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更新日:令和3(2021)年5月28日

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緑のカーテンの設置方法

緑のカーテンの設置方法について、紹介します。

設置方法は、緑のカーテンを設置する場所や育てる植物などによって、異なりますが、入門編としてゴーヤとアサガオをプランターで育てる場合を想定して、注意すべき点などを中心に説明したいと思います。

この他の注意点や育て方のコツ、他の植物での設置情報などについては、皆様からの情報提供などを参考に、今後充実させていきたいと考えています。

準備(事前に用意するものなど)

場所の選定

緑のカーテンを設置する場所を、まず決めます。

日差しを遮ることができれば、どこでも効果がありますが、西日が当たる窓や壁面などは特に効果が期待できます。また、植物に親しんだり、収穫することの楽しみに重点をおくならば、それに適した場所に設置することになります。

注意しなければならない点は、ネットや支柱などで、つる植物を支えなければならないため、それらを固定できる場所であることが必要です。緑のカーテンが立派に育つと、風の抵抗なども強く受けます。台風などの強風に対する対策を、あらかじめ考えておく必要があります。

植物の選定、種、苗の購入

初めて、緑のカーテンに挑戦される方には、ゴーヤやアサガオがおすすめです。

ゴーヤといっても何種類かの種子が、出回っています。迷ったら袋の裏の説明を見て、「病害虫に強い」など、丈夫さを示す内容が書いてあるものを選ぶようにします。

また、アサガオは、日よけに適すると書いてあるものが、緑のカーテン向きです。花を観賞することに重点を置いた種類は、葉数が少なく、あまり大きく育たないものが多いようです。

経験を積まれた方は、このホームページの「緑のカーテンなど壁面緑化に適する植物」などを参考に、新しいものに挑戦されてはいかがでしょうか。

緑のカーテンなど壁面緑化に適する植物

植物の種類が決まると、目的の種や苗を園芸店やホームセンターで購入することになりますが、苗については、なるべくしっかりと丈夫に育った苗を選んでください。

プランター、用土、肥料など

  • プランターは、なるべく大きなものがおすすめです。
    植物が大きく育つという利点だけでなく、水やりの回数を減らせる効果もあります。夏場になると、水の蒸散が多くなり、プランターの土がすぐ乾いてしまい、頻繁に水やりが必要となりますが、大きなプランターであればその回数を減らすことができます。
  • 初心者の方で、用土のつくり方がわからない場合は、野菜用にミックスされた用土(ゴーヤ)、一般の園芸用にミックスされた用土(アサガオ)を購入することをおすすめします。
    用土は、水はけがよく、通気性があり、保水性を併せ持つものが良いとされます。水やりのことばかりを心配して、水はけの悪いものを使うと健全な根が伸びず、植物がうまく育たない結果になってしまいます。ご自分で混ぜ合わせて用土をつくる場合は注意してください。
    なお、ゴーヤはウリの仲間ですが、この仲間は連作を嫌いますので、続けて設置する場合は昨年と同じ用土を使用したり、同じ場所に地植えしないようにします。

種まき等(栽培の注意点)

ゴーヤ、アサガオの種まき

  • ゴーヤの種まきの適期は、4月中旬から五月上旬です。
    種が硬いので一晩水につけて吸水させてからまくと発芽がしやすいです。また、ゴーヤは高い温度のほうが発芽しやすいので、まいた後はプランターをなるべく日光が長く当たるところに出して、土の表面の温度を上げるようにしましょう。
    プランターに直まきする場合は、8粒程度を筋状にまき、5mmくらいの厚さに土をかけます。
    発芽して本葉が出たら、元気の良い苗を2~3本選んで残りを間引きします。自分で採取した種で発芽率が悪そうな場合は、最初にまく種の数を増やしてください。
    本葉が5~6枚になったところで親づるを摘芯し、できれば4~5本の子づるを伸ばします。
  • アサガオの種まきの適期は5月です。種の袋の裏側の解説をよく読んで、選んだ品種に適した種まき、育て方をしてください。緑のカーテンに適したアサガオの中には、種をほとんどつくらず、茎が地面を這って増えるものもありますので、こういうものは苗を購入して植えつけることになります。さし木も簡単ですので、近所、友人からさし穂を分けてもらえば、費用がかかりません。
  • つるは、間引きを行って、適正な本数に制限します。間引きをしないと、風通しが悪くなり、うどん粉病などが発生しやすくなります。

水やり

  • 緑のカーテンを立派に育てるための日常の作業で、最も重要で、手間のかかることが水やりです。
    通常、水は朝涼しいうちに行いますが、盛夏は、朝夕の2回、プランターなど特に乾きやすいものは、様子を見ながら、乾いたら水やりを行います。
  • 「水枯れ」を起こすと植物は大きなダメージをうけ、枯れたり、下葉が落ちたりします。
    梅雨が明けて、晴天が続き、温度が急に高くなったときなどに、うっかりして「水枯れ」させることが多く、本格的に「緑のカーテン」が活躍できる時期を前にして、長い間の努力が報われないことになってしまいます。プランターで育てている場合は、一気に水枯れしますので、特に注意が必要です。

ゴーヤの収穫

食用に収穫する場合は、開花後15~20日たって、果実の形ができたらすぐに収穫します。株を弱らせないためにも早めに収穫するほうがいいようです。

種をとる場合は、果実が黄色くなるまで放置して赤く熟した種子を取り、陰干します。表面がよく乾いたら、紙の袋などに入れ、乾燥したまま冷暗所に保存します。

一代雑種などの品種の場合は、取った種から来年も同じ品種が育つとは限りませんので、注意してください。

支柱・ネット

つる性植物は、つるを巻きつけるための支柱やネットが必要ですが、もっとも手軽にできる方法は、園芸店やホームセンターで売っている園芸用ネット(つる性植物用)を使う方法です。様々な製品が出ているようなので、自宅にあったものを探しましょう。網目が10センチから15センチ角ぐらいのもので、丈夫なものであれば使用できます。農業用のものなどが手に入れば、割安にできます。

ネットの固定は、ひと工夫いります。2階のベランダの支柱や手摺に結び付けたり、金属製のワイヤーやポール(市販の支柱や竹ざおなど)を張り、前面や側面から吹く風でネットが外れてしまわないようにします。ネットの下側もプランター本体や、木杭などに結びつけるなど、しっかり固定します。

なお、安全にはくれぐれも注意してください。強風時の配慮だけでなく、火災時の避難路を確保することも大切です。

相談窓口

緑や花に関する様々な相談に応じるために、「緑の相談所」を一部の県立公園に開設しています。緑のカーテンなどに関する相談にも御活用ください。

(なお、直接お出かけの際は、相談所が開催される曜日、時間等を事前に御確認くださるようお願いいたします。)

緑のカーテンTOP

お問い合わせ

所属課室:県土整備部公園緑地課都市緑化推進班

電話番号:043-223-3996

ファックス番号:043-222-6447

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