ここから本文です。
更新日:令和3(2021)年12月3日
ページ番号:4138
市町村別人口及び世帯数(エクセル:77KB)(原本にはありません)
第一章 概説
第一 衛生部の沿革…2
第二 衛生行政機構…4
第三 関係各庁団体委員会協議会…5
第四 衛生部各課の概要…7
第二章 衛生統計概要…10
第三章 衛生統計表
第一 人口関係…19
第二 医療関係…40
第三 薬事関係…44
第四 疾病関係…50
第五 環境衛生関係…78
第六 栄養関係…92
第七 食品衛生関係…96
第一 人口関係
戸口
昭和22年10月1日現在の臨時国勢調査による本県の人口は、男1018295人、女1094622人、合計2112917人である。世帯数は、405530世帯で一世帯の平均人員は、5.21人にあたる。一世帯に対する人口の割合が、市部では一般に郡部より少ない。家族制度が関連すると思われる。
全国の都道府県人口の移動で目立つのは、東京都の著しい減少に対し本県の著しい増加で、戦前第16位だった本県は10位になった。
人口構成
千葉県の人口構成で全国のそれと比較すると、昭和10年には本県は高齢者の割に若年者が少なかったが、昭和22年には全国の構成と略同型になった。
人口の疎密
昭和22年10月1日の人口を本県の総面積と比較すると、百平方粁につき4.17の割合で、之を市郡別に示せば次の通りである。
区分 |
人口 |
面積(百平方粁) |
面積百平方粁につき人口 |
|
---|---|---|---|---|
市部 |
492,051 |
(23%) |
32,263 |
15.3 |
町部 |
649,393 |
(31%) |
111,074 |
5.8 |
村部 |
371,473 |
(46%) |
362,873 |
2.7 |
計 |
2,112,917 |
|
506,210 |
4.17 |
性比
昭和22年10月1日現在人口の男女の権衡は、女100人につき男930人にあたる。九十九里浜から殊に安房の海浜にかけて女性が多い。出生数は男子が多いのに人口全体としては女子が多い。男子は10~15才、45~60才に死亡が多く、女子は20才前後の死亡が多い。
婚姻
人口千についての内地の婚姻率12.02は、過去50年間に見られない最高で、本県はやゝ低いが11.45である。市郡別では、市計8.7に対し郡計12.3である。有配偶者の人口構成から推定すると、男子は概ね20~30才、女子は15~25才で婚姻している。
離婚
内地及び本県の昭和22年の離婚率は、夫々1.03及び0.7である。市郡別では市計0.6、郡計0.8で、館山市1.1最も高く、安房郡、夷隅郡共に1.0で之に次ぎ、市川市、松戸市共に0.4、最も低く、千葉郡0.5之に次ぐ。
出生
昭和22年中の出生数は、74706人(厚生省発表衛生統計資料第1号)で、これを同年10月1日現在の人口に比較すればその千につき35.36にあたり、内地平均34.53よりやゝ高い。右の出生数を男女に分ければ男38211人、女36356人で、男女の割合は男100人につき女98.14人にあたる。
過去に於ける本県の出生の増加及び出生率は次の通りである。
年度 |
出生数 |
出生率 |
---|---|---|
昭和14年 |
43,532 |
27.1 |
昭和15年 |
46,394 |
29.2 |
昭和16年 |
49,675 |
31.1 |
昭和17年 |
49,375 |
30.6 |
昭和18年 |
50,557 |
30.6 |
昭和19年 |
51,739 |
31.2 |
昭和20年 |
40,553 |
20.6 |
昭和21年 |
55,207 |
27.5 |
昭和22年 |
74,706 |
35.36 |
昭和20年における出生の著減は戦争末期の影響で、昭和22年の激増は全国的に見られる現象で、所謂「復興妊娠」のためと考えられる。
本県の昭和22年における地域別出生率を眺めると、郡部と市部とでは稍郡部が高く、市部の最高は銚子市で次が船橋市、最低は千葉市で市川市これに次いでいる。郡部では最高が海上郡、次いで香取、東葛飾の順で、最低は市原、夷隅ということになる。県全体を大観すると出生率の高いのは海上、香取の両郡で低いのは市原、千葉の各郡という結論になる。
又これを内地全体34.53に比較すると本県の出生率は稍高く46都道府県中第17位にある。
死産
昭和22年中における死産総数は3136で、死産率即ち{死産数/(出生数+死産数)}は4.07、内地平均は4.37である。
市郡別に観察すると郡部より市部が高く、乳児死亡率と逆の現象である。最高は木更津市7.0、館山市6.3、印旛郡4.8、銚子市4.5これに次ぐ。最低は、安房郡の2.8で、船橋市3.4、千葉郡3.5、市川市3.6これに次ぐ。
死亡
昭和22年中に於ける本県現在人の死亡は男16951人、女14535人、合計31486人である。これを同年10月1日現在の人口に比較すれば14.66にあたる。この死亡率は殆ど全国の平均に等しく順位は死亡率の高いほうから数えて46都道府県中32位である。
本県の死亡率を市郡別に見ると最も死亡率の高いのは千葉市、海上郡、館山市で、最も低いのは船橋市、千葉郡、匝瑳郡という順序である。但しこれは人口動態月報の集計による数字で、すべて死亡地で届けられるから、病院、診療所の多い處に死亡が多く現れている。
死亡原因中の主なものを高順位から10位迄を挙げると次の通りである。
乳児死亡
昭和22年中における1才未満の死亡は5616人で総死亡百に付17.84にあたり、又出生百に対する1才未満の死亡率は7.53である。この死亡率は全国の平均に殆ど一致している。乳児の死亡率を市郡別に見ると最も高いのは海上郡10.65で銚子市8.62、印旛郡8.30、香取郡8.25これにつぐ。最も低いのは市川市の5.08である。乳児死亡原因として主なものは先天性弱質19%、肺炎16%、下痢腸炎13.2%、早産11.8%となっている。
※統計表の電子データは、当課に備えてあります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください