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更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:20722

知事定例記者会見(平成25年10月24日)概要

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日時

平成25年10月24日(木曜日)10時30分~10時50分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成25年10月24日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 台風26号、27号及び28号への対応について
  2. 国内線就航先(札幌)プロモーションについて
  3. ちばアクアラインマラソン2014について
  4. (仮称)千葉県農林水産業振興計画について
  5. 漁業者のライフジャケット着用推進について

知事発言

 台風26号、27号及び28号への対応について

知事

はじめに、台風26号、27号及び28号への対応について、申し上げます。

大型で強い台風26号により、本県では、土砂崩れのため成田市で1名が亡くなられたほか、強風と大雨で重軽傷者や多数の住宅の浸水・全半壊などの被害が発生し、農林水産業にも大きな損害を及ぼしました。
亡くなられた方の御冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

県では、応急対策に当たるとともに、被害を受けた道路・農林水産施設などの復旧対策に全力を挙げて取り組んでいるところでございます。このうち、浸水被害が特に多かった茂原市に対しては、私自身が現地を視察し、災害救助法の適用を決定いたしました。今後とも、県民生活の安全を確保するため、防災対策の一層の充実に努めてまいります。

なお、今週末には、台風27号と28号の接近が予想されます。前線の影響で、早ければ本日24日から雨が降ることも見込まれております。これまでの雨で地盤が緩んでいるところもあり、被害が発生するおそれもあります。

県といたしましても万全を期してまいりますが、県民の皆様におかれましても、十分な警戒をお願いをいたします。
災害時には、何よりも、自助・共助が大切でございます。一人ひとりが最新の災害情報に注意し、早めに身を守る行動をとってください。また、お互いに助け合う気持ちを持って行動していただきたいと、そのように思っております。

 国内線就航先(札幌)プロモーションについて

知事

次に、成田空港の国内線就航先で行う、千葉の魅力の広報PR活動について、お話しをいたします。

これは、本年7月に発足しました「成田空港活用協議会」が実施する札幌でのプロモーションであり、明日から2日間で、北海道の皆様に、千葉の魅力をPRするものでございました。
これには、私が参加して、直接千葉の魅力をPRする予定でございましたが、先程申しましたように、台風27号と28号に備え、県として万全を期するために、急きょ私の参加を取りやめることといたしました。

プロモーションの内容でございますが、26日に、札幌市内で開催するPRイベントでは、本県出身の渡辺正行さんらを招いたステージイベントのほか、観光及び成田空港関連のブースを設けるなど、協議会の会員が連携・協力したイベントが実施されます。
明日、25日には、北海道の経済・観光団体の皆様と意見交換会を行いますが、ここには石井会長をはじめとする協議会の関係者のほか、私の代理といたしまして諸橋副知事が参加をいたします。
私も先頭に立って千葉の魅力をPRし、北海道の経済界の方々と交流を深めたいと思っていたのでございますが、参加することができず、大変残念に思っております。

県といたしましては、今後とも協議会が行う成田空港を活用した経済活性化の取組みに、連携・協力し、全庁を挙げてサポートしてまいります。

 ちばアクアラインマラソン2014について

知事

次に、「ちばアクアラインマラソン2014」について、お話しいたします。

今月21日に開催された「ちばアクアラインマラソン実行委員会第2回総会」において、大会要項が決定されました。2回目となる今回は、来年10月19日の日曜日、午前10時にスタートいたします。
フルマラソンに加え、多くの皆様から要望をいただいたハーフマラソンも実施いたします。

フルマラソンは、定員1万3,000人、参加料1万1,000円、前回大会と同じコースでございます。
また、ハーフマラソンは、定員4,000人、参加料8,000円、コースは木更津市の「潮浜公園前」をスタートして、東京湾アクアライン上からの絶景を堪能していただいたのち、三井アウトレットパーク木更津でフィニッシュとなります。
なお、ハーフマラソンのコースでは、関東身体障害者陸上競技協会から推薦をいただいた車いすランナーに走っていただき、障害者スポーツを多くの方に知っていただきたいと考えているところでございます。

皆さん、アクアラインを自らの足で走れるチャンスが、また広がりました。この機会に、一人でも多くの方に「海を走る」爽快感を味わっていただき、「千葉にまた来たい!」と思っていただく、そんな機会にしたいと考えております。
県民の皆さま、ランナーとしてだけでなく、応援やボランティアとして、是非この大会に御参加ください。この舞台をみんなで盛り上げていこうではありませんか。

 (仮称)千葉県農林水産業振興計画について

知事

次に、(仮称)千葉県農林水産業振興計画について、お話しをいたします。

県では、先の9月定例県議会で議決をいただいた総合計画「新輝け!ちば元気プラン」を実現するための農林水産業分野での具体的な取組を示す、「(仮称)千葉県農林水産業振興計画」の策定を進めております。

我が県は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、「落花生」「なし」「いわし」「すずき」など、多くの農林水産物で全国1位を誇っております。また、大消費地である首都圏に位置するとともに、成田空港やアクアライン・圏央道などの充実したネットワークにも恵まれております。
そのため、計画では、このような本県が持つ様々な宝・ポテンシャルを最大限に発揮させながら、本県農林水産業の更なる発展に磨きをかけていきたいと、そのように考えております。

なお、この計画の原案について、明日25日から1カ月間、パブリックコメントを実施する予定であり、県民の皆様の御意見を踏まえたうえで、本年12月までに計画を策定したいと考えております。

若者たちが希望を持てる「力強い農林水産業」を創りあげるため、生産者や関係団体が一体となった「オール千葉」で、「農林水産王国・千葉」の復活を実現してまいります。

 漁業者のライフジャケット着用推進について

知事

次に、漁業者のライフジャケット着用の推進について、お話しいたします。

全国では、年間約700件の漁船事故が発生し、死者・行方不明者は、100名を超えております。
また、海中転落時の死亡率は、ライフジャケットを着けていないと、着けていた場合の約2倍と高く、海に出たら「常時着用」が特に重要でございます。ところが、ライフジャケットの着用率は6割に止まっており、死亡事故が毎年発生している状況でございます。

こうしたなか、県では、水産関係団体や海上保安部と「CHIBA漁船海難防止推進協議会」を組織し、漁業者の家族が、出漁する夫や息子にライフジャケットの常時着用を呼びかける「ライフガードレディース」活動を推進しております。千葉県のライフガードレディースの委嘱者数は857人で、この春、全国1位の推進体制となりました。

本日は、このあと、ライフガードレディースの皆さんが県庁にお越しになり、日頃の活動について、お話をいただくこととなっております。県におきましても、ライフジャケットの着用を呼びかけるポスターを作成いたしました。

漁業者に限らず、プレジャーボートに乗る方も、自分の命を守るため、家族と仲間のため、ライフジャケットを必ず着用いたしましょう。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者

さきの台風26号でですね、県議会の常任委員会のほうでも指摘があったことなんですが、実際の避難者数と避難勧告と指示、これを受けた対象の人数の間に随分乖離がありまして、今回、幸いといいますか、そのことによって人的被害が出たとかということはなかったんですけれども、今後のことを考えまして、避難率を高めていくために、何かいいお考えとかアイデアがございましたら教えていただきたいと思います。

知事

1%にも満たなかったんでしょう、0.7ぐらいですね。これは県といたしましてもですね、周知徹底を図っていたところでございますが、もっと県もいろんな手だてを使って皆さんにお知らせせねばならないなと思います。それと同時にですね、やっぱり県民の皆様もしっかりとそういうことに耳を傾けていただいて、自助・共助、これを守りつつ災害に当たっていただきたいなと、そのように思っております。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。2点ありまして、1点目が成田空港活用協議会で札幌に出張が中止になられたということで、北海道知事の表敬訪問で、直接知事同士、トップ同士でお話しする機会があったと思うんですが、この場面で知事はどういうお話を高橋はるみ知事とされるおつもりだったのか。

知事

高橋知事とはですね、全国知事会でも何度かお会いし、面識もあります。私も、「いやー、一回北海道へ行きたいですね」なんて話をしていたこともあります。私ね、今回、これは石井会長にも託そうと思いますが、「私自身は、北海道というと、高橋知事ね、実は千葉県のみならず本州の人から見ると、ユートピアじゃないけども、非常にね、夢のある北海道でございますよ」と。そういうわけで、私たちもぜひ北海道に行きたいと。でも、ちょっと千葉県を見てください。千葉県というところは1月から花が咲くところなんですよと。ですからね、ぜひそれを見に来てください。それと同時に、北海道は確かにゴルフ場は多いですよ。千葉県もゴルフ場3位ですよ。北海道ではできなくても、実は千葉県ではゴルフをできますよとか、あとディズニーランドとか、要するに北海道と違ったことをアピールし、実は今回向こうのテレビ番組にも出る予定だったんでございますが、これがちょっとね、できなくて大変残念でございますけれども、また、機会を見て、ぜひ行きたいなと。こういうことは本当は物すごい大事なんですね。でも、今回は、台風がここまで来るということでございますから、これはしっかりね、私もいなきゃいけないなと、そういうことを思って決断したところでございます。

記者

もう一点、農水産業に関することなんですけれども、減反制度についての認識をお伺いしたいと思いまして、政府や自民党のほうで減反制度を見直すような法案というのも検討されているようですが、千葉県の場合ですと、大消費地に近いということもあって、農家さんが自助努力で減反の補助金をもらわなくても直接営業先を開拓していけばより高く売れるということでブランド化にもつながっているとは思うんですが、そういった千葉県の特性を踏まえて、減反制度に関してのお考えがあればお聞かせください。

知事

地域事情というのがありますから、千葉県の場合は本当に、まさにアクアラインを使えば1時間ちょっとで行けるわけですから。それと同時に、今、農業のみならずいろんな産業もそうですけれども、独自性というか、自分のところはこうなんだと、売り込みというかそういう考え方が非常に強うございます。ですから私ね、千葉県といたしましても、そういう考え方、自分たちで頑張るんだという考え方をつぶしちゃいけません。これは農業のみならずいろんな技術もそうです。頑張っているのをつぶしてはいけませんので。それをいかにですね、言葉は悪いですけれども、それをうまく利用させていただきながら、また国との整合性も考えながらやってまいりたいなと、そのように思っているところでございます。

記者

週末の台風接近に備えてなんですけれども、現段階で、県として県内の自治体、農家等に、例えば農業被害を防ぐためですとか、あとは河川、漁港の保全、そういった面で何か文書みたいなものを出されたり、被害を防ぐために何かされていることはあるかと、加えて先ほど避難勧告、指示の話が出ました。前回実際の避難率が非常に低かったということで、今後避難率を上げるために、この週末、何か新たに取り組まれることというのはあるんでしょうか、県として。

知事

まず、県としては、先ほども言っておりますように、各担当部局も万全をひいていること、これは事実ございます。それと各市町村、今記者さんおっしゃったように、避難勧告等も含めてですね、しっかりと周知させるように徹底してくれと、そう言っているところでございます。
それからですね、週末はどういうことを、この台風において考えているかということでございますが、私どもですね、この間、茂原にも行きました。副知事も我孫子等にも行かせていただきました。そういうことをしっかり精査しながら、私どもは各市町村においてもこういうところはこうだからぜひこうしてくれとか、そういうものは徹底してまいりたいなと思います。もしつけ加えることがありましたら。もっと細かいところでこういうことをやっているとか、そういうのがありましたら。

職員

危機管理課でございます。まず、避難される方をふやすための方策ということでございますけれども、1つは、今、消防庁のほうから早目の避難措置をとるようにという通知が来ていますので、それを市町村に流しております。それからまた、県独自も、やはり住民の方にいろんなツール、伝達の媒体を使って、避難の呼びかけを確実に行っていただきたいというような通知を流しているところでございます。

記者

おはようございます。学力テストについてなんですけれども、文科省のほうが学校別の成績を公表することを容認する方針を示しておりますが、知事はこのことについて、どのようにお考えでしょうか。

知事

そうですね、やっぱり保護者、地域の皆さん、そういう意味においては説明責任もあるのかなと、そのように思っております。それと、私は何でもそうなんですけど、やっぱりライバルがいて人間は伸びるんだという、これは私の基本でございますけれども、しかしですね、これが過度になって、過度の競争とか序列化が過度にされると、これまた困ることなんです。ですから、国のほうで、専門家会議等で十分審議していただいて、また国とその辺はですね、地方としての意見も言わさせていただきたいなと、そのように思っております。

記者

アクアラインの通行料の値下げの問題なんですけれども、社会実験の終了まで半年を切りましたけれども、今、国との交渉の状況ですとか、今後の見通しについてお願いします。

知事

前にたしか、秋ごろには何とかしたいなと、こう言ったことだと思いますけれども、ある意味で嵐の前の静けさというんですか、もう自分を信じて、今まで言ってきたことに対して、それと同時に、国にはしっかりと今までの検証結果を見ていただいて、ラストスパートで何とか頑張りたいと、そのように思っております。

記者

嵐の前の静けさとおっしゃいましたけれども、その嵐というのはどういうことなんですか。

知事

それはもう、やっぱり、また通常料金3,000円に戻るだとか、2,200円だとか、いや800円だとか、これが今、こうゴチャゴチャなっていますからね。でもね、これ本当に考えていただきたいのは、よく本四橋の話を出されるんですけど、本四橋とアクアラインとはおのずと違うんですね。これはもう記者さん、十分わかっているでしょうけども、私、その辺をはっきり言うんですよ。それと同時に、アクアラインというのは単なる木更津から関係市町村だけの問題じゃないんだと。言うなれば、首都圏の大きなですね、大動脈であると、これが今度は圏央道がちゃんと完成するならば、オリンピックに向けての大きな代替道路になるんだと、その辺をしっかり見ていただきたいと、それをですね、今詰めているところです。

記者

ありがとうございました。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 台風26号、27号及び28号への対応について
    →防災危機管理部危機管理課【電話】043-223-2297
  • 国内線就航先(札幌)プロモーションについて
    →総合企画部空港地域振興課【電話】043-223-2268
  • ちばアクアラインマラソン2014について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4111
  • (仮称)千葉県農林水産業振興計画について
    →農林水産部農林水産政策課【電話】043-223-2814
  • 漁業者のライフジャケット着用推進について
    →農林水産部水産局水産課【電話】043-223-3034

 

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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