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更新日:平成27(2015)年2月13日

知事定例記者会見(平成24年2月7日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

平成24年2月7日(火曜日)16時00分~16時58分

場所

本庁舎1階多目的ホール

項目

  1. 平成24年度当初予算案について
  2. 平成23年度2月補正予算案について
  3. 平成24年度組織及び定数の見直しについて

知事発言

平成24年度当初予算案について

知事

まずは、平成24年度当初予算案についてご説明をいたします。

資料1、平成24年度当初予算案についての1ページをご覧ください。囲みの中に予算編成の基本的な考え方を記載してございます。

1つ目でございますが、平成24年度は総合計画「輝け!ちば元気プラン」の総仕上げの年であることから、「安全・安心のまちづくり」、「医療・福祉の充実」、「笑顔輝く子どもを育てる県づくり」、「観光と魅力あふれる県づくり」、「雇用・産業振興、交流基盤の整備」を一層推進し、「くらし満足度日本一」の千葉の実現を目指すことといたします。

2つ目は、東日本大震災への対応として、「市町村・被災者への支援」、「放射性物質対策、新エネルギー対策」、「インフラの復旧、災害の予防」に取り組んで、「災害に強い元気な千葉県づくり」を一層推進することといたします。

以上の考えのもとに編成いたしました平成24年度当初予算でございますが、歳入では、県税の減収が見込まれる一方、歳出では、社会保障費や公債費などの義務的経費の大幅な増加が見込まれるため、平成23年度2月補正予算で積み立てる基金などの活用や、退職手当債の発行により、必要な財源を確保したところでございます。3ページをお開きください。一般会計の当初予算規模は、1兆6,001億800万円で、前年度比当初予算と比べ、2.6%増となっております。

総合計画の推進については、6,437億5,800万円を計上いたしました。また、東日本大震災への対応については、217億7,700万円を計上したところでございます。4ページをご覧ください。当初予算案の主な施策でございますが、まずは、総合計画の推進について申し上げます。

1つ目は、「安全・安心のまちづくり」でございます。

「くらし満足度日本一」の基礎は、県民の生命と財産を守ることでございます。本県の犯罪認知件数は、平成23年で9年連続して減少しているとともに、ひったくり犯罪件数は、前年に比べ半減していますが、県民が一層安心して生活を送るためには、犯罪や事故がなく、災害に強いまちづくりに引き続き、全力で取り組んでいかなくてはなりません。このため、私が知事就任以来、取り組んでまいりました移動交番車を12台増強します。これにより、全50台、専従警察官100名体制で治安の向上に努めてまいります。また、地域安全パトロール隊の配置の拡充や、大幅に被害の増えている振り込め詐欺へ対応するため、電話による防犯指導を行うなどの、犯罪の起こりにくいまちづくりを推進いたします。さらに、重要な橋りょうの耐震補強工事の前倒し実施や、県立学校の耐震化の予算を倍増し、すべての建物を平成27年度までに完了するよう、前倒しして実施するとともに、私立学校の耐震化に助成をいたします。このほか、県庁内に常設の危機管理防災センターを整備するとともに、消防学校や防災センター等の機能を持つ総合防災拠点の整備に向けた設計を行います。また、健康危機の対応拠点である衛生研究所の建替に向けた設計を行うなど、安全・安心のまちづくりを推進いたします。5ページをご覧ください。

2つ目は、「医療・福祉の充実」でございます。

急速に高齢化が進んでいる本県では、地域の医療及び福祉を支える体制整備や人材確保は喫緊の課題でございます。このため、修学資金の貸し付けなど、医師や看護師の確保対策を推進するとともに、ドクターヘリの格納庫を含む救命救急センターへ助成するなど、医療提供体制を整備いたします。また、がんセンターの西病棟に替わる新病棟の基本計画の策定や救急医療センターと精神科医療センターの一体的な整備に向けた調査を行います。さらに、山武長生夷隅医療圏の中核病院となる東金九十九里地域医療センターの整備への助成や患者が増加しているがん対策事業を実施いたします。このほか、特別養護老人ホームの整備に1床当たり400万円の補助を継続いたします。また、障害のある人の地域での生活を支えるため、障害者グループホームの整備などへ助成をいたします。6ページをご覧ください。

3つ目は、「笑顔輝く子どもを育てる県づくり」でございます。

子育てを社会全体で支える環境を充実するとともに、豊かな学びを支える教育環境を整備することは大変重要なことでございます。子ども医療費については、平成24年度は、入院の助成対象を現在の小学校3年生から中学校3年生まで拡大いたします。また、待機児童の早期解消を図るため、民間保育所の整備を促進するほか、放課後児童クラブの運営費に助成するなど、子育て支援体制の充実を図ります。私立学校経常費補助については、国標準単価を措置するとともに、高校では1万4,000円、幼稚園では1,700円を県単独で上乗せするなど、一層の拡充を図ります。また、県立高校において特別支援教育支援員を配置するとともに、特別支援学校の分校・分教室を6カ所整備いたします。さらに、児童養護施設「富浦学園」の整備や民間の児童養護施設への助成を行います。このほか、引きこもりやニートなど、問題を抱える子ども・若者を総合的に支援するワンストップ相談窓口を新設いたします。7ページをご覧ください。

4つ目は、「観光と魅力あふれる県づくり」でございます。

千葉県は豊かな自然環境に恵まれるとともに、新鮮でおいしい農林水産物も豊富で、なおかつ、多くの観光資源を有しております。そこで、千葉県の魅力を広く海外にPRするため、私自ら海外でトップセールスを行います。また、台湾の大学生などを対象としたモニターツアーを実施いたします。さらに、テレビやラジオなど、各種メディアを活用した千葉の魅力発信や、木更津市に今年4月にオープンするアウトレットパーク内に観光情報センターを開設するなど、観光プロモーション事業を展開することにより、千葉県の知名度アップや観光客の増加、県産農林水産物のイメージアップによる本県経済の活性化を促進いたします。このほか、震災により減少した観光客数の回復を図るため、道路公社の無料往復通行券を地域の観光プロモーションで活用するほか、千葉県観光の新たな魅力の一つとして、サイクルツーリズムの取組に助成するとともに、観光地の魅力向上のため、観光関連施設の整備に助成をいたします。また、千葉県の持つ様々な魅力を県内外に強くアピールするため、10月21日、日曜日に「千葉アクアラインマラソン」を開催いたします。さらに、成田空港をめぐる動きを県勢発展やビジネスチャンスへと活かすための検討を行うグレード・アップ「ナリタ」活用戦略会議を開催いたします。8ページをご覧ください。

5つ目は、「雇用・産業振興、交流基盤の整備」でございます。

経済・雇用情勢が依然として厳しい中、新卒未就職者など、求職者に対する就労支援に取り組みます。また、中小企業振興資金の融資枠を5,700億円に拡大するほか、中小企業の企業グループの育成を通じた受注機会の拡大を図るとともに、地域商業の活性化のための新たな支援策を検討いたします。本県農業の主力である園芸農業の生産力の強化拡大のため、専門家サポートチームによる産地改善や、施設・機械の整備に対する支援に取り組むほか、青年就農者確保・育成給付金事業を実施いたします。また、イノシシなど有害鳥獣による農作物被害の防止対策や県内で被害が拡大している松くい虫対策を拡充いたします。さらに、銚子漁港や勝浦漁港の施設を再整備して、産地間競争力の強化を図ります。このほか、圏央道など、広域的な幹線道路の整備を促進するとともに、地域に密着した道路の整備を推進いたします。また、橋りょうなどの長寿命化対策や舗装道路修繕を拡充し、中長期的な事業費の縮減、平準化を図ります。

9ページをご覧ください。次に、東日本大震災への対応について申し上げます。

1つ目は、「市町村及び被災者への支援」でございます。

市町村の住民生活の安定などの取組を支援するため、基金を活用し、「がんばうろ!千葉」市町村復興基金交付金として、県内全市町村を対象に20億円を交付いたします。また、被災者住宅再建支援金や利子補給の事業期間を2年間延長いたします。

2つ目は、放射性物質、新エネルギー対策でございます。

環境放射能調査を継続するとともに、ゲルマニウム半導体分析装置を整備するなど、放射能に対する監視・調査体制の整備・強化を行い、県民の安全・安心を確保いたします。また、住宅用太陽光発電設備の設置経費への助成を拡充するほか、新エネルギーの導入について、公共・公益を目的とした事業に助成するとともに、本県の様々な政策課題における新エネルギーの活用可能性を調査いたします。10ページをご覧ください。

最後は、インフラの復旧、災害の予防でございます。

農業用施設等の災害復旧事業を引き続き進めるほか、液状化で甚大な被害が出ている香取市佐原地区の県の調査などを合同庁舎化し、香取市の施設との隣接などにより、県民の利便性の向上を図ります。また、九十九里沿岸における河川海岸津波対策事業を実施するほか、津波発生時の浸水防止のための水門操作遠隔化システムを整備いたします。さらに、市町村の災害に強いまちづくりを支援するマニュアルを策定するなど、災害の予防に努めます。これまで説明いたしました主な施策関係事業につきましては、別冊資料にその詳細を掲載しておりますので、ご参考にしてください。12ページ、13ページをご覧ください。

一般会計の歳入の状況でございますが、<1>の県税については、消費の低迷などにより約46億円の減を見込んでいます。<3>の地方特例交付金については約43億円の減、<4>の実質的な地方交付税については30億円の増、<9>の県債については約69億円の増となっております。14ページ、15ページをご覧ください。

歳出の状況でございますが、<1>の人件費については、退職手当の増などにより約24億円の増、<3>の社会保障費については、高齢化の進展などにより約218億円の増、<4>の投資的経費については約112億円の減、<6>の公債費については約62億円の増などとなっております。16ページ、17ページをご覧ください。

また、県債発行の状況でございますが、平成24年度の県債発行額は2,510億円で、前年度に比べ69億円の増となっております。次に、県債残高の状況でございますが、平成24年度末の県債残高は2兆8,658億円となる見込みで、前年度に比べ増加していますが、建設地方債等については311億円減少しております。18ページ、19ページをご覧ください。年間収支見込みについて記載しています。要求段階で集計したところ、600億円の財源不足が見込まれていました。このため、編成段階において歳入、歳出の精査を行うとともに、平成24年度に予定していた企業庁からの借入金等を前倒しして返済することなどにより、財源不足額は286億円に縮小いたしました。これに対しては、基金の活用を図るほか、退職手当債を活用することにより必要な財源を確保いたしました。20ページ以降は、当初予算の主な事業を列挙しておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。

 平成23年度2月補正予算案について

知事

続きまして、資料2の「平成23年度2月補正予算案」についてをご覧ください。

資料の2ページをご覧ください。一般会計の補正予算規模は、11億8,600万円の減額で、補正後の予算額は1兆6,893億1,300万円となっております。歳入でございますが、県税は約91億円の減額、地方交付税は、東日本大震災に係る特別交付税の交付などにより、約153億円増額となっております。国庫支出金については約50億円の増額、また、県債は約38億円の減額となっております。3ページをご覧ください。主な歳出補正についてでございますが、まず、国の補正予算に係るものでございます。震災により生じた災害廃棄物処理に係る被災市町村の負担軽減を図るため、国の補助金を活用して市町村に助成するほか、学校給食のより一層の安全・安心を確保するため、放射線検査機器を整備いたします。4ページと5ページをご覧ください。震災により被害を受けた県水道局施設などの災害復旧に要する経費について繰り出すほか、国からの交付金を受け、安心こども基金などへの積増しを行うものでございます。6ページをご覧ください。その他の歳出についてでございますが、事業費の増減の主なものとして、震災により被害を受け、既にある債務により、新規融資を受けることが困難となっている中小企業等を支援するため、「(仮称)千葉産業復興機構」を設立いたします。7ページ以降は、事業費の確定による増減額を記載しています。主なものとして、社会保障費が約111億円の増額、8ページの投資的経費が約183億円の減額などとなっております。8ページの中ほどから9ページには、平成24年度の財源対策を記載しています。24年度に予定していた企業庁からの借入金等を前倒しして返済するとともに、みどりの基金などを廃止して、24年度の財源として活用するため、災害復興・地域再生基金と財政調整基金に積み立てます。10ページをご覧ください。地方債の状況でございますが、県債発行については、2月補正で38億円の減額となり、前年度に比べ115億円の減額となっております。また、県債残高の状況については、平成23年度末で前年度に比べ増加していますが、建設地方債等については294億円減少しております。11ページをご覧ください。年間収支についてでございますが、9月補正段階では、財源不足を180億円と見込んでおりました。しかしながら、2月補正においては、歳入は、県税の減少幅の縮小や、特別交付税の増額が見込まれる一方、歳出では、企業庁からの借入金等の前倒し返済等により、歳入歳出合わせて、財源不足額が57億円に縮小いたしました。これに対しては、退職手当債を発行することで、必要な財源を確保いたしました。

予算については以上でございます。

 平成24年度組織及び定数の見直しについて

知事

最後に、資料3の「平成24年度組織及び定数の見直しについて」の1ページをご覧ください。

平成24年度の組織及び定数については、より簡素で効率的な組織体制づくりを目指しつつ、限られた人員を震災・原発事故対策を初めとした重要施策に重点的に配置するとともに、定員管理の適正化に努めたところでございます。主な組織改正について申し上げます。まず、震災・原発事故対策として、防災や危機管理に係る全庁的な調整機能を強化するとともに、組織と職の名称の重複を避けるため、防災危機管理監を防災危機管理部に改めます。また、災害に強い県づくりの推進について、より機動的に対応するため、防災危機管理課を発災時対応部門の危機管理課と、防災力向上部門の防災計画課に分割し、体制の強化を図ります。次に、子ども・若者対策として、増加する児童虐待事案へ迅速かつ的確な対応を図るため、児童相談所に児童福祉司などの専門職員を増員いたします。

資料の2ページをご覧ください。

本県の観光の魅力を積極的にアピールし、多くの方においでいただくため、観光客誘致の促進に向けた体制強化として、観光課をプロモーション部門の観光誘致促進課と、企画部門の観光企画課に再編をいたします。また、厳しい財政状況の中で適正な定員管理を行うため、知事部局、水道局及び企業庁の職員定数を合計275人減員することとし、2月定例県議会に職員定数条例の一部改正を提案する予定でございます。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。3点ほどございまして、まず最初に、点数を出すのは難しいとは思うのですが、今回の予算を自己採点すると何点ぐらいになるのかという点がまず1点、それから、今回の予算編成で特に配慮した点、あるいは、訴えたかったという意味でもいいのですが、特にこの点を注目してほしいという点がございましたら、教えてください。最後に、新規に限ったわけではないのですが、個別事業でこれは注目してほしいという事業がございましたら、1つ挙げていただきたいということです。

知事

記者さんご案内のとおりで、大変厳しい財政状況の中で、みんな一丸となって、頭絞って、まあまあ及第点はいただけるのかなと思っているところでございます。力を入れた点でございますが、24年度は総合計画の総仕上げの年でもございます。安全・安心、子どもの育成、経済の活性化、これに力を入れたところでございます。移動交番車50台、専従警察官100名体制、子どもの医療費助成、先ほども申しましたが、入院の助成対象を中学3年生まで拡大したということ。また、私学助成、県単独の上乗せ補助を生徒1人当たり、高校で1万4,000円、幼稚園で1,700円引き上げたと。あと、トップセールス、台湾の大学生、海外のメディアを対象としたモニターツアーの実施、この辺を非常に力を入れたところでございます。新規事業でございますが、例えば、新エネルギー対策ですね。千葉県新エネルギー等活用推進事業だとか、放射性物質対策、産業の振興として千葉の園芸産地活性化支援事業など、これは42事業でございますが、県単独で、言うなれば、このようなところをやってみたというところでございます。よろしゅうございますか。

記者

よろしくお願いします。様々な政策がありますが、一方で県債の残高も増えております。いわゆる借金といいますか、増えております。県内の人口減ですとか、あるいは今後も継続した震災対応が迫られる中で、今後も厳しい財政運営が迫られていると思いますが、知事としてその財政難を乗り切っていくためのお考えをお聞かせください。

知事

記者さんご案内のとおり、千葉県のみならず、今、各県も非常に厳しいところでございます。言うに言わず、言うなれば、少しでも贅肉といいますか、贅肉とは言わないまでも、事業等も含めてしっかりと精査してやっていかなければならないと考えているところでございます。徴収対策の強化もしっかりやらなきゃいけないし、また、未利用地の県有地の売却など、これも歳入の確保をしてまいりたいなと。もちろん、事務事業費の見直し、歳出の抑制、これをやっていかなきゃいけない。ただ、確かにいろんな抑制、節減、それは当たり前ですよ。でも、それと同時に、もっと積極的に、例えば、観光等も含めて、物産を皆さんに多く食べていただく、観光地へ来てもらう、企業誘致も含め、こっちからどんどん積極的にやるということも、ものすごく大事だと思っています。ですから、もちろん節減も努めますが、言うなれば、アグレッシブに県経済を引っ張っていかなきゃいけないと思っております。

記者

よろしくお願いします。若干、今の質問ともかぶってしまうのですが、歳入が少なくなる、その反面で震災への対応等で使わなくてはいけないことが多いと。今回の県予算をつくり上げる上での印象といいますか、振り返ってみてのご感想を伺いたいのですが。

知事

ですから、我が千葉県におきましては、もちろん、事業費で縮減できることを徹底的にやりました。それから、事業の延長だとか縮小、言うなれば、あとはどこで節減できるか等も含めて、徹底的にやったところでございます。しかし、やらなければならないところもあるわけでございます。ですから、先ほど言ったように、我が千葉県は安心・安全、まず生命、財産、言うなれば、移動交番も含め、子どもたちがしっかりとした教育を受けられるためにも私立学校の助成も含めて、そういうことも県としてしっかり、今回、苦しい中においてもうまくできたのではないかなと考えております。

記者

そこに追加してですが、今年度予算、昨年度も入りますが、震災関係で23年度分を足し上げると1,100億円ぐらいになると計算しているのですが、ここら辺についての震災に関する関連予算についてはどのようなお考えで予算配分されたのでしょうか。

知事

これは担当部長ともいろいろ話し、初めのときと、これが時がたつといろいろな要求と、また配分等も相当違ってきますので、その辺、もうちょっと詳しく言ってください。

職員

震災関連につきましては、基本的に知事からすべてつけろと。県民の方の復旧・復興のために、一日も早くもとに戻っていただくことが大切で、さらにそれを機に、また大きく復興していくことが大事になるということで、知事からそうした指示がありましたので、そういった意味で、金額がこうなりましたが、国のほうからも国庫補助金ですとか、あるいは地方債、あるいは特別交付税で財源措置がなされましたし、基金の取り崩しも若干いたしましたので、そうした中で財源的には何とかできたのかなということだと思います。

知事

ありがとうございます。

記者

今のお話を、ぜひテレビカメラの前で、知事の思いとして伺うことはできないでしょうか。

知事

思いですか。

記者

ええ。知事の思いとして、知事のことばで聞きたかったものでして。

知事

もちろん、この震災は未曽有の震災でございます。我が千葉県におきましては、何としても、この震災において皆さんの安心・安全をしっかりやっていかなければならない。今回の金額に対しては、もちろん国のほうの補助金等もあります。ですから、そういうことをうまく私どもが扱って、少しでも県民の皆様が安心できるようにやっていかなければならない。また、そういうことを十分に踏まえて、編成したつもりでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。知事の任期の最後の年度ということになると思いますが、この最後の24年度予算を執行した後に知事が掲げられた公約がどれぐらい実現できることになるのかというご自身の感想と、ご自身が知事になられたことで、森田健作が知事になる前と知事になった後で、この予算によって千葉県はどのように変わるんだとお考えでしょうか。

知事

この予算ということは、今年度の予算ということですか。今までもですか。

記者

含めて、24年度で最後になるわけですけども……。

知事

どのように変わってきたかということですね。

記者

そうです。

知事

私は、まずこの千葉県というのは非常にポテンシャルのある県だということで、この宝を磨くことが、言うなれば、私たちの子ども、孫に、そして関東圏のリーダーの県になるのは千葉県だと、そのように考えておりました。私が一番力を入れたのは、この千葉にいかに光を当てるか。光を当てなければ見えないんだから、そういうことを非常に考えまして、言うなれば、海産物、農業等も含めて、皆様にPRしたところでもございます。それと同時に、アクアラインの800円、社会実験継続等も含め、その経済効果をいかに利用していくかということも考えなければならないと、そのように思っていました。私は皆様にお約束した公約でございますが、これは皆様が十分検証してもらえればわかると思います。自分としては一生懸命やったつもりであります。僕は思いますけども、私はうれしいのは、光を与えるということで、例えば、テレビで言えばキー局がこの千葉県を取り上げてくれる時間が5倍から6倍になったと。また、新聞、ラジオ等を含めると10倍ぐらいになったと言われるのが非常にうれしいです。人間て、そうやって光が当たる、注目されるということは、また明日への活力にもなるんですね。そういう意味では、また公約とは違いますけども、いい方向に来ているのかなと思っております。それと、次へのステップ等も含めて、この道路事情をしっかりやっていかなきゃいけない。道路事情というのは圏央道ですね。それから企業誘致。これははっきり言いまして、初めのときの企業誘致のPRをするときの企業の皆様の感触と、2年後、3年後の感触が全く違ってきたことも、また事実でございます。事実、企業誘致も増えているところでございます。今回、本当に感じたことは、職員、両副知事、そして県民がまさしく3本の弓矢になって頑張れば、この千葉県というのは相当いけるなという手ごたえを十二分に感じたところでございます。

記者

それに関連して、今回の予算も子育て支援などに予算が割かれているわけですが、そういった次世代の育成のための予算が入る一方で、県債残高が増えるということは、その次世代に負担が先送りされるということになるのですが、その地方債の残高の現状については、知事は今、どのように認識していらっしゃるのでしょうか。

知事

これは記者さん十分わかっていると思いますが、臨財債が増えているんですよ。現生でもらえることが一番ですが、そうはいかないのでしょうけども、でも、県の実質的な借金においては、先ほど申しましたように、減っていると認識しております。それはともかくとしても、皆様方からの血税でございますから、1円でも節約し、そして有効に使っていかなければならないと理解しております。

記者

もう一点だけ、その臨財債に関しては、そもそも、おっしゃったとおり、国が最後、面倒見るわけですが、後年度負担であるということと、その後に将来、不交付団体になった場合には、自治体は損をした感じになるというような不安といいますか、指摘もされているのですが、その臨財債の制度について、知事としてどのようにお考えでしょうか。

知事

現段階ではしようがないのかなという気もしますけどね。例えば、これをもっと小さくすると、我が家においても、「わかったよ。来月払うから、ちょっと頼むよ」と、小さく言えば、そういうこともあるものですから、それは正しいとは申し上げませんけども、現状においてはしようがないのかなという気もいたしますね。でも、こういうことが増えるということはよくありませんから、増えないようにお国のほうも努力し、また、県としても努力していかなきゃならないと思っております。

記者

先ほどの企業誘致の部分、企業誘致というか産業育成全般なのですが、今回の産業絡みの新しい施策を見た場合に、中小企業の新連携育成だとか、どちらかというと小粒なイメージがあるのですが、今回の予算案で企業誘致を含めて、新しく知事が産業育成のために力を入れたのはどの分野とお考えでしょうか。

知事

確かに、記者さん言うように、小粒と言われれば、そうなんですけど、ただ、ご案内のとおり、日本の経済というのは99%中小企業でございますよね。千葉県においても中小企業は大変厳しく、今回の震災でなっているものですから、新しい融資も受けられない。債務買い取り等も含めて考えてあげなきゃいけないなと思っております。また、企業誘致等は、ジャパンディスプレイさんが茂原のほうに来ていただいたと、そういうこともあります。これをきっかけに、アウトレットもできるわけでございます。東京インテリアさんも来るということも聞いていますし、そういうことも、一つ一つ点を線に結んでまいりたいなと思っているところでございます。

記者

新事業全体で見た場合に、今年度、新事業というのが106ぐらいあったのですが、来年度予算、その分に関しては70いくつぐらいに限られている。30個ぐらい新事業というのは減っている形になるのですが、その震災予算がそこら辺を狭くしてしまったということなのか。

知事

今、はっきり言って、緊急事態の時でございますので、もうちょっと猶予を賜れば、私たちも一生懸命頑張ってやってまいりたいと思っております。

記者

財政の絡みですが、千葉県の財政状態というんでしょうか、経常収支比率で見た場合に、ほかの大阪府だとか神奈川県だとか同じような自治体で見た場合に、財政の硬直度というのは非常に高い部類に入っているかと思うのです。県税収入というのは、これからそんなに大きく回復しない。一方で、社会保障費は増えていく。硬直度がどんどん高くなっていく状況だと思うのですが、この現状はどう見ていらっしゃるでしょうか。

知事

つらいですね。通り一遍でございますけども、節約もし、さっき言ったように、アグレッシブに前向きに頑張っていくしかないのではないかなと思っていますが、どうですか。

職員

姿勢は知事が申し上げたとおりですが、今、国で税と社会保障の一体改革、この辺を知事のほうから注視していけと言われていますので、そういうものが改革しない限り、社会保障費というのは毎年10%ぐらい伸びますので、そういうもので大きく変えていかなければ、千葉県だけでは改革というのはなかなかできないだろうと考えております。以上でございます。

記者

よろしくお願いします。この資料1の2の主な施策をまとめた部分についてですが、これが県が今回の予算の中で最も訴えたいことだと思うのですが、この中に除染に関するものが出てきません。東葛の各市町村は、今度の予算で年間数億円レベルで除染やるということで第一の喫緊の課題として最大の項目になっているにもかかわらず、県がこのように一つも立ててないというのはどういうわけなのでしょうか。まず、知事からどうして入れてないのか。

知事

補正でやっている。たしか補正のほうでやっていると思います。

記者

補正では各市町村がやっています。その上で新年度予算でもやっていくというのでアピールしていくというのが各市町村の姿勢なのに、県がこういう姿勢だと間違った印象を市民に与えるのではないでしょうか。

職員

今のご指摘は、除染経費が当初予算にないということだと思いますが、12月で可決いただきまして8億円、その中に除染経費はおおむね5億円入っております。今、県立学校等の除染を始めようということで、事実上、繰り越しになると。ですから、24年度当初予算には入っていませんが、23年度予算を繰り越しして5億円盛っているというような形になろうかと思います。あとは、昨日も会議が開かれておりましたが、そのうち3億円ぐらいは県の所有している部分に中間処理施設を置きたいと、そういうお話で8億円計上しておりますので、当初予算だけで見ていただくと、そこにはないという形で、5億円を用意しているというふうにご理解賜ればと思っております。

記者

よろしくお願いします。先ほど当初予算について、緊急事態だとおっしゃられましたが、今年度の当初で退職手当債とか特例的な財源対策は講じなかったのですが、新年度は退職手当債という措置を講じるということで、借金を少なくしたいとおっしゃってきた知事なのですが、どのように考えていらっしゃいますか。

知事

退職手当債、これは記者さん十分ご存じのとおり、これは総務大臣の許可を得て、その中でやっているところでございます。ですから、どうしても、今、財政の面で厳しいところがあるものですから、それを頼るところも出てくるところでございます。

記者

お願いします。子ども医療費助成についてお伺いしたいのですが、今回、入院に限って中学3年生まで拡大ということですが、知事は選挙公約では通院も含めて中学3年生まで助成を拡大するということを目標に掲げていたと思いますが、今回は通院は小学3年生までで、それ以降は見送りとなりましたが、その辺の事情をお伺いしたい。

知事

今、こういう財政の中で、なおかつ、子どもたち、言うなれば、家庭の経費でございますね。その中でいかに有効なものをということをしっかり考えなきゃいけない。これは、医療関係者並びに市町村の皆さん方の意見も聞きました。そうなったときにおいて、大変なのは、事実、入院だと。ですから、今回は、本当は入通院を小学校6年までというふうに考えていたのでございますが、それよりも中学生までの入院を上げてあげることが家計にとって非常にプラスだと、そのようなことが精査して出てきたものでございますから、まず入院を何とか中3まで持っていこうやと、そういうふうに決めたところでございます。

記者

わかりました。もう一点ですが、先日、2011年の千葉県の人口が減少したということがわかりましたが、それを受けて、今年度予算で特に子育て対策で変更された点とか、新たに盛り込まれた点がありましたら、教えてください。

知事

子育て、言うなれば、これは私立の県単独の経常費も含まれます。待機児童(対策)等も含めて、こういうことをしっかりやっていくことが、まずは基本的に大事なのかなと思っております。それと同時に、もっと大事なことは、最近は、例えば、女の子、女性、お年寄りをねらった犯罪等もあります。そういう子どもたちを犯罪から守る、そういうことも子育てにおいて大変大事なのかなと思っています。それから、医療充実等も含めてでございます。

記者

ありがとうございました。具体的に新年度予算で変更された点というのはあるのでしょうか。

職員

今、知事が申し上げたとおり、まず子ども医療費だと思います。新規事業というよりは事業を拡大したという意味で。それと、知事がおっしゃいました経常費補助を具体的にいいますと、県単独で高校1万4,000円、幼稚園1,700円に拡大したと。知事がおっしゃっていない部分では、特別支援の学校の支援もやっているということで、そういう意味で新規というよりは事業が上がっているとご理解賜ればと思っております。以上でございます。

記者

お願いします。先ほど知事、財政状況が大変厳しいというお話で、今、緊急事態であるということをおっしゃっておりましたが、今回の予算編成の中でやりたかったのだけれども、積み残してしまったような事業ですとか、廃止せざるを得なかった事業とか、そういったものがございますでしょうか。

知事

やりたかったことと言えば、それはキリがないんですけどね。あれもやりたかった、これもやりたかったと、いろいろあるのでございますけども、粒立ててはできたのかなという気持ちでいます。さっき言ったように安心・安全も含めて、移動交番だとか、経常費助成、そういうのを含めて、とりあえずは粒立ててはできたのかなと、そのように思っております。

記者

先ほど子ども医療費のお話が出ましたが、任期中に中3までの通院の拡大を今後やっていくお考えはありますでしょうか。

知事

現在の財政、大変厳しい状況の中で、最大限、言うなれば、そういう意味では一つの到達点なのかなというふうには思うのですが、しかし、将来において、また財政状況が変化したならば、これはまた医療関係者、市町村等のお考えを聞きながら熟慮してまいりたいと思っております。

記者

細かい話なのですが、東金九十九里の医療センターについて、今回初めて本格的な整備予算が盛り込まれたと思うのですが、今後10年間で大体86億円の支援をしていくという方針を県のほうは示していると思うのですが、今回の予算の計上がそういった支援に向けた第一歩というふうにとらえてよろしいのでしょうか。

知事

はい、そうでございます。

記者

その医療センターについて、知事の思いというか、そういったものがございましたら、お願いします。

知事

さっき言ったように、医療の充実、言うなれば、県民がより一層公平に医療を受けられるように、私ども努力していかなければなりません。

記者

税と社会保障の一体改革の推移を見ろというご指示を知事がされたというお話がございましたが、であるならば、一方で身を切る改革というのも、今後、地方に求められる可能性もあるかと思うのですが、財政の健全化の取組の強化という観点で、何かお考えがありましたら、お聞かせいただきたいのですが。

知事

千葉県、一生懸命やっていると思っているのですけども、職員定数を250名減員するということもその一つなのかなと思っております。定員管理の適正化をこれからしっかりやっていくことも大事だと、そのように認識しておるところでございます。

記者

国勢調査が終わりまして、議会のほうで今後、定数だとか区割りの見直しを来年度以降やっていくことになるかと思うのですが、現在、95人が定数ですが、このあたりをもうちょっととか、そういうお話を議会のほうにされるお考えはございますでしょうか。

知事

これから国の推移をまた見ていかなきゃいけないですが、これも将来においては課題に出てくるかもしれませんね。

記者

震災の関連ですが、1つは10ページに出てくる災害の予防という観点、今後の災害の予防ですが、ここについてはどういったところを中心に考えてやっていかれるのかというのを、ひとつ教えてください。

知事

まず、言うなれば、こういう災害とかそういうものというのは忘れたころにやってくるということですね。私、思うんですが、まず、自然と対峙しよう。自然のそういうものに向かって何とかしようと。例えば堤防ですよ。堤防を今、2メートルなのを5メートルにしたら何とかなるんじゃないかといっても、10メートルのが来たらどうにもならないわけですよね。ですから、自然と対峙するというよりも、自然のそういうのからいかに逃げるかということを、まず考えていかなきゃいけない。だから、そのように考えていった場合、例えばの話、その中でもやらなきゃいけないところありますよね。河川海岸の津波対策ももちろんでございます。ですから、その辺を想定しながら、私、いつも言うんですよ。津波が乗り越えてきた。20メートルの堤防をやったらいい。日本列島、20メートルの堤防にしたら監獄みたいなものですよ。そうじゃなくて、例えば、5メートルなら5メートル、これで何とかなるんじゃないかと。その中において、避難する場所を何とかしようじゃないかと。そういうことをも広域自治体として考えていかなければならないと思っています。また、水門操作遠隔システム等も、またしっかりと整備していかなければならないのではないかなと思っているところでございます。

記者

もう一つ、震災の対応で、「がんばろう!千葉」市町村復興基金交付金というのがありますが、これは県内全市町村対象にしているということで、どういった効果、ねらいがあるのか、教えてください。

知事

これは、特に千葉の場合は現地現地で違いますから、まず、市町村からの意見を吸い上げて、現地に合った補助をしっかりとやっていかなきゃならないと思っております。

記者

もう一つ、観光面ですが、少し攻めの姿勢も必要ではないかということですが、その辺、少し具体的にどういった、本年度取り組んでいらっしゃいますか。

知事

例えば、県庁の職員の特に若手、元気のある人に、例えばホウレンソウがあるだろうと。例えば、キャベツがある、ニンジンがある。これを海外の皆さんに食べていただきたい。東南アジアの人に食べていただきたい。じゃあ、そのホウレンソウ、ネギが、例えば香港だ、台湾だ、タイ国でどのような料理に使われて、実際に皆さんがどんなふうに受け取っているか。それと現地ではいくらするのか、そういうのを知らないでやれなんて言ったって無理なんですよ。ですから、私の言った積極性というのは、そういう若手の人たち、そういう担当になった人たちに、まず行けと、研修しろと。これもアグレッシブの一つだと思っています。そうやってしっかり研修して、ああ、そうかと。例えば、これは物だけではありません。経済でもそうです。そういうことを勉強していくことが大事だということで、そちらの若手の研修も含めて攻撃的にやってまいりたいということでございます。

記者

そういった海外のニーズをしっかり知る。

知事

そういうことです。ですから、それはすぐ結果が出ないんですよ。でも、これは必ず千葉県の財産になります。それと私が言っているのは、そういうとこで、向こうに行って向こうのお役所、メディアに会ったら、必ず名刺をもらうのは当たり前。そして、帰ってきたら、礼状も含めて、今度、千葉に来たら、ぜひお電話一本くだいさいよとか、パンフレット等、千葉にこういうパンフレットがありましたよ、ぜひ来てくださいと、そういうのを送るとか、1回コネをつけたら、ずっとお友達でいると。1年、2年じゃなくて、5年、10年を見た戦略を考えていかなければいかんと、そのように言っております。

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