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更新日:令和5(2023)年10月10日

ページ番号:5213

結核予防|海匝保健所(海匝健康福祉センター)

結核予防事業

結核は肺だけでなく、全身のどの臓器にでも起こる病気で、今でも日本と世界の重大な感染症のひとつです。

日本は、令和3年(2021年)にようやく、結核低まん延国(人口10万人あたりの患者数が10を切ること)になりましたが、しかしいまだに多くの患者さんが発症しており、令和3年の1年間では、11,519人の方が新たに結核を発症されました。

海匝保健所管内でも、毎年約17人の方が結核を発症しており、令和3年は14人でした。

皆さんも次の点に注意してください。

  1. 2週間以上の長引く咳、痰、血痰、喀血、発熱、胸痛、全身がだるい、体重の減少(やせ)、寝汗といった症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。胸部レントゲン検査ができる医療機関への受診が望ましいです。

  2. 乳幼児は、早期にBCG接種をしましょう。
    乳幼児は重症になる恐れがあります。
    予防のためには乳幼児期の早い時期のBCG接種が重要です。
    (標準的な接種期間:生後5~8ヶ月未満)
  3. 胸部レントゲン検査を、年1回は受けましょう。
    市で行っている住民健康診断又は職場等で健康診断を受けましょう。
    要精密検査となった場合は、放置せず、必ず精密検査を受けましょう。

保健所では、結核の患者さんの療養支援、医療費助成等の直接的な支援の他、結核の患者さんの家族の方等への接触者健診の実施、感染拡大を防止する取り組みや一般向けの結核啓発等予防的活動を実施しています。

結核医療費公費負担制度

入院患者の医療(感染症法第37条による)

対象と制度の内容

  • 肺結核(菌陽性による肺結核及び排菌の疑いの濃い空洞性結核)、又は感染性肺外結核に罹患している方が対象です。
  • 医療費は全額、健康保険と公費で負担されます(ただし、世帯員の総所得税額により一部負担がある場合があります)。
  • 感染症指定医療機関で治療が受けられます。

申請に必要な書類

  • 感染症患者医療費公費負担申請書(入院患者用)
  • 世帯全員の住民票
  • 所得税額を証明する書類

一般の結核患者に対する医療費助成制度(感染症法第37条の2による)

対象と制度の内容

  • 肺結核、又は肺外結核に罹患している方が対象です。
  • 健康保険を使って治療した場合に、その5%が自己負担となります。ただし、診断書料や初診料、再診療、指導料などは公費負担の対象になりません。
  • 感染症指定医療機関で治療が受けられます。

申請に必要な書類

  • 結核医療費公費負担申請書(通院患者用)

  • エックス線直接撮影画像(申請前3ヶ月以内に撮影されたもの)

結核についてもっと知りたい方は

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部海匝保健所健康生活支援課

電話番号:0479-22-0206

ファックス番号:0479-24-9682

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