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更新日:平成30(2018)年4月12日

薬剤部

薬剤師の業務調剤無菌製剤剤薬剤管理指導リスクマネージメント薬品管理チーム医療への参加薬剤師教育
処方せん院外処方せん院内処方せんジェネリック医薬品について
お薬の飲ませ方服用方法味の調整服用時間(乳児)精神的援助薬と上手につきあう

ご挨拶

私達は、患者様の健康と安全を第一に考え、業務を遂行していきたいと考えています。お薬に関してご質問のある方は、どうぞお気軽にお尋ねください。

薬剤部長:浅子恵利

スタッフ紹介

常勤薬剤師17名、非常勤薬剤師3名、助手1名、物流スタッフ5名  計26名

【認定・専門薬剤師一覧】

認定・専門薬剤師

人数

小児薬物療法認定薬剤師

4名

がん薬物療法認定薬剤師

1名

外来がん薬物療法認定薬剤師

1名

実務実習認定薬剤師

3名

医療情報技師

1名

日本臨床薬理学会認定CRC

1名

 薬剤師の業務

薬剤部の業務内容についてご説明します。

 1.調剤

主に入院患者様の内服薬や外用薬などの調剤を行っています。

こども病院の調剤は粉薬がかなりの比率を占めるため、薬を電子天びんで秤り、患者様の名前・薬品名等を印字して1回服用量毎に分包しています。そのためかなりの時間がかかります。また、市販されていない粉薬は錠剤をつぶしたり、カプセルをはずしたりして、小さなお子さまでも服用できるような様々な濃度のお薬を院内で調製しています。

調剤室

調剤室(散剤台)

散剤監査システム

散剤監査システム

 

 2.無菌製剤

a.高カロリー輸液

食物や栄養剤などを経口摂取出来ない患者様に、ブドウ糖やアミノ酸、電解質、ビタミン剤などの注射薬を無菌室内で混合調製し、専用のバッグにつめ病棟に払い出しています。

輸液製剤

クリーンルームでの高カロリー輸液製剤

b.心臓手術用心筋保護液
心臓手術時に心筋に栄養を与え保護する液を無菌的に調製しています。
c.抗がん剤大量療法
患者様に使用する抗がん剤を無菌的に調製しています。

抗がん剤

安全キャビネット内で抗がん剤調製

d.その他の院内製剤
高カロリー輸液用の微量元素補充用注射薬、幼児用の検査用点眼薬、人工肛門の患者様に使用する軟膏など種々の院内製剤を調製しています。

院内製剤

当院で作成している院内製剤の一部

 3.薬剤管理指導業務

入院患者様に使用する注射薬を個人別トレイにセットし、名前・実施日・薬品名・バーコードなどを印字した点滴用のラベルを添付して病棟に払い出し、使用する注射薬の間違いが起こらないようコンピュータを用いて管理を行っています。
また、薬剤師が病室を訪問し、患者様が使用している注射薬や内服・外用薬について、「おくすり説明書」等を用いて薬品名・効能効果・副作用・使用上の注意・お子さまへの薬の飲ませ方などを、主に保護者の方に説明しています。(一部の病棟のみ実施)
薬に対する疑問や不安等がありましたら、担当薬剤師にお尋ねください。

 4.リスクマネージメント

a.調剤におけるダブルチェック

粉薬の調合は散薬監査システムを用い医薬品名、秤量値などのオーダーとの照合やバーコードを用いた医薬品の確認、調剤内容の記録を行っています。また、調剤されたすべての医薬品は別の薬剤師が監査を行い安全性の確保に努めています。

b.薬剤情報

医薬品情報室を設置し、医師や看護師からの医薬品に関する問い合わせに対応しています。
院内の職員向けに、医薬品の副作用・使用上の注意などの情報を記載した薬剤ニュースを月1回発行しています。

c.化学療法オーダーチェックと無菌調製

医師が発行した化学療法(抗がん剤)のオーダーを薬剤師がダブルチェックを行い安全性の確保に努めています。抗がん剤の大量投与の場合、薬剤部で無菌的に調製を行っています。

 5.薬品管理

約1,300種類の医薬品(内服薬・外用薬・注射薬等)の発注、納品検収、病棟への払出、購入金額の帳簿管理などを行っています。
また、麻薬、毒薬、治験薬等の管理も行っています。

 6.チーム医療への参加

NST(NurtritionSupportTeam=栄養サポートチーム)
毎週月曜日に行われているNSTランチョンミーティングに参加しています。
患者さまの状態を捉え、薬学的な観点からNSTに必要な情報を提供しています。
また、病棟ラウンドにも参加しNSTメンバーとして介入事例にも取り組んでいます。

ICT(InfectionControlTeam=感染対策チーム)
抗菌薬や消毒薬の適正使用にかかわる情報を共有しています。
また、毎週月、火曜日に行われているICTミーティング・病棟ラウンドに参加し各病棟の感染管理をチェックしています。

 7.薬剤師教育

薬剤部は、小児領域を専門とする薬剤師を育成するため、教育を行っています。見学も随時受け付けています。見学希望の方は薬剤部長までお問い合わせください。

  • 小児薬物療法認定薬剤師研修(日本薬剤師研修センター主催)
  • 薬学生の長期実務実習教育

 院内・院外処方せんについて

当院では、一部の特殊な薬品(注射薬、院内製剤など)を除き、全面的に院外処方せんを発行しています。

お近くの処方せん受付薬局の中から「かかりつけ薬局」をお選びください。薬局では患者様の薬の使用歴を記録し、重複投薬や副作用の防止をはかっています。
なお、小児慢性特定疾患等で公費受給をされている方は、薬局名の登録が必要な場合がありますので、あらかじめ保健所で手続をしてください。

 1.院外処方せんについて

支払いが済みますと会計窓口で院外処方せんをお渡ししますので、専用のファクシミリ(FAX)でかかりつけの保険薬局に送信してください。
なお、薬局カードをお持ちになれば送信操作が簡単になりますので、かかりつけの保険薬局へおたずねください。

院外処方せんは発行日を含めて4日間有効(土日祝を含む)ですので、4日以内に保険薬局に処方せんを持参の上、薬をお受け取りください。

ファクシミリ(FAX)の操作方法がわからない場合は、係員もしくは医事課職員におたずねください。

患者様の流れ

医師→患者様

患者さまの流れ

4日以内に処方せんを持参し、薬を受け取ります
(FAX送信をした場合も処方せんを持参します)

 2.院内処方せんについて

お薬引換券に番号の記載のある時
注射薬・院内製剤等の特殊な薬剤は当院の薬局でお薬をお渡ししますので、領収書下欄のお薬引換番号が薬局の窓口で表示されましたらお受け取りください。

 3.ジェネリック医薬品(後発薬品)について

平成20年4月1日より、院外処方せんで処方された医薬品に対して、保険薬局で患者様にご説明をし同意を得た上でジェネリック医薬品に変更しても差し支えない旨の法改正がありました。くわしくは保険薬局の薬剤師にお尋ねください。

ジェネリック医薬品についてのご説明イメージ

 お薬の飲ませ方

こどもによっては薬をのませるのがとてもむずかしい場合があります。『いやがって薬を飲んでくれない。』
『口に入れてもすぐ吐き出してしまう。』、こういうことで悩んでいるご両親は多いと思います。
なかなか解決は難しいのですが、いろいろな報告からまとめた例をご紹介します。参考になれば幸いです。

 (1)服用方法
先ず、こどもに薬の服用が大切であることを伝えます。その上で、薬の飲ませ方を工夫します。

散剤の場合:指

散剤を少量の水又はぬるま湯に溶かした後、よく手洗いしたきれいな手でペースト状・だんご状に練ります。
これを指先にのせ、味のわかりにくい頬の内側や上あごに塗布し、その後すぐ水やぬるま湯などを飲ませて流し込みます。

水剤・散剤の場合:スプ-ン,スポイト

散剤は水やぬるま湯に溶き、少量ずつなるべく口の奥(舌の先は苦味を強く感じます)に流し込んで飲ませます。
最初に多めの水で溶いてしまうと、飲み終わる前に苦味がでたり、量が多くて飲みきれなかったりして薬を飲み残す原因になるので注意します。

その他

オブラート、服薬補助ゼリーに包んだり、カプセルに入れて味を隠すことができます。
苦い薬を甘いと‘うそ’をついて飲ませることは、こどもからの信用を失いかねません。

 (2)味を調整する
お薬は、他のものを混ぜると薬効が変化する場合もあるため、水や白湯で服用するのが原則です。
しかし、こどもが飲んでくれないならば、薬効を変化させないような甘味料や食品などで味をカバ-して服用させることも1つの方法でしょう。

  • 砂糖や水あめ、シロップを加える
  • 他の食品と混ぜる(1回服用分ごとにのみきれる量)

牛乳、プリン、ゼリ-、ヨ-グルト、アイスクリ-ム、ジャムなど

ハチミツは、乳児ボツリヌス症の危険があるので、1歳未満の乳児に与えてはいけません。

お薬によっては、酸味の強いジュースでかえって苦味が増したり、牛乳で吸収率が低下したりすることがあります。配合する場合は、薬剤師にご相談ください。また、薬をミルクに混ぜて飲ませると、ミルクの味が変わったり薬の臭いがミルクにうつったりしてミルク嫌いの原因になりますので、母乳やミルクで服用させることは避けましょう。

お薬の飲ませ方イメージ

 3)服用時間(主に新生児~乳児)

  • 特別な指示がない限り、授乳・食事前の空腹時に服用させます。授乳後の服用は、満腹で飲んでくれなかったり、薬を嫌がって先に飲んだミルクまで吐いてしまうことがあります。
  • 哺乳回数が多く、食事時間が決まっていない場合は、1日3回[朝・昼・晩(大体5~6時間位の間隔)]を目安とします。
  • 服用時に寝ている時は無理に起こさず、その後時間をずらして飲ませます。また、特に医師の指示がない場合は、夜間就眠時は休薬します。決して2回分をまとめて服用させてはいけません。
  • 『8時間おきに1日3回服用』の指示では、朝起床後、就寝前、その中間位に1回のみます。実際にきっちり8時間おきは無理ですが、最低5時間位は間隔を空けましょう。
  • 薬を嫌がって激しく泣くこどもに無理に飲ませると薬が気管に入ってしまうことがあるので、いったん休んで様子をみてから適切な方法を考えましょう。

 4)精神的援助

こどもとよく話し合って、お薬の必要性を理解させて飲ませてあげてください。
服用時には、毎回関わりをもち服用したくない思いや不安を聞き励まし、うまく服用できれば誉めてあげるなど、自信をつけさせることも大切です。

お薬の飲ませ方、精神的援助

 5)薬と上手につきあうために

薬はその時のこどもの症状・体調・体重、また他の薬とのかねあいによって細かく量をきめて、そのこどもにあったものを作っています。必ず医師の指示を守り、飲み忘れのないようにしましょう。また、似たような症状でも兄弟、姉妹など他の人に同じ薬を使うのは絶対やめましょう。冷所保存の指示があるものは冷蔵庫で保管し、特に指示のないものは直射日光のあたらない、涼しいところに保管するようにしてください。薬はこどもの手の届かない所で場所をきめ、薬以外のものと区別して保管してあると安心です。

薬に対する疑問や不安等がありましたら、薬剤師にお尋ねください。(薬剤部)