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更新日:令和3(2021)年9月9日

ページ番号:353822

PRTR制度の概要

  1. PRTR制度とは
  2. PRTRデータの公表について
  3. 化学物質の環境への排出削減の取組み

 1.PRTR制度とは

PRTR制度(“Pollutant Release and Transfer Register”)は、化学物質による環境保全上の支障を未然に防止する目的で、環境中に排出等される化学物質について、排出量及び移動量を把握、集計、公表する制度です(平成13年度から開始)。

対象としてリストアップされた化学物質を製造したり使用したりしている事業者は、環境中に排出した量と、廃棄物や下水として事業所の外へ移動させた量とを自ら把握し、行政機関に年に1回届け出ます。

PRTRデータの流れ

PRTRデータの流れ(鮮明な図へのリンク(PNG:111KB)

PRTR用語説明

  • 排出量…排ガスや排水などに含まれて大気や公共用水域等へ排出される対象物質の量
  • 移動量…下水道への放流、または廃棄物の処理を行うため、事業所外へ運び出された対象物質の量

(排出量・移動量には、製品として出荷される量は含まれません。)

 2.PRTRデータの公表について

公表は、事業者による化学物質の管理の自主的な改善や、県民による化学物質の排出を減らす取組の促進、県民・事業者・行政の化学物質に関する対話の共通基盤とすることを目的としています。

なお、国においても以下のホームページで掲載しています。

 3.化学物質の環境への排出削減の取組み

化学物質の環境への排出は、産業活動によるものが大半です。

県では、事業者には、化学物質の環境への排出量等を把握するとともに、排出抑制に取り組むなど、自主的に環境影響の軽減に努めるよう指導しています。

また、家庭や自動車等も無視できない排出源となっていることから、県民向けに、「千葉県PRTRデータ県民ガイドブック」を作成し、日常生活において、化学物質の使用量を減らす等の協力を呼びかけています。

事業者による取組みの例

  1. 有害な化学物質を含まない(少ない)物を選ぶ。
  2. 保管・使用時の化学物質の排出をできるだけ抑えるよう管理を徹底する。
  3. 化学物質使用施設に回収・燃焼装置等を設置し、環境への排出を抑制する。
  4. 住民との化学物質に係るリスクコミュニケーション*を図る。

リスクコミュニケーション:化学物質のリスクを管理し削減するために、市民、事業者、行政が化学物質に関する情報を共有し、意見交換を通じて意思疎通を図る場のこと。

県民による取組みの例

  1. リサイクル可能など、環境への負荷が少ない製品を選び、化学物質の環境リスクを減少させる。
  2. 必要なものを必要な分だけ使い、化学物質の使用や排出を減らす。
  3. 捨てる時にはルールを守って適正に処理し、環境への排出を減らす。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部大気保全課大気指導班

電話番号:043-223-3802

ファックス番号:043-224-0949

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