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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20774

知事定例記者会見(平成27年8月6日)概要

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日時

平成27年8月6日(木曜日)10時30分~11時03分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成27年8月6日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 世界陸上北京大会事前キャンプについて
  2. 特殊詐欺広報用名称の決定について
  3. 海外バイヤー招へい商談会について
  4. 「防災の日」関連行事について
  5. この時期にお勧めの耳より情報について

知事発言

世界陸上北京大会事前キャンプについて

知事

おはようございます。はじめに、世界陸上北京大会事前キャンプについてお話します。

今月22日から北京で開催される世界陸上に向け、アメリカの陸上チームが10日から、オランダ・ベルギー両国の陸上チームが12日と13日から、それぞれ約2週間、本県でキャンプを行います。

アメリカは、成田市の中台運動公園、佐倉市の岩名運動公園、順天堂大学さくらキャンパスを、オランダ・ベルギー両国は、県総合スポーツセンターを拠点にコンディション調整やトレーニングを行います。

期間中には、公開練習が予定されており、アメリカチームは今月17日に、中台運動公園で、オランダ・ベルギーチームは14日に、県総合スポーツセンター陸上競技場で行われます。

当日は、各国の代表選手やコーチとの交流会が行われ、未来のアスリートを目指す子どもたちを対象に陸上教室が実施されます。

交流会には、私も出席し、選手の皆さんを激励してまいります。

選手の皆さんが、万全のコンディションで大会を迎え、「千葉でキャンプして、本当に良かった」と感じていただけるよう、県としても、地元市や順天堂大学とともに3カ国のキャンプに全面的に協力します。

さらに、県内の中高生や大学生、NPOなど多くの方にもボランティアとしてご参加いただき、「チーム千葉」で、温かくお迎えします。

そして、2020年東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致に繋げてまいりたいと、そのように思っております。

特殊詐欺広報用名称の決定について

知事

次に、特殊詐欺の新名称について、お話します。

広報用の新名称は、たくさんの方々からいただいた4万件近い応募の中から、「電話de詐欺」に決定しました。

これは、掛かってきた電話をきっかけに詐欺に遭うという、この犯罪の特徴を分かりやすく広報できる名称であることから選定されました。

この名称をご応募いただいたのは、小学6年生と中学1年生のお二人で、被害者のいわば孫の世代です。

今回の名称募集は、高齢者のみならず幅広い世代の皆さんに、この犯罪の手口や被害の防止策について考えていただく良い機会になったと思います。

新名称は、ポスターやチラシなど、様々な広報媒体に活用するとともに、市町村や防犯団体、事業者の皆さんにも協力をいただきながら、定着させていきたいと考えています。

今後は、「STOP!電話de詐欺」を合言葉に県民の皆さんとともに、この卑劣な犯罪の撲滅に取り組んでいきたいと思います。

海外バイヤー招へい商談会について

知事

次に、海外バイヤー招へい商談会について、お話します。

県では、県産農林水産物の輸出拡大に向けて、東南アジアにおけるトップセールスや、千葉フェアの開催に、継続的に取り組んでいます。

その一環として、昨年から、有望な輸出先の食品バイヤーを本県に招へいし、産地視察や、商談会を行っています。

本年は、マレーシアとシンガポールの2カ国を対象に、今月20日から2日間の日程で、昨年、たいへん好評を得た「梨」と「さつまいも」の産地視察に加え、水産加工品の工場もご覧いただきます。

また、輸出に取り組む県内事業者の皆さんと直接、意見交換をしていただくほか、商談会では、今後の取引についての具体的な交渉が行われる予定です。

この機会に、県産品を育む環境や、その品質の良さを、バイヤーの方々に肌で感じていただき、来月、両国で開催する千葉フェアに繋げていきたいと考えています。

なお、来月1日にマレーシアで行う千葉フェアのキックオフイベントには、私も参加し、美味しい千葉の農林水産物を大いにPRしてまいりたいと考えています。

県では、今後も、生産者や輸出事業者の皆さん等と連携し、こうした事業を一つ一つ着実に積み重ね、海外での販路拡大に努めてまいります。

「防災の日」関連行事について

知事

次に、「防災の日」関連行事について、お話します。

9月1日は、「防災の日」です。

これは、関東大震災に由来し、8月30日から9月5日までの1週間は、「防災週間」として、災害に対する備えの充実強化を図るため、各地で防災訓練や、様々な行事が実施されます。

県では、今月29日に、佐倉城址公園で、89機関、約5,000人の参加を得て、「九都県市合同防災訓練」の千葉県会場訓練を実施します。

今回の特徴は、2つあります。

1つは、救助者の現場対応能力の強化を図るため、訓練者に対し、被災者の位置や数を明らかにしない実践的な捜索・救出訓練を実施することです。

もう一つは、県民の皆さんに、消火器やAED、身近な日用品を使った応急手当などを実際に体験していただく訓練に重点を置いていることです。

さて、これから本格的な台風シーズンを迎え、風水害や土砂災害の危険性が高まります。

お住まいの市町村が、避難勧告や避難指示などを発令したときは、速やかに避難することが重要です。

一方で、夜間や道路の浸水など、屋外への避難が危険な場合には、自宅の2階など、身近で安全な場所へ一時的に避難する方法もあります。

災害時の避難行動について、正しい知識や、災害ごとの対策を改めて確認してください。

災害による被害を最小限に留めるためには、自らの命は自ら守る「自助」と、自分たちのまちは、自分たちで守る「共助」、県や市町村などの「公助」が一体となって地域の防災力を向上させることが必要です。

この機会に、防災訓練や、自主防災組織の活動に参加していただき、自分や家族、そして自分の住むまちを守る「災害への備え」を進め、地域全体で「防災力の向上」に取り組んでいただきたいと思います。

この時期にお勧めの耳より情報について

知事

最後は、「この時期にお勧めの耳より情報」です。

本県は、全国一を誇る梨の生産地であり、品質面でも、「味が自慢の千葉の梨」として、消費者の皆様から高い評価を得ています。

県では、千葉の梨の更なる品質の向上とPRのため、今週末の8日から2日間、イオン津田沼店において、最も人気の高い品種「幸水」を対象に「千葉なし味自慢コンテスト」を開催します。

県内各地から100名を超える生産者の皆さんが、自慢の梨を持ち寄り、当日の観客を含めた審査員の方々によって、今年のナンバーワンが決定されます。

会場では、梨の試食や即売に加え、小学生以下のお子様を対象としたゲームも行います。

今年は、梅雨明け後の日照時間が長かったため、例年にも増して、大きくて、甘い、おいしい梨ができました。是非、会場にお越しいただき、日本一の「幸水」をご堪能ください。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

おはようございます。まず、成田空港の第3滑走路についてなんですけれども、先日、3日に自民党の推進議連の方たちが、知事のほうに決議文を提出していると思うんですけれども、その決議文の中では、第3滑走路の早期の実現と空港の機能強化を求めていますけれども、その決議文の提出を受けての知事の受けとめと、今後、県として第3滑走路について、どのような形で取り組んでいくのかという部分をお願いします。

知事

私も以前話しましたが、首都圏の空港力強化、これは非常に大事だと、そのように認識しているところでございます。第3滑走路の整備については、国の協力要請を踏まえ、県としても、できる限り協力してまいりたいと思っております。

また、今後、機能強化の検討に当たっては、騒音対策等、さまざまな問題の洗い出し、及びその解決策についての協議が必要であります。地域との信頼関係を維持しながら関係者としっかり連携していくことが大事、そのように思っているところです。

記者

推進議連の二階会長は、地元とNAAと県と国の四者協議会について、今月内にも開催してほしいというような意向を示しているようですけれども、その四者協議の開催の見通しについて、事務局である県として、どのようにお考えでしょうか。

知事

私、いつも言っているように、これはやっぱり今までの歴史もあります、同じような轍を踏んではいけません。まさしく関係市町村並びに関係者の皆さんの連携、そして、ご理解というのが非常に大事でございます。そういう意味においては、二階総務会長のおっしゃったこと、また、それに対して私どもも協力していかなければならないという気持ちは持っております。

機能強化の検討に当たっては、騒音問題をはじめとするさまざまな課題について、しっかりと協議していく必要があると思っているところでございます。このために、先ほど言いましたように、事前調整が必要ですが、まさしく関係者の意向を踏まえ、できる限り早期に開催できるよう、調整を進めたいと思っております。

記者

できる限り早期に開催ということなんですけれども、知事として、目途としては、時期として、どのあたりを想定されていらっしゃいますか。

知事

これまたいろんな調整等も大事なので、これは県だけの問題じゃありませんので。でも、県としてはなるべく早い時期と思っております。担当、少しその辺をつけ加えることがありましたら。

職員

空港地域振興課でございます。8月4日、たしか大臣の記者会見の中でも、できるだけ早目にと、大臣からお話があったところです。県といたしましても、現在、関係する団体に、予定を照会しております。その状況によりましてという形になろうかと思います。

記者

8月15日に70回目の終戦記念日を迎えるわけですけれども、戦後70年の節目ということで、戦後70年について、知事の受けとめをお願いします。

知事

私の母親が97歳、まだ頑張っております。母親の戦時中のいろんな話なんか、私ども小さいころ、よく聞きました。しかし、戦後、我が国は平和を願う国民の英知とたゆみない努力によって、まさしく荒廃の中から不死鳥のように目覚ましい発展を遂げてきたと、私はそのように思っています。しかしながら、もう戦後70年ということで、戦後生まれが大半を占めていることから、未来を担う子どもたちが改めて戦争の悲惨さ、平和の尊さはもちろんのこと、戦後の繁栄を築き上げてきた先人のご労苦をしっかりと、私は伝えていく必要があると思っております。そして、先人の方々が懸命に築かれてきた平和で豊かなこの国を、より一層輝きに満ちたものとして、次世代に引き継いでいくことが我々の責務であると考えているところでございます。

記者

ありがとうございました。以上です。

記者

成田空港の関係で、補足でご質問なんですけれども、先ほど知事は地域との信頼関係を築きながらとおっしゃいましたが、他方でこれまでのことを考えると、反対の意見が、第3滑走路となると出てくることも予測されますが、そのあたりは県としてどのように取り組んでいかれる方針でしょうか。

知事

記者さんも十分にご案内かとは思いますけれども、本当に成田空港は大変な歴史のあるところでございます。そういう意味において、同じ轍を踏まないようにやっていかなければなりません。それと同時に、空港というのは首都圏、言うなれば日本国の表玄関を支える大きな屋台骨の空港だと思っております。だから私は、協議会も含めてみんなが千葉県のため、日本のためにこうしていかなきゃいけないと、言うならば英知を集めてやっていくならば、より多くの皆さんに理解していただけると思うし、また、その重要性を丁寧に説明していく必要もあると、そのように思っております。

記者

もう一件、別件でご質問なんですけれども、先日、台湾のメディアが原発事故に伴った輸入の禁止を福島県を除いて取りやめるという報道がありましたが、その後、知事あるいは千葉県のほうにそういった新しい情報等は入っていませんでしょうか。

知事

私は、特に受けてはおりません。どうなの。

職員

いや、受けておりません。

知事

情報は入っていないということです。でもね、記者さん、これは必ず、だって問題のないことなんで。ちょっと今、政治的な作用もあるとは思いますが、私、こういうときこそ私たちは変にちょっかい出さないで、まさしく今までの私ども千葉県が、台湾の皆さんにご理解と、そしてぜひおいしい千葉県産を食べてくれと。こういう姿勢は崩さず、私はこれからもその努力をすることが、実際に解禁になったときに、千葉県は評価されるのかなと、そう思っておりますので、これからもしっかりご理解を賜るように千葉県は頑張りたいと、そのように思っています。

記者

よろしくお願いします。成田の件で追加してお聞きいたしますけれども、決議書を渡された後、議連の林先生が記者会見でこんなことをおっしゃいました。もはやイデオロギー的な対立はないと思っているというようなご発言だったんですけども、お聞きかどうか分かりませんが。反対されている方がいらっしゃらないわけではないので、どういうリアクションなのか、まだ鮮明ではありませんけれども、知事としては、どういうお言葉で反対なさる方々に説得を試みるおつもりなのか、お聞かせいただきたく存じます。

 

知事

同じ千葉県民であり、そして同じ日本人であるし、千葉県の、そして日本国の繁栄を望まない人は、私はいないと思います。そういうことに沿いながら、この空港の重要性も含めてみんなで考えていこうじゃないかと。そして、みんなで決めたことを実行していこうじゃないかと。そういうことを一つ一つ丁寧に説明していくならば、ご理解を賜れるのかなと、そのように思っているところでございます。

記者

よろしくお願いします。サッカーの本田選手が幕張にサッカーの総合的な施設を、自分の事務所の会社でつくるという計画が明らかになったわけですけれども、JFAのナショナルフットボールセンターに続く形でサッカーの拠点として整備されるわけですが、知事はどういうふうに受けとめてらっしゃいますか。

知事

本田選手といったら注目度、それから人気も抜群な方ですから、そういう話が出るということは大変歓迎すべきですし、また、JFA、日本サッカー協会の幕張海浜公園に整備するナショナルフットボールセンター、これとの相乗効果が、私は相当新たなにぎわいを創出するのじゃないかなと、そのように思っています。また、幕張メッセは3競技が行われるわけですから、まさしく幕張新都心が更なる注目が集まるのかなと、そのように思って大歓迎でございます。

記者

関連なんですけれども、個人のサッカー選手がそういう拠点をつくって、今回は、サッカースクールも開くというふうに聞いているんですけれども、あまりないケースかなというふうに思っているんですが、知事も芝山の地を切り開いて森田塾をつくったときと状況が似ているような気もしなくもないんですが、本田選手の心中をどのように察していらっしゃいますか。

知事

本田さんという方は一流の方ですから、自分のグラウンドというよりもサッカーを愛して、そしてまた、サッカーを通して子どもたちに教育も含めてスポーツの振興につながればなと、そのような思いでおやりになっていると思います。

私も、森田塾という、当時、言うならば、塾生は5,000人ぐらいいまして、芝山に森田塾農場なんてのを作ったりして、それを5坪から10坪ぐらいに分けて塾生に開放したという経緯があるんですけど、そのときも、何でそんな森田塾農場みたいなものをつくったのかというと、塾生の集まり、言うなれば私たちよく、1年に1回は必ず合宿というのがございまして、いろんなところに行きました。そのときにみんなで話し合っている中で、「塾長、どうも最近、うちの子どもと話す機会が少なくなった。何かいい方法はないか」と。そうだよな、大体食事するときは家族が集まるよなと。その中で、例えば「この大根さ、あの畑でおまえが種をまいてこうやってつくったよ、どうだ味は」と。言うなれば、そういう一つのきっかけができれば、家族とのいろんな話もできるし、それが家族の楽しい一家団欒につながるのかなと、私は思ってそういうことをやり始めたのでございます。

ですから、本田選手も、サッカーというものを通して、青少年のそしてまた大人も含めてみんなが楽しくできればというような思いから今回もおやりになったんじゃないかなと、そのように理解しております。

 

記者

よろしくお願いします。成田市に医学部が新設されるということが、政府の新設設置が認められるということが、政府の国家戦略特区会議で決まったんですけれども、実際に新設されることになれば、県内で千葉大に次いで2つ目になるかと思うんですが、このことについて、知事は、賛成といいますか、歓迎するお立場であるかということを、まず聞かせてください。

知事

記者さんも思っているように、これは千葉県だけの問題じゃないんだね、医師不足というのは。それから看護師さんの不足というのも。千葉県でも大変深刻な問題なんですが、それに何とか手を打っていかなきゃいけないと。今回は、成田市関係者のご努力が実ったものと考えています。ですから、千葉県としても、地域の関係者を含めた十分な協議を踏まえながら進めていく必要があると思います。それと同時に、千葉県ができることはしっかり検討してまいりたいと思っています。

記者

医師の質の確保という点で、動きに反対の声を上げている動きもあるんですけれども、そういった点についてはどのように受けとめられていますでしょうか。

知事

大体こういう大きなことをやるときには、いろんなご意見があるのは当然なんでございますけれども、ただ、やっぱりこれから団塊の世代も含めて、私なんか団塊ですよ、こんな団子のようにいっぱいいる中において、どうしてもお医者さん、看護師さんが少ないというのは、大変残念ですよ。だから少しでも早く需要を満たすような対応をとっていかなければならないと、私は思います。

それと、私、国会議員時代に言っていたんですけど、いつもこういうことが話題になるときに、何でお国は、こういうことを予想されていたじゃない。団塊の人なんて急にふあっと生まれたわけじゃないんだから。ちゃんと、この年になったらこうなるんだとわかっていたのに。そういうものになぜしっかり手を打たなかったんだろうかと。あと、お医者さんの配置の問題があるというならば、そういうことをまずお国がしっかり主導権を持ってやらないとだめだということをよく言っていたんですけど、なかなかそれは理解されなかったんですけども。でも、実際にこうやって、こういう問題がより一層大きくなってきたんですよ。ですから、それはいろいろな問題、こうなったら医師が過剰になるんじゃないかとか、スキルの問題もあるんじゃないかと、いろいろありますけれども、その辺は、私たち、英知をしっかり皆さんで結集して考えていかなきゃならないんじゃないかなと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。特殊詐欺広報用名称ということで、「STOP!電話de詐欺」という名称が新たに決定しました。まず、この名称についてなんですけれども、改めて森田知事の感想、この「電話de詐欺」という響きについてお願いいたします。

知事

これは率直な、誰でも聞いてわかる「電話de詐欺」というのは、私は県警の本部長が言っていたけど、そうだよね、これは分かりやすくていいんじゃないかというふうに思って、私も賛成しました。この間も、「電話de詐欺」のイベントをやって、皆さんに本当に気をつけてください。例えば合言葉もつくってやりましょうと。さんざん言った明くる日かな、また、電話で詐欺に引っかかってお金をとられた人がいるんだ。何とかしないと。言うなれば、親子の愛情をうまく使った、本当に悪いことですよ。そういう意味では卑劣ですよ。だから、これはただ悪い悪いだけじゃなくて、今度は、私たちもしっかりそういう悪いやつに巻き込まれないように努力しなきゃいけない。

私は、言っているんですけど、前にも話したかな。お金を受け渡しだとかそういうのは、意外と高校生だとかそういう未成年の子がよく使われるんだよ。そうすると、刑罰のことを聞いても、いや、捕まっても、二度とするなよと言って、それで終わっちゃうと言う。だから、これはもっと、言うなればシニア世代に訴えることも大事だけれども、学校においても、「これはこういう大変悪い犯罪だし、絶対、こういう甘い言葉に引っかかって、そんなお手伝いなんかするなよ、しっかり拒否しろよ」と。そういう啓発も大事なんじゃないかなと思っています。

記者

関連してです。今、知事のお話にもありましたように、こういう犯罪を抑止するために高齢者の方に対する注意喚起も大切だけれども、一方で、こういった犯罪に関与する例えば受け子を使って未成年が関与するということも見られるので、例えばそういったところに啓発するというのも一つアイデアだと思うんですが、また、これを抑止するために、知事がさらに踏み込んでこういうこともやってみたいとかチャレンジしてみたいといったものがあればお聞かせいただけますか。

知事

本当に、一軒一軒回らなきゃいけないな、なんて、でもそんなことは不可能でございますけれども、これはしつこく、本当にまたこんなことをやっているんだと思われるくらい、絶えず言っていかなきゃいけないと思います。あれだけ皆さんも書いてくれたじゃないですか。詐欺はこうですよ、気をつけましょうと。明くる日、また引っかかっているんだから。ということは、私たちも何回も何回も、さっき言ったように、もちろんシニアの世代もそうだけども、あと、家族の会話ですよ。何か合言葉をつくりましょう。それと同時に、受け子というんですか、そういう子たちに、「いいか、こういうことは本当におじいちゃん、おばあちゃんとかが、大事に大事に一生懸命働いて貯めたお金だよ」、それを大人がちょっとうまいこと言って、「おまえ、金だけもらってこいよ。大丈夫、大丈夫、大した罪じゃないからとか、そんな言葉に乗っちゃだめだよ」という、こういう啓発もしっかりやっていこうと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

商業施設、百貨店とかデパートとかファッションビルについて、一言お伺いしたいんですけど、先週、千葉パルコが来年閉店することが決まりました。この間、たまたま千葉県とそごうが包括提携を発表されたと同じぐらいのタイミングで閉鎖になった。ちょっとタイミング悪いかなと思ったんですけれども、JRが新しい商業施設をつくるとか、例えばアクアラインの近くにイオンが大きな店をつくるとか、三井のアウトレットパークができるとか、商業施設がたくさんできていて、少し店が過剰なんじゃないかという見方もあろうかと思うんですけれども、その辺の最近の動きを、知事、ご覧になって、商業施設、デパート、ショッピングセンター、それについて、今、どういったことをお考えになっているかということを、一言いただければと思います。

知事

三井アウトレットも含めて、大型ショッピングモールがいっぱいできているなと。酒々井なんかも、僕は初めどうかなと思ったけど、大変なにぎわいだと。いろんなものができるということは、活気があふれて活性が出て、それはいいと感じるんでございますが、今、記者さん、おっしゃったように、その中で競争が過剰になって潰れるところもあるんじゃないかと。これはどんなにうまくいったって、例えば10出て、その10が全部順調ということは難しいよね。でも、そういうことにならないように、行政としてバックアップをしていかなきゃならないなと思っています。そのように応援してまいりたいと思うし、ですから、ちょっと蛇足になりますけれども、道路事情も含めて、人と物の流れをスムーズにしていくということは大変大事であると。

それと、やっぱりそういうデパートとかモールだけじゃなくて、千葉県自体が魅力ある県にしていかなければならないなと。それは肝に銘じているところでございます。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 世界陸上北京大会事前キャンプについて
    →総合企画部政策企画課【電話】043-223-2212
  • 特殊詐欺広報用名称の決定について
    →環境生活部生活安全課【電話】043-223-2259
  • 海外バイヤー招へい商談会について
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
  • 「防災の日」関連行事について
    →防災危機管理部防災政策課【電話】043-223-3409
    →防災危機管理部危機管理課【電話】043-223-2297
  • この時期にお勧めの耳より情報について
    →農林水産部生産振興課【電話】043-223-2880

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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