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更新日:令和3(2021)年6月29日

ページ番号:17460

第463回千葉県開発審査会議事要旨

1.開催日時場所

平成30年5月10日(木曜日)午後2時30分開会

会場:ホテルプラザ菜の花4階「槙」

2.出席委員

山口用一委員(会長)、陶山嘉代委員、市川直樹委員、舩津守委員、宗藤睦夫委員、岡田博美委員

3.傍聴者等

傍聴者2名

4.議事(公開審議)

第1号議案

防犯管理棟(印旛土木事務所長)
〈提案基準8番 屋外施設等の付帯施設を建築する目的で行う建築行為等〉

事務局から案件の概要説明が行われ、以下の応答質疑の後、承認された。

(質疑応答)

委員

駐車場の事業区域面積は4,835.68平方メートルとなっていますが、現在は何台くらい駐車されていますか。

また、昨年11月から既に駐車場として利用されており、今回申請の管理棟には昼夜2名常駐するという説明でした。習志野市の本社にある駐車場の使用状況と関連して、こちらの駐車場の利用状況が変わると思われます。変更点を教えてください。

事務局

こちらの駐車場は大型トラックが最大で30台程度駐車できるスペースとなっており、最大時には大型トラックが20台程度、普通車が15台程度駐車されています。

次に、習志野市の本社にある駐車場は借地であり、今後縮小する予定です。このため、大型トラックの一部を本社からこちらへ移して管理するので、最大時で20台程度から最大時で30台程度へ駐車台数が増加します。

そこで、防犯対策を強化したく、管理棟を計画しています。

委員

申請敷地の外に管理人用駐車場が2台分ありますが、不可分の関係ではないのですか。それとも提案基準にある必要最小限の敷地設定とするために、管理人用駐車場部分は敷地外としているのですか。

今回の場合も、駐車場を不可分として含めて、接道も確保された必要最小限の敷地設定とできる配置計画もありそうなので、検討いただければと思います。

事務局

管理人用駐車場を敷地外とすることで、必要最小限の敷地設定としています。

この提案基準の考え方としては、委員のご意見のとおり、2通り考えられます。必要最小限の敷地設定、あるいは不可分、どちらを優先するかについては、許認可権者の判断となります。今回は、許認可権者が接道部分のみを敷地に含めることが必要最小限だと判断しており、事務局としても、この考え方が提案基準の趣旨に合っているという判断をしています。なお、駐車場を含めて不可分とする場合は、その敷地設定が必要最小限と判断されれば基準に合っていると考えられます。

 

第2号議案

防犯管理棟(鎌ケ谷市長)
〈提案基準8番 屋外施設等の付帯施設を建築する目的で行う建築行為等〉

事務局から案件の概要説明が行われ、諮問のとおり承認された。

(質疑応答)なし

第3号議案

特定流通業務施設(野田市長)
〈提案基準14番 大規模な流通業務施設及び特定流通業務施設〉

事務局から案件の概要説明が行われ、以下の質疑応答の後、承認された。

(質疑応答)

委員

大規模な施設なので、交通問題が一番気にかかります。前面の主要地方道我孫子関宿線の道路管理者とは協議が整っているということですが、交通量はどのくらいですか。また、施設に出入りする車は往復で約500台/日になるようですが、交通への影響はどのように判断しているか教えてください。

次に、参考図で敷地内車両誘導図があり、例えばB棟から出てくる青い線と、A棟へ向かう赤い線が混線し、立体道路を作るかのように見えます。同様な箇所が何箇所かありますが、車のスムーズな流れをどのように考えているか説明してください。

最後に、前面道路からの出入りは、専用レーンを設けるのか、出入口を設けるだけなのか、交通安全対策を説明してください。

事務局

主要地方道我孫子関宿線の交通量は、平日昼間で2万台/日です。また、交通への影響については道路管理者、交通管理者と協議を行っており、交通量の多いこともふまえて、前面道路からの左折イン、前面道路への左折アウトとし、渋滞を増幅させないような計画とされています。

次に、敷地内の車両誘導については、一方通行で立体ではなく平面で合流します。また、出入口付近にはパトランプを設け、事故のないように安全対策を行う計画となっています。

当初、この敷地内通路は市へ帰属される開発道路として計画されていたため、道路から出入りする場合に検討した軌跡図が図面上に残っています。交差点の場合は時速15km程度を想定した三心円という軌跡を書きますが、施設への出入りの場合はそこまで速くはないので軌跡図で回れるかどうか検討します。

最後に、出入りの専用レーンについては、インは敷地内側に設けますが、アウト側には設けない計画です。

委員

車は左折で入るという説明でしたので、ルートは柏インターチェンジを降り、国道16号、市道1252号線、主要地方道我孫子関宿線を経由すると思われます。我孫子関宿線の幅員は12.26mとありますが、市道1252号線の幅員を教えてください。

2点目は、緑地率が13.68%というのは、開発区域全体に対する割合なのか、それとも2つの建築敷地それぞれに対する割合なのか教えてください。

3点目は、払い下げとなる既設の赤道の面積は、敷地面積に含まれているか確認させてください。

4点目は、盛土が大変多いですが、運搬するトラックは何台くらいになりますか。また、粉塵が心配されますが、周辺の方々との協議はされていますか。

最後に、敷地を地盤改良するとのことですが、近隣の田んぼなど、周辺に影響が出ないような対策はとられますか。

事務局

まず、ルートですが、施設を出た車は、主要地方道我孫子関宿線を南下し、柏市道江戸川台船戸線から国道16号を経由して、柏インターチェンジに入ります。柏インターチェンジを降りた車は、国道16号を北上し、主要地方道野田牛久線から、主要地方道我孫子関宿線を経由して施設に入る計画です。いずれも通行に支障がないことを確認しています。

2点目の緑地率13.68%は、開発区域全体の面積に対する割合です。県の自然環境保全条例における緑化協定において、開発区域全体の面積に対して10%以上を確保することとされています。

3点目の払い下げとなる赤道部分は、敷地面積に含まれています。

4点目は、1日あたり30台のダンプトラックが3往復し、3~4か月程度かけて盛土工事を行う計画です。土の受け入れについては、地質分析等を行い、有害物質が入っていないものを使うということで計画されております。土砂の粉塵対策も行います。また、周辺の方々には事業の説明会を何度か行い、了解が得られています。

最後の地盤改良については、六価クロム溶出量低減型セメントで地盤改良を行います。また、農地転用の審査においても周辺農地への影響がないということも含めて検討され、農地転用の許可見込みということで確認しています。

委員

建物平面図の3、4階は、1、2階と違い通路が北側にあります。通路に面した荷捌き場だけでなく、さらにその奥にもう1列荷捌き場がありますが、どうしてこのような配置になっているのでしょうか。

また、3、4階の通路は北側に寄せられていて、直角に曲がる構造となっているため、大型車の通行が厳しいと思いますが、あえてこのようにした理由が何かあるのでしょうか。

事務局

扱う商品によって1、2階と3、4階とでレイアウトが変わっています。

1、2階は冷蔵倉庫で、あまり開けたりせず人の手を掛けなくていいように、真ん中に通路が配置されています。

3、4階は常温倉庫で、大きい荷物を持ってきて中で分けるという作業があります。部屋を最大限に使うため、通路を北側に寄せており車路が直角になっていますが、大型車でも曲がれることは確認してあります。

委員

開発区域面積が11万8千~9千平方メートルで農地と山林があるとのことですが、農地の割合と現状がどうなっているか教えてください。

事務局

ほとんどが田、畑ですが、耕作に関しては現状行われていない状況です。

農地の割合は、農地が92%、山林が0.01%です。

委員

5階に保育室を設けるということですが、立面図を見ると5階は外壁が立ち上がっています。その中に駐車場があり、保育室があるということでよろしいでしょうか。保育園は人数が多いこともあり、避難なども考慮して2階までのものが多いと思いますが、今回の計画内容をもう一度確認させてください。

事務局

外壁の高さと保育室の高さがほぼ一緒になっているため、立面図では見えませんが、外壁の向こうに保育室があります。避難については、避難安全検証法の計算により、安全に避難できることを確認しています。

委員

保育室を5階に設置した理由を教えてください。

事務局

従業員は、屋上である5階に駐車してからエレベーターで各階へ降りていくので、5階に設置するという計画となっています。

委員

子ども達はずっと部屋には居られないと思いますが、散歩に行くなどの活動で5階の保育室というのは大丈夫なのか心配がありますがいかがですか。

事務局

散歩の際には、職員が車で近隣の公園へ連れて行くと聞いております。

 

第4号議案

児童養護施設(印旛土木事務所長)
〈提案基準37番 社会福祉施設等〉

事務局から案件の概要説明が行われ、以下の質疑応答の後、承認された。

(質疑応答)

委員

接道する町道の幅員4m及び緑地率の4.61%について、基準に抵触しないか確認させてください。

次に、入居するのは2歳から18歳という説明がありましたが、幼児ユニット、低学年ユニット、高学年ユニットについて、年齢の区分はどのような考え方になっているのか教えてください。

事務局

1点目の幅員4mについては、提案基準上に幅員の規定はありません。また、福祉部局においても幅員の規定がないことを確認しています。なお、建築基準法においては接道の幅員が4m以上とされております。緑地率についても基準はありませんが、自主的に4.61%設けています。

2点目のユニットについては、幼児ユニットが未就学児、低学年ユニットが小学生、高学年ユニットがそれ以上の方となります。

委員

水は既設の井戸から持ってくるという説明がありましたが、既存建築物でも井戸を使っており、それを持ってくるのですか。また、既存建築物はすべて取り壊す予定ですか。

次に、スタッフの人数を教えてください。

最後に、幼児ユニットの寝室1のスペースは、プレイルームと兼ねているように見えますが、どのような計画となっているのか教えてください。また、寝室2はそのままベッドを置くだけですか。

事務局

井戸については、既設から配管を伸ばして設置します。既存建築物は、子ども達が寝泊まりしている部分については解体しますが、それ以外の食堂や職員の宿舎などについては継続利用していきます。

次に、スタッフは18名で運営を行っています。

最後に、幼児ユニットの寝室1については、可動式のパーティションを設け、寝る時は閉めて対応します。寝室2はベッドを置くだけです。

 

第5号議案

共同生活援助(グループホーム)、短期入所(流山市長)
〈提案基準37番 社会福祉施設等〉

事務局から案件の概要説明が行われ、以下の質疑応答の後、承認された。

(質疑応答)

委員

予定建築物が2つあり、ほぼ左右対称になっていて、渡り廊下で1つの建築物としているように見えますが、定員は1つの建物で10名以下にしなければならないとか、何か理由があれば教えてください。

次に、提案基準37の(1)①に該当するとの説明でしたが、近隣の既存施設まほろばの里と機能的にどのように連携するのか、もう少し具体的に教えてください。

事務局

予定建築物がほぼ左右対称になっているのは、図面右側が女性、左側が男性が入居するため、管理面からこのような計画になっています。

2点目の機能的な連携については、本施設は知的障害者の方が住まわれ、夜間は当施設で就寝、昼間は近隣のまほろばの里で働くということで連携します。まほろばの里は、生活介護や就労継続支援の事業を行っています。作業内容は、木工、陶芸、焼き菓子製造など、障害者の方が容易に行えるものとなります。

委員

共用部分に従業員用のトイレ1、共同生活援助事業所のスペースにトイレ2、短期入所のスペースにトイレ3がそれぞれの用途で着色表示されています。トイレ1とトイレ3は共同生活援助事業所から出入りするように見えますがいかがでしょうか。

事務局

トイレ3は共同生活援助事業所の廊下から入ります。トイレ1も共同生活援助事業所の廊下から入ることになりますが、ここは共用部の扱いとなっていますので、従業員の利用も含めたトイレとなります。

 

 

お問い合わせ

所属課室:県土整備部都市計画課開発審査班

電話番号:043-223-3245

内線:3245

ファックス番号:043-222-7844

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