医療クラーク
医療クラーク(医師事務作業補助者)とは
医師が行っている診断書などの文書作成、診療予約、診療科の統計や調査など医師の事務的業務を、医師の指示のもとで、支援を行う仕事です。
診療が円滑になり患者様の外来での待ち時間短縮や病院勤務医の事務作業軽減により医療行為に専念できる時間の増加などの効果が期待されています。
海外における医師事務作業補助者の歴史は、非常に長く、診療などで不可欠の存在になっています。日本では2008年に診療報酬制度で定義され、当院では2009年より導入されました。
役割・仕事内容
25科の診療科に配属されています。
業務内容は、大きく分けると4つの業務があります。もっとも基本的な業務には、診断書や診療情報提供書(いわゆる紹介状)など「医療文書の作成支援」があります。次に、「電子カルテの入力補助」があり、これは医師の外来診療などに同席して行います。さらには、「医療の質の向上に資する事務作業」として、カンファレンスの準備、がん登録や外科手術の症例登録(National Clinical Databaseの頭文字を取ってNCDと呼ばれています)なども、手広く行います。最後に「行政への対応」があり、これは厚生労働省などに報告する診療データの整理などが含まれます。このように医師事務作業補助者の業務は多岐にわたります。
行政への対応
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医療文書の作成支援
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医療の質の向上に資する事務作業
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電子カルテの入力補助
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医療クラークから
診療以外の業務において多忙を極めている医師の事務作業等の負担軽減と、本来の業務である患者様の診療に尽力していけるよう、医師のサポートをしております。
他部署とのコミュニケーションをはかり、担当科に関する専門知識の向上に努め、迅速かつミスの無いよう日々努力しております。
外来や病棟で、水色の白衣を着用しているのが私達です。
お気軽にお声をおかけくださいね。