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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20812

知事定例記者会見(平成29年4月6日)概要

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日時

平成29年4月6日(木曜日)10時30分~11時05分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成29年4月6日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 総合計画の策定について
  2. 春の全国交通安全運動について
  3. いじめ防止啓発強化月間について
  4. この時期にお勧めの耳より情報について

知事発言

 総合計画の策定について

知事

初めに、次期「千葉県総合計画」の策定方針についてお話をさせていただきます。
私は、平成21年の知事就任後、県政運営の基本となる総合計画を策定し、「くらし満足度日本一」の実現を目指し、8年間取り組んでまいりました。2期目の実施計画が昨年度で終了したことから、向こう4年間の県政運営の基本となる次期実施計画を早急に策定する必要があると感じております。
そこで、本日、「策定推進本部会議」を開催し、私から各部局長に対し、計画の策定方針について、3つ指示したところでございます。
まずは、総合計画の基本構想の総仕上げとなる実施計画を策定すること。
次に、実施計画の期間を4年間とし、重点的に取り組む政策・施策を体系的に整理すること。
なお、県民の期待に応えるため、今回の選挙での公約にも十分留意すること。
そして、政策・施策ごとの整理に加え、変化する時代潮流に適切に対応するため、横断的に取り組むテーマを掲げること。
以上の3つでございます。
横断的に取り組むテーマといたしましては、1つ目が、女性や若者、高齢者など、あらゆる人々の活躍による千葉県の活性化。2つ目が、少子高齢化への対策による誰もが安心して暮らせる社会づくり。3つ目が、圏央道などの交流基盤の活用による千葉の魅力の更なる向上と、東京2020オリンピック・パラリンピックなど、さまざまなチャンスを捉えた効果的な魅力発信でございます。
今後は、この方針を踏まえて計画案の策定を進め、パブリックコメントや有識者との意見交換などを経た上で、議会に諮りたいと考えているところでございます。
本県のさらなる飛躍を目指し、次世代を担う若者や子供たちが希望をかなえて活躍し、「千葉で生まれて、住んで、働けて良かった」と誇りに思える、「日本一の光り輝く千葉県」を築いていけるよう、今後も「チーム千葉」で取り組んでまいりたいと、そのように思っております。

 春の全国交通安全運動について

知事

次に、本日から今月15日まで実施する「春の全国交通安全運動」について、お話をいたします。
本県では、昨年、185人もの方々が交通事故で亡くなられ、今年も昨日現在で42人の尊い命が奪われているところでございます。今は新入学の時期であり、新入生の交通事故が心配されています。また、今月1日から「千葉県自転車条例」を施行したところでございます。
そこで、今回は「おともだちむこうにいてもみぎひだり」をスローガンに、「子供と高齢者の交通事故防止」や「自転車の安全利用の推進」などを重点目標として運動に取り組みます。
先ほどの出動式では、幼稚園児の皆さんや県警白バイ隊、関係団体の方々にお集まりいただきました。さらに、運動期間中には、県内各地で交通安全教室や交通事故防止キャンペーンを予定しているところでございます。
今月10日には、千葉市のアリオ蘇我店にて、子供向け交通安全ソングを提供していただいた奥華子さんをお招きして、交通安全イベントを開催いたします。
また、子供たちの交通安全のため、千葉トヨタグループ関係3社の御協力により、県内全ての小学校1年生に、チーバくんをかたどった「反射ストラップ」を、コスモス交通安全協力会の御協力により、県内全ての中学校1年生に自転車に取りつける反射材、「サイクルリフレクター」をそれぞれ配ります。本日、それぞれの贈呈式を行います。
ドライバーも、自転車を利用する人も、歩行者も、一人ひとりが交通ルールとマナーを守り、事故のない、誰もが安心して暮らせる「交通安全県ちば」の実現を目指してまいりたいと、そのように思っております。

 いじめ防止啓発強化月間について

知事

次に、いじめ防止対策についてお話しいたします。
本県では、全国に先駆け、「いじめ防止対策推進条例」を施行しております。毎年4月を「いじめ防止啓発強化月間」と定めております。今回の重点的な取組を2つ御紹介いたします。
1つ目は、いじめ防止啓発資料の活用でございます。「いじめのない学校づくり」や「一人で悩まないこと」を呼びかけるリーフレットなどを、県内の小・中・高校生や保護者に配布し、いじめ防止への意識を啓発してまいります。
2つ目は、教育相談体制の充実でございます。本年度、子供や保護者の悩みを受け止めアドバイスするスクールカウンセラーを、新たに小学校35校に追加配置いたします。また、貧困などの問題解消に向け、福祉の観点から支援するスクールソーシャルワーカーを増員し、各学校における教育相談機能をさらに充実させてまいります。
この月間を通じ、「いじめゼロ」の学校づくりに取り組んでまいります。県民の皆様の御協力をお願いいたします。
そして、千葉県、日本の未来を担う子供たちへのお願いでございます。他人を思いやる心を持ち、困っている友達には手を差し伸べてください。でも、自分では解決できない困難に出会ったときは、遠慮なく大人に相談してください。君たちがすばらしい人生を歩むことができるよう、私たちは全力で応援してまいります。

 この時期にお勧めの耳より情報について

知事

最後は、この時期にお勧めの耳寄り情報でございます。
4月になり、本県ではチューリップが見ごろを迎えました。そこで、県内各地で開催される「春のチューリップ祭り」を御紹介いたします。
まず、今月23日まで開催される「佐倉チューリップフェスタ」でございます。印旛沼のほとりにある「佐倉ふるさと広場」では、関東最大規模の70種類60万本のチューリップが彩り豊かに咲きそろいます。
次は、柏市の「チューリップフェスティバル」でございます。16万本のチューリップが見ごろを迎えた「あけぼの山農業公園」では、今月15日と16日に地元高校生によるコンサートなど、楽しいステージイベントが開催されます。
このほか、白子町や匝瑳市でもチューリップ祭りが開催され、満開のチューリップを楽しんでいただけます。ぜひ、御家族やお友達と御一緒にお出かけください。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。
まず、我孫子市で女の子の遺体が見つかった事件についてですけれども、発覚から1週間以上が経過しています。この事件について、知事自身、どのような思いを持たれているかということをまずお伺いできますでしょうか。

知事

本当に親御さんの気持ちを思うと、本当にもう言葉では言い表すことはできません。大変、本当に痛ましい事件であり、こんなことが二度とあってはならないと、そのように思っているところです。ですから、一日も早く犯人を捕まえてもらいたいと、そのように思っております。

記者

それに関連して、新年度が始まっているわけですけれども、通学路の安全ですとか、小学生・中学生の安全、そういったあたり県としてどのように強化していくか。

知事

そうですね、なるたけ一人で下校しないように、なるたけお友達同士で下校するように、教育長から各市町村の教育委員会に対して通知したところでございます。
それと、やっぱり絶えず大人が見守るということも大事ですね。それと、私いつも言っているんですけれども、例えば防犯ボックス、これを繁華街とかそういうところももちろんいいんです。でも、こういうちょっと寂しいところとか、登下校に子供たちが使うのではないかなと、そういうところにも、ぜひ市町村の御理解を賜りながら設置したいなと。あとは防犯カメラ、そういうことも御理解を得ながら設置してまいりたいと、そのように思っております。財政支援も県としてもやってまいりたいと、そのように思っております。

記者

当初予算でそういったカメラの補助ですとか、防犯ボックスの市町村への補助というあたりは載っていると思うのですけれども、これをさらに拡充させていくという考えでしょうか。

知事

そうですね。これはもう、本当にどこまでやったらいいかというのは、もちろん上限があるわけでもありませんけれども、こういう事件が起きている以上、こういうことが二度と起こらないように、できる限りの予算を組みたいなと思います。
その点、担当、お願いいたします。

職員

くらし安全推進課でございます。
防犯カメラの29年度当初予算でございますけれども、4,000万円ほど計上させていただいております。これまでも申請を受け付けてまいりましたけれども、これを全部使い切っているわけではございません。昨年度も積極的に市町村のほうに申請を呼びかけているところでございます。今年度も積極的に申請を呼びかけて、できるだけ多くの市町村に、予算を使い切るぐらい申請していただきたいと、このように考えております。

知事

防犯カメラにおいては、いろんな御意見もあるところでございますが、私は、抑止力といいますか、事件解決に向けて非常に大きなツールになっていると思いますので、これはなるたけ多くの方々に御理解を賜りながら進めてまいりたい。防犯ボックス等も同じでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。
昨日から、森田知事、3期目の任期がスタートしました。保育待機児童の解消と東京五輪・パラリンピック対応を重要テーマに掲げられていると思うのですけれども、この2点に絡んで、まず、保育待機児童の数ですが、昨年10月時点で、千葉県内は前年の同じ時期から149人増えて3,384人に、依然、全国3番目の多さということですけれども、これに対する受け止めと、解消策を改めてお聞かせ願えればと思います。

知事

こういうような現状を踏まえて、私は選挙のときに、皆さんに政策の一つだということでお訴えをしたところでございます。
千葉県の現状を見ますと、県内の都市部を中心に、住宅地の整備による子育て世代の転入、それから、これは千葉県だけではありませんけれども、女性の社会進出等でニーズが非常に高まっているということも事実でございますので、私どもといたしましては、市町村と連携を図りながら、待機児童解消に向けてしっかりやっていかなければならないと、そのように思っております。

記者

次に、東京五輪・パラリンピックまではもう3年となりました。県のほうは、特に8競技のうち7競技を行う幕張メッセについて、大会組織委員会のほうに詳細な使用スケジュール等を早く示してほしいという要望を重ねてされてこられたと思うのですけれども、現状の回答状況を含めてどのようになっていらっしゃいますか。

知事

日にちがない割にはあまり進んでいないですね。誘致した東京都、今いろんな問題を抱えていまして、よくテレビなんかでも報道されておりますけれども、私ども協力県といたしましては、早くいろんなものを御相談させていただきたいなと、そのように思っているところです。
担当部局、その辺の詳しい情報がありましたら。そんなものですか。

職員

東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。
先日、組織委員会のほうから、幕張メッセの使用期間につきまして、2020年の4月初旬から同年9月末までの6カ月としたいという旨の提示がございました。県といたしまして、幕張メッセの営業等の影響も考えまして、この期間、まだ長いと考えておりますので、今後、短縮に向けた協議を進めたいと考えております。

知事

6カ月というのはちょっと長いんですよね。ですから、営業期間の影響を考慮すると、より一層交渉させていただきたいと、そのように思っています。ですから、まだ東京都さんとかそちらのほうが稼働していないものですから、私たちも本当に困っているというのが実情でございます。

記者

4月から9月までと示されたのは、いつぐらいに示されたということですか。

職員

東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。
昨年度末に示されたものでございます。

記者

3月に。

職員

はい、3月の終わりでございます。

記者

何日から何日までにどうこうというような具体的なものではまだないということですか。

知事

一応、4月の初旬から9月下旬となっています。

職員

日程的にはそういうことでございますけど、その詳細はまだ全く説明も受けておりませんので、具体的な部分についてはまだ見えていない部分がございます。

知事

そこなんだよ。ただ漠然と言われても、こっちにも都合があるわけだよ。だから、それを詰めたいんだけど、まだというのが実情ですね。

記者

4月からというのは何か準備期間を含めてという意味ですか。

職員

詳細がわかっていないのでございますけれども、当然、大会期間よりも前に設定されておりますので、そういったことだというふうには思われます。

記者

わかりました。

記者

よろしくお願いいたします。
まず、本日発表のあった次期千葉県総合計画の策定方針について少しお伺いしたいのですが、森田知事として、この計画期間の4年間、特に力を入れていきたいことというのは、どういった内容になるでしょうか。

知事

書いてあるのは全部もちろんやりたいと思っております。こういう予算ですから、例えば工業団地の入札だとか、いろいろあるでしょうけれども。
何しろ、私は今回、そういう意味ではホップ・ステップ・ジャンプの年でもありますし、いろんな意味で、すぐ結果が出るものもあるし、もうちょっと長期的にやらないと結果が出ないものもあるなと、そのような認識でいるところでございますが、社会基盤の道路計画というのは基本でございますから、そういうこともやりながら、それと同時に、やっぱり、千葉県に住みたいとか、魅力があるだとか、住んで良かったとか、そう思われるようなものを一つひとつやってまいりたいなと、そのように思っております。
担当部局、何かどうぞ。

職員

政策企画課でございます。
先ほど、総合計画の策定推進本部を開催しまして、知事から指示がございました。政策・施策ごとの整理に加えて、横断的に取り組むテーマを掲げて推進するようにとのお話がございましたので、そういったテーマを実現させて、「光り輝く千葉」の実現、そういったものを目指していきたいと考えております。

知事

それと、選挙中に私がお訴えしたその政策を十分に留意するようにと、そのように指示したところでもあります。

記者

ちなみに、いつごろ策定される御予定か、そのスケジュール感も教えていただけますか。

職員

できるだけ早急に策定したいと思っておりますが、まず、今、指示をいただいたというところでございますので、その指示に基づきまして、計画の原案ですとかを策定していきながら、パブリックコメントですとか、議会のほうにもお話をさせていただいて、策定していきたいと考えております。

記者

ありがとうございます。
もう一件お伺いしたいのですけれども、工業団地のお話も先ほどちらっとありましたが、ちょうど、茂原のにいはると、あと袖ケ浦椎の森の工業団地、今年度中に整備の工事が完了ということで、ちょうど先週の29日に入札の結果も発表されたかと思うのですけれども、袖ケ浦椎の森のほうはかなり応札も多くて、アクアラインの効果というか人気の高さがうかがえるものでしたけれども、一方で、茂原のほうは少し苦戦ぎみかなというところも感じられるかと思います。圏央道はまだ一部というところで。これに対して、知事の受け止めと、今後、こういう工業団地ができるということ、道路基盤の整備が進むということで、企業誘致へ向けた期待などをお聞かせいただければと思います。

知事

袖ケ浦は7区画について全て落札されました。茂原も4区画のうち3区画は落札されたわけですから、まあまあ順調かなという認識でございます。記者さんがおっしゃっているとおり、圏央道の横芝-大栄間が結ばれるようになったら、もちろん、より一層人気が出るのではないかと、そのように思っております。
ですから、こういう工業団地を立地することによって、地域経済の活性化につながる、また、つなげなきゃいけませんし、その意味を込めても、そういう大動脈である道路整備もしっかりやってまいりたいなと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。
先ほどの幕張メッセの五輪の関係でお伺いしたいのですけれども、2020年の4月初旬から9月下旬というのは、多分、本大会のことだと思うのです。その1年前にプレ大会があるかと思いますけれども、それについてのスケジュールというのは何か示されているのでしょうか。

知事

ごめんなさい、はっきりしたことはまだ上がってきていませんので。

職員

東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。
まだ具体的な形でこちらからお話しできるものはございませんので、現時点はそういう状況でございます。

知事

そのように、本当に遅れているんですよ。

記者

わかりました。
あと、これも繰り返しになってしまいますけれども、今回改めて示された期間中に、例年イベントなどを主催されていたイベント主催者等に対するフォローなどは、今後どのように進めていかれるのかというところを。

知事

もちろんフォロー等は大事でございますから、県としてもできる限りやっていかなければならないと思っています。
どうぞ、担当課。

職員

経済政策課でございます。
その点につきましては、国や東京都、あとイベントや展示会の主催者の皆様方と、対応については十分に検討してまいりたいと考えております。

記者

わかりました。
では、具体的なフォロー、交渉みたいなものは今後という理解でよろしいでしょうか。

職員

はい、それについては今後というふうに考えております。

記者

それとまたちょっと関連するのですが、仮設の整備費についての話し合いというのは、年度末までにというのが東京都さんの都合で多分無理だったとは思うのですが、今後の仮設整備費用についてのお話し合いという直近の今後のスケジュールみたいなものが、もしわかっていればお願いできますでしょうか。

知事

この間、森会長にその辺をまた電話して聞いたんですけれども、今、三者協議で、まだまだ推移を見守っている状態だとか、そんなようなことをおっしゃっていましたけれども、そういうような状態なんです。向こう自体もはっきりしたものがまだ出ていないんです。ですから、なおさら私どもが、こうだのああだのと言えるような状態ではないということは御理解賜りたい。

記者

わかりました。ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。続けてで恐縮ですけれども、オリンピック・パラリンピックの幕張メッセに関して、使う競技場といいますか、建物に関しては1から12ホールあって、国際会議場もあると思いますけれども、それを全てということでよろしいのでしょうか。

職員

東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。
競技の使用ホールにつきましては、組織委員会のほうで公表しておりますけれども、それを具体的にどのような形で準備期間も含めて使っていくのかということについては、まだ私どもは説明を受けておりません。

記者

ありがとうございます。
また別件ですけれども、成田空港に関して、今日も住民団体のほうから要望が知事のほうに来られると思うのですけれども、改めて知事として、3期目、この問題に対してどのように対応していくかというのをお聞かせください。

知事

騒音下の住民の皆さんには、本当に労苦を強いていると思うんです。やっぱり睡眠というのはもちろん大事でございますから、その辺をどのように御理解を賜るか、それは機能強化、第3滑走路も含めて、いろいろ出ていることは確かでございます。
実は私がなぜこうやってすごく慎重なのかというのは、うちの義理の兄貴が当時、成田闘争のときに機動隊として鹿児島から来ていたわけです。その惨状等を私はいろいろと聞いていたものですから、やっぱり成田空港というのは笑顔じゃなきゃいけないと。だから、同じようなことを二度と繰り返してはいけないという気持ちが強うございます。今回の機能強化も、一人でも多くの人たちに、これは千葉県の発展のために、日本のために、まあしょうがないかと賛成していただけるように丁寧に説明していかなければいけない。今、100回を超えるように住民説明をしております。また、今回も騒音下の皆さんからの、要望を私今日受けて、またお話もさせていただきます。そのようにまずは住民の皆さんの御理解、それから、事業者である国、空港会社、特にお国のほうの御支援、もちろん御理解も含めて、私も今お国のほうといろいろお話をさせていただいているところでございます。
また、大事なことは、地域にいかにそういうことを協力していただいて、また、地域発展のためにどのようなことができるかということも、私ども、しっかりと県のできることは話をさせていただきたいと、そのように思っております。

記者

先ほどもちょっとお話の中に出ていた我孫子の事件を受けてのところに戻ってしまうのですが、先ほど防犯カメラの拡充の話などありましたが、2点御確認したいことがございます。
県として市町村に対して青パトへのドライブレコーダー設置を促すような具体的な指示や話が出ているか、ないしは出す方針があるかという1点と、もう1点が、仮にもしそういう話が出ているのであれば、いつごろまでに何台の設置を目指すみたいな目標などがあれば教えていただきたいと思います。

知事

その前に、私たちは防犯カメラ、防犯ボックス、こういうものをしっかりやりたい。そしてまた今回は、ドライブレコーダーというのが非常に大きな証拠にもなったわけでございますから、これはまず、青パトに設置するように、それと支援もするように今働きかけております。
また、各市町村に対しても、今度はどうやって効果的に拡充するか等は、お話をさせていただきたいと、そのように思っております。
担当部局、どうぞ。

職員

くらし安全推進課でございます。
ドライブレコーダーは、もともとは交通事故時の検証に役立てるために使用するものと思いますけれども、自主防犯団体等が使用する青色回転灯装着車両、いわゆる青パトにドライブレコーダーを設置し、動く防犯カメラということで活用することで、地域の防犯活動を活性化し、犯罪抑止に役立てることができると考えております。
そのため、平成27年度から県では補助事業という形で行っております。補助率とかは2分の1ぐらいで、もともと高いものではありませんので、補助上限額は1万5,000円ぐらいです。実績としましては、27年度に成田市など22台、それから、28年度は柏市に13台ということで、まだ台数的には非常に少ない状況です。
先ほど知事からもお話がありましたとおり、積極的に設置を呼びかけたいと考えておりまして、この4月に担当課長会議もありますので、そこでぜひとも申請していただきたいということで呼びかけてまいりたいと思っております。

知事

ドライブレコーダーというのは、今話があったとおり、事故に対する目的でございますね。だから今回、私もこのドライブレコーダーがそういう事件に関わったというのが、非常に新しい発見でもありますし、これから防犯カメラ等、防犯ボックス等も含めて、みんなでどういうことが犯罪抑止、また犯罪を減らせるようになれるのか。また、それと同時に、どの程度まで県としても補助ができるのか。これは各市町村とお話をさせていただきたいと、そのように思っております。
いずれにしても、こんなような残忍な事件はあってはならないと、そのように強く思っておりますので、その点はしっかりやってもらいたいと思っております。

記者

ありがとうございます。担当課の方になるかもしれません。今年度中へのドラレコの目標の数とかはございますでしょうか。

職員

目標台数というのは、特に現時点としては設けてはおらないのですけれども、これまでに2カ年度で35台という状況です。ただ、今年度はドライブレコーダー単独の補助事業ではなくて、ほかのものも含めた補助事業の中で考えておるのですけれども、大体200台分ぐらいは見込んでおります。それぐらいの申請が出てくればいいかなとは思っております。
昨年度中に、いわゆる青パトを所有している台数の多い市町村というのがいくつかございまして、そちらのほうを個別に回りまして、ぜひ申請を上げてほしいというようなお話をしてまいったところでございます。

記者

ありがとうございました。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 総合計画の策定について
    →総合企画部政策企画課【電話】043-223-2202
  • 春の全国交通安全運動について
    →環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2259
  • いじめ防止啓発強化月間について
    →教育庁教育振興部指導課【電話】043-223-4053
  • この時期にお勧めの耳より情報について
    →商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2484

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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