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更新日:令和4(2022)年1月11日

ページ番号:309079

「おいしい水づくり計画」策定に係る水質目標の提言について

平成18年12月20日 

県水道局では、おいしい水づくり計画を本年度内に策定するため、「おいしい水づくり計画策定懇話会」をこの6月に設置し、これまでに6回開催しました。

第6回懇話会では、「利き水」や、お客様アンケート調査で得られた意見を踏まえて、おいしさに関する水質目標についての提言がまとめられ懇話会座長から水道局に提出されました。

県水道局では、提言を受けて、この水質目標を達成するために、今後、具体的な施策の検討を進め、3月までには、「おいしい水づくり計画」を策定する予定です。

提言の主旨

「おいしい水づくり計画策定懇話会」として、多くの利用者がよりおいしいと感じることができる「おいしい水づくり計画」策定のための「水質目標」について、下記のとおり提言されました。

水質目標項目及び目標値

「おいしい水づくり計画」策定に係る水質目標

観点 目標項目 目標値 国が定める水質基準等 県水道局の水質(H17年度平均値)
におい及び味

残留塩素

0.4mg/L以下[注1]

0.1mg/L以上

1.0mg/L以下

0.1mg.L以上

0.8mg/L
 

臭気強度(TON)

1 3以下 1
 

かび臭 2-MIB

          ジェオスミン

定量下限値

(1ng/L)以下

10ng/L以下

定量下限値

(2ng/L)以下

  有機物(TOC) 1.0mg/L以下[注2] 5mg/L以下 0.8mg/L
外観 色度 1度以下 5度以下 1度以下
  濁度 0.1度以下 2度以下 0.1度以下
安心 総トリハロメタン 0.03mg/L以下[注3] 0.1mg/L以下

0.027mg/L

今後、目標設定すべき項目
観点 目標項目 目標値 国が定める水質基準等 県水道局の水質(H17年度平均値)
-- トリクロラミン

カルキ臭を感じない

値以下[注4]

-- --

 

注1

水道法により、衛生的な観点から残留塩素を0.1mg/L以上とすることが義務付けられており、また、水質基準に準じた水質管理目標設定項目により、おいしい水の観点から残留塩素を1mg/L以下が設定されている。将来的には、必要な残留塩素を確保しつつ、多くの人が塩素臭を感じない程度まで低減化を図られたい。

注2

味との直接的な関係は見出せないものの、有機物の存在は塩素注入量を増加させることが懸念されることから目標項目として設定願いたい。

注3

利用者の要望に応えるため、今後とも現状以下の値を維持していくために目標項目として設定願いたい。併せて、水道水中の総トリハロメタンは、現状において水質基準を十分に満たし安全であることを利用者に対して積極的に情報提供するよう努められたい。

注4

今後、目標設定すべき水質項目としてはトリクロラミンがあるが、この物質はいわゆる「カルキ臭の原因」とされるため生成を抑える必要があり、実効的な対策を目指すべきと考える。しかしながら、現段階では検査方法が確立しておらず、具体的な数値目標は設定できないことから、今後、検査方法が確立された段階で、改めて利き水などを行いながら「カルキ臭を感じない値以下」を目標値として設定願いたい。

 

「おいしい水づくり計画」策定に係る水質目標の提言(PDF:282KB)

おいしい水づくり計画策定懇話会について

提言の提出

水質目標の提言が佐々木座長より金親局長へ手渡されました。

 

(参考)計画づくりの推進体制及び懇話会開催状況

計画づくりの推進体制

計画づくりの推進体制

お問い合わせ

所属課室:水道部計画課おいしい水づくり推進班

電話番号:043-211-8632

ファックス番号:043-274-9804

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