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更新日:令和3(2021)年11月9日
ページ番号:15189
セアカゴケグモは、全国的に港湾地域又はそれに隣接する地域で多く発見されているクモで、毒を持っています。
国内には生息していなかったクモですが、平成7年に初めて関西地方でセアカゴケグモが発見されてから、全国でも45の都道府県で確認されています。(令和元年8月8日時点)
セアカゴケグモは毒を持っていますので、見つけても素手で捕まえたり、触らないように注意してください。セアカゴケグモが生息していそうな場所で作業するときは軍手を着用するようにしてください。
千葉県では、平成25年9月に市原市で県内で初めてセアカゴケグモが発見され、千葉市、木更津市、佐倉市、山武市、東金市、銚子市、四街道市、浦安市、柏市、富津市、袖ケ浦市、八千代市、市川市、習志野市、船橋市、長生郡長南町、印西市、鎌ケ谷市、白井市、君津市、松戸市の22市町内で発見されています。(令和3年11月4日現在)
図:これまでにセアカゴケグモが発見された市町
県では平成28年12月に、県内各保健所(保健所設置市含む)の敷地内(計19か所)において、セアカゴケグモ等の生息状況調査を実施しました。結果は全ての調査地点でセアカゴケグモ等の発見はありませんでした。
また平成29年度9月には、県内各保健所(保健所設置市含む)の敷地内に加え、県内で過去にセアカゴケグモが発見された場所(計36か所)について再度生息状況調査を実施しました。結果、調査地点のうち1か所(東金市内)でセアカゴケグモが発見されました。発見された箇所では速やかにクモを駆除するとともに、今後も継続的に点検、駆除を実施するよう指導しております。
メスは、全体的に黒く、腹部背面によく目立つ赤色の模様があり、体長は約10mm程度で、脚を広げると約30mm程度です。
また、腹部下面には、ゴケグモ属の特徴である、砂時計様の薄赤色の斑紋があり、メスのみがα-ラトロトキシンという神経毒を持っています。
オスは、褐色がかり腹部背面には、白い斑紋があり、体長は約4~5mm程度で、成熟したオスの頭部の触肢の先は丸く膨らんでいます。
また、卵嚢は直径約1~1.5cmで乳白色をしています。
咬まれた直後は軽い痛みを感じる程度で、次第に痛みが増加し、腹痛、胸痛が起こることがあります。
頻度はまれですが、重症になると、嘔吐、発熱、高血圧、頻脈などの神経毒による全身症状が現れることがあります。痛みがひかない、又はひどくなるときは医療機関で治療を受けてください。
医師にクモにかまれた旨を申告し、虫体(死がい)がある場合は医療機関に持参してください。
セアカゴケグモに咬まれた場合の症状と対応(国立感染症研究所)(医療機関の方向け)
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