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「化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量に係る総量削減計画」の策定について

発表日：令和4年10月28日
環境生活部水質保全課

1.趣旨

 東京湾は人口・産業の集中により生活又は事業活動に伴い排出された水が大量に流入する閉鎖性海域であり、濃度規制のみでは水質環境基準の達成が困難なため、水質汚濁防止法に基づき汚濁負荷量の総量を削減する制度が導入されています。

 本計画は、国が定めた「化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量に係る総量削減基本方針（東京湾）」（令和4年1月24日）に基づき、東京湾流域の1都3県がそれぞれ、汚濁負荷量の削減目標量を達成するために、策定するものです。

2.計画の概要

(1)目標年度

 令和6年度

(2)対象地域

東京湾流域の21市町
（水質汚濁防止法に規定する指定水域及び指定地域）（PDF：150KB）

(3)削減目標量

ア 化学的酸素要求量

区分	削減目標量（トン／日）	（参考） 令和元年度における量 （トン／日）
生活排水	16	18
産業排水	9	9
そ の 他	3	3
計	28	30

イ 窒素含有量

区分	削減目標量（トン／日）	（参考） 令和元年度における量 （トン／日）
生活排水	16	17
産業排水	6	7
そ の 他	7	7
計	29	31

ウ りん含有量

区分	削減目標量（トン／日）	（参考） 令和元年度における量 （トン／日）
生活排水	1.2	1.3
産業排水	0.3	0.3
そ の 他	0.3	0.3
計	1.8	1.9

4.削減の方途

 東京湾については、窒素及びりんは環境基準の達成状況を維持しながら、生物多様性・生物生産性の視点においても望ましい水質を目指しつつ、貧酸素水塊の発生抑制等の観点から水環境改善を図ります。

• （1）生活系排水対策 下水道、合併処理浄化槽の整備等
• （2）産業系排水対策 総量規制基準の設定、小規模事業場に対する指導等
• （3）その他の汚濁発生源に対する対策 農地、畜産排水、養殖漁場からの負荷量削減等

5.その他の汚濁負荷量の総量の削減及び水環境の改善に関し必要な事項

• 藻場・干潟・浅場の保全及び再生
• 貧酸素水塊の原因解明及び対策推進
• 水質改善・底質改善の推進
• 教育、啓発
• 行政機関・NPO等の連携推進 等

（参考）総量削減計画については、東京湾流域1都3県（埼玉、千葉、東京、神奈川）のほか、伊勢湾、瀬戸内海に関係する計20都府県が策定を行います。

3.その他

計画の全文は、下記ページにて掲載いたしますのでご覧ください。

• 化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量に係る総量削減計画（第9次東京湾総量削減計画）

報道発表用記事