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更新日:令和5(2023)年4月11日

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銚子・九十九里地区浜の情報(平成26年3月)

明るい時間が延び、一日ごとに春の訪れが近づいているのが実感されます。

銚子水産事務所から、銚子・九十九里地区から春の浜の情報をお届します。

九十九里地区におけるハマグリ資源管理の取り組みが紹介されました

九十九里浜では「九十九里地はまぐり」などの貝類が漁獲されています。貝類を漁獲する貝桁網漁業ではグループで操業し、水揚げを均等に分けるプール制の実施や休漁日の設定など様々な資源管理や品質管理の取り組みを行っています。これらの取り組みが評価され「九十九里地はまぐり」は千葉ブランド水産物に認定されています。

こうした取り組みが、3月3日(月曜日)に東京で行われた東部ブロック資源管理計画等普及講習会(主催:全国漁業協同組合連合会)の場で鹿児島大学鳥居准教授により紹介されました。講習会では漁業者から聞き取った内容をもとに取り組み内容やどのようにして資源管理に関する合意形成を行ったかなどが紹介され、講習会に参加した人たちは熱心に聞き入っていました。

講習会の風景です

ひな祭りにハマグリを食べましたか?

ひな祭りではひなあられやひしもちの他にハマグリのお吸い物を食べる習慣がありますが、この由来を知っていますか?ハマグリは元の貝殻同士の組合わせ以外にはぴったりと合う組み合わせがないので、いい相手に恵まれますようにという願いを込めてハマグリを食べるようになりました。これからの時期、ハマグリは卵を産むために身に栄養を蓄え始めており、味もよくなっています。ひな祭りは過ぎてしまいましたが、皆さん旬のハマグリを試してみてはいかがでしょうか?

はまぐりのお吸い物

東日本大震災からの復興が進んでいます

東日本大震災では千葉県の水産業も大きな被害を受けましたが、3年たった今、徐々に復興が目に見える形で進み始めました。今回はその中の2つの事例を紹介します。

がんばる漁業復興支援事業で作られた漁船が竣工しました

九十九里まき網漁業生産組合では津波により漁船が被害を受けましたが、がんばる漁業復興支援事業(水産庁事業)により新しい漁船を2隻建造し、3月16日(日曜日)に竣工式が行われました。

新しい漁船は波の抵抗を少なくする形状を導入するとともに、燃料消費量が一目でわかる「燃料見える化装置」を導入するなど、省エネルギーに配慮した漁船になっています。また、今まで7隻体制で操業していましたが、2隻減らして5隻で操業する体制にし、コスト削減を図っています。さらに運搬船には漁獲物の鮮度をより高度に保つ設備を設け、高品質な加工品づくりやこれまで地元でしかできなかったイワシの生食を都市部でも可能にする取り組みも併せて行っていくことになっています。

関係者や地元の方が集まった竣工式では神職による儀式やかがみ開きが行われた後、集まった人に対して、餅まきが行われ漁船の竣工を祝いました。

関係者によるかがみ割りです

もちまきの風景です

完成した漁船です

銚子漁港第1荷さばき所建築工事の安全祈願祭が行われました

銚子漁港第1荷さばき所は東日本大震災で大きな被害を受け、使用が出来なくなりました。震災後、第1荷さばき所で取り扱われるマグロなどは、簡易の荷さばき所を設けて取引を行ってきましたが、平成27年春に新しい荷さばき所が完成する予定になっています。この度、荷さばき所建築の安全を願う安全祈願祭が関係者を集めて3月16日(日曜日)に行われました。祈願祭では神職による儀式の後、銚子市漁協組合長によるくわ入れが行われ、工事の安全が祈願されました。
新しい荷さばき所では衛生に配慮し、屋内で取引が行われるとともに見学用の通路が設けられ、一般の方もマグロ類の取引の様子を見学できるようになります。皆さんも新しい荷さばき所が完成した際には、銚子に来てマグロの取引の様子を見て楽しみ、新鮮な魚を食べて楽しんでください。

新しい荷さばき所のイメージです

神職による神事の様子です

銚子市漁協組合長によるくわ入れです

漁師の卵・新人漁師を対象に研修を実施しました

千葉県では漁業へ就業を希望される方を対象に、4泊5日で「短期漁業研修」を実施しています。今回、銚子水産事務所管内で3月17日(月曜日)から21日(金曜日)までの日程で4名を対象に研修を実施しました。研修の対象者は2月8日(土曜日)に東京で行われた「漁業就業支援フェア」に参加し、千葉県で漁業に就きたいとの希望をもって千葉県の短期研修に応募された方で、4名のうち2名は銚子市漁協の所属船、残る2名は海匝漁協の所属船で研修を行いました。研修期間中はあいにくの天気により、ほとんど海に出ることはできず、陸上での作業が中心となってしまいましたが、参加された方は得るものがあったようです。

また、3月30日(日曜日)には新たに漁業に就いた3名を対象にフォローアップの研修を行いました。こちらの研修は水産事務所での座学だけでしたが、研修参加者は先輩漁業者からの貴重な経験談や水産事務所担当者から漁業に関する制度の話など、今後漁業に従事していく上で役立つ情報に聞き入っていました。

研修風景

お問い合わせ

所属課室:農林水産部銚子水産事務所改良普及課

電話番号:0479-22-8397

ファックス番号:0479-22-9168

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