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平成18年医療施設調査・病院報告の概況

健康福祉部健康福祉指導課
企画情報班
電話 043-223-2607
ファックス 043-222-6294

調査の概要

医療施設調査

1.調査の目的

この調査は、医療施設（医療法（昭和23年法律第205号）に定める病院・診療所）の分布及び整備の実態を明らかにするとともに、医療施設の診療機能を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的とする。

2.調査の種類、期日及び期間

• 医療施設静態調査（以下「静態調査」という。）
  静態調査（3年に1回、前回は平成17年）
• 医療施設動態調査（以下「動態調査」という。）
  動態調査は、直近の静態調査の結果に医療施設の開設、廃止等の状況を順次加減し、医療施設の状況を把握するものであり、平成17年10月1日から1年間の調査である。

3.調査の対象

静態調査は、調査時点で開設している全ての医療施設
動態調査は、開設・廃止等のあった医療施設。
医療施設には、往診のみの診療所を含むが、助産所、介護老人保健施設、保健所は除く。

4.調査の事項

施設名、施設の所在地、開設者、許可病床数、その他関連する事項

5.調査の方法及び系統

動態調査は、開設・廃止等の申請・届出に基づいて、都道府県知事又は保健所を設置する市・特別区の長が動態調査票を作成し、厚生労働大臣に提出する。

6.結果の集計

厚生労働省大臣官房統計情報部において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

病院報告

1.報告の目的
病院、療養病床を有する診療所における患者の利用状況及び従事者の状況を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的とする。

2.報告の種類、期間及び期日
患者票（毎月報告）平成18年1月1日～12月31日
従事者票（病院のみ年1回報告）平成18年10月1日現在

3.報告の対象
すべての病院、療養病床を有する診療所

4.報告の事項
患者票在院患者数、新入院患者数、退院患者数、外来患者数等
従事者票医師・歯科医師・薬剤師・看護師等の数

5.報告の方法及び系統
病院・診療所の管理者が患者票・従事者票を作成し、厚生労働大臣に提出する。

 

6.結果の集計
厚生労働省大臣官房統計情報部において行い、本概況は本県の結果について、まとめたものである。

利用上の注意

（1）「地域医療支援病院」及び一般診療所の「療養型病床群」は、平成10年4月1日に新設された。

（2）「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が平成11年4月から施行され、「伝染病院」は廃止され、「伝染病床」は「感染症病床」に改められた。

（3）表章記号の規約

計数のない場合-
計数不明又は計数を表章することが不適当な場合…
統計項目があり得ない場合・
比率が微小（0.05未満）の場合0.0
減少数又は減少率を意味する場合△

（4）この概況に掲載の数値は四捨五入してあるので、内訳の合計が「総数」に合わない場合がある。

（5）この概況で人口10万対比率算出のために用いた人口は、「平成18年10月1日現在総務省推計人口（総人口）」（総務省統計局）である。

用語の説明

（1）医療施設の種類

病院

医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所であって、患者20人以上の入院施設を有するもの

一般診療所

医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所（歯科医業のみは除く。）であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

歯科診療所

歯科医師が歯科医業を行う場所であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

（2）病院の種類

精神科病院精神病床のみを有する病院

結核療養所結核病床のみを有する病院

一般病院上記以外の病院

地域医療支援病院

他医療機関から紹介された患者に医療を提供し、また、他医療機関の医師等医療従事者が診療、研究又は研修を行う体制並びに救急医療を提供し得る病院として知事が承認した病院（医療法第4条）

（3）療養病床

病院の精神病床、感染症病床、結核病床以外の病床又は一般診療所の病床のうち、主として長期にわたり療養を必要とする患者が入院するための病床

（4）在院患者

24時現在、病院に在院中の患者

（5）新入院患者・退院患者

新たに入院した患者・退院した患者をいい、入院してその日のうちに退院した患者も含む。

（6）外来患者

新来・再来・往診・巡回診療患者の区別なく、すべてを合計したものをいい、同一患者が二つ以上の診療科で診療を受け、それぞれの科でカルテが作成された場合は、それぞれの診療科の外来患者として取扱う。

結果の概要

医療施設（動態）調査

1施設数

平成18年10月1日現在における千葉県の医療施設総数は7,031施設であり、前年に比べ95施設増加した。

うち病院は286施設で、前年より1施設減少した。一般診療所は3,672施設で、前年に比べ52施設増加。また、歯科診療所は3,073施設で、前年に比べ88施設増加した。

（1）施設の種類別にみた施設数

施設を種類別にみると、病院では一般病院が251施設で、精神病院は35施設である。

療養病床を有する病院は、120施設であり、前年より7施設減少した。

一般診療所は、有床診療所が344施設で、前年に比べ36施設減少し、無床診療所が3,328施設で、前年に比べ88施設増加した。（表1）

 表1施設の種類別にみた施設数

各年10月1日現在

区分	施設数				構成割合(%)
	平成18年	平成17年	増減数	増減率(%)	平成18年	平成17年
総数	7,031	6,936	95	1.4	100.0	100.0
病院	286	287	△1	△0.3	4.1	4.2
					(100.0)	(100.0)
精神科病院	35	35	-	-	(12.2)	(12.2)
結核療養所	-	-	-	-	(-)	(-)
一般病院	251	252	△1	△0.4	(87.8)	(87.8)
（再掲）
地域医療支援病院	4	3	1	33.3	(1.4)	(1.0)
療養病床を有する 病院	120	127	△7	△5.5	(42.0)	(44.3)
一般診療所	3,672	3,620	52	1.4	52.2	52.2
					(100.0)	(100.0)
有床	344	380	△36	△9.5	(9.4)	(10.5)
（再掲）療養病床を有する一般診療所	28	37	△9	△24.3	(0.8)	(1.0)
無床	3,328	3,240	88	2.7	(90.6)	(89.5)
歯科診療所	3,073	3,029	44	1.5	43.7	43.7

注1）掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

2）（）内の数値は、病院、一般診療所の総数をそれぞれ100とした場合の構成割合（％）である。

（2）人口10万対施設数

人口10万対施設数は115.8で、前年の114.5に比較して1.3増加した。（表2）

二次保健医療圏別に見ると、千葉医療圏（131.7）が最も多く、次いで安房医療圏（122.7）、東葛南部医療圏（120.0）となっている。（図1）

 表2施設の種類別にみた人口10万対施設数

各年10月1日現在

区分	人口10万対施設数 平成18年	人口10万対施設数 平成17年
総数	115.8	114.5
病院	4.7	4.7
精神科病院	0.6	0.6
一般病院	4.1	4.2
一般診療所	60.5	59.8
歯科診療所	50.6	50.0

注）掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

 

2病床数

医療施設の病床総数は60,187床であり、前年に比べ315床減少した。

病院の病床数は56,284床であり、前年に比べ25床減少した。

一般診療所の病床数は3,899床であり、前年に比べ290床減少した。

（1）施設の種類別にみた病床数

病院の病床数を病床の種類別にみると、一般病床等は32,399床で、前年に比べ175

床増加し、精神病床は13,345床で前年に比べ51床減少した。

病院の療養病床は10,120床で、前年に比べ143床減少した。

一般診療所の療養病床は348床で、前年に比べ64床減少した。

1病院当たり平均病床数は、196.8床で、前年に比べ0.4床増加した。

有床の一般診療所の1施設あたり平均病床数は11.3床で、前年に比べ0.3床増加した。（表3）

 

 表3施設の種類別にみた病床数

各年10月1日現在

区分	病床数				構成割合(%)
	平成18年	平成17年	増減数	増減率(%)	平成18年	平成17年
総数	60,187	60,502	△315	△0.5	100.0	100.0
病院	56,284	56,309	△25	△0.0	93.5	93.1
					(100.0)	(100.0)
精神病床	13,345	13,396	△51	△0.4	(23.7)	(23.8)
感染症病床	49	45	4	8.2	(0.1)	(0.1)
結核病床	371	381	△10	△2.6	(0.7)	(0.7)
一般病床	32,399	32,224	175	0.5	(57.6)	(57.2)
療養病床	10,120	10,263	△143	△1.4	(18.0)	(18.2)
一般診療所	3,899	4,189	△290	△6.9	6.5	6.9
					(100.0)	(100.0)
（再掲）療養病床	348	412	△64	△15.5	(8.9)	(9.8)
歯科診療所	4	4	0	0.0	0.0	0.0
1病院あたり 平均病床数	196.8	196.2	0.4	0.2
有床の一般診療所 1施設あたり平均病床数	11.3	11.0	0.3	2.7

注1）掲載の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

2）（）内の数値は、病院及び診療所の総数をそれぞれ100とした場合の構成割合（％）である。

3）平成11年4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」」が施行され、「伝染病床」は「感染症病床」に改められた。

4）平成13年3月に「医療法等の一部を改正する法律」が施行され、「その他の病床」が「療養病床」と「一般病床」に区分されたことに伴い、本調査において平成12年まで便宜上「一般病床」と表章していた「その他の病床」は、平成13年から「療養病床」、「一般病床」、「経過的旧その他の病床」に表章を分割していた。平成15年8月に経過期間が終了したので、今後は「療養病床」と「一般病床」とする。

また、一般診療所の「療養型病床群」は「療養病床」にみなすこととされたため、「療養病床」と表章している。

（2）人口10万対病床数

人口10万対病床数(病院・診療所)は990.9で、前年の998.9に比較して8.0床減少している。（表4）

二次保健医療圏別に見ると安房医療圏（2,072.1）が最も多く、次いで香取海匝医療圏（1,341.0）、夷隅長生医療圏（1,113.4）となっている。（図2）

 表4施設の種類別にみた人口10万対病床数

各年10月1日現在

区分	人口10万対病床数 平成18年	人口10万対病床数 平成17年
総数	990.9	998.9
病院	926.6	929.7
精神病床	219.7	221.2
感染症病床	0.8	0.7
結核病床	6.1	6.3
療養	166.6	169.5
一般	533.4	532.1
一般診療所	64.2	69.2

注1）掲載の数値は、四捨五入しているため、内訳の合計が総数に合わない場合がある。

2）「感染症病床」は、「感染症予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が平成11年4月から施行され、「伝染病床」より改められた。

 

 表5医療施設調査・対全国比較

【人口10万対施設数】

区分	千葉県	全国	1位・47位の都道府県及び数値			順位
病院	4.7	7.0	1位	高知県	17.7	46位
			47位	神奈川県	4.0
一般診療所	60.5	77.2	1位	和歌山県	105.4	43位
			47位	埼玉県	54.7
歯科診療所	50.6	52.7	1位	東京都	83.2	12位
			47位	福井県	33.5

【人口10万対病床数】

区分	千葉県	全国	1位・47位の都道府県及び数値			順位
病院	926.6	1,273.1	1位	高知県	2,428.9	45位
			47位	神奈川県	852.3
精神	219.7	275.8	1位	鹿児島県	572.7	38位
			47位	神奈川県	161.6
結核	6.1	8.7	1位	高知県	26.9	38位
			47位	埼玉県	3.9
療養	166.6	274.1	1位	高知県	956.7	42位
			47位	宮城県	140.7
一般	533.4	713.0	1位	香川県	1,002.4	46位
			47位	埼玉県	490.0
一般診療所	64.2	125.1	1位	大分県	417.9	40位
			47位	大阪府	42.4

注1）「千葉県順位」は、厚生労働省概況の「都道府県別統計表」の高い方から数えたものである。

2）療養病床については、65歳以上人口10万対の値である。

病院報告

11日平均患者数
千葉県の病院における1日平均の在院患者数は46,157人で、前年に比べ761人減少しており、新入院患者数は1,436人で20人、退院患者数は1,440人で25人それぞれ増加している。
また,外来患者数は59,807人で1,864人の減少となっている。（表1）

表11日平均患者数

区分	在院患者数				新入院患者数
	平成18年	平成17年	増減数	増減率(%)	平成18年	平成17年	増減数	増減率(%)
総数	46,157	46,918	△761	△1.6	1,436	1,416	20	1.4

区分	退院患者数				外来患者数
	平成18年	平成17年	増減数	増減率(%)	平成18年	平成17年	増減数	増減率(%)
総数	1,440	1,415	25	1.8	59,807	61,671	△1,864	△3.0

注1）1日平均在院患者数＝年間在院患者延数／当該年の年間日数（平成17・18年は365日）

2）1日平均外来患者数＝年間外来患者延数／当該年の年間日数（平成17・18年は365日）

2病院の病床利用率及び平均在院日数
全病床における病床利用率は、82.1%であり、前年に比べ2.4ポイント減少している。
病床の種類別にみると、介護療養病床が93.3%で最も高く、次いで療養病床の92.1%となっている。
また、入院患者の平均在院日数は32.1日で、前年に比べ1.0日短くなっており、病床の種類別にみると、精神病床が342.5日で最も長く、次いで介護療養病床の232.6日となっている。（表2）
表2病床の種類別にみた病床利用率及び平均在院日数

区分	病床利用率 平成18年	病床利用率 平成17年	病床利用率 対前年増減	平均在院日数（日） 平成18年	平均在院日数（日） 平成17年	平均在院日数（日） 対前年増減
	%	%
総数	82.1	83.5	△1.4	32.1	33.1	△1.0
精神病床	90.6	91.5	△0.9	342.5	345.7	△3.2
感染症病床	4.0	0.9	3.1	11.3	14.8	△3.5
結核病床	38.6	49.4	△10.8	73.6	78.2	△4.6
療養病床	92.1	92.8	△0.7	197.6	198.0	△0.4
一般病床	76.0	77.8	△1.8	18.0	18.6	△0.6
介護療養病床	93.3	-	-	232.6	-	-

注1）

2）

 

 表3病院報告・対全国比較

【人口10万対1日平均患者数】

区分	千葉県	全国	1位・47位の都道府県及び数値			順位
在院	759.9	1,063.6	1位	高知県	2,128.6	45位
			47位	神奈川県	690.7
新入院	23.6	30.6	1位	大分県	40.5	46位
			47位	埼玉県	20.8
退院	23.7	30.7	1位	大分県	40.6	46位
			47位	埼玉県	20.8
外来	984.6	1,193.7	1位	高知県	1,860.5	44位
			47位	静岡県	932.0

【病床利用率】

区分	千葉県	全国	1位・47位の都道府県及び数値			順位
総数	82.1	83.5	1位	山口県	89.9	35位
			47位	宮城県	78.4
精神病床	90.6	91.1	1位	大分県	96.8	26位
			47位	奈良県	82.0
感染症病床	4.0	2.2	1位	福井県	28.3	8位
			29位	北海道他	0.0
結核病床	38.6	39.8	1位	奈良県	78.2	20位
			47位	福島県	16.2
療養病床	92.1	91.9	1位	富山県	96.2	19位
			47位	宮城県	85.7
一般病床	76.0	78.0	1位	山口県	84.3	40位
			47位	茨城県	73.4
介護療養病床	93.3	94.1	1位	秋田県	98.4	27位
			47位	宮城県	85.5

※感染症病床の都道府県比較については、13県が計上する数値が無いため、最下位が同率29位となる。

【平均在院日数】

区分	千葉県	全国	1位・47位の都道府県及び数値			順位
総数	32.1	34.7	1位	高知県	54.5	38位
			47位	長野県	226.7
精神病床	342.5	320.3	1位	鹿児島県	522.2	19位
			47位	東京都	235.2
感染症病床	11.3	9.2	1位	静岡県	38.7	6位
			34位	広島県	1.0
結核病床	73.6	70.5	1位	山形県	127.7	22位
			47位	岩手県	36.8
療養病床	197.6	171.4	1位	富山県	282.6	8位
			47位	宮城県	95.5
一般病床	18.0	19.2	1位	佐賀県	22.7	42位
			46位	長野県・静岡県	16.9
介護療養病床	232.6	268.6	1位	秋田県	655.5	30位
			47位	宮城県	82.0

※感染症病床の都道府県比較については、最下位が34位となる。

注1）「千葉県順位」は、厚生労働省概況の「都道府県別統計表」の高い方から数えたものである。

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統計表1（エクセル：54KB）二次保健医療圏・保健所・市区町村別にみた施設数及び人口10万対施設数

統計表2（エクセル：63KB）二次保健医療圏・保健所・市区町村別にみた病床数及び人口10万対病床数