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更新日:平成29(2017)年3月6日

知事定例記者会見(平成23年2月2日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時 平成23年2月2日(水曜日)13時30分~14時22分
場所

本庁舎5階大会議室

項目

  1. 平成23年度当初予算案について
  2. 平成22年度2月補正予算案について
  3. 平成23年度組織及び定数の見直しについて

知事発言

平成23年度当初予算案について

知事

それでは、平成23年度当初予算(案)についてご説明いたします。

まず、資料1「平成23年度当初予算案について」の1ページをお開きください。囲みの中に予算編成の基本的な考え方が記載してございます。

1つ目は、「くらし満足度日本一」の実現に向け、総合計画「輝け!ちば元気プラン」に基づく施策の着実な推進でございます。

2つ目は、県民からの要望が特に多い「安全・安心な社会づくり」、「福祉・医療の充実」、「子育て支援」などの取組に重点を置いたところでございます。

3つ目は、成田空港を初めとする本県の持つポテンシャルを活かして、千葉県の魅力発信や雇用の創出を含めた地域経済の活性化について、積極的に取り組んでいくことであります。

以上の考えのもとに編成いたしました平成23年度当初予算でございますが、歳入面では、県税収入の伸びが見込まれること、歳出面では、職員人件費の減や予算編成段階での事務事業の見直しなどにより、平成9年度以来14年ぶりに、退職手当債などの特例的な財源対策なしで収支均衡予算を編成することができました。

次に、当初予算において措置した主な施策について、その概要を申し上げます。

まずは、「安全・安心な社会づくり」です。

「くらし満足度日本一」の基礎は、県民の生命と財産を守ることでございます。県民が日々安心して生活が送れるよう、犯罪や事故がなく、災害に強い地域社会づくりに全力で取り組んでいかなくてはなりません。犯罪認知件数は8年連続して減少を続けていますが、多発するひったくり犯罪や豊かで便利な社会ならではの新しい犯罪への対応など、さらに取組を強化していく必要があります。このため、私が知事就任以来、取り組んできました移動交番車を13台増車します。これにより、移動交番車は全県下へ配備されることになります。また、ひったくり犯罪防止のために、市町村が行う防犯カメラの設置事業に対し助成するなど、犯罪が発生しにくい環境づくりを推進してまいります。安全・安心のためには、大地震への万全な備えも必要でございます。そこで、輸送網が寸断される事態に備えて、災害時における支援物資等の物流計画を作成するほか、常設の災害対策本部の機能を備えた(仮称)危機管理防災センターを県庁舎内に整備するなど、災害に強い体制づくりを進めてまいります。

第2に、「福祉・医療の充実」でございます。

急速に高齢化が進んでいる本県では、地域の医療及び福祉を支える体制整備や人材確保は待ったなしの課題でございます。このため、入所希望者の多い特別養護老人ホームの整備や、老朽化した養護老人ホームの改築等について、予算を35億円増額して、積極的に推進してまいります。また、高齢者の住まいと生活支援のあり方などについて検討を行うほか、障害者就業・生活支援センターを5カ所増設し16カ所として、障害者の生活面・就業面での自立を一層促進いたします。さらに、ドクターヘリの運営費や、救命救急センターの運営費や、設備整備費、災害拠点病院等の耐震工事費等に対し助成するほか、医師・看護師確保に係る予算を大幅に増額いたします。また、すべての県民がそれぞれの地域で安心して医療が受けられるよう、「千葉県地域医療再生プログラム」に基づき、地域医療の再生に向けた取組を推進しております。

第3は、「子育て支援」でございます。

平成21年の本県における合計特殊出生率は1.31で、改善傾向にはありますが、子育てに係る負担や不安を解消し、安心して子どもを産み育てる環境づくりを進めることは大変重要でございます。このため、昨年12月に小学校3年生まで拡大した子ども医療費助成を継続し、子どもの保健対策の充実と保護者の経済的負担の軽減を図ります。なお、千葉市から要望のありました補助率の引き上げについては、県として前向きに検討した結果、6分の1の補助率を4分の1に引き上げることといたしました。また、昨年10月時点で、県内には2,600名を超える待機児童がいます。これは何としても早期の解消を図らなければなりません。そこで、民間保育所の施設整備費について、国の助成に県が独自の加算措置を行い、緊急的に保育所の整備を促進いたします。また、放課後の子どもたちの生活や遊び場の確保、安全・安心な居場所づくりのために市町村が行う事業を支援するほか、企業等の協賛により、子育て家庭が各種割引サービスを受けられる子育て支援事業実施のための調査・準備を行います。3ページをお開きください。

第4は、「子ども・若者の育成」でございます。

子育てを社会全体で支えながら、社会に元気と活気を与えてくれる個性豊かな子ども・若者を育てなければなりません。その基礎は教育環境の向上でございます。このため、私立高校及び私立幼稚園に対する経常費補助金について、県単独の補助単価を高校は6,000円から1万円に、幼稚園については600円から1,000円に増額するなど、保護者負担の軽減と学校経営の健全化、教育条件の維持向上を図ります。また、児童・生徒の発達段階に応じた千葉県らしい道徳教育を推進するとともに、特別支援学校の児童・生徒の増加に伴う過密化・教室不足に対応するため、高校の空き校舎などを活用し、分校・分教室等の整備を推進するほか、ひきこもり対策として、ひきこもり本人の自立を促進するため、「ひきこもり地域支援センター」を設置いたします。

第5は、「ポテンシャルを活かした千葉の魅力発信」でございます。

千葉県は、豊かな自然環境に恵まれるとともに、新鮮でおいしい農林水産物も豊富で、なおかつ、多くの観光資源を有しております。そこで、千葉県のよさをもっと知っていただけるよう、各種メディア等を活用してさまざまな魅力を発信するとともに、私自らが先頭に立って、アジア地域において、県産加工品や農産物、本県観光の魅力を売り込んでまいります。また、競争力の強化のため、成田空港周辺における国際交流・国際ビジネス機能の強化や、カジノを含む複合施設の導入可能性などについて調査検討を行うほか、国際会議の県内誘致に向けた新たな助成制度を創設いたします。さらに、本県を訪れる方々に気持ちよく滞在・観光していただけるよう、公衆トイレなども含め、観光施設の整備を一層推進いたします。

第6は、「雇用・産業と基盤整備」でございます。

本県経済の活力の源泉である中小企業を取り巻く環境は、依然として厳しい状況でございます。また、過去最低水準と言われている大卒者の就職内定率に象徴されるように、非常に厳しい雇用情勢が続いております。このような状況を踏まえ、金融機関等と協力して、県内中小企業向けの融資枠4,800億円を確保するとともに、失業者や新卒者に対する雇用機会を創出する緊急雇用対策を実施するほか、若年者や就職困難者に対する就労支援機能を充実いたします。また、本県の農業は、担い手の高齢化や後継者不足に直面しております。そこで、農業の担い手を育成する農業大学校を24年度から専修学校とするため施設の改修等を実施するほか、耕作放棄地の解消に向けた取り組みを支援してまいります。さらに、交流・連携を広げ、県土の発展に資するよう、効果的、効率的な道路・橋りょうの整備を進めます。

最後に、「公共施設の維持管理と長寿命化」でございます。

建物や施設を大事に使い、長持ちさせることは、経済的であり、環境にもやさしい社会づくりにつながります。このため、公共施設については、これまでの「事後的な修繕」から「予防的な修繕」へと転換し、各施設の長寿命化を推進してまいります。来年度は、道路・橋りょうや県立学校などの施設について、22年度2月補正予算で積み立てた公共施設整備基金を活用し、耐震改修や長寿命化対策に取り組みます。

5ページをお開きください。一般会計の状況でございます。

一般会計の当初予算規模は1兆5,594億7,100万円で、前年度当初予算と比べ、1.7%の増となっております。歳入については、法人関係税や地方消費税の増加などにより県税収入の伸びが見込まれるほか、地方交付税と臨時財政対策債をあわせた実質的な地方交付税についても、22年度当初予算と比べ増額となる見込みでございます。歳出については、人件費が22年度の給与改定等に伴い減額となる一方で、社会保障費が高齢化の進展などに伴い大幅に増額となり、公債費や税関係交付金についても増額となる見込みでございます。また、投資的経費については、補助事業のうち道路・橋りょうや河川整備などの公共事業が減額となっておりますが、橋りょうの長寿命化や生活関連道路の修繕に係る県単独事業、特別養護老人ホーム建設事業など福祉・医療分野の事業を増額したことから、投資的経費全体では約94億円の増となっております。年間収支については、冒頭申し上げたとおり、収支均衡となる見込みでございます。6ページ、7ページには、それぞれ歳入、歳出の詳細について記載してございます。後ほどご覧いただきたいと思います。8ページをご覧ください。地方債の状況でございます。上の表は県債の発行額の状況でございますが、平成23年度の発行額は2,441億円で、退職手当債の発行を見込んでいないことなどから、前年度に比べ287億円の減となっております。下の表は、実質的な県債残高の推移に関するものですが、平成23年度末の残高は、前年度に比べ増加しますが、これは交付税の振り替えである臨時財政対策債などの残高の増加によるものであり、これを除いた建設地方債等の残高、表のマル1の部分に当たりますが、年々、着実に減少しております。つまり、県としてできる県債残高の抑制策はきちんと行っているということでございます。9ページ以下には、当初予算の主な事業を列挙しておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。

平成22年度2月補正予算案について

知事

続きまして、資料2の「平成22年度2月補正予算(案)」について説明いたします。

資料1ページの中ほどの「1.予算規模」のところをご覧ください。一般会計の2月補正額は441億9,300万円の増額でございます。補正後の規模は1兆6,047億3,000万円で、前年度に比べ0.3%の減となっております。歳入でございますが、法人関係税や地方消費税等が増となることから、県税等が約277億円の増額、地方交付税については、計上留保分及び国の再算定に伴う増額分で約156億円の増となっております。国庫支出金については、国の経済対策に伴い、約164億円の増となっております。また、県債については、22年度は退職手当債を発行しないことなどにより、約175億円の減となっております。2ページをご覧ください。歳出でございますが、まず、国の経済対策に伴う事業でございます。市町村が行う子宮頸がん、ヒブワクチン等の接種に対する助成や千葉県社会福祉協議会が行う生活福祉資金貸付事業の貸付原資の助成ほか、国からの交付金を受けて基金への積み増し等を行うものです。一番下の地域活性化交付金事業については、国の経済対策により創設された地域活性化交付金を活用した事業として、県立学校や県立社会福祉施設の整備事業など、約25億円を計上しております。3ページをご覧ください。その他の事業でございます。主なものを申し上げますと、人件費は職員給与の改定などにより約92億円の減、社会保障費は対象者の増加などにより約90億円の増となっています。また、土地造成整備事業会計繰出金については、平成13年度に廃止された旧鉄道事業会計に係る債務の一部を償還するものであります。最後に、将来の財政負担に備えた基金の積立でございます。22年度は、県税及び地方交付税の増加や執行段階での経費節減により、収支状況が改善しています。そこで、将来を見据えて、基金の積立を行うことといたしました。具体的には、公共施設整備基金へ140億円、社会福祉・医療施設整備等推進基金へ50億円、県債管理基金へ50億円の計240億円を積み立てます。4ページには、特別会計について記載しております。また、参考として、一般会計の県債の残高と企業庁からの借入金の状況を記載しておきました。後ほどご覧いただきたいと思います。予算については以上でございます。

 平成23年度組織及び定数の見直しについて

知事

それから、最後に、県の組織及び定数の見直しについて申し上げます。

資料3「平成23年度組織及び定数の見直しについて」をご覧ください。平成23年度の組織及び定数については、県民にわかりやすく、より機動的な組織体制を構築するとともに、責任と権限を明確にした組織や職制とすることを基本に見直しを行いました。特に、県政の重要課題である防災危機管理体制の強化、保健医療政策の推進、有害鳥獣対策や児童虐待防止等に的確に対応するための体制整備を行いました。それでは、主な組織改正について申し上げます。まず、知事部局の本庁におきまして、防災危機管理監の新設、県土整備部内の体制見直し、保健医療担当部長の配置を行います。次に、資料の2ページをご覧ください。有害鳥獣対策や三番瀬の再生・保全に向けた体制見直し、行政改革推進課の新設、ボランティア活動に係る推進体制の整備を図ります。資料の3ページをご覧ください。耕作放棄地対策の推進に向けた体制整備を行います。また、知事部局の出先機関におきましては、県民にわかりやすい名称や組織等とするため、地域振興事務所、農業事務所、土木事務所等に見直します。資料の4ページ中ほどをご覧ください。増加する児童虐待通報に対応するため、児童相談所の体制を強化いたします。また、責任体制の明確化や職員のマネジメント能力の向上等を図るため、新たに班長や係長を配置いたします。資料の5ページをご覧ください。教育庁におきまして、「ちばアクアラインマラソン」や高校総体の開催準備に向けた体制整備を行います最後に、厳しい財政状況の中で適正な定員管理を行うため、知事部局、水道局及び企業庁の職員定数を合計230人減員することとし、2月定例県議会に職員定数条例の一部改正を提案する予定でございます。

私からは以上でございます。それでは、ご質問にお答えいたします。

質疑応答

記者

では、質問させていただきます。

知事

よろしくお願いします。

記者

今回の新年度予算で、知事が特に注目してほしいとお思いになった点は、どの点でしょうか。

知事

これは私、何回も言ってきたところでございますが、「くらし満足度日本一」という目標に向けて、今回、積極的に事業を展開いたしました。まず、具体的には、移動交番車の全県下への配備、ひったくり対策の強化、私学助成の県単独補助を高校1万円、幼稚園1,000円に引き上げた、成田空港などのポテンシャルを活かした千葉の魅力発信、保育所、老人福祉施設の整備など、子育て支援や福祉医療の充実、このような分野に特に力を入れたところでございます。

記者

新年度予算案に対する知事の評価と自己採点をお願いします。

知事

今、申し上げましたとおり、私としては満足できる予算案になったのではないかなと思います。それと同時に、14年ぶりでございますが、均衡予算ができたということはよかったなと思っております。

記者

よろしくお願いします。今回の予算の一般会計の規模ですが、均衡予算で組めたということですが、そうは言っても、過去の予算規模と比較すると、過去2番目の規模ということで、予算規模としては決して小さくない予算規模になってしまったわけですが、その点についてはどう思われますでしょうか。

職員

予算規模は確かに2番目に大きいのですが、一つ特徴的なものとしましては、歳入で繰入金のところを見ていただければわかるのですが、国から来た交付金を使いまして基金に積み立てて、例えば雇用の関係とか、安心子どもの基金などはそうなのですが、それが基本的に23年度までというのが非常に多いのです。ですから、基金事業というのが大幅に増えているということで、これは特財でございますので、収支には悪い影響はないわけでございますが、その分があるということをご理解いただければと思います。

記者

よろしくお願いします。予算を組む前提として、県税収入の伸びが見込まれるという、厳しい景気という中では、そういった状況があったということについて、知事としてどう考えられるかということと、例えば、できれば、もうちょっとこういうところにつけたかったなと、逆に何かお考えの点はございますか。

知事

県税が非常に伸びたということは、いろんな要因もあるとは思いますが、これは大変よかったなと。そういう意味においては、アクアラインの影響もあるのではないかなと思っております。もう少しこういうことをやったら、そういう希望はどうだったかということでございますが、もちろん欲を言うといっぱいあるのでございますけども、例えば、移動交番(車)も東葛地区とか、そういうひったくりの多いところは、また犯罪等が多いところは、もう1台ずつつけたかったとか、それはいろいろあります。でも、ここはとりあえず一歩一歩、こういうときこそ、私どもは一歩一歩、着実に、確実にやっていきたいと思っております。

記者

ありがとうございます。アクアライン関係ですが、マラソンの事業の話などは拝見したのですが、今のところ、まだ国の対応は出てないということですが、もし何らかの形での地方負担をしなければならないとなった場合などは、この予算は今、反映はしてないということでよろしいですね。

知事

私は、地方予算というのはないと思っておりますので、現段階ではそういうことです。

記者

新年度予算を組むに当たって、昨年の秋などには200億円の財源不足が懸念されるというようなアナウンスがあったと思うのですが、これをいかにしてやりくりして、収支均衡に持っていったのか、一番の決め手などを伺えればと思います。

知事

簡単に均衡だと、私ども言ったわけでございますが、非常につかさつかさで正直言って苦労もいたしました。財源不足が解消できたのは、もちろん県税収入、法人関係税が当初の見込みより増加したと、これはまず一つですね。それからもう一つ、編成の過程において、各部局の要求内容を一つずつ精査していったこと、こういうところが非常に大事だったんではないかなと、そのように思います。あと何かつけ加えることありますか。

職員

(財政課)もう一つは2月補正で基金を積んでおります。特に公共施設整備基金につきましては、予防的な改修ということが今回の一つのテーマになっておりますが、それを使うということで、今後考えられます改修事業のために基金を積んでおります。それを23年度で22億円ほど使っておりますので、これは財源としては特財になりますものですから、そんな要素もあろうかと思います。

知事

正直な話、私も就任以来、何とか均衡予算ということを職員とともに話してきまして、それがこういう形で少しずつというか、14年ぶりに達成できたということは、大変よかったなと。ただ、ここで、釈迦に説法でございますけども、経済というのはいつどうなるかということもわかりません。ですから、私たちは少しでも積み立てして、いろんなことにも適応していかなければならないと。そういう意味では、また気を引き締めて、これから県政に取り組んでまいりたいと思っております。

記者

もう一件、ちょっとぼやっとした質問になるのですが、冒頭に知事もおっしゃった「くらし満足度日本一」、これに向けて今回の予算編成はどのような位置づけにあったのか。「くらし満足度日本一」に向けた道筋というのを、どのように描いたのか、伺えますか。

知事

これはちょっと漠然としたところでもありますけども、家庭でもそうですが、まず、家計簿がとりあえず少しでも収支均衡にできるようにと。それと、多少なりとも引き締めて、貯金もできるようにと、まずそういうことが基盤になりますかね。それと同時に、先ほど言ったような医療、福祉、そして治安面も含めて、教育も含めて、言うなれば、今まで以上に力を入れて、これも何回も言うようですけども、「千葉県に生まれてよかったな」と、「千葉県に住んでよかったな。よし、千葉県で頑張ろう」、そう思っていただけるように頑張っているところでございます。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。知事も随分と目玉に据えていた小学校3年生までの医療費を今回、千葉市の財源不足とかといういろんな問題がありましたが、こういった中で県内全域での実現ということになりましたが、これについて知事の現在のお気持ちといいますか、目指してきたものをお話しいただければと思います。

知事

これはご案内のとおり、各市町村に格差があってはいけません。まず、小学校3年生まで上げたら、これが全員そろわなければなりません。そういう意味において、千葉市が非常に苦しいと。その中で、この間、市長もおいでくださいまして、何とか6分の1から4分の1にしてくれないかと、そういう話もありました。県としても財政が非常に窮屈の中、格差があってはならないということで、一生懸命いろいろ考えまして、4分の1、前向きに行こうじゃないかと、そういう決定したところでございます。これからも一番大事なことは、みんなが足並みをそろえて、一つずつ段階的に上がっていくことが一番大事。それと、もう一つは、市町村の意見もちゃんと聞いていかなきゃいけないし、また、医療関係者の人たちの意見も聞いて、そして次への段階だと、そのように私は理解しております。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。今の質問に重なるのですが、今回は千葉市に足並みをそろえるということで、小学校6年生の次の段階というのは、今回、難しかった部分があるのでしょうか。

知事

事実、まだ、8月ごろ、千葉市はやると言っておりますが、それができた段階、これをしっかり見ないといけませんので。足並みがそろって一段一段やっていかないと。ただ、先走りするわけにもいきませんので。

記者

もう一つ、話は違うのですが、魅力発信のことについてですが、知事は就任以来、いろいろトップセールスとか、そういう魅力発信というのを今までもやってこられたと思うのですが、効果を数値化したりというのはなかなか難しいと思うのですが、一つは今までの成果をどのようにとらえていらっしゃるかということです。

知事

魅力発信、非常に大きな受け皿でございまして、まず、何回も言っているように、千葉県というのは非常にポテンシャルのある県だと。言うなれば、食材、海の幸、山の幸、それから風光明媚等だと。私どもは、千葉県に皆さん来てください。観光立県としては、皆さんが喜んで滞在していただける。皆さんが喜んで食材を楽しんでいただける。そして、「来てよかったな」と。その中において、お手洗い、公衆トイレをきれいにしようじゃないかと。公衆のほうは何とかできているのでございますが、まず資金の方、事業のほうはまだまだ現在のところは足りないところも多うございます。今まで3分の1の補助だったのでございますが、これから2分の1を補助して、より一層整備していこうと。これも私は魅力発信の一つになるのかなと。それと同時に、千葉県だけでこちょこちょやっているというのではなく、関東圏、特に東京、この前もご当地カレーの発祥千葉ということで東京に出て、そういうことをやったり、また東京のそういうデパート等も含めて、どんどん皆さんに千葉を見てもらう、食べてもらう。それから東南アジア。これからも積極的に売り込むことが千葉の魅力発信なのかなと、そう思っております。

記者

今の後段のところに重なってしまうのですが、今年度は東アジアということがありますし、どういった狙いで、どういったものに魅力発信に力を入れていきたいと。

知事

中国、台湾、タイ国、シンガポール、今、私ども聞いているところによりますと、日本の食材とまた観光に対して、特に親日的な台湾は強いということを聞いております。ですから、そういうところに私が行って、食材のPRも含め、できたら、テレビ局にも出演させていただいて、千葉の観光の魅力をアピールしてまいりたいなと思っております。

記者

県債残高についてですが、国からの交付増となる臨時財政対策債も伸びているとはいえ、県債残高が就任時の21年度の2兆4,900億ぐらいから23年度は2兆7,400億、約2,500億増えているのですが、そのことについてどのように感じていらっしゃるかどうか。

職員

(財政課)ご質問の中にも臨時財政対策債という言葉が出ていましたので、そこにどうしても引っ張られているのが実態でございます。例えば、22年度などは、その発行額は2,003億なんですね。ですから、起債全体の発行額のほとんどがそういった状況でございまして、これは国の交付税制度の中で、法の中で、この臨時財政対策債は交付税という形の制度にされておりますので、私ども実質的な交付税という形でやっております。これも含めて残高ということになりますと、これは確かに非常に難しい。ですから、知事も先ほど言いましたように、県の方で判断できる、こういう表で言うと、8ページのマル1でございますが、建設地方債等につきましては残高が減ってきているという話をされましたが、臨財債まで含めてということが、大きな県は大変難しいのではないかなと思っています。

知事

これは各県、みんな言っていることで、現金で欲しいと、そういうことなんですよね。これはどうしようもないです。

記者

先ほど知事、主要な施策の中で安全・安心とか、子育てとかいろいろご説明いただいたのですが、逆に削った部分、我慢した施策について、具体的にというか、何か教えてください。

知事

我慢した、すべてにおいてもう少しこうしたいというのはあるのですが、それも我慢だったら、みんな我慢なんですけども、我慢というよりも、これを重点的にプラスアルファしたということかな。特に我慢といっても、全般的には積極的にやったという気持ちでございます。

記者

それと、財源不足についてですが、これまで過去13年間に至る慢性的な財源不足が続いていたということになると思うのですが、今後、均衡予算をつくっていくためには、新年度については県税収入が思った以上にアップしたというので均衡が図られると思うのですが、今後、均衡を図っていくために、財政健全化に向けた今後の見通しについて教えてください。

知事

今回のことは、各部局のいろんな要求を精査したり、言うなれば、人も減らしたり、いろいろな形でこういう形ができているんでございます。県税を何しろ増やさなきゃいけないということは、言うなれば、景気をもっともっと活性化させなきゃいけない。これは投資的経費なんかも私ども県単独で増やしているのもその一例なんでございますが、それとアクアラインですね。800円というのも、あのあたりも非常にキーになるのではないかなと思っております。

記者

よろしくお願いします。1点、お尋ねですが、安心・安全ということで移動交番車の増車などをされていらっしゃると思うのですが、多分、前年度、何らかの成果が上がったということがあって増車されているということだと思うのですが、その辺の具体的にどういう成果があって増車につながったのかという、前年度の評価をまず1点、いただけますか。

知事

これは説明すると大変長いのでございますが、大まかに説明します。まず、一番よかったことは、県民の皆さんが、今までどうしても交番というと敷居の高いところがあった。ところが、移動交番(車)で自分たちの方に入ってきてくれたと。だから、相談しやすくなったということですね。何かちっちゃなことでも相談しやすくなった。ということは、ある意味では、いろんな犯罪の面も含めて、芽の出る段階において、未然に防ぐことができたということ。それから、移動交番(車)は派手でございますから、抑止力につながっていると。それから、移動交番(車)自体、交番機能がありますので、特に女性の警察官もいますから、女性なんかも気軽に相談できるようになったとか、心強く思えるようになったとか、いろんなのが出てます。数字的にどうなんだというのは、もし必要ならば、警察の方からぴしっと話していただきます。

記者

もう一点、お尋ねですが、経済とか産業のところですが、観光のところはプロモーション事業であったりとか、ロケの誘致であったりとか、観光にかなり重点的に書いていらっしゃると思うのですが、まだまだ県内、景気が厳しくて、中小企業さんとかかなり厳しいと思うのですが、予算的なものを見ると、中小企業対策みたいなところは、資金融資の枠の確保とかはされていらっしゃると思うのですが、それ以外のところが若干弱いという感じを受けたりもするのですが、その辺、軽重があると思うのですが、知事のお考えは。

知事

まず4,800億円、変な話、一番大事な資金繰りでございますね。これを何とかしなきゃいけないというのは、頭に一番先に上っておりました。それと同時に、簡単に言えば、仕事を増やさなきゃいけない。だから、投資的経費、県で80億以上増額したということは、国の方が減額になっているにもかかわらず、何しろ活性化させるということも含めてやっているのでございます。あと、いろんなところに目を配っていけば、いろんなものが出てくると思いますけれども、とりあえずは資金繰りと経済活性化を今、一生懸命やらさせていただいているところでございます。

記者

最後にもう一点だけ、魅力発信のところですが、東南アジアとか世界に向けて発信されるということをうたっていらっしゃると思うのですが、先ほども質問あったと思うのですが、今年度、国内でやっていらっしゃって、新年度は海外に向けてということだと思うのですが、新しい年度でもまた国内をやるという選択肢もあったと思うのですが、どうしてそこで世界にと。あるいは、国内はある程度、一定限、発信はできたという評価でいらっしゃるのか、理由を教えていただけますか。

知事

海外という言葉も出ましたけど、今まで全く、言うなれば、千葉県はそういう発信をしてなかったように思われたので、海外にもやりますよと。でも、国内においては、もちろん今までどおり、いろんな形で皆さんの力をかりながら、マスコミ等を通じても、私自身も一人でも多くの方に千葉県を見て、知って、そしてファンになってもらう、その努力は続けます。

記者

農業政策についてお尋ねしたいのですが、今回の予算で担い手の部分であるところに、市町村単位が中心になって400万円つけたりとか新しい点はあると思うのですが、これだけTPPだとか、WTOの推進が叫ばれて、なおかつ千葉というのは東京、神奈川という大きなマーケットが目の前で、本来だったら、ここまで担い手不足だとか、販路について、ほかの都道府県より苦悶するような立場ではないと思っているんですね。にもかかわらず、今回の予算を見ても、農業土木については150億円計上していますし、ハードの点についてかなり手厚いなと思う一方で、ソフト支援が相変わらずなされておらず、なおかつ担い手対策の政策、この前の県の発表だと65歳以上の方は60%を占めて、3,000万円以上の農家なんか2%しかいない。1,000万円も含めて10%しかいないような、こういう危機的な状況の中で、もっと汗をかくなり、知恵を絞るべきだと思うのですが、そこについてはどう思いますか。

知事

記者さんの言う気持ち、よくわかります。ただ、農業施設は相当老朽化しているんですね。これは、ご覧になっておわかりだと思いますけど。まず、そういう老朽化した施設等をちゃんとしておかないと、例えばそういうマンパワーが来たところで、実際、じゃあ、どうなんだというのが、これは非常に困っちゃう部分。まず、この老朽化した施設を何とか建て直そうじゃないかと。それと同時に、あなたがおっしゃったように、まだまだそういう育成等も含めて、確かにこれからも私たちの一つの課題として進めてまいりたいと思っております。この千葉県というのは農業県でございますから、いろんな立場の人の意見を聞きながら進めてまいりたいと思っております。

記者

あと一つ、成田空港を、最初、4本柱の一つにおっしゃっていたので、あえてお伺いしたいのですが、今回も調査費ということですが、3,000万円余り予算計上していると思うのですが、本年度、成田の活性化についての議論、私も全部聞かせていただきましたが、ある意味で委員さんの言い放しの会議で、出した方向というのは、具体的なものはあまりなかったのかなというのが印象だし、なおかつ、JALの破綻を前提にした路線の廃止だとか縮小について全く議論しておりませんし、30万回といったって、これから顧客が飛行機が小型化していけば、必ずしも増えるわけではないかもしれないのに、その点についてもほとんど議論せずに、今回、こういうふうに3,000万円計上していますが、何を議論することになっているのですか。

知事

確かに今回、30万回ということで、まずそうやっていろんな識者の方、また首長さん、いろんな方々のお話等も聞きました。その活性の中で、例えば、カジノの話も出ました。いろんな話も出ました。しかし、カジノの場合においては、これは最終的には法的なものもあります。ですから、いま一歩踏み込めないところもあります。それと同時に、まず今回は、確かに30万回に向けて、シナリオがはっきり、30万回はできたけど、シナリオをもっとはっきりしろというのは、それはそのとおりでございますけども、これはもうちょっと時間ください。そうしていかないと、今はまずいろんな人の話を聞きながら、私たち県としては、こういうものはどうなんだ、ああいうものはどうなんだ、そういう意味においての、今回はいろんな調査だと思っております。

記者

もう一点、あえてお伺いしますが、子ども医療費の点については、1月の冒頭の知事の会見で、できれば6年生までやりたいとおっしゃっていましたが、今回、実現しませんでした。その見通しというのは、どのようにお考えですか。

知事

これは何度も言うように、これは段階的には必ずやっていきたいと思っています。ただ、先ほど言ったように、さあ、やるんだやるんだ、これは県だけで済む問題じゃございません。ですから、先ほども言ったように、まず県の中に格差があってはいけない。言うならば、小学校3年ということで、まず同じスタートラインについて、それを見て、次の段階へ行くと、これが私の考えです。

記者

本当にやろうと思えば、補正でやっていくことも可能かとは思うのですが、あえて触れてないということは、次の次の年度の予算なのかなという理解ですが、そういう理解でよろしいのでしょうか。

知事

それはどうなるかわかりませんが、とりあえず、まだ千葉市の方が、はっきり言って、ぴちっとしたものを出しておりませんのでね。ですから、そういうものをしっかり見ながら、こういう担保された段階において、私どもは考えてまいりたいと思っています。

記者

14年ぶりの特例的な借金なしの収支均衡ということですが、昨年度の当初予算の段階で、知事は自分は結構ラッキーだったという言葉があったのですが、今回のこの収支均衡についても、多少、ラッキーな面というのはあったというご認識がおありでしょうか。

知事

私はいつもそういう言い方しますが、それもあったと思います。でも、職員もみんな頑張ってくれたし、それと同時に、県民の皆様が踏ん張ってくれたおかげだと、そのように思っております。

記者

県民の日の事業を復活させた理由を、ぜひお願いします。

知事

それはあった方がいいでしょう。変な話。特に深い意味はございませんけども、でも、県民の日ってあった方がいいでしょう、と私は思いました。

記者

八ッ場ダムの関連予算、昨年の12月の負担金の合意と申しますか、本年度は一応、負担をするということで、来年度についても昨年度当初とほぼ同額ではないのですが、計上されています。八ッ場ダム予算に関して、知事のご見解を改めましてお聞かせ願えますか。

知事

私も機会あるごとに言っておりますが、これは我が県にとって、治水、利水の両面から必要不可欠だと考えております。ですから、八ッ場ダム建設事業の基本計画、何ら変更されてないことから、生活再建事業はもとより、本体工事費も含め、必要な予算は計上してまいります。

記者

そうしますと、今後、国の方の方針は知事もご案内のとおりですが、それがもしまた変更なり、そういった場合には、またそのときに考えると。とりあえず、その予算としては計上するという理解ですか。

知事

もし変更になるような場合でしたら、もちろん千葉県だけじゃなくて、関係都県が一致した行動をとる予定でございます。

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