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更新日:令和4(2022)年8月15日

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令和4年度第1回議事録(入所・地域生活支援専門部会)

1.日時

令和4年7月13日(水曜日)

10時から11時10分まで

2.場所

オンライン会議(千葉県庁本庁舎5階大会議室)

3.出席者

(1)委員

高梨部会長、吉田副部会長、会田委員、荒井委員、五十嵐委員、岩野委員、倉田委員、小林委員、千日委員、布施委員、星野委員、村山委員、山岸委員

(2)県(事務局)

障害者福祉推進課

大野課長、小佐野共生社会推進室長、村椙障害保健福祉推進班長、山下精神保健福祉推進班長、共生社会推進室飯沼副主査、
田中主事

障害福祉事業課

鈴木課長、鈴木副課長、高木副課長、久保田副課長、神戸法人指導班長、千代田県立施設改革班長、堀事業支援班長、
石井地域生活支援班長、佐藤療育支援班長

4.議題

  • 第7次千葉県障害者計画の進捗状況について

  • 次期千葉県障害者計画の策定について

  • その他

5.議事概要

(事務局)
本日は、お忙しいところ御参加いただきまして、誠にありがとうございます。ただいまから、第1回千葉県総合支援協議会(第7次千葉県障害者計画策定推進本部会)入所・地域生活支援専門部会を開会いたします。私は、本日の進行を務めさせていただきます、障害者福祉推進課共生社会推進室長の小佐野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。皆様には事前に資料と併せまして、配付資料一覧をお配りしておりますので、資料の確認をお願いいたします。なお、本日、御欠席の委員は、櫻澤委員、白井委員、楯委員でございます。それでは、会議に先立ちまして、大野障害者福祉推進課長より御挨拶申し上げます。

 

(大野障害者福祉推進課長)
千葉県障害者福祉推進課長の大野でございます。令和4年度第1回入所・地域生活支援専門部会を開催しましたところ、委員の皆様におかれましては、お忙しい中御参加をいただきまして誠にありがとうございます。また日頃から本県の障害者施策の推進に格別の御理解、御支援を賜っておりますことに、重ねて御礼を申し上げます。また、4月の人事異動によりまして、今回から新たに2名の方に委員に御就任いただいております。改めて御就任いただきましたこと、感謝申し上げます。さて、障害者福祉施策をめぐる国の動きについて申し上げますと、厚生労働省の社会保障審議会障害者部会では、障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて議論されてまいりました。本年6月13日に、最終的な報告書が取りまとめられております。報告書では、今回の見直しの基本的な考え方といたしまして、1つ「障害者が希望する地域生活を実現する地域づくり」、2つとして「社会の変化等に伴う障害児、障害者のニーズへのきめ細かな対応」、3つとして「持続可能で質の高い障害福祉サービス等の実現」、この3つの基本的な考え方に基づきまして、障害者の居住支援についてなど、全部で13の論点についてまとめております。本専門部会に大きく関係する居住支援を例にとりますと、障害者総合支援法におけるグループホームの支援内容として、一人暮らし等を希望する利用者に対する一人暮らし等に向けた支援や、退去後の一人暮らし等の定着のための相談等の支援が含まれる点について明確化すべきである。また、地域生活支援拠点等の整備を推進するため、市町村の整備の努力義務化等を含め、必要な措置を講ずるべきであるといったような意見が示されております。今後、年内には障害者総合支援法の改正案が提出される見込みと聞いておりますが、法改正の内容についても注視をしつつ、県の障害者施策を推進してまいりたいと考えております。また、本日の会議ですが、第7次千葉県障害者計画における令和3年度の進捗状況等について御報告させていただくほか、次期千葉県障害者計画の策定についてということで、次期計画の策定に関する今後のスケジュールや、関係団体等に対する意見聴取等について説明をさせていただきます。委員の皆様には忌憚のない御意見を頂戴したいと思います。結びに、本日御出席の皆様の御健勝と御活躍をお祈りいたしますとともに、本県の障害者福祉のますますの推進のため、今後とも一層の御理解と御支援をお願い申し上げまして、私の挨拶といたします。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

(事務局)
続きまして、今年度新たに委員になられました皆様を御紹介いたしますので、委員名簿を御参照ください。

 

≪新委員紹介≫

 

(事務局)
昨年度から御就任いただいている委員の皆様につきましては、委員名簿を御参照ください。続きまして、本日参加の事務局職員についてですが、お手元の座席表を御覧ください。ここから議事に入りますが、議事に入る前に、事務局からお願いがございます。御発言の際には、ミュートを解除の上、お名前を名乗っていただき、部会長が指名の後、御発言をお願いいたします。御発言なさらない間は、ミュート設定にしていただきますようお願いします。それでは議題に入ります。ここからは、千葉県総合支援協議会設置運営要綱第6条第3項の規定により、高梨部会長に進行をお願いしたいと思います。

 

(高梨部会長)
おはようございます。本日は御多忙にもかかわらず、御出席いただきありがとうございます。本日もオンライン会議ということですので、何か聞こえにくい等、不具合がございましたら、遠慮なくお申し出いただきたいと思います。それでは、次第に従いまして、議事を進めさせていただきます。議題1「第7次千葉県障害者計画の進捗状況」について、事務局より説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨部会長)
それでは、ただいまの説明に対して御意見、御質問等ございましたらよろしくお願いします。

 

(荒井委員)
地域生活支援拠点等については、現在24箇所設置、30箇所で未設置となっています。それにもかかわらず、数値目標1-5「地域生活支援拠点等の機能の充実に向けた検証及び検討を実施した市町村数」で54市町村全部が実施し、A評価となっているのはどういった理由でしょうか。

 

(事務局)
こちらの数値目標については、実施に向けた検討を行っている市町村数を含んでおります。また、確実に設置が決まっている市町村だけでなく、実施に向けた検証・検討を行っている市町村という数値目標の設定になっており、それが54市町村となっています。

 

(荒井委員)
単に設置を検討しているだけでA評価になるのは少し甘過ぎる気がして、1-4と1-5の評価がリンクしていないといけない気がします。今後、やり方に関して御検討いただければと思います。

 

(高梨部会長)
ありがとうございます。意見として承っておきます。他にございますか。

 

(千日委員)
数値目標1-11に「指定障害者支援施設の必要定員総数」とあり、4,600くらいを推移しています。一方で、資料2の居住支援・施設系のうち施設入所支援では、サービス利用実績が4,200人ぐらいとなっています。これは、施設が足りているということを意味しているということでよろしいでしょうか。

 

(事務局)
数値目標1-11では現状の定員数を記載しています。入所の実績については当然定員の範囲内ですので、地域への移行を進めているという中で、入所施設が不足しないように、維持はしているという状況になるかと思います。

 

(千日委員)
入所施設の定員は県内では4,600人位ありますよと。その実績については4,200人位で、定員内で全て動けているという解釈でよろしいということですね。

 

(事務局)
グループホームへの移行を進めている中で、定員を増やすというよりは、維持をし、必要な方のために利用しているという、そういう状況でございます。

 

(小林委員)
入所施設について、定員よりも利用する方が少ないという話だと思うのですが、これは第8次計画においても大切な問題かと思います。定員が空いているから入所のニーズは間に合っているという、短絡的な考えはとても危険だと思います。先日NHKのニュースでも、全国で1万8000人の入所施設が足りていないというニュースが流れていました。県でこれを考えたときに、なぜ定員が割れているかを全施設に調査すべきではないかと思います。知る限りで言えば、職員が集まらないので定員を充足させないようにしているとか、4人部屋で利用者が落ち着かなくて、グループホームを使って、4人部屋が2人部屋に解消したと。それを守るために、あえて埋めていないという話も聞いています。そういうことを考えると、本当にニーズがないのかどうか、法人側の都合で埋めてないのかどうか。あと、今事業団が、定員はあるけれど、入所の方を80名とかそういった単位で減らしていますので、これを短絡的に、定員に対して利用者が少ないと言い切ってしまうのは危険だと思います。8次計画を作る前段階として、実態調査をやっていただきたいと思っています。

 

(鈴木障害福祉事業課長)
施設の入所定員に対し実績としては下回っている状況にありますが、個々の施設で見た場合に足りているかということについては、必ずしもそういう状況にはないと考えております。実際に、3年4月時点の施設の待機者の状況というデータもありますが、待機している方が実際にいらっしゃるという状況もあります。また、重度の障害のある方には引き続きニーズがあると考えておりますし、個々のニーズに応じて受け入れを考えていくという中で、施設について十分足りているという認識は決して県の方でも持っておりません。今後次期計画を進めるに当たっても、真に必要な人数について精査していきたいと考えております。

 

(千日委員)
団体で色々調査をする限りでは、定員が空いている所を僕らは把握していません。それから、今、加齢児の問題が非常に社会問題になっていて、これだけ余裕があれば、県では児童施設からの移行についてスムーズに受けられるのではないかと、そういうところもあります。単純に大人の施設が足りている、足りていないの問題だけでなく、この一連の問題は、やはり行政の方からも旗を振っていただくことができるのではないかと、そのように感じたところでお伺いいたしました。

 

(高梨部会長)
過去にも、千葉県の入所施設の定員について、国の指導の中でなかなか国の指導通りに努めることは難しいと。それだけ入所施設は必要なんだということが、指摘されてきております。来年度から始まります第8次計画策定に向けまして、参考にしていただきたいと思います。続きまして、議題2「次期千葉県障害者計画の策定」について、事務局より説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨部会長)
第7次計画は策定の段階からコロナに振り回されてまいりました。第8次計画の策定が順調に進むかどうか願うばかりですが、今の説明につきまして、委員の皆様から御意見、御質問がありましたらお願いしたいと思います。

 

(倉田委員)
施設の話が多く、私のように地域で生活している人達の話がなかなか出てこないことや、国でも地域移行を積極的に進めていることを理由に、入所・地域生活支援専門部会について、入所部会と地域部会というように分けてもらえた方がありがたいと思います。

 

(事務局)
御意見として承らせていただき、今後検討させていただければと思います。

 

(吉田副部会長)
千葉県には失語症の当事者団体が2つありましたが、1つは随分前に活動を停止し、最近1つが活動を停止しています。一方で、私たち千葉県言語聴覚士会は、最近も松戸で行いましたが、失語症カフェという形で、失語症の当事者に参加いただき、そこで普段困っていることや、こんなことがあればいいなという意見を伺っています。千葉県の言語聴覚士会から、当事者からはこのような要望がありますよ、という形で意見を出した方がいいのかなと思っていますが、こういった形でもよろしいでしょうか。

 

(事務局)
御要望等については出していただいて構いませんので、色々な御意見をいただければと思います。

 

(高梨部会長)
他にございますか。

 

(千日委員)
今、県でも「暮らしの場支援会議」が設けられています。行動障害の受入れについては全国的に問題があり、医療との連携というのは極めて重要なものであると認識しています。第7次計画については、強度行動障害の受入れについて、行政による施設整備や、医療とのタイアップという点では、訪問歯科やリハビリ等について記載されております。これはもちろん継続していくわけですが、県内に、病院であったり在宅であったり、施設の利用まで至らずという行動障害の方たちが、今後も出てくるので、第8次計画には、福祉と医療の両面を持ってサポートしていく体制づくりというものをとても期待するところです。これについては、今の委員が話すべきではないでしょうか。

 

(高梨部会長)
千日委員にお尋ねしますけれども、ただいまの御意見の中で具体的にお考えになってらっしゃることはございますか。

 

(千日委員)
行動障害の方が施設入所、短期入所、グループホームという居住系を求めていくことは多いわけですが、その生活の有り様は、破壊的、自滅的という特性を持っています。施設が抱え込むと、生活を継続することができないことが多いです。必要に応じて、居住の施設や医療にバトンタッチしながら進めていくことが、本人の安定や、施設の疲弊の緩和につながると思います。大変な人を預かった施設は、預かった以上、ずっとそこで何かをしなければならないということが、これまで経験してきたことです。施設は行動障害の受入れについては、非常に尻込みをするのが実態だと思います。福祉だけでは片付かない特性を持つ方は多いので、医療との連携を強力に打ち出していただきたいというお願いでした。

 

(高梨部会長)
福祉と医療の連携については言うのは簡単なのですが、具体的にどのようなシステムで行っていくかということが大事だと思います。8次計画策定に向けまして、御意見として承っておきたいと思います。続いて、議題3「その他」です。これまでの議論の中で、発言できなかった方、普段のお仕事の中で専門部会で議題として欲しいとお感じになっていることがありましたら、御発言ください。

 

(倉田委員)
指定難病について、住民票や医者の意見書等、様々な資料を集めて毎年1回申請をしなければならないのですが、毎年、資料を集めるのはかなり大変なので、もう少しシンプルにできないか考えていただきたいです。

 

(事務局)
書類については根拠が法律で決まっているもの等、様々なものがあると思います。今回、倉田委員からお話しのあった書類の省略については、関係課に情報提供させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(高梨部会長)
他にございますか。

 

(小林委員)
今コロナが感染拡大期に入っています。7月まで事業者向けにPCR検査を県負担でやっていただいたのですが、引き続き、県負担で職員向けのPCR検査をやっていただきたいというのがお願いです。2つ目が、4回目のワクチン接種は高齢者と、特定疾患のある方のみということですが、我々職員を接種対象者に入れるよう国に働き掛けてもらえないかと思っています。我々はエッセンシャルワーカーで、施設を守り通さなければいけない立場ですので、希望する場合には、職員が接種できるように国に働き掛けて欲しいと。もう1つは、ワクチン接種をするに当たり、親御さんが既に亡くなった方については後見人が付いていますが、本来、後見人は医療的な部分の同意はできない仕組みだと聞いています。ワクチンを打つに当たって、曖昧なまま今行っていますが、県で指針を出して欲しいと思います。誰が責任をとるのか誰が判断をするのかというのも、目をそらさず考えていただきたいと思います。

 

(鈴木障害福祉事業課長)
PCR検査の8月以降の延長については、感染拡大傾向にある中で、まさに今内部で延長するかどうか、継続も含めて検討しているところです。結果が出ましたら、速やかに御連絡したいと考えております。また、ワクチン接種の対象者について職員の方もということについて、また、後見人のワクチン接種に係る関わりの部分については、内部で情報共有し、考えていきたいと思います。

 

(五十嵐委員)
数値目標でのA評価が多い割に、現場での実感がそうでもないと感じています。自分も勉強して、どの辺にギャップがあるかというのをこれからも見ていきたいなと思っています。

 

(高梨部会長)
本日予定していた議事は、これで全て終了することになります。御協力ありがとうございました。それでは、進行を事務局にお返しします。

 

(事務局)
本日は長時間にわたり誠にありがとうございました。以上をもちまして、第1回入所・地域生活支援専門部会を終了いたします。どうもありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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