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更新日:令和5(2023)年10月4日

ページ番号:14308

みんなで取り組む生活排水対策

令和2年3月

はじめに

 私たちの住む千葉県は、周囲を東京湾、太平洋、利根川、江戸川に囲まれており、内陸部には印旛沼や手賀沼といった湖沼があります。これらの水域は、飲料水の水がめとなっているほか、工業、農業、水産業などの産業を支えるとともに、レジャーや憩いの場としても私たちに多くの恵みを与えてくれるかけがえのない財産であり、良好な水環境を将来に引き継いでいかなければなりません。

 これまで、国、県、市町村等の行政は、工場・事業場の排水規制などの産業系排水対策、下水道の整備や合併処理浄化槽の普及促進などの生活排水対策、市街地や農地由来の汚濁削減などのその他の発生源対策を進めてきました。その結果、かつて生じていたような著しい水質汚濁は見られなくなり、県内の公共用水域の環境基準の達成状況は、長期的には改善の傾向にあります。

 しかし、水質汚濁は決して過去の問題ではありません。印旛沼、手賀沼、東京湾など外部との水の交換が少ない閉鎖性水域では、生活排水等に含まれる窒素やりん等の栄養塩類により、プランクトンの発生が促進され汚濁の原因となることで、水質の改善が遅れており、引き続き重要な課題となっています。

 千葉県における、公共下水道や合併処理浄化槽など、生活排水のすべてを処理できる施設の整備率(汚水処理人口普及率)は、2018年度末現在で88.6%に達していますが、その一方で、630万人の千葉県民のうち、いまだ約72万人が、生活雑排水を未処理のまま放流しています。わたしたちの日々の生活から排出される生活排水への対策は、閉鎖性水域の水質改善に向けた取組のひとつとして、いまだ大きなウエイトを占めている状況にあります。

 この「みんなで取り組む生活排水対策」は、それぞれの地域に暮らす住民のみなさまを対象に、お住まいの地域における水質の現状と、生活排水対策の重要性とその取組方法を知っていただくために作成しました。家庭・地域等、身近でできる対策を自ら実行し、さらに身の回りの方々にも取組を広げていただければ幸いです。

 

みんなで取り組む生活排水対策(本編)(PDF:2,760KB)

みんなで取り組む生活排水対策(資料編)(PDF:2,619KB)

 

お問い合わせ

所属課室:環境生活部水質保全課水質指導・規制班

電話番号:043-223-3871

ファックス番号:043-222-5991

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