思っております。
なにぶん、今年だけなのかね、この暑さというのは。それとも、これから来年、再来年ともっとなっちゃうのか。ほんと、これは専門家でもわからないと思うんですよね。そう言うと、今度は11月ごろに延ばしたらどうなんだというふうなのも出てくるしね。どうなっているんだろうと。正直な話、お国の動きも含めて、いろんな人のお話も含めて、今は絶えず与えられたものに対してしっかりやっていこうと、そのように思っているところでございます。

記者

ありがとうございます。関連して2点目なのですが、都市ボランティア、これから募集が始まるということで、やはりたくさんの方に応募してもらわないと、まずそこが第一歩だと思うのですけれども、いろいろボランティア養成セミナーなんかの対策をとられてきていると思いますが、今、さらに募集をたくさんしていただくために考えられていることとか、アピールしたい点とか、そういうものがありましたらお願いします。

知事

そうですね、私はボランティアの原点というのは、やっぱりおもてなしだと、そのように思っています。ですから、いつも言っているようですけれども、例えば、県として治安対策だとか、安心・安全、移動交番だとか防犯ボックス、それから、さっき言った文化資産も含めていいところも御紹介する。これも一つの大きなボランティアの原点だと、そのように思います。
それと、内外から来たお客様に、笑顔をもって、ようこそ来てくださいましたと。そして、ちょっとしたことで道を教えてあげることも、私は大きなボランティアだと、そのように思っていますので。言うなれば、都市ボランティアの大きな枠とは別に、小さな、私たち1人でもできるボランティアというのを、皆さんに御理解賜りたいなと。
私たちも、記者さんもそうでしょう、外国に行って、「こんにちは」なんて日本語で言われたら、何かうれしいところがありますよね。ですから、私どもも来た方に「Hello」とか、「Welcome」とか、何か一言言って、にこっと笑顔をもって接すると、向こうも千葉県、また日本という国に対して印象が良くなっていくんじゃないかなと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。最後に1点なのですけれども、ちば文化資産との関係で、これはオリ・パラ関係ということでこの時期に選定されているという経緯もあると思うので、どうやって絡めて発信していくかというところで、せっかく選んだものですから、例えば聖火リレーで、今、コースをどうするという話がありますけれども、そういうときに、その中から例えば、ここから発信していくという視点も入れながらコースの選定を考えるとか、いろいろあるのかなと思うのですけれども、今もしある程度どうやって発信していくかという点について、お考えになられていることがありましたら。

知事

大きく言いますと、文化資産をまずは人に知ってもらおうということですよね。ですから、県に関係しているテレビ番組だとか、ラジオだとか、そういうものにもどんどん発信してまいりたいし、そしてまた、皆様のお力をお借りして、皆さんに知ってもらうよう努力をしてまいりたいなと。
詳細は担当部局、どうぞ。

職員

県民生活・文化課でございます。
ちば文化資産を活用したイベントというものを考えておりまして、ちば文化資産にまつわる絵画とか写真等の作品の募集、それから、31年度にちばアート祭というものの開催を検討しております。それから、スタンプラリーのようにちば文化資産を県内外から来県される観光客の方にもめぐっていただけるようなイベントの実施などを検討しております。報道とか観光などの関係部局とも連携して、効果的な活用方法をさらに検討していきたいと考えております。
以上でございます。

知事

記者さんも御案内のとおり、PRというのはここまででいいというのはないんですよね。自分はものすごくPRしているようでも、一般の人から見たら大したことないんです。ですから、PRし過ぎじゃないかなぐらいでも、やっとちょっと届くぐらいです。私も自分の経験を生かしてそういうことを職員の皆さんに、もっとこういう視点でやろう、ああいう視点でやろうと言っているところでございます。
例えば、びわがうまいと。びわがうまいですよ、うまいですよ、そういうものをテレビで流したとする。はじめはそうかと思っても、ずっとうまいですよ、うまいですよと言ったら、もういいよとなっちゃうんです。そうしたら、このびわの宣伝の仕方をもう一つ変えてみて、びわを潰してジュースにしたらまたおいしいですよ。そのおいしいジュースのびわはこれなんですよと、言うなればいろんな形を変えてコマーシャルをするということは大事だと、そのように思っていますので、この文化資産に関しても、いろんな手を使ってPRしてまいりたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。
知事が8月からベイエフエムさんのラジオドラマに出演されるということで、ちょっとその点について伺いたいのですけれども、俳優時代も含めてラジオドラマの出演というのは、知事、これが初めてになりますでしょうか。

知事

はい。今、PRのことであれなんですけれども、やっぱり千葉っていうのはPRするものが多いんですよ。梨だの、スイカもあるし、びわもあるし、ブルーベリーも、いっぱいあるんですけれども、ただ、そのときに、これはおいしいですよ、ああですよ、だけでは、もっと違った観点からPRしていこうと。
そして、私は俳優というのは私の利点でございますから、自分の利点をうまく生かしてやっていこうと。そして、そのラジオドラマは、いうならば私が千葉県の総合商社の社長みたいになって、千葉県の観光だとか食べ物とかをどんどん売っていこうと。そこに私の友人が、実は京本政樹君なんですよ。正直言って、あのクラスになると、地方のラジオ局なんか出ませんよ。でも、「おい、千葉県は俺いるんだから、ちょっと頼むよ」と言って、彼も出てもらった。そうすると、聞くほうが、同じ宣伝されるのでも、また違った人が言ったり、また、ドラマの中でそういうことが出てきたりすると、新しく新鮮にまた魅力を持ったりするんでございます。
ですから、私は自分の利点をうまく使いながらやっていかなきゃいけないと、そのように思っているので、そういう観点からあのラジオドラマを考えたところでもあります。

記者

関連して、先ほどラジオドラマの主演というのは初めてということでしたが、吹き込みとかをされて、仕上がりというのはどうでしょうか。

知事

ああ、よかったよ。僕も初めてなんですよ、ラジオドラマというのは。やっぱり、京本がうまいわ。あいつは大体、台本をほとんど見ていないで来て、本番でうまくやるんですね。でも、彼と俺は長い付き合い、30何年の付き合いだから、あいつがこう言えばこう言うと、もう慣れていますから。機会があったらぜひ1回聞いてもらいたいと思うんでございますが。1回6分か7分ぐらいですけれども、いろんな食べ物の話、観光地の話、それから、お花の話、また人情の話も出てくるので、喜んでいただけるのではないかなと、そのように思っています。

記者

最後に、内容が千葉県をPRするというものだと思うのですけれども、それを聞いているリスナーの方に、これから番組を聞かれる方に、メッセージをお願いします。

知事

実は千葉県って、芸能界の方でも非常に興味を持っているというか、別荘を持っている方とか、そういう方が多いんですよ。だから、今回、私が何とか千葉のためと頼んだ京本君も実は千葉県のファンでね、彼はよくこっちのほうに遊びに来ているらしいんですよ。ですから、そういう人たちが千葉を言うというのは、また一つのおもしろさでございます。
それと、皆さんが意外と気がついていないところ、千葉県にいて千葉県のことを知らない人って意外と多いと思うんですね。そういうことを私どもはどんどんつまみ上げて、皆さんに情報提供しようと、そのように思っていますので、ぜひ皆さん聞いていただいて、「あっ、そうか、千葉県ってこんないいところがあった。こんなおいしいものがあった。ちょっと行ってみようかな」と、そう思っていただきたいなと。そう思われるように私たちまた努力します。

記者

ありがとうございました。

記者

先日、県警のほうで発表されたのですが、県内で自転車の死亡事案が増えているそうです。県のほうで自転車を適正に活用する条例が施行されて2年目ですけれども、なかなか改善されない状況について、知事の所感と対応で改善策などがあれば教えていただければ。

知事

私たちのころの自転車というのは、歩くより速い、ちょっと荷物も置ける、そういう意味で自転車というのを使っていたんですね。ところが、最近は自転車が何となくスポーツ化してきたというか、スポーツで乗っている方も多いし、また、自転車自体もすごく速く走れるようになったものです。
で、変わらないのは人間なんですね、実は。やっぱり自転車に乗っていてちゃんと右左、歩行者と同じようにはじめは始まったんです。ところが、最近、私自分で車に乗ってぱっと見ると、右左も見ないでそのままパーッと出てきたり、また、車の間からスーッと出てきたり、これは危ないですよ。
ですから、私は自転車の普及というのは大変いいことだと思っています。しかし、それと同時に、千葉県としても自転車のマナー、これをしっかりと周知しなければいけなし、乗る人が、まずはしっかりその辺を注意して乗っていただきたいなと思います。ヒヤッとするときが何回もありますよ。あれはもう、気をつけてもらわないと困りますね。

記者

今、知事がおっしゃったマナーの周知とか、あと、条例の中にもヘルメットをかぶりましょうとか、努力義務でかなりいいことが盛り込まれているのですが、ただ、施行されて2年目で、なかなかその状況が改善されない。逆にここ数年にすると悪化しているようです。やはり、さらに次の一手というのを県として何か対策をとらなければいけないのかなと思いますが、そこについてはいかがですか。

知事

ほんと、記者さんの言うとおりなんだよ。やっぱり俺たち一手を打ったけれども、まだそれが、おっしゃるとおりなかなか進んでいないんじゃないかと。本当に私たちも忸怩たる思いもあるんです。
担当部局、その辺を御説明申し上げて。

職員

くらし安全推進課でございます。
自転車の交通事故が多くなっているということで、ヘルメットの着用が非常に有効な手段だと思っています。県としても、スケアード・ストレイト、ヒヤッとするような体験をするような形での研修会ですとか、あと、最近、高齢者の自転車事故が多いようでございますので、高齢者に対するヘルメット着用の促進ということで、広報、啓発を一層進めていきたいと思っております。

記者

今おっしゃった、特に高齢者への対応というのは、そういう啓発だけではなくて、ほかに何かあるのでしょうか。

職員

はい。高齢者については、高齢者シルバーリーダー研修というのをやっておりまして、地域の高齢者の中で(交通安全の)リーダーになっていくような方に、自転車の乗り方ですとか、マナーとか、そういったものを講習させていただいて、地域の方に周知していただくというような取組もしております。

知事

昔は自転車にチリンチリンというのがあって、後ろから来るとチリンチリンとかあって、「おお、自転車だ」となったけど、最近、あんまりチリンチリンってないだろう。まずそういうことも含めて、またヨーロッパなんかも自転車天国でございますから、自転車ロードとかあります。だから、これはもっと大きな考えでお国も考えていただきたいなと、そのように思うところです。
担当部局、どうぞ。

職員

さっきもありましたけれども、高齢者のほうは今本当に交通事故の死亡者が多くなっておりますので、一番良いのは今ヘルメットの着用なのですが、そういったものを含めまして、マナーにつきまして、一層の広報、啓発をしていきたいと思います。

記者

最後に一点、条例の中にもありましたが、ヘルメットをかぶりましょうというのは努力義務ですけれども、例えばこれを義務化するとか、そういうさらに一歩踏み込んだ形で、何か県のほうでやっていくというのは、今のところお考えはないでしょうか。

職員

その検討については、ヘルメットの着用義務という形になりますと、ヘルメットを購入するにも費用がかかることでございますので、まずは、ヘルメットを着用していただきたいということを周知していくことを優先してやっていきたいと思っています。

知事

本当は記者さんの言うとおり、そうなっていけばいいんですけれども、いろんなことがまた議論として出てきてしまうところもあるんですよね。まずは、やはり自分の命は自分で守るんだという、そういう気持ちを自転車に乗る人も持ってもらって、また、自分の一つで他人様に迷惑をかけるんだという気持ちをも、まあ、車じゃないから自転車だからじゃなくて、そういうような2つの命をしっかり認識していただきたいなと、そのように思います。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。
先日、自民党の国会議員がLGBTは子供を産まないので生産性がないというような発言を、雑誌に寄稿を行って大きな問題となりました。知事として率直にこの発言をどう受け止めていらっしゃいますかということと、千葉県として、今後、LGBTなど性的マイノリティへの支援というのはどう考えていらっしゃいますでしょうか。

知事

発言に対しては、そんなこと言うべきじゃないという、そういう考えですよ。まあ、個人的には思ったんでしょうけれども、そんなことは言うことじゃないと、そう思っています。
記者さんおっしゃるとおり、今、まさに共生の社会でございますよ。だから、これはお互いに理解し合って、お互いに助け合わなければいけないし、できることをやっていこう。これが県の基本的な考えでございます。

記者

ありがとうございます。

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  • 夏の甲子園大会県代表決定について
    →総務部学事課【電話】043-223-2083

  • 次世代に残したいと思う「ちば文化資産」の選定について
    →環境生活部県民生活・文化課【電話】043-223-4160
  • 災害への備えについて
    →防災危機管理部防災政策課【電話】043-223-3409
    →防災危機管理部危機管理課【電話】043-223-2297
  • 千葉県介護の未来案内人について
    →健康福祉部健康福祉指導課【電話】043-223-2313
  • この時期にお勧めの耳より情報(千葉県立現代産業科学館プラネタリウム)
    →教育庁教育振興部文化財課【電話】043-223-4087

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電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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