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更新日:令和5(2023)年1月30日

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その19塩素注入量の低減とカルキ臭について

水道水は消毒のために塩素を使用することが水道法で義務付けられています。これは、塩素は消毒が容易で、比較的長時間効果を保つことができ、他の消毒剤と比べて安価だからです。しかし、この塩素の量が多すぎると水道水の味を損なう原因となっています。今回はこの塩素の量とカルキ臭について、千葉県営水道の取組みを説明します。

消毒のための塩素の量はどのように決めているの?

塩素の量は、水道法ですべての蛇口において消毒のため水1Lあたり0.1mg以上あることと定められています。これに適合するように水温などにより浄・給水場ごとに目標値を決めて水道水中の塩素の量を調整しています。(塩素は水温が高いほど、また蛇口まで届く時間が長いほど消費される量が多くなります。)水温などによって塩素の入れる量を変えているんだよ。

塩素のにおいが気になるのですが何か対策はしているの?

細分化した区域ごとに水質自動監視装置を設置し、常に水質を確認しています。この装置から得られるデータや各種調査などを基に安全性を確保しつつ、お客様が塩素のにおいを感じずに水道水を飲めるよう、残留塩素の低減化を進めています。
また浄・給水場からの距離による塩素の量の差を少なくして、給水区域全体で低減できるよう、下図のような塩素多点注入方式の導入を進めています。

塩素多点注入方式

安全性を確保しながら塩素の量を減らしていくよ.

カルキ臭とは?

カルキ臭は、塩素消毒によって生じる独特のにおいであり、水道水のおいしさを損なう要因の一つです。カルキ臭は原水中のアンモニアと消毒のための塩素とが反応してできるトリクロラミンという物質が要因の一つとされています。千葉県営水道ではこの物質が少なくなるよう水道水を作っています。

原水に含まれるアンモニアと消毒用の塩素との反応によって生じた物質がカルキ臭の要因のひとつなんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

所属課室:水道部計画課おいしい水づくり推進班

電話番号:043-211-8632

ファックス番号:043-274-9804

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