廃棄物処理法に基づく行政処分について（令和3年10月7日）

産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し

　株式会社E-line（以下「E-line」という。）は、産業廃棄物処分業者その他環境省令で定める産業廃棄物の処分を委託できる者に当たらない者に対して、E-lineの中間処理場で処理した後の産業廃棄物を引き渡し、もって、当該産業廃棄物の処分を委託していた（以下「本件処分委託」という。）。

　本件処分委託は法第12条第5項の規定に違反するものであって（委託基準違反）、法第14条の3第1号（違反行為をしたとき）に該当するとともに、法第14条の3の2第1項第5号による許可取消しの要件である「情状が特に重いとき」に該当する。

神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町一丁目30番17号

産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し

　E-lineは、産業廃棄物処分業者その他環境省令で定める産業廃棄物の処分を委託できる者に当たらない者（以下「委託先」という。）に対して、E-lineの中間処理場で処理した後の産業廃棄物を引き渡し、もって、当該産業廃棄物について、E-lineは委託先にその処分を委託していたもの（法第12条第5項違反。以下「本件委託基準違反」という。）、委託先は、これを受託するとともに（法第14条第15項違反。以下「本件受託禁止違反」という。）、業として当該産業廃棄物の一部の埋立処分を行っていたものであるが（同条第6項違反。以下「本件無許可処分業」という。）、株式会社グローバルクリエイション（以下「グローバルクリエイション」という。）は、上記委託に係る処分費の支払いを仲介するほか、当該産業廃棄物の一部を自ら運搬するなどして、もって、本件委託基準違反、本件受託禁止違反及び本件無許可処分業を助けたものである。

　このことによって、グローバルクリエイションは、法第14条の3第1号の「他人が違反行為をすることを助けたとき」に該当するとともに、法第14条の3の2第1項第5号の「前条第1号に該当し情状が特に重いとき」に該当する。

産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し

　株式会社三邦工務店は、同社及び同社の役員が法違反（焼却禁止）により、罰金刑に処せられたことにより、欠格要件に該当した。

　（法第14条第5項第2号イ及びニ）