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更新日:令和5(2023)年8月24日

ページ番号:601841

令和5年度第1回議事録(入所・地域生活支援専門部会)

1.日時

令和5年7月28日(金曜日)15時から17時まで

2.場所

オンライン会議(千葉県庁本庁舎5階大会議室)

3.出席者

(1)委員

会田委員、荒井委員、五十嵐委員、岩崎委員、岩野委員、内山委員(代理)、倉田委員、小林委員、千日委員、津石委員、松橋委員、宮澤委員、矢作委員、山﨑委員、吉田委員

(2)県(事務局)

障害者福祉推進課

中里課長、小佐野共生社会推進室長、村椙障害保健福祉推進班長、松下精神保健福祉推進班長、共生社会推進室飯沼副主査、川﨑副主査

障害福祉事業課

鈴木課長、今成副課長、星野副課長、神戸法人指導班長、小泉地域生活支援班長、佐藤療育支援班長

4.議題

  • 部会長・副部会長の選出

  • 第七次千葉県障害者計画の進捗状況について

  • 第八次千葉県障害者計画各分野の骨子案について

  • その他

5.議事概要

 (1) 部会長・副部会長の選出

≪事務局説明≫

(事務局)

議題1、部会長、副部会長の選出について、どなたかご推薦はございますか。

(会田委員)

部会長につきましては、前任の高梨部会長同様に各委員の様々な意見を上手に酌み取っていただける方に部会長にご就任いただければと思います。そういった意味で、吉田委員は前任期におきましても副部会長を務められておりますので、私も前任期からご一緒させていただいておりますけれども、検討する事項等についてもよくご理解されており総括いただく方には適任だと思いますので、吉田委員に部会長をお願いしたいと思います。副部会長につきましては今年度1年かけて、計画を策定していくわけですけれども、計画の策定にあたってこの部会の委員として、前任期も就任されております千日委員にお願いできないかと思いますので、千日委員を推薦したいと思います。

(事務局)

ただいま、部会長に吉田委員、副部会長に千日委員を推薦するご意見がありました。委員の皆様いかがでしょうか。

 

≪委員了承≫

(事務局)

吉田委員ご了承いただけますでしょうか。

 

≪吉田委員了承≫

(事務局)

千日委員ご了承いただけますでしょうか。

≪千日委員了承≫

(事務局)

それでは、この後の議事につきましては千葉県総合支援協議会設置運営要綱第6条第3項の規定により、吉田部会長に進行をお願いしたいと思います。

 

 (2) 第七次千葉県障害者計画の進捗状況について

≪事務局説明≫

(荒井委員)

資料1-2で確認させていただきたいのですが、数値目標番号1-4のところで地域生活拠点の整備数があって、1-5でそれの検証と検討の項目があると思います。1-4で令和4年度の実績が26ヶ所ということですね。で、そういったものは多分半分程度が一応今整備されているって見方ですね。ただ、その下の検証っていうのは、設置をした後にそれを運営することの検証なのかなと思うのですけど、何かその後に検討という言葉が入っているので、全部が検討をしているからここはA評価になるのかなという理解で間違ってなければそういうことなのかと思うのですけど、そういう意味で半分しか整備がされてないのに、下のそれを検討とか検証しているというのが満点の評価というのが、全部これやっているっていうのが果たして本当に適切な評価なのか、違和感あります。半分は出来ていなくて、本当はもう多分整備がとっくにされていなくてはならないものが半分以上まだ整備されてないということは、この検討自体が上手くいってないと私は見たほうが良いのかなという気がします。何か、もしかしたらここの出し方自体は少し、今後工夫が必要かなと感じることが1点です。もう一つ似たようなことですけど、取り組むべき視点の8のところですかね、8-1とか8-2、3なんかの辺りがそうですけど、これはヘルパーの養成をやっているかやっていないかといったところの数字になっているのですけど、私の認識だと、実は県内の多分、結構なところで今ヘルパー不足が、どの地域も起こっているのではないかなって気がしています。でも、これだけ見ると人材はこれだけちゃんと確保しているみたいなところの項目に多分なりますよね、確保なので。ただ、実は多分この方々が本当に定着をしているのかは、多分ここでは全く出ていなくて、だからこれ資格はとって、ちゃんとその方々が働いているかはどこで見るのかってことで、ここでも項目としては確保・定着になっていますので、本来はそこまで見なくちゃいけなくてってことと、もう一方で、先ほどの資料2のところですかね、訪問系のところの実績なんかでちょっとありましたけど、見込みに対して実績が9割程度といいましょうか、これがコロナ禍の影響なのかもしくは人員がいなくて計画が出来なかったのかなど、私は両面あるのではないかなという気がしますが、私の圏域なんかでも今ヘルパーを頼みたくてもヘルパーの事業所でヘルパーさんがいないからってことで、支給決定は出ていても頼めないって実態がかなり起きていてですね、やっぱりそこら辺がかなり大きな課題で、この辺に関して県としては何が取り組めるのかってことは、検討出来ることがあれば行っていくと良いのかなと思っていますので、ぜひお願いしたいと思います。

(事務局)

ご質問がありました地域生活支援拠点等の関係になりますが、今、委員からお話があったとおり、やはり検討されている地域の自立支援協議会等で検討したというところが、設置をされてないところもありましたので、そういうことで一応こちらの方に数字を入れさせてもらったということになります。ただ、ご意見あったとおりだと思いますので、今後、どのようにするかについては、また、ご意見いただければと思います。重度訪問介護従事者の養成とか、それぞれの養成研修になりますが、事業者を指定しまして、そちらでやっていただいています。修了者の方の名前はもちろんいただいていますが、その後、修了者が働いているかどうかまではまだ把握はできていない状況でございます。

(荒井委員)

恐らく、今それしか多分ここでは多分出せなく、一方で、今後の計画のそこの目標の立て方など、評価の仕方のところでやっぱり工夫をしていかないと、今のように研修はしたが、この方々がどうするのかってことが追いかけられないと、定着には繋らないっていうことになるはずなので、そこは工夫が必要と思います。

(倉田委員)

数値目標1-1などにグループホーム等と記載あるが、等とはどのようなものを含む意味なのですか。

(岩崎委員)

私たちワーカーの認識だと、生活ホームとか触れ合いホームとかを含むって考えています。

(事務局)

おっしゃられるとおり、生活ホーム等を含めてということと理解しております。

(倉田委員)

これだけ地域移行と叫ばれている中で、何で在宅の生活に関しての実績が無いのですか。地域移行と言われているのに、グループホームの指標はあるのに何故無いのか伺いたい。在宅に移行することが、地域移行の本来の姿ではないのか。

(事務局)

在宅の移行に関しては、1-2のところで施設入所者の地域生活への移行というところがございまして、実績は調査中で数字が出ておりませんが、施設入所者に関しての地域生活への移行という項目の中にはグループホームも住まいであるという、後は在宅に移行された方も含めた目標数になっております。ですので、こちらで地域生活、在宅も含めた移行者数の数字を出しているという状況でございます。

(倉田委員)

申し訳ないが、合計になっているので、在宅は在宅ときちんと分けて数字を出してもらいたい。以前より、この部会に関わり、お伝えし続けていますが、在宅のアンケートを県の方で行っていないのは、どうしてですか。

(事務局)

ご意見を踏まえて検討させていただきたいと思います。

(岩崎委員)

確かに在宅は全然調べてないなと思って、必要なのだろうなって思いました。私たちグループホーム支援ワーカーはグループホームのことばかりやっているわけではないが、住まいのあり方で、グループホームは選択肢の一つであるのです。そういう意味で、やっぱり障害のある方が在宅でどうやって暮らしているのかっていう実態が全く把握できていないかなっていう感じはしています。もう一つは、グループホームから、グループホームも地域移行の暮らしの場ではあると思いますが、やっぱりグループホームを介して地域に、アパート暮らしだとか、そういうことも、進めていかなくてはいけないと感じているので、今、すぐは難しいかもしれないですが、やっぱりそういうグループホームを経て、地域にお住まいになるっていうか、どういうふうに暮らしているのかっていうそういう、実態を把握するっていうのはやっぱり必要なのかなというのを今、倉田委員のお話聞いて感じました。

(倉田委員)

現実は把握してないが、私が知る限り市原市の中で、私も含めて全面支援を要する重度肢体不自由者4人が、毎日ヘルパーを活用し、在宅で単身等の生活で暮らしている方がいます。県全体では人口が600万人以上いるので、そのような肢体不自由等の方が、それなりの数がいると思います。ぜひ調査をして、8次計画に活かしていただきたいという意見です。

(千日副部会長)

資料1-2の、これは8次の計画を作成する段階で検討願いたいというかお伺いしたいのですが、1枚目1-11の入所施設の必要定員の総数というところで、入所施設は増えないというか、作らないというのが千葉県の現実的な話ですけども、短期入所の需要も非常に伸びているということ、それから入所施設は、様々なところでやはり求められていること、或いはまた、今現在、千葉県が力を入れている強度行動障害の受け入れとかですね、様々に入所系というものが単にグループホームだけでは片付けられないというのが実態だと思っています。そのようなことで4年度の実績、必要定員の総数というのが4千5、6百、これで目標値を達成したという、本当にこの数字で千葉県の入所施設というものは賄えられていくのかどうかということも、第8次の段階で十分やっぱ協議をしていかないと、ただただ国の方向性としての施設は作りません。入所施設は良くないところだからグループホームにしましょう。でも求められている。利用者は、非常に多様化、複雑化で重度化、高齢化している。このことを当部会の方では十分議論をしていく必要があるのではないかと、このように思った次第です。以上です。

(事務局)

この点についても千葉県はまだ十分調査がしきれてない所がありますけれども、県としての状況を良く調査をした上で、考えていきたいと考えております。いずれにしても障害者一人一人が、いろんな選択肢がある中で、自ら選んだ住まいの中で、それは施設も含めて安心して暮らしができるということが、一番重要だと考えていますので、そういったことを踏まえて考えていきたいと思っております。

(吉田部会長)

入所とか在宅だとか非常に大きな課題があるということが分かると思いますが、それについての数値の立て方で今の状況について、きっとこれは次のですね8次計画の中には随分影響を与えることだと思います。

 

 (3) 第八次千葉県障害者計画各分野の骨子案について

≪事務局説明≫

(岩崎委員)

まず、グループホームのことなのですが、予定している計画よりもかなり前倒しで予定の定員を、令和3年度ですかね、もう定員が9,000人を突破しているっていう状況にあって、じゃあ、どういうグループホームができているかっていうと、儲かると思って始めてしまう事業者さんがものすごく多くて、作ったはいいが支援ができないとか、船橋なんかを見ていると、みんなあの程度の障害の方ばっかりを受け入れるグループホームが増えちゃっている。中々、満室にならないグループホームが増えて、事業継続ができないとか、事業譲渡とかそういうグループホームがかなり増えているという認識を持っています。あと、日中サービス支援型についても相当な数が増えていると思います。定員20人っていう、一般的には施設じゃないかと思われるようなグループホームがかなりできている。そのグループホームさんは、どっちかというと地域に、普通は日中サービス支援型っていうのは自立支援協議会等と連携しながらいろんな評価を受けながら進めていくというのが主義だと思うのですが、実際にグループホームを見てみると、別の圏域の方の入所、入居している方が半分以上いるとか、そのような状況になっていて、非常にグループホームの現場の仕事をしている身としてはすごく危機感を感じています。おそらくグループホーム学会の方でも活躍されている荒井委員も、ものすごくその辺の危機感を感じていると思うのですが、やっぱりこのままグループホームの定員だとか、その定員ばかり追っかけてしまうと、劣悪なホームさんが増えていくのだろうなっていうのが予想できるので、何らかの歯止めなり何らかの何というか、今は書類が揃えばできちゃうみたいな感じなので、その辺を上手くコントロールというかセーブというか、そういうことが必要な時期にもう来ているのではというふうに思っております。

本当に必要なグループホームがないという感じです。数は全然足りないと思います、正直言って。ただ、本当に儲かると思って軽い障害の方ばかりを対象にしたグループホームばかりができているので、数的には多くは見えるのですが、実際に必要な、例えば区分で言えば4以上の方とか医療的ケアが必要な人とか、重心の方とかが本当に必要なグループホームっていうのは、ほとんど増えてない、若干増えているのは確かかもですけども、増えてないっていうふうにはっきり言えると思います。

(倉田委員)

全体を見させていただいたが、まずは、先程の在宅のところは全く書かれていないので、ぜひ、第8次計画において、しっかりみなさんと議論していきたいし、県としても真剣に取り組んで頂きたいことが1点。2点目は、昔はいろんな制度が無かったので、いわゆるボランティアを含む健常の人たちと、障害をもった人たちが一緒に活動し、共(健常の人と障害の人)に同じ人として、対等な心の交友関係が持て、それが色んな地域で出来ていたと思います。今は障害の有る人に興味を持つ健常の人たちは、福祉・医療職となってしまう方達がほとんどです。そうなると利害関係が発生し、本当に純粋の自由な交流関係がほぼ無いです。障害者福祉充実と言いながら、心の面では、障害の有る人と無い人の関係性が、とても薄くなって来ていると、肌で感じます。区別する関係性は、一番の大きな問題と思っているので、この8次計画に、問題解消に向かうように、本気で取り組んで頂きたいと思います。3点目ですが、高齢期の障害のある人に関してですが、これは65歳以降も、施設やグループホームで暮らす障害の有る人は、障害福祉のサービスで良いとのことですが、私を含めた先天性の重度障害を持った人達は、在宅生活ですと、65歳から介護保険優先になり、1割以上の負担が発生(市民税・県民税非課税世帯であっても)する現実です。私も12年後です。今、全国的にも、その65歳問題という話しが出て来ており、今の40代後半から50代前半が、一番、日本の人口が多く、今後、県としても大きな問題になります。このことも真剣に課題解消しないと、生活が出来ないです。在宅で暮らす方が困らないために、1割以上の負担等を無くすよう、心から意見します。

(事務局)

最後の3点目のいわゆる65歳問題の件ですけれども、基本的な考えとしては、65歳になったときに社会保障制度が原則として保険優先という考え方のもとに、障害福祉サービスに相当する介護保険サービスがある場合には原則介護保険サービスを優先するというところが基本ではありますが、ただ、一律にそれを優先的に利用するものではなくて、個別の状況に応じて申請する方が必要としている支援内容を、介護保険サービスによって受けることが可能かどうかをしっかり見た上で、判断していくというのが考えでございます。やはり、それぞれの市町村によってですね、運用にばらつきがあるという話も伺っていますので、今申し上げた部分については、国の方で示されているところでございますので、まずは制度の周知を図るというところから進めていきたいというふうに考えております。

(吉田部会長)

市町村によってばらつきあるのは確かですので、そういう面ではその周知、当事者に対する周知も必要でしょうけど、行政等への周知も必要だということが今と現状だということですね。こんな形でよろしいですか。あとはご意見として承るというようなことで。

(倉田委員)

市町村によっては1割負担が無いっていうとこもあるのですか。実際に、例えば、市民税や県民税が払えない方で障害福祉サービスの場合はお金掛からないじゃないですか。高齢者の場合は65歳の時に自動的に介護保険が優先だから。これはそういった方たちは市町村によっては費用が掛からない市町村があるのですか。

(事務局)

確認します。

(小林委員)

これは本部会で飯田委員もおっしゃっていたことですが、大分類で入所施設等から地域生活への移行の推進というタイトルがついているけれど、例えば、強度行動障害、重度の強度行動障害の人たちをやりましょうっていうと、地域移行のタイトルと、そういう人を受け入れましょうというのがなんか馴染まないのではと私は飯田委員の意見を聞いたのですが、要するに入所施設から地域移行してグループホームに行くっていうのには私は別に異論は唱えません。それでいいと思います。ただ、強度行動障害や重度の強度行動障害の人たちをどうするのかっていう問題については、第8次の計画ではとても大切な問題だと思いますので、それは分類で7の障害のある人一人一人に着目した支援の充実というところで、強度行動障害の人たちの受け入れをしますよと、今、現在だと発達障害とか高次脳機能障害の方しかうたっていませんけれども、重症心身の方もとかありますけどやっぱりここに強度行動障害の人たちを入れて、施策の方向性の中に入所施設の専門性からの役割ってことで、入所施設でバンバンそうした人達を入れなさいっていう形に書き込んだらいかがかと思います。1番目はどうしても入所から地域に出しましょうって話なのですよ。だったら、一人一人の着目の中で必要な人たちには入所施設を活用させましょう、門戸を開きましょう、もちろんグループホームでも構わないのでそういった書き方にしたらいかがと思います。いつまでも、地域移行の中に強度行動障害の取り扱いを、入所施設の専門性を持ってとか何かって言っても、読んでいてもあやふやなので、あったらいかがかと思います。あと二つ目が、入所者の待機者が4、500人いるよという問題があります。実態把握をして、整理をしてきちっとそれを解決するっていうのをしたらいかがかなと。例えば親御さんが不安で入所施設しかない、グループホームでも実は生活できる方もいらっしゃると思います。そういった問題の中で本当に困っている、入所施設が必要な人とただ将来に不安があるから入所施設って言っている人もあると思いますので、その辺についてもちゃんと取り組みますよと、千葉県には対象者数がいっぱいいて、それに目をそらしているっていう現実がありますので。その辺を書き込んでいったらいかがかなと思います。

(山﨑委員)

私、今年度から初めて参加させていただくのでまだ全体をきちんと理解してないところがあるかと思うのですけれども、ちょっと狭い視点になってしまうかもしれないのですが、看護師ということで、看護師の確保のことでちょっと一言お話させていただきたいと思います。先程の話の中でもありましたけれども、障害者の方の高齢化とか、あと医療的なケアが必要な方が多いっていうと、どうしても看護師の役割ということが必要になってくると思うのですが、どうしても看護師の確保というところが今回の第8次の計画にも載っていますが、第7次計画を見てみると、結局看護師の離職率を減らすっていうようなところがちょっと看護師確保のところで一文で加えられていて、その離職率を下げるっていうところが、果たして正しい目標なのかなっていうのもちょっと疑問に感じたところなのですが、実は今の看護師の人材確保に関する法律というものが、30年ぶりに見直されようとしているところで今、国の方でいろいろ議論が進んでいるのですが、その中で、看護師がどうしても病院に集中してしまっていることとか、あと地域によって、看護師の多い地域や少ない地域があるということで、法律の中で、地域別、領域別に看護師を確保していくってことを、見ていこうというようなことが言われているというふうに聞いていますので、訪問看護もそうですが、福祉系の施設に勤める看護師とかは、やはり看護師の全体からするととても少ない人数でやっているというところがありますので、その福祉分野の看護師の確保ということは、医療整備課任せではなくて、福祉の方でもちょっと考えていってもいいのかなというふうに思いますし、ちょうどその法律が変わるというところが、一つきっかけにはなるのかなって思いますので、ぜひご検討いただければというふうに思います。離職率が妥当かというところも一つありますけれども、今、千葉県の看護師確保っていうのが医療整備課で、その領域を問わないとにかく看護師という括りだけでやられているんですけれども、そうすると病院の看護師確保の方に重点がいってしまうといいますか、福祉分野とかも訪問看護の方がどうしてもちょっとおろそかになってしまうというところがありますので、その医療整備課の看護師確保だけではなく、或いはその医療整備課の看護師確保にもうちょっと、福祉とか訪問看護っていうところの人材の確保についても、分けて検討していただいた方が良いのではないかなというところが私の意見になります。

(松橋委員)

私も今回から委員として合わせていただいております。本当に率直な意見というか質問にもなってしまうかもしれませんが、先程小林委員がおっしゃっておられた、この一番ですね、大分類の一番、入所施設等から地域生活への移行の推進という文言ですが、私、これ非常に違和感がございまして、もうこの文言というかいわゆる主要な施策の柱としてはもうこれはもう文言は変えられないものなのかどうなのかっていうのが、まず質問したい1点です。おそらく、想像するにこれは国の数値目標、精神科の長期入院者の解消であるとか、退院促進であるとか、入所施設の定員削減というところがもう命題としてあるからこそこの文言を入れなければいけないのだろうなということは推察されますけれども、どうもこの項目、施策の方向性、中分類とか、現状課題及び取り組みの方向性というところを見ると、このタイトルは全然ちょっとマッチしないなと思っています。具体的にじゃあどんなタイトルがマッチするのだろうなって私なりにちょっと考えたところですね、書いてある内容からすると、ニーズに即した多様な暮らしの実現とか、地域生活支援のさらなる充実という、大分類にしたほうがよっぽど通りが良いのではないかと思ったところです。質問と意見一緒になってしまいましたが、以上です。

(吉田部会長)

私は今の話を聞くと、確かに多様な暮らしっていうか、それは地域での暮らし、移行した後の、暮らし方の多様さということですから。今、ふと聞いて私はちょっとなるほどというのは思ったところがありました。

(小林委員)

4ページの矯正施設からの出所者に対する支援の推進というところで、支援が望ましい人達に矯正施設と中核地域生活支援センター等の関係機関が連携し、と書いてありますが、ここに入るのは、中核地域生活支援センターも確かにやっているところあるのかもしれませんけど、これは千葉県地域生活定着支援センターといって、刑務所から出てくる或いは刑務所に入りそうになる人たちを支える、千葉県からの委託でなさっているところがあるので、これ中核支援センターではないのかなと思いますが、いかがでしょうか、その辺。

(吉田部会長)

これ実は私もそう思っていたところです。これは地域生活定着支援センターのことだと思っておそらくそこがコアになって、そこが中核地域生活支援センターと関わることはあったにせよ、おそらくコアになるのは各県に1箇所設置されている地域生活定着支援センターだと思いますので、これ、担当の方それでよろしいですかね。

(事務局)

担当課が不在のため、確認させていただきたいと思います。

(千日副部会長)

私たちの中でも、いつも議論をしているので、ほとんど共通な認識でございますので、この定着支援センターのことではコメントいたしません。併せて松橋さんから意見あった入所施設の文言について、これはもう全く議論しているものでして、非常に時代遅れだと思っています。入所施設は地域移行に今まで全力で多分取り組んできたと思います。その実績も明確になっている。その裏付けとして、この第8次のところでも、入所施設の役割は重要であるということをちゃんと文言として書いてある。逆に、在宅生活、そもそも地域で暮らしていた人たちがどれだけまた、居住系に福祉サービスの中の入所に戻ってきているというか、そこに移らざるをえないかという数が、ここには何も捉えられてないので、今後は、これ、入所施設から地域移行自体が、入所施設が悪者だというところから始まっている訳で、これは大分前の話なのです。この入所地域生活の専門部会ならば、やはり入所施設に求められる役割はこれだということをもう少し明確に示していかないと、入所者をどんどんグループホームに出していくということが、評価の考え方になったらこれまた大間違いで、第8次計画も非常につまらないものになっていくような気がします。一つの流れが在宅であって、通所施設であり、様々な運用、入所施設はやはり通過で、そこで専門性を持って、地域移行というものにもしていく。これならわかります。非常に時代錯誤という形で、これが1番のイロハのイとなるというのは、千葉県はまだ入所施設は解体していきたいのだと。そういうような何かイメージを僕は持ってしまいます。でも、片方で、本当に入所施設の役割というものが求められているわけです。今の矯正施設の受け皿も入所施設ですし、強度行動障害、なかなかすぐにグループホームなど、アパートを借りてひとり住まいをするという人たちばかりではないので、この辺の入所施設の文言をもう一度整理してやっていただきたいというのが、私の意見です。

(五十嵐委員)

先ほど中核地域生活支援センターの話があったので、お伝えしておきたいのが、千葉県の再犯防止推進協議会かな、名前が間違ったら申し訳ないですけれど。それで、再犯防止ということで、中核センターの職員と県の職員が入所中の刑務所の方に出向いて、支援をしているっていうところがあるので、おそらく定着支援センターは全国的なものだと思いますけど、千葉県の事業としてやっているっていうことで、これが載っているのかなっていうふうに感じているので、お伝えしておきます。

(吉田部会長)

出口支援を中核地域生活支援センターが現在担っているってことなのですね。これ、一応事務局の方で、確認をしていただいて、地域生活定着支援センターの役割があると。併せて出口支援のところにはですね中核も関わっていると県も関わっているとこですね。そこは事務局の方で確認をお願いいたします。

(倉田委員)

委員のみなさん、健常の方で事業展開されている方達ですが、健常者の目線で千葉県に限らず全国同じでしょうけれど、事業主側や政策・運営側に、重度障害者が携わることが出来にくい環境では、いつまでたっても片寄ったものの見方や考え方で進み、現代の多様性の世の中にもなじみません。障害福祉と言いながら、障害の有る当事者不在では、公平な世の中になりえません。いつまでも障害の有る人が利用者側だけでは、これも公平性が欠けて区別の1つです、ぜひ、8次計画では、重度障害者も事業・運営側へ積極的に携わる環境の創出・人材作りへと発想の展開を主として頂くよう意見します。このことが1点目です。2点目は先程の施設のみなさんのご意見も納得できます。本来、以前にも何回も伝えていますが、入所・地域生活支援専門部会を一緒にするのは、無理があり分けるべきだと私は思っています。松橋さんや小林さんの施設のみなさんは頑張っていらっしゃるので、そこはとても尊重します。しかし私は、入所と地域移行とを部会として、分けて進めないと、まとまらず整理がつかないかと思っています。8次計画は施設とグループホーム、在宅は在宅で、せめて部会の時間内で分けて、話し合いを進めないと、多様性の世の中なので、県等の関係機関の考えと異なることかもしれませんが、今の時代に合わせた進め方を、お願い致します。

(吉田部会長)

大変貴重なご意見だと思います。それぞれ敬意を持ってお互いに皆さん頑張っているのでお互いに敬意を持って良い計画に、ということです。今の在宅であったり、施設であったり、多様性であったりとか、その辺で少し皆さん同士のご意見を交換というか、そういうことも必要とは思いますが、皆様いかがでしょうか。

(矢作委員)

初めて参加させていただき、お話しすることがずれているかもしれませんが、どうぞご容赦ください。今、入所施設を利用している保護者として、入所から地域生活への移行っていうのは理想だし、希望する利用者が多いと思いますが、先程ご意見が出ましたように、現実としては、重度とか高齢化でとても厳しく難しいと考えております。また、グループホームに関して、あまり知識はないのですけれど、社会福祉法人が運営するグループホームの支援は、とても恵まれており、感謝しています。それから、入所施設の利用者の行動援護とか利用出来ます。こういうことで、地域社会と接点を持つことができればと考えます。また、地域移行の準備として、地域と接する場所や健常者、地域の人々と一緒に活動、交流することの用意も必要ではないでしょうか。まとまりませんが、以上です。

(荒井委員)

私もそういった意味で、私達が本来やらなくちゃいけないことが何なのかって整理をすると、障害を持たれた方の生活支援って切り口ですべてが統一されると思います。その中で今おっしゃられたように役割がそれぞれにある。そうしたときに、おそらくここの文言って云うのは先ほどおっしゃってくださった多様な暮らしのようなことの方が、一番整理がつく気もしている。もし、できるのであればもう文言やっぱり大きく変えてしまうってことでいいのではないかって気がしています。所謂、なんか施設がいいとかグループホームがいいとか在宅がいいとか、これを選べばもう本当にご本人さんであるべきで、私たちはそのお手伝いをするためにあって、いわゆるグループホームがしたいとか、施設をしたいとかってことじゃ多分本来ないのです。なので、その役割の中でどれを担うのかって整理だと思うので、多分この部会の中で、今のような議論をちゃんと多分してきたことって今までないような気がします。整理をしないと、こういう計画のここの部分がどこに該当するのか本来逆なのだと思うので、できればこの部会のどこか初めの段階で、この議論を時間かけてやって、皆の統一見解のための時間がとれるといいのではという気がします。

(岩崎委員)

一つは情報共有ですが、グループホーム支援ワーカーの中で、今年度から強度行動障害の方が入れるグループホーム、あと医ケアとか重心さんのグループホーム、あと高齢化に備えてという、それぞれ三つの研究チームを作っております。先日、医ケアのグループホームを見学に行った時に、やっぱり今の状態だとなかなか運営がきついっていうお話があり、どうやって事業を回しているかっていうと、重度訪問介護を24時間入れたりとか、往診してくれるお医者さんと契約したりとか、もちろん訪問看護さんも入っていますが、そういう話を聞くと、まだまだ重度訪問介護とかそういう地域の資源がものすごく少ないと感じています。やっぱり、そういう地域の資源、或いは親の会の方からすると、そこで暮らしている人達が昼間にどこか出かけに行くとか、そういう行動援護や移動支援とか、地域に足りない資源がたくさんあるのだなというのを強く感じているので、障害のある人たちのその日常生活を支えるそういう地域の資源をもっともっと増やしていけるように、進めていけたらなというのが一つあります。それと、もう一つですね、6ページにスポーツと文化芸術活動に対する支援とか、住まいとまちづくりに関する支援ってありますけども、これ私も随分前から感じているのですが、心のバリアフリーと言われて久しいと思いますが、私、スポーツ系の仕事が長かったので発言しますが、やっぱりスポーツなんかも、障害の方を理解していただく絶好のチャンスだと思っています。ところが今、健常者のスポーツと障害者のスポーツって完全に分かれているので、これは県として何か障害者のスポーツと健常者のスポーツを分けることなく、例えば千葉県障害者スポーツ大会ですか、それも健常の方と一緒にミックスしてやるとか、共生社会推進室っていうことなので、そういう健常の人たちと一緒に取り組むことが今後できればというかそういう文言を謳えることができれば良いなっていうふうに思っていますので、ぜひそういう考え方というか、スポーツの力ってすごいものがあるので、そこをぜひその心のバリアフリーのためにスポーツを利用していただければいいかなっていうふうに思っています。取り止めもないですが、意見というか要望です。

(吉田部会長)

大変貴重な意見だと思います。スポーツは障害者の方を理解することに確かになりますね。私は視覚障害者のハーフマラソンの伴走をしていたので、一緒に走るのですけども、最後にいろいろと食事や乾杯など、そういう面でお互い友達になるという、非常に良い経験をしたことがありますので大変貴重だと思います。

(岩崎委員)

実はスポーツ絡みですが、今から3年か4年前に千葉県の障害者のスポーツ水泳大会で、健常者の大会ですけども、そこの大会に障害のある人たちが泳いだことがありました。この時に、健常と言われる人達が、障害のある人たちの泳ぎを見て、また、そのタイムを見て驚いた瞬間がありました。私はその経験がすごく強くあって、やっぱり障害の人たちが普通の健常の大会に出場することや同じ空間で同じ競技を楽しむとか、そういうことが心のバリアフリーに繋がるのではないかというふうに強く思っています。

(津石委員)

文化芸術活動についてお聞きしたいのと要望ですけれども、私ども身体障害者福祉協会は昨年まで障害者作品展というのを千葉県立美術館で長年行っていましたが、今年から文化振興課ですか、そちらの方から今年はもう支援できない。指定業者の「うみのもり」が委託を受けているから、こちらで、作品展をやってくれと言われましたが、「うみのもり」というのは、主に、知的障害者の方の作品展をやっているみたいで、身体はほとんど入っていなくて、一緒にやるっていうのもちょっと無理があるので、例えば、身体に限って今までどおりの補助を出していただいて、開催をできないかなというお願いです。

(吉田部会長)

時間が押してきておりますが、他に皆さんのご意見等がなければ、一旦このテーマについては終了して、この後のスケジュール説明をお願いしたいと思います。それでは事務局の方からスケジュールについての説明をお願いいたします。

(事務局)

資料の4をご覧ください。第8次千葉県障害者計画の策定スケジュールの概要となっております。本日はちょうど真ん中の少し上ですね、専門部会第1回、7月から8月、各専門部会がございますけれども、それが7月8月にかけて、骨子案の審議をしていただいております。この骨子案の審議を経まして、9月に第2回の本部会で、各部会でご議論いただいた骨子案について、本部会の方でも検討いただくということになります。その後、専門部会の方で、10月から11月にかけて2回程度ですけれども、素案審議ということで、実際本文に書く文案のご審議をいただきます。その審議を踏まえまして、本部会第3回を12月頃に開催しておりますけども、それぞれ素案の方を審議いただき、その後、施策推進協議会で実際に最終的な確認をしていただくといった流れになります。この専門部会につきまして次10月から11月にかけて、素案を審議いただくっていうことになります。

(倉田委員)

このスケジュールで足りますか。これだけ意見が出ていて、もっと細かいことを言っていかないと、せっかく今日みんないろんな良い意見が出ているのに。居宅とグループホームと施設ですか。1個1個やっていった方が私は良いと思うのですが、いかがでしょうか。

(事務局)

ミクロの内容についてさらに必要であれば検討させていただきたいと思いますけども、現状の年間スケジュールを組みますと、これでぎりぎりな状況になってございます。

(吉田部会長)

一応、意見がたくさんあるということで、今後メール等でも意見をどんどん寄せるというようなことで、一応おしりが決まっていますのでこのスケジュールということです。非常に活発な議論が行われましたので、メール等を事務局の方にいただいて、それで反映させていただきたいと思います。

 

 (4) その他

(岩崎委員)

とっても素朴というか、知らないのでとんちんかんなこと言っているかもしれないのですけど、この計画って立てたら誰が中心になってそれを推進して、例えば1年ごとに、進捗を見てもっとこうした方がいいとか、ああしたほうがいいっていうか、その旗振り役っていうのはどこの部署になるのですか。これは共生社会推進室とか、或いはどっかそこから委託した団体さんとか、計画に則って推進するための旗振り役を教えて欲しいのですが。

(事務局)

実際の事業の実施等については、各担当課がございますので各担当課が実施していくということになります。その計画の実施状況等につきましては、先ほど第7次の進捗状況で報告させていただきましたが、障害者福祉推進課の方で、その実施状況を取りまとめまして、この専門部会ですとか、それぞれの部会の方に報告させていただいて状況を報告する形になります。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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