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更新日:令和6(2024)年1月11日

ページ番号:410719

令和2年度第1回議事録(入所・地域生活支援専門部会)

1.日時

令和2年11月24日(火曜日)

15時から17時まで

2.場所

千葉県庁本庁舎5階大会議室

3.出席者

(1)委員

高梨部会長、荒井委員、岩野委員、倉田委員、小林委員、櫻澤委員、鈴木委員、千日委員、星野委員、村山委員、山岸委員

(2)県(事務局)

障害者福祉推進課

小川課長、対馬共生社会推進室長、地引障害保健福祉推進班長、

中島精神保健福祉推進班長、共生社会推進室佐藤主査、飯沼副主査、木村主事、伊藤主事

障害福祉事業課

原見課長、廣田副課長、吉武副課長、岩田法人指導班長、千代田県立施設改革班長、

坂本事業支援班長、中居地域生活支援班長、伊藤療育支援班長

4.議題

(1)部会長、副部会長の選出

(2)報告事項

  • 第六次千葉県障害者計画の進捗状況について

(3)審議事項

  • 第七次千葉県障害者計画の素案について

第1部「総論」

第2部「現状と課題及び今後の施策の方向性」

 主要な施策

  • 「1 入所施設等から地域生活への移行の推進」
  • 「7 障害のある人一人ひとりに着目した支援の充実」
  • 「8 様々な視点から取り組むべき事項」

 計画の推進

第3部「障害福祉サービス等の必要見込量等」

(4)その他

5.議事概要

(事務局)

本日はお忙しいところ御出席いただきまして誠にありがとうございます。ただいまから千葉県総合支援協議会(第七次千葉県障害者計画策定推進本部会)、入所・地域生活支援専門部会の第1回会議を開会いたします。本日の司会を務めさせていただきます障害者福祉推進課共生社会推進室長の対馬と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは最初に資料の確認をさせていただきます。お手元に配付資料一覧のとおり御用意しておりますので、御確認をお願いいたします。不足等ございましたらお申し出ください。

なお、本日御欠席のご連絡を頂いている委員の方は、五十嵐委員、海上委員、楯委員、松島委員、吉田委員でございます。

それでは、会議に先立ちまして、小川障害者福祉推進課長より挨拶を申し上げます。

 

(小川障害者福祉推進課長)

障害者福祉推進課長の小川でございます。

令和2年度第1回目の入所・地域生活支援専門部会の開催にあたりまして一言御挨拶申し上げます。委員の皆様におかれましては、本専門部会の委員に御就任頂き、また、大変お忙しい中本日の会議に御出席いただきまして誠にありがとうございます。また、日頃から本県の障害者施策の推進に格別の御理解御協力を賜り厚く御礼申し上げます。

今年度は第六次千葉県障害者計画の最終年度であり、また、次期障害者計画の策定年度でもあります。本日の会議では、第六次計画の進捗状況について御報告するとともに、次期障害者計画の策定に関し、計画の素案等について御審議いただきたいと思いますので、委員の皆様には忌憚のない御意見をいただければと存じます。

終わりに、本日御出席の皆様の御健勝と御活躍を祈念いたしますとともに、本県の障害者福祉の推進のため、今後ともより一層の御理解と御協力をお願い申し上げまして、簡単ではございますが私からのあいさつとさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 

(事務局)

続きまして、委員の紹介をさせていただきます。お名前を呼ばれた方は御起立又はその場で御挨拶をいただければと思います。

 

≪委員の紹介≫

 

(事務局)

続きまして、本日出席の事務局幹部職員を紹介いたします。

 

≪事務局の紹介≫

 

(事務局)

議事に入る前に事務局からお願いがございます。御発言の際にはお名前を名乗っていただき、その後に御発言をお願いいたします。

それでは議事に入ります。なお、この会議は本来であれば部会長が進行を行うこととなりますが、部会長が選出されるまでの間、引き続き事務局の方で進行をさせていただきます。

それでは最初の議事に入ります。議題(1)部会長、副部会長の選出についてです。

御意見はございませんか。

 

(村山委員)

千精神の村山でございます。今年度は新型コロナウイルス禍による大変厳しい状況下ですので、より迅速な議事進行を要するかと思います。従って、御経験豊富であられる高梨様に昨年に引き続き部会長、同様に本日は御欠席とのことですが、吉田様に副部会長として推薦させていただきたいのですがいかがでしょうか。

 

(事務局)

ありがとうございます。ただいま部会長に高梨委員、副部会長に吉田委員との声がありました。

吉田委員におかれましては、本日は御欠席ではございますが、昨年度まで副部会長を務められておりました。専門部会において副部会長に推薦されるのであれば、引き続きお引き受けいただけるとのお話を伺っております。委員の皆様いかがでしょうか。

 

≪拍手≫

 

(事務局)

ありがとうございます。では副部会長に吉田委員に就任していただきます。

部会長でございますが高梨委員お願いしてよろしいでしょうか。

 

≪了承≫

 

(事務局)

それでは、高梨部会長から就任の御挨拶をお願いします。

 

(高梨部会長)

ただいま部会長に御推薦をいただきました高梨でございます。他に適任の方はいっぱいいらっしゃるのではないかと思います。私も何年かになりましたので、代わり映えせず大変恐縮に思いますけれども、新型コロナウイルス禍での議事進行ということですので、第七次計画の検討の進行につきましては御協力させていただきます。何事も皆さんの御協力あってのことですので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(事務局)

ありがとうございました。それではこの後の議事の進行につきましては、千葉県総合支援協議会設置運営要綱第6条第3項の規定により、高梨部会長に進行をお願いしたいと思います。

高梨部会長、よろしくお願いします。

 

(高梨部会長)

それでは初めに、議題2報告事項第六次千葉県障害者計画の進捗状況について、事務局より説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨部会長)

ありがとうございました。

これより質疑に入りますが、私の方からお願いがあります。先程対馬室長からも説明がありましたが、発言の際に手を挙げていただく必要はありません。先に名前を言っていただければ助かりますので御協力をお願いします。

それでは、ただ今の説明につきまして、御質問御意見ございましたらお願いします。

 

(荒井委員)

資料1-3の数値目標番号1-2の施設入所者の地域生活への移行者数は目標の135人は単年度での数値でしょうか。

 

(事務局)

年度ごとの数値となります。

 

(荒井委員)

そうすると30年度は135を目標としていたが74しか達成しなかったということで、項目の立て方に関して、恐らく国からのパーセンテージか何かを計算した結果でこの数字になっているかと思いますが、小林委員や千日委員にも御意見をいただければと思いますが、私のなんとなくの感覚として、今の入所施設に入所されてくる方々の傾向としては、支援度の高い方がかなりの数になっていて、すぐに地域移行ができるかというと、なかなか難しく、施設での生活を選択されるような方々なのではないかと思います。そういった中で単純な数字だけで目標を立ててしまうと、達成できてないという結果になってしまうということになると思います。であるのであれば、もう少し具体的な数字を出すべきではないかというのと、2年度の135という数字を変えることは可能なのでしょうか。ここ2年の傾向を見て3年だけは数字を変えるとか、それができないのであったとしても、第七次計画の議論の際に見直すとか、そういうことをしていかないとこの評価自体はずっと変わらないでしょうし、前もこの数字の根拠みたいな話をさせていただいたのですが、単純なパーセンテージだけではなくて、具体的に考えるときには、目標の立て方と実効のバランスを考えられればいいと思いますがいかがでしょうか。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。数値目標が現実と乖離しているのではないかというお話でしたが、お話の中に名前が出ておりました小林委員、千日委員どうお考えですか。

 

(小林委員)

計画の議論の際にお話しします。

 

(千日委員)

令和元年度、それ以前の平成30年度、今現在、で国の制度も変わりつつあります。実際に色んな場面でも入所施設の方からは、問題提起をしておりますけれども、地域移行というものが必ずしもグループホームだけを指すわけではないのですが、とても大きなツールであることは確かでございます。その整備の在り方、あるいは利用者増というものは、この数年間でも障害の多様化、高齢化は著しい進み方です。旧態依然とした入所施設から地域移行だけで目標を立てるということは、私もかねてから異論を唱えている一人でございます。目標値を変えられるかどうかは別として、今後の計画の中でも数字を挙げるのであれば、その裏付けというのをしっかりと整備していかないと常にこの様な問題はついて回るのではないかと考えます。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。事務局の方で第七次計画の参考になるかと思いますが、こうしたずれを解消するための目標設定をどう考えておられるかお答えがありましたらお願いします。

 

(事務局)

七次計画については、この後また議論をいただくことになるかと思いますが、1-2に関しては国の移行の目標もパーセンテージがかなり緩和されており、現実に近い数字になるのではないかと考えております。

 

(高梨部会長)

ほかに御意見ございますか。無いようでしたら、次の審議事項の方でただいまの内容にも触れるようにしたいと思います。

続きまして、議題3審議事項の説明をいただく前に私の方から事務局に説明をお願いしたいと思います。この入所・地域生活支援専門部会は今回が第1回目ですが、七次計画策定は年度内に行うことになりますと、審議時間はあと4か月しかありません。今後のスケジュールをどう組みなおしていくのか説明をお願いしたいと思います。

 

(事務局)

皆様におかれましては七次計画の策定にあたりまして、なかなか会議が開催できず御迷惑をおかけしております。大変申し訳ございません。これまで七次計画を策定する上で、当初は年度当初から会議を開催し、順次本部会、専門部会、施策推進協議会という形で、策定していく予定でございました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に当たりまして、対面会議が開催できないという状況で、書面会議、オンライン会議を検討したところではありますが、それも捗らないという状況がございました。

今後ですが、お手元にあります資料9をご覧ください。この七次計画については、来年度から3年間を計画期間とする予定で策定作業を進めているところでございますが、新型コロナウイルスの影響で当初のスケジュールが数か月遅れております。一方で障害者計画は障害者基本法において策定が義務付けられているものでございます。また、県の計画については市町村の障害者基本計画の基本となるものであるため、県としては空白期間を生じさせることなく、令和3年4月を始期とする計画として策定する必要があると考えております。つきましては、今後のスケジュールについて、次のとおり進めていきたいと考えております。資料下部今後のスケジュール案でございます。11月中旬専門部会(書面又は対面会議)ということで、今回の入所・地域生活支援専門部会が該当します。その後、12月中・下旬に本部会を開催したいと考えております。その後12月下旬に施策推進協議会で素案の協議等を行いたいと考えております。専門部会、本部会、施策推進協議会での素案の内容修正等を行った後、1月に本部会・専門部会の委員あてに修正したものを送付させていただければと思っております。その後に1月から2月にかけてパブリックコメントを実施いたしまして、3月中旬に本部会、下旬に施策推進協議会を開催し、案の協議をしていただき決定いただければと考えているところです。タイトなスケジュールではございますが、皆様に御協力いただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。ただいま対馬室長の方から大変苦しい胸の内をお話しいただきました。補足をさせていただきますと、以前から何度か本部会の会長として、どのように検討を進めるのか話し合いをさせていただきました。その度に室長の方からはできるだけ専門家の立場から様々な意見を伺って、それを集約するのが委員会の役割であると、そうした作業をできる限り尊重していきたいということで、色々と努力をしていただきました。しかし、説明にもあった通り、国からの制約であったり、計画を来年度まで経過的に送るということになりますと市町村に対する影響なども出てきまして、関係方面との調整の結果、何とか予定通りに年度内に策定しなければならないという結論に達したということでございます。私たちの立場から県民の気持ちを考えますと辛いところではございますけれども、見えない敵との戦いでございますので、残った期間をいかに有効に使うかということで精一杯努力をすることでやむを得ないであろうという判断をしております。

つきましては、残りの期間で積極的な会議の進め方等について発展的な御意見がありましたら伺いたいと思います。

 

(倉田委員)

リモート会議ができない事情は何があるのですか。これでは事務局側の主導で終わってしまうような感じです。これだけリモートで世の中が動いているのにできないというのは何の理由があるのですか。

 

(事務局)

リモート会議については、6月頃に各委員の皆様に状況について、確認をさせていただきました。設備状況が皆様整っていれば、リモート会議も会議の内容に応じて開催できるのではないかと考えておりました。しかしながら、すべての皆様がリモート会議に対応できる設備状況が整っていなかったことから、これまでリモート会議ができなかったという状況でございます。

 

(倉田委員)

でしたら、リモートでできる人だけで進めながら、できない人はリモートでできる人へ伝達等をするといったやり方はできないのですか。

 

(事務局)

そのような形でも検討は行いましたが、すべての委員の方に意見を言っていただいて、それを集約した形にさせていただくというのが、委員会の目的という形になりますので、それについてはできなかったという状況にあります。

 

(高梨部会長)

過去のことはもうやむを得ない事ですので、これから残った期間で積極的に何か前向きな御意見ありましたらいただきたいと思います。特になければ、年度内に予定通り策定できるように残り少ない時間ですが、努力したいと思いますので、皆さんの方の御理解御協力お願いしたいと思います。

それでは、第七次千葉県障害者計画各分野の素案について事務局より説明をお願いします。

 

≪事務局説明≫

 

(高梨部会長)

それではただいまの説明について、御意見御質問頂きたいと思いますが、広範囲にわたっておりますので、御意見御質問の際には、資料のどの部分になるのか明らかにしていただければと思います。

 

(小林委員)

資料4-1の5ページ数値目標のグループホームの定員について、現行の計画においてもグループホームが予定以上にのびました、入所施設が定員を減らしたという評価をされているところですが、それに関連して千葉県での待機者数を毎年作れないのか、いくらグループホームが増えても、入所者の定員が減ったとしても、入れずに待機者がいるということは不幸な県であると思います。七次計画の中で、これから数えるということで○○人と待機者数を示していますが、これは毎年千葉県が責任をもって行って、待機者数が減っていく県になるべきであり、数値目標の表の中に入所及びグループホームの待機者数を書き込む欄を作っていただきたいというのが一点目です。

二つ目が14ページで、袖ケ浦福祉センターが廃止されるということで、袖ケ浦福祉センターが担ってきた強度行動障害の部分については、民間の事業所の力を借りて受けていくということで、強度行動障害のある人を責任をもって一人一人の意向に沿った暮らしの場へと繋ぎますと、責任を持ったと書いてあります。責任を持った数は何を目標にしているのかということを入れていただきたい。暮らしの場へと繋いだ利用者の数を、例えば令和元年度はゼロだが、3年度に5人、4年度、5年度に10人であるとか、強度行動障害のある人たちを本当に地域に繋げられるのかというのを数で表していただきたい。そうでないと、繋ぎます、取り組みますとは書いてありますが、逃げ腰でやったとするならば県の事業団をつぶし、なおかつ利用者の行き場を失ったことになりかねないので、原見課長の覚悟の数を入れていただきたい。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。要望ということで伺っておきます。他にございますか。

 

(荒井委員)

小林委員の意見に付随してなのですが、精神病院に入院している方について並列されると今のように知的、身体、精神障害の方分かりやすいのかなと思います。

先程の議論の進め方に戻ってしまいますが、倉田委員がおっしゃったのは今後のこととしてリモートでできないのかという提案なのかなと受け止めたのですが、専門部会は今日の会議だけということですか。

 

(事務局)

会議の予定としては、ありません。

 

(荒井委員)

であるとするならば、今日の残りの時間だけで議論はできないと思いますので、リモートを活用するやり方ができるのであればやっていただければ、できないのであれば、計画が完成した後に進捗管理の中で柔軟に修正ができるような工夫をしていただけると、議論が足りなかった部分が後から見えた部分の反映ができると思うので、御検討いただければと思います。

内容に関して、資料3の3ページで目標に掲げている、障害のある人が地域でその人らしく暮らせる共生社会の構築とありますが、障害のありなしに関わらずというのが大きなポイントだと感じているので、障害のある人だけではなく、ある人もない人もとするなど、ひきこもりや矯正施設から出てくる方も含めて障害のある人だけではないということにした方が良いと感じたのが一点目。

コロナのことに関してあまり触れていないという印象があって、項目建てとしても、コロナの問題は感染症という括りで見ると今後もあることと思いますので、千葉県でも人の派遣であったり緊急受け入れ先であったりは進み始めたと思いますが、特に対応方法についてが項目としてあると良いかなと思います。

 

(高梨部会長)

小林委員、荒井委員から貴重な御意見をいただきました。審議の進め方に戻ってしまいますが、膨大な資料の内容を今日議論を終えるというのは余りにも横暴かなと思いますので、出た意見をどう修正したのかというのをじっくりと見ていただいて意見を伺う機会が欲しいと思うのですが、メールや書面を使った方法はありませんか。

 

(事務局)

本日の会議終了後の予定としては、12月に本部会、施策協を予定しているところです。本日の会議が終わった後にも御意見等あれば、メールによって御意見をいただいて検討させていただければと思います。

 

(高梨部会長)

今日の資料を読み込んでいただいて、一定の期間意見を受け付けていただいて、それをどう反映したかを知らせていただく機会がほしいと思いますが、書面等で可能か検討いただきたいと思います。

 

(事務局)

検討させていただいた上で御連絡させていただきます。

 

(高梨部会長)

他にはいかがでしょうか。

 

(倉田委員)

単身生活者の中でヘルパーの支援をいただきながら生活している方に対して、家賃補助が無いということを言い続けてきた中で、そのフォローとして障害者年金の増額を国に要望していくというのを県は言い続けていると思いますが、具体的にどのような伝え方をしていて、国がどのような回答をしているのか、他の都道府県はどのように考えているのか。

二つ目は、第七次計画策定の中で、会議が開かれている中で、各団体・委員の皆様からの提案事項があったと思いますが、再度提案してくださいということで、今までの提案事項が反映されていない部分が多いと疑問に感じています。

三つ目は、私事ですが、大人になって初めてコロナとは関係なく入院をしました。救急車で運ばれて、救急車・入院手続き等・入院中はヘルパーの支援を受けられないということで、大変な思いをして何とか年取った両親に今回だけはお願いして洋服等を持ってきてもらいました。自分が体験してよくわかりましたが、私のような一人暮らしや一人暮らしではない人でも、1つの手段として重度訪問介護はあります。しかし私は重度訪問介護を取ってないので、重度訪問介護に限らず、病院に入院した時のヘルパー等の福祉側の新たな支援、つまり、病院では対応できないことをカバーできるような環境の整備をお願いできたらと思います。以上三点です。よろしくお願いします。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。一点目については、以前から倉田委員か家賃補助の意見を出しております。国に様々な要望をされているようですが、他県の状況を含めて進捗状況については個別に倉田委員に御説明していただくということで、事務局よろしくお願いします。三点目の入院中の方に対する重度訪問介護の活用については、全国的に要望が上がっておりますので、御意見として参考にしていただければと思います。二点目の今日の審議以降に頂く意見や既に委員の方々に伺っている要望等もあると思いますので、含めて反映したものを委員の皆さんに知らせていただく方法を考えていただくということでよろしいでしょうか。

 

(事務局)

検討させていただきたいと思います。

 

(高梨部会長)

他にはいかがでしょうか。

 

(村山委員)

資料4-1の7ページ地域活動支援センターの元年度設置数の元年度実績54とありますが、資料1-3の数値目標1-5には元年度実績35となっているのはどちらかが誤植ということでしょうか。

 

(事務局)

六次計画と七次計画で数値目標の項目を修正しております。六次計画は地域活動支援センター所在市町村でしたが、近年、中小の市町村を中心に、複数の市町村が一つのセンターを使えるようにするというケースが増えておりまして、六次計画の所在市町村から七次計画では設置市町村という表記に改め、地域活動支援センターの契約を結んでいる市町村数を計上しているため、異なる数字となっています。

 

(村山委員)

令和元年度の時点で54市町村にあるということですか。

 

(事務局)

そのとおりです。

 

(高梨部会長)

他にいかがでしょうか。

 

(鈴木委員)

荒井委員の方からも話がありましたが、全体に数値目標がありますが、これらはコロナ禍の影響を考慮した形で作られているのか、作られていないとするならば、この部分については説明が必要ではないかと思います。計画を評価する際に、コロナ禍の影響でこのようになったという評価の仕方もあると思いますが、どのように考えているのでしょうか。

資料3の3ページのところです。来年の4月から社会福祉法が改正されますが、国会に提案した際の表現の仕方として、地域共生社会の実現という表現になっています。今回の計画の中で、共生社会の構築という表現になっていますが、これは意図的にこのような形にしているのでしょうか。

三点目は意見ですが、資料5の計画の推進の1に持続可能な開発目標(SDGs)について、触れられているのですが、資料4-1から4-3の中で、この点について言及している箇所がありません。考え方としてSDGsは重要な視点であり、国際的にも動いているところですので、資料3の計画策定の背景の中に触れていただくのとあわせて、17の目標がありますので、どの部分を特に目標として取り込むのか書き込みをした方がよろしいのではないでしょうか。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。二つの質問について、事務局からお答えをお願いします。

 

(事務局)

数値目標がコロナの状況を踏まえているかという御質問ですが、現状ではコロナの影響をどのくらい受けるのか予測が難しいため、現在掲載している数字はコロナの影響を踏まえていないものになっております。しかしながら、進捗管理において、コロナの影響を受けて目標値を大きく下回る状況が想定されます。その際に進捗管理の中で、コロナが要因でこの結果になったのか、別の要因があるのかを踏まえながら進めさせていただきたいと思います。

共生社会の構築に関してです。共生社会の実現というのが最終的な目標になると思います。その前に構築した上で、実現ができるものと考えておりますので、六次計画から引き続きこのような表現にさせていただいているところです。

SDGsの関係についてですが、今後の持続可能な社会ということで、持続可能な形で施策を進める、それについての目標を立てるということが重要と考えているところです。どのような表現が加えられるかについては、検討させていただきます。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。他にはございますか。

 

(荒井委員)

資料6の数値目標で、各市町村から出てきた数字を積み上げているのは承知をしているのですが、重度障害者等包括支援のところが、全国で未だに40人いません。それを千葉県だけで令和元年に10人を目標にするというのが現実的な目標数値なのか疑問です。県の方が市町村に対して、現実的な数字なのかの確認はするのでしょうか。目標に掲げるからにはそれを実現することが必要でしょうし、理解をした上でやっているのでしょうか。計画が始まってから毎回何名か目標を計上していて、結局県全体として何年も実績値が0なことをどう考えているのでしょうか。グループホームの数字に関しても何を根拠に出しているのかが分かりません。待機者が何人いて解消するためにこれだけ増やしますというのが根拠になります。その根拠が無い中で、数字を作るのが果たして良いのかと思いますので御検討くださればと思います。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。私からも関連して、市町村の数値の積み上げの仕方について、入所施設の待機者の数だとか、グループホームのニーズの数だとかが市町村によってまちまちで、本当に現実を踏まえているのかという声が以前から何度か出ておりまして、県と市町村の連絡会議を通じて、数字の積み上げ方について、市町村に周知するという回答が以前県の方からもありましたが、具体的に何か変わってきているのでしょうか。

 

(事務局)

こちらの数字は市町村の方に今後三年間でどのくらい見込まれるか照会させていただいております。重度訪問介護についてそれぞれの圏域の状況によって異なるとは思いますが、詳細についてどのような背景があって待機者がいるのかという状況を踏まえた形では照会していない状況でございます。数字の積み上げの仕方は部会長のお話にもありましたように可能な限り確認ができる形で進めていただければと思います。

 

(高梨部会長)

本日御欠席ですが、吉田委員から市町村行政に関わっていたものとして市町村によってかなり温度差があるのではないかという話も聞いておりますので、具体的に行動をとって頂かないといくら議論しても意味がなくなってしまいますので、ぜひお願いします。他にはいかがでしょうか。

 

(倉田委員)

どんなに重い障害があっても生涯在宅で住みたいと望む人たちが、住み続けられる環境を整えることを、盛り込んでいただきたい。グループホームがメインということも理解していますが、現時点で一人暮らしをしている私の立場として、在宅へ移行したいという方も多いと思います。単身生活者や家庭を持ちたいという人も含め、一生在宅という文章をきちんと入れていただきたいです。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。事務局御検討ください。他にはございますか。

 

(小林委員)

資料4-2の5ページに重度重複障害者等の負担軽減の推進とありますが、重度重複というのをカットしてもらいたい。負担軽減も何の負担軽減をしようとしているのか分からないので、医療費負担軽減の推進というタイトルにしてもらいたいと思います。重度重複を抜いてほしいというのは、既に県の方が自己負担300円で受けられる制度を作っていますので、推進するというよりは維持という形になると思います。他の委員からの意見の中には、精神・知的障害の中度の方たちにも広げてほしいという意見が出ていますので、障害者等の医療費負担軽減の推進というタイトルにしてもらいたいです。

2点目は、同じ資料の8ページに矯正施設からの出所者等への支援の推進の中で、千葉県においても刑務所から出てきた人たちが地域で定着できるように、千葉県地域定着支援センターというものが既に十年の歴史を数えており、全国でも有数の実績を上げています。ここに千葉県地域定着支援センターという名称、支援センターに期待するものを記載してほしいという要望です。

 

(高梨部会長)

是非ご検討いただきたいと思います。星野委員は先程の市町村の数値の積み上げの話も出ましたがいかがですか。

 

(星野委員)

市町村によって数の出し方が統一されてはいないと思うので、県の方で示していただければ、統一された数字で出るのではないかと思います。

 

(高梨部会長)

県として指標を示していただきたいというお話です。村山委員はいかがですか。

 

(村山委員)

市町村格差については、私共の協議会でもあちらこちらの施設から御意見をいただいているところです。地域活動支援センターに関しては、運営が市町村ということで、県の中でも受けられるサービスにばらつきがありまして、地域活動支援センターと一言で申し上げた時に、どこでも同じサービスが受けられるわけではない、どこでも同じ額の補助金が受けられるわけではない、という実態で、市町村によっては、財源を抑えるために地域活動支援センターの設置に積極的ではない、むしろ無くそうとしている動きをしているところもあると聞きます。今回の計画の中に地域活動支援センターの充実という主張を盛り込んでいただけたのは、現場の者としては大変ありがたい事ではありますが、是非県の方で支援の充実であるとか、どこでも格差の無いサービスを受けられるという働きかけを積極的にお願いしたいと思います。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。他にはいかがですか。

 

(荒井委員)

資料1-3の数値目標1-4の地域生活支援拠点の整備が圏域単位になっているのはどのような理由ですか。地域生活支援拠点は市町村単位でやっているところや圏域や圏域全体ではなくても合議体でやっているなど、色んな形態があり、目標が16で実績が8だと8圏域全部で整備がされているということになると思いますが、そんなに整備されているのでしょうか。圏域内のすべての市町村に整備されていれば1としてカウントするのか、圏域内で一つだけでもやっている市町村があれば1としてカウントするのか、数字の出し方はどうされているのでしょうか。

 

(事務局)

単位が圏域になっているのは、前々回の時から国の指針において、市町村ないし圏域において1か所以上という目標を掲げておりまして、このことから県の方では、圏域単位で地域生活支援拠点が1か所でも整備されていれば1としてカウントしているところです。御指摘のとおり、市町村によって整備状況はまちまちです。あまり整備が進んでいない町村部では、圏域全体での整備を考えているところが多いため16圏域で整備されると、概ねどこでも整備が進むと考えてこのような形になっております。

 

(荒井委員)

国の方が圏域に1か所で良いというのは、圏域内すべてをフォローできる体制が取れた場合と言っているのではないのでしょうか。圏域の中で1か所だけあっても、設置されている市しか対応しませんという拠点もあるのではないでしょうか。

 

(事務局)

国に毎年数を報告する際に確認をしたところですが、国の圏域という言い方はその圏域内すべての整備は想定していないようで、複数市町村で整備をしている場合に国では圏域と言っています。

 

(荒井委員)

例えば海匝圏域で、旭、匝瑳、銚子とあって、銚子にある拠点が銚子の方のみを対象とする場合に1としてカウントされてしまいます。そうすると、実際は匝瑳と旭は拠点が整備されていないということになってしまいます。国が言っている圏域というのは、銚子の拠点が匝瑳と旭もすべて対象としている場合を言っているのだと思います。六次計画で数値目標としている16圏域を七次計画では実際的なものになるよう工夫していただければと思います。

 

(高梨部会長)

他にはどうでしょうか。

 

(小林委員)

資料4-1の13ページ入所施設についての現状と課題の部分です。入所施設は、地域生活が困難な障害のある人への日中夜間を通じたケアと生活に必要な訓練等を行う施設であり、一定の機能回復や生活訓練等を通じて在宅生活、地域生活への復帰を支援する役割も担っています。と記載があります。間違ってはいませんが違和感があるのは、入所施設というのは日中夜間を通じたケアと生活に必要な訓練と言いますが、あまり今は訓練というイメージではありません。これは支援ではダメなのかなと思います。入所施設は生活介護が圧倒的に多く、機能訓練や生活訓練を行っている施設もあるのかもしれませんが、少し違う気がします。「生活に必要な支援を行う施設であり、障害特性や個々の状態・ニーズに応じた包括的な支援の提供を通じて在宅生活や地域生活の復帰を支援する役割を担っています。」として、訓練をして施設に出すというよりも、その人の特性等を介助して、誰でも、重度の人でも地域に出られるという考え方なのではないかと思います。一言でいうと医学モデルから社会モデルなったのと同じく、書き方を改めてほしいと思います。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。施設の現場にいられる方々から見れば当然の御意見だと思います。

本日は、時間が無い中で御意見いただいておりますので、もう一度資料を読んでいただいて、六次計画を加筆修正していると思いますが、時代の変化もあります。現状と課題分析あるいは取組の方向性などで、適切な表現ではないのではないか、必要ないのではないか、今となってはこのような表現を加えるべきではないか等の御意見がありましたら、メールの中で御助言いただきたいと思います。

これからのスケジュールについて、改めて確認させていただきます。第七次千葉県障害者計画の策定スケジュールについて、12月中下旬に本部会があるということですので、それまでに期間を区切ってメールで御意見をいただき、それを反映した形で、本部会での修正が行われるということです。1月の下旬に本部会・専門部会に修正案が送付されるということになっています。先程室長の方から、皆さんからの御意見を反映したものを何らかの形でお知らせしますということは、この専門部会・本部会の委員宛に1月に送付されるということになるのでしょうか。そうしましたら、本日の追加の御意見のメールはいつまでになるのでしょうか。

 

(事務局)

本部会に対して修正した形で提案しますので、大変恐縮ですが11月中くらいまでに事務局の方に御連絡いただければと思います。

 

(高梨部会長)

大変タイトなスケジュールで申し訳ありませんが、皆様絶大なる御協力をお願いしたいと思います。既に提出されている意見と合わせて12月中旬の本部会の方に諮っていただく、その結果を受けまして1月下旬までに専門部会委員宛に修正案が送付されるということになります。その後はパブリックコメントということになってしまいますか。修正案に対して意見を言う機会は無いのでしょうか。

 

(事務局)

会議等を開く予定はございませんが、その後も御意見等あれば御連絡いただければと思います。パブリックコメントも含めて内容を検討した上で、本部会で御審議いただきたいと思います。

 

(高梨部会長)

タイトなスケジュールで申し訳ありませんが、是非よろしくお願いしたいと思います。

ここまでで、本日予定していた審議は終了となります。先程から意見をいただく中で、事業課長の決意をもってというお話もありましたので、最後に原見課長に一言伺って終わりたいと思います。

 

(原見障害福祉事業課長)

本日は多岐にわたる貴重な御意見をいただきありがとうございました。資料が大量なのでじっくり読みこんでいただきますと追加の御意見もあろうかと思います。お寄せいただいた意見を極力反映できるよう努めてまいりますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

 

(高梨部会長)

ありがとうございます。

それでは、皆様に今後のメールでの御意見をお願いした上で、本日の議事を終了し進行を事務局へお返ししたいと思います。

 

(事務局)

本日は長時間にわたりありがとうございました。以上をもちまして第1回入所・地域生活支援専門部会を終了します。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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