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更新日:令和3(2021)年3月10日

ページ番号:3077

平成29年度第4回千葉県総合支援協議会(第六次千葉県障害者計画策定推進本部会)議事録

1.日時

平成30年2月8日(木曜日)15時00分から17時00分まで

2.場所

千葉県庁本庁舎5階大会議室

3.出席者

(1)委員

高梨会長、寺田副会長

阿部委員、荒井委員、植野委員、片岡委員、亀山委員、川上委員、小林委員、澤田委員、白井委員、杉田委員、田上委員、角田委員、藤尾委員、松田委員、三好委員、吉田委員、渡邉委員

(欠席委員:朝比奈委員、飯田委員、海上委員、蒲田委員、倉田委員、斉藤委員、佐藤(彰)委員、佐藤(愼)委員、新福委員、鈴木委員、貫井委員、)

(2)県(事務局)

吉田障害者福祉推進課長、國本副課長、高品副課長、小菅共生社会推進室長、今成障害保健福祉推進班長、植田障害者手帳審査班長、中島精神通報対応班長、共生社会推進室加藤主査、勝山副主査、瀬谷主事、牲川主事

岡田障害福祉事業課長、吉武副課長、桐原虐待防止対策班長、板橋法人指導班長、鈴木県立施設改革班長、井上事業支援班長、、在原地域生活支援班長、池田療育支援班長

4.議題

(1)審議事項

  • (1)内閣府障害者基本計画(第四次)案について

    (2)内閣府障害者基本計画(第四次)案の県計画(案)への反映について

    (3)第六次千葉県障害者計画(案)について

(2)その他

5.議事概要

(障害者福祉推進課長)

障害者福祉推進課長の吉田でございます。本日は大変お忙しい中、また、寒い日が続いている中、お集まりいただきまして本当にありがとうございます。現在、策定中の第六次千葉県障害者計画につきましては、皆様に御議論をいただきまして11月に計画素案が完成いたしました。12月には本部委員の皆様に御協力いただきながら、千葉市、市川市、山武市の三会場で県民向けフォーラムを開催することができました。これまでの委員の皆様の御尽力に厚く御礼申し上げます。

本日お示しする計画案はこれまでの本部会、専門部会での議論や新たに示されました国の障害者基本計画の内容などを踏まえまして、計画素案に修正を加えたものでございます。本日の議論を踏まえ、明日からパブリックコメントを実施いたしまして、3月中には計画を決定することとしております。

本日も忌憚のない御意見を賜りますようお願いいたします。最後に本県の障害福祉の推進のため、引き続き御理解、御協力をお願い申し上げまして挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)

それでは、議事に入りたいと思います。進行を高梨会長にお願いします。よろしくお願いいたします。

(高梨会長)

改めまして、こんにちは。寒い中御出席いただきましてありがとうございます。今日は所用やインフルエンザ等で欠席の委員が多数おられまして、とても残念ですが、基本的には本日の議論をもちまして計画案の取りまとめとなりますので、皆様からの積極的な御意見、特にこれまで御発言の少ない委員からの積極的な御意見を求めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

それでは早速議事に入りたいと思います。議題(1)審議事項の○1内閣府障害者基本計画第四次案について、及び同案の県計画案への反映について事務局から説明をお願いいたします。

 

《事務局説明》

 

(高梨会長)

ありがとうございました。それでは御意見等ございましたらお願いいたします。

特にございませんでしょうか。書込みができなかったものについて御説明をいただきました。どのように反映したかについては、これからの説明の中で具体的にお示しするとのことでしたので、特になければ、具体的な書込みのほうに移らせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。

特にないようですので次に移ります。

議題(1)審議事項の○3第六次千葉県障害者計画案についてですが、はじめに第一部総論を事務局より説明をお願いいたします。

 

《事務局説明》

 

(高梨会長)

ありがとうございました。それでは御意見等ございましたらお願いいたします。

特にございませんでしょうか。無いようですので後で時間がございましたらまとめて御意見をいただきたいと思います。続いて、第六次千葉県障害者計画案の第二部、現状と課題及び今後の施策の方向性について、1から8まで沢山ございますので、前半と後半に分けまして主要施策毎に説明をいただき、前半の1から4までと後半の5から8に分けて質疑を行いたいと思います。それでは前半の1から4につきまして事務局より御説明をお願いいたします。

 

《事務局説明》

 

(高梨会長)

ありがとうございました。只今御説明いただきました計画案第二部、現状と課題及び今後の取組みの方向性の前半部分、1から4について、質問や御意見等ございましたらお願いいたします。

(藤尾委員)

最後に御説明をいただいた76ページの11番について、特別支援学校に在籍する医療的ケアを必要とする児童生徒に対し、安全で確実な支援が出来るように、と一旦文書が終わっていて、また強度行動障害、精神疾患、高次脳機能障害その他と続いておりますが、この部分も支援学校に限定された記述と判断してよろしいでしょうか。一般の学校にも精神疾患や高次脳機能障害のある人がいらっしゃるので、ここの書きぶりがどこまでを対象としているのかを伺いたいと思います。

(事務局)

この表現につきましては、第二次千葉県特別支援教育推進基本計画から転記をしています。少しお時間をいただきまして、第二次千葉県特別支援教育推進基本計画を確認いたしますのでしばらくお待ちください。

(藤尾委員)

よろしくお願いいたします。

(高梨会長)

他にございますでしょうか。特にございませんでしたら先に進ませていただきます。

計画案第二部、現状と課題及び今後の取組みの方向性の後半部分、主要施策の5から8につきまして事務局から説明をお願いいたします。

 

《事務局説明》

 

(高梨会長)

ありがとうございました。只今計画案の第二部、現状と課題及び今後の施策の方向性の後半部分、主要施策の5から8までを御説明いただきました。これにつきまして御意見、御質問がございましたらお願いいたします。

(藤尾委員)

これまで何度も伝えてきたことなので、意見として最後に伝えさせてください。132ページの数値目標、障害者駐車場が整備されている県立公園と133ページの多機能トイレの部分について、132ページの部分は先日も御回答いただいて、ここに説明を記載するということでした。今回、133ページのところについて、対象が15あって現状が12で、計画期間中は1公園を整備予定とあります。予定がなかったら目標は変わらないということだと思うんですが、他の部署との兼ね合いがあり難しいこととは思いますけれど、例えば我々障害者就業・生活支援センターの人員が増えなかったら登録者を増やせませんというようなこととある意味イコールであると思うんです。回答は結構ですが、県の計画ですので、数値目標として適当なのか考えていただけないかと思います。

(高梨会長)

ありがとうございます。他にございますでしょうか。

(角田委員)

資料の2、各委員からの意見等について、5ぺージ、高次脳機能障害のある人の就労支援について、ユニバーサル就労に関して検討してほしい旨の要望をしたのですが、県の対応としては、ユニバーサル就労は生活困窮者自立支援制度に基づいて実施されている事業であることや、県地域福祉支援計画に位置付けられることになっているとの説明になっています。そこで、県地域福祉支援計画に生活困窮者自立支援についてどのように位置付けられているかを調べてみました。対象として3つの要件があり、生活が非常に苦しい状況にあること、支援が得られにくい人などと記載されていました。ユニバーサル就労とは重複していないと思います。障害者計画の中で働きたいけれど働けない人を支援するシステムを検討するとの記載を検討してほしいとの要望なので、やはり障害者計画に位置付けが出来るか否かを検討してほしいと思います。

また、高次脳機能障害のある人、或いは精神障害者で1日2時間から3時間、週2日しか働けないという医師の診断がある人は、働くことができないのではないか。そのような人でも働けるようなシステムを考えてほしい、それがユニバーサル就労ですよという風に提案をしたつもりです。

(高梨会長)

事務局答弁をお願いします。

(事務局)

生活困窮者自立支援制度につきましては、都道府県の地域福祉支援計画に位置付けるということで整理されています。ご指摘のとおりユニバーサル就労について、はっきりと地域福祉支援計画に位置付けられていないものと認識しています。地域福祉支援計画を所管していますのは健康福祉政策課になりますし、生活困窮者自立支援制度については健康福祉指導課が担当しておりますので、御意見につきましては情報提供させていただきたいと考えております。

十分な記載ではございませんが、障害者計画につきましては就労支援専門部会の中でも生活困窮者自立支援制度との重複する部分があるという御意見もございました。95ページの最後から3行目の現状と課題の中で生活困窮者自立支援制度に基づく自立支援制度など他法制度との連携が求められている事例も増えていて、異なる制度間での関係機関との更なる連携が求められていると記載させていただいているところです。障害者計画の中での整理については、このようなことで御理解いただきたいと思います。

(角田委員)

生活困窮者自立支援制度について、県のホームページの中で対象者が経済的な問題などで生活にお困りの方(生活保護を受けている人を除く)、長期間失業状態が続いている方、ひきこもり状態にある方、この中には障害者という言葉はないんです。例えば能力に応じた就労支援システムの検討とか、そういう文言が入ってもよいのではないかというふうに感じます。

(高梨会長)

事務局から今の説明について、何かございますか。

(事務局)

繰り返しになってしまいますが、障害者計画につきましては、障害者に対する施策について記載をさせていただきたいと考えています。現場の御意見として障害者手帳を所持していない方でも生活困窮者自立支援制度との重複が生じているとの御意見をいただいておりますので、現状と課題のところに追記しました。生活困窮者自立支援制度の関連については、担当課に情報提供をしたいと考えております。

(高梨会長)

角田委員の意見が生かされますように、積極的な検討をお願いしたいと思います。

他にございますか。

(小林委員)

106ページなんですが、重度重複障害の負担軽減の推進について、千葉県では平成27年8月から現物給付化ということで、入院、通院ともに原則300円、或いは低所得者はゼロ円とするということで英断をしていただき、非常に助かっています。

ただ、残念なことに中度の障害のある人については対象となっていません。現実的に千葉市では中度の障害者をこの制度の対象にしています。是非お願いしたいのが、医療費の負担軽減については中度障害者に対しても対象とすることが課題となっています。という程度の書込みをしてもらえないでしょうか。この施策のタイトルが障害のある人一人ひとりに着目した支援の充実ということで、やはり私のところの施設を利用している方で、中度の方は障害基礎年金が月額6万5千円くらです。医療費については県単の助成がいただけないので、支出が大きいというかたちです。中度で働ける方は補助制度によらないということでよいのですが、働けないかたはかなり厳しい経済状況になっていますので、重度重複障害害と同様に、経済的に厳しい方については医療費の補助制度の対象とすることが課題になっているということを現状と課題の中に書き込んでいただけないでしょうか。

(事務局)

現状では重度の心身障害者に対する医療費助成ということで身体障害者手帳の1級、2級、療育手帳の○A、Aの1、Aの2の方を対象としています。いま、中度の方もとの御意見だったのですが、それ以外にもこの制度につきましては、自己負担の話ですとか、65歳以上の方の話ですとか、精神障害者の方に関する話ですとか色々な御要望をいただいておりますので、いただいた御意見につきましては、再度検討させていただければと思っております。

(高梨会長)

他にございますでしょうか。

(渡邉委員)

132ページの上から2行目の○3について、内容に関することではありませんが、この文書の切れ目は何処にあるんでしょうか。通常、日本語の説明文において、相手にきちんと理解してもらいたいということを目標にする場合は、大体80字で丸を付けないとなかなか相手には伝わりません。

これが障害者計画であって、当事者の人を支援する方がこれを読むということを考えますともう少し分かり易い文書に、間に句点を入れた方がいいのではないかと思うんです。どこで切れるのかが分からなくて、そのあたりを教えて頂きながら適切なところで文書を分けていただいたほうがよろしいのではないでしょうか。

(高梨会長)

事務局お願いします。

(事務局)

御意見ありがとうございます。確かにワンセンテンスが長いなと感じました。こちらにつきましては関係課もございますので、そちらと調整したいと思います。

(高梨会長)

よろしくお願いします。他にはいかがでしょうか。

(阿部委員)

数値目標の記載について、お尋ねします。127ページ、或いは133ページの数値目標については、単年度毎に増加を目指しますと記載されています。他の数値目標については、3年間の枠をとって30年度から32年度までで増加を目指しますとなっています。この違いは何でしょうか。

それから42ページ、これも数値目標なんですが、30年度から32年度で早期の定員半減を目指しますと記載されていて、28年度末時点定員数90と示してあります。他のところでは、例えば32年度に具体的な数字が書いてあります。例えば32年度に45と記載をすることにはならないのか。2点についてお伺いします。

(高梨会長)

事務局お願いします。

(事務局)

127ぺ―ジの障害者スポーツの指導員の数について、現状、平成28年度は628名、これに対して、30年度は増加を目指しますということで、628名よりは増やして行こうということ、31年度についても更に増加を目指して行こうと、32年度についても更に増加を目指して行こうと、具体的な数値目標は立てていませんけれども増加の目標ということで入れさせていただいております。

133ページ障害者等の住宅確保要配慮者向け住宅登録戸数ということで、現状の数値がございません。まだ始まったばかりの制度でございます。現状、住宅の戸数がないわけです。31年度、32年度はそれぞれ30年度の登録数を上回る実績を残したいということで、こちらも増加の目標をということでたてさせていただいております。

(事務局)

続きまして、42ページの袖ケ浦福祉センター更生園の入所者数のところの書きぶりについてですが、41ページの○3にも記載しておりますが、本来ですと袖ケ浦福祉センターについては、事件が起こった後の第三者検証委員会の答申で、29年度末までに定員の半減を目指すとなっているところが、実際にはその通りに進まず、28年度実績で入所者数が83というところでございます。袖ケ浦福祉センターについては、指定管理を平成30年度から34年度までの5年間ということで更新をしておりまして、指定管理の募集の際には指定管理期間の5年間の中で半減を目指すとなっていたとこでございますが、見直し進捗管理委員会からの指摘で、本来であれば、29年度末までの定員半減が目指さなければいけなかったところを実際にはできなかったので、次期障害者計画に繰り越されているので、出来る限り早期の半減を目指したほうが良いという話もありまして、次期指定管理の5年間ではなく早期の半減を目指しますという書きぶりにしているところでございます。

(阿部委員)

再度、確認ですが、増加を目指しますとの目標設定につきまして、単年度毎に増加を目指すということでよろしいでしょうか。それとも3年間で増加を目指すということでしょうか。

(事務局)

基本は毎年度増加することを目指しています。

(藤尾委員)

質問の趣旨は、帯で増加を目指しますというところと、一マスに増加を目指しますと書いてあるところと2種類あるので違いがあるのかということではないのでしょうか。

(事務局)

帯で増加を目指しますと書いてあるものも、一マスに増加を目指しますと書いてあるところもいずれも年度毎に増加を目指すということで、基本的には同じです。

(阿部委員)

同じであれば、書き方を統一した方がよろしいのではないでしょうか。

(事務局)

御意見をありがとうございます。書き方を検討させていただきます。

(植野委員)

意見を含めまして2点発言いたします。124ページのスポーツと文化活動に対する支援についての125ページの頭のところの文書、それから手話通訳、要約筆記については市町村事業ということで、市町村の要綱に基準が記載されています。例えばカルチャ―講座だけは継続しているということで、派遣は認めないというところが多い状況ですが、障害のある人の文化の学びに関して、実際には難しいとことがございます。できる限り啓発を促すと理解してよろしいでしょうか。

2つ目です。134ページの暮らしと安全に関する支援のところです。136ページ、137ページ5のところ、数年前に千葉聾学校において、生徒が遠いところから電車で通学しているという実態がありますので、子どもに携帯を持たせて、途中で事故などがあった場合にそれを使う、110番メールを使って緊急連絡をする。しかし、警察への連絡の場合は問答形式になりますので、子どもの場合は携帯電話は非常に使いにくいとの新聞報道がございました。

消防の119番、同じ方法でメールを送ることにはなるんですが、いったん切れた場合でも消防車、救急車が駆けつけることになるが、110番についてはそこまでいっていない状況があります。メールの登録制度というのは119番、110番とも似ているシステムになっているにも関わらず、現状がなか変わらない。そのあたりはどうかということを確認したいと思います。配慮を含めて、積極的に推進するということでよろしいでしょうか。

(事務局)

緊急通報の件について、138ページに「火災や事案発生等について聴覚言語障害のある人がいつでもどこでも円滑な緊急通報を行えるよう県内の消防本部におけるスマートホン等を活用した音声によらないNet119、緊急通報システムの導入を働きかけて行きます。」ということで、記載をさせていただいております。110番や病院への通報についても対象にしてほしいとの意見を以前、本部会で頂いておりまして、関係課とも協議したところですが、現時点では書き加えることが出来ないということでした。

(植野委員)

119番通報については配慮という形になっていますが、子どもも大人も含めて、途中で連絡通信が上手くいかなくなっても、場所の確認はできますから消防、救急もその場に向かいますが、110番については、子どもの場合はコミュニケーションが難しい面がありますから、警察においても検討課題ということで考えて頂いていると考えてよろしいでしょうか。警察のほうは、対応が県によってまちまちですので。

(事務局)

頂いた御意見については、県警本部のほうにお伝えしております。国のほうで検討が進んでいるとか、そういった状況があるようにも聞いておりますが、現時点において計画の中に明確にそれを書き込んだりであるとか、整理ができる状況には至っていないとのことでした。今後検討が進められることと思います。

(植野委員)

ありがとうございます。北欧においては、119番と110番は一本化しているシステムとなっています。

(事務局)

もう一つの質問の趣旨をもう一度お伺いしたいと思います。

(植野委員)

文化、例えばカルチャー講座への参加は継続的なものですので各市町村の事業実施要綱では派遣が認められていない、配慮が出来ないところがほとんどなんです。この計画により、配慮を促すという理解でよろしいでしょうか。

(事務局)

おっしゃるとおり、各市町村が要綱で定めておりますので、市町村の要綱を確認して、出来る範囲で県からも情報提供等働きかけていきたいと思います。

(高梨会長)

ほかにはございますか。

(三好委員)

45ページの病院資源のグループホームとしての活用については、今後の国の動向や県内の地域移行の実績を踏まえて、本県の対応を検討します。とあるますが、恐らく、退院促進、地域移行を進めて、空病棟等出来た場合にそこをグループホームとして活用するとということであると思いますが、意味が理解し難いと思います。少し、文言の整理をしてほしいと思いました。

(高梨会長)

御意見ということで事務局のほうで検討願います。

(渡邉委員)

用語の説明の中で、専門用語で気になる記載がありましたので、後程事務局の方にお伝えしたいと思います。よろしいでしょうか。

(高梨会長)

そのようにお願いします。他によろしいでしょうか。

(事務局)

会長、先程委員から御質問がございましたことについて、お答えします。

藤尾委員からの御質問のありました77ページの部分でございます。また、強度行動障害、精神疾患、高次脳機能障害、その他様々な事情で学習や生活に著しい困難を抱える児童生徒への適切な支援の充実を図ります。の部分について、この児童生徒が特別支援学校に在籍している児童生徒に限定されているのかとの御質問でしたが、結論を申し上げますと限定はされておりません。

ただ誤解のないように第二次千葉県特別支援教育推進基本計画の具体的な取組みについて御紹介させていただきます。

強度行動障害等への実践を重ねてきた特別支援学校を研究校として指定し、成果を研究報告会で周知するとともに、さらに、県教育委員会のホームページに掲載し、指導方法等の共有化を図ることによって支援の充実を図っていくという取組みを進めていくこととしていますので御理解くださるようお願いいたします。

(高梨会長)

次に第三部障害福祉サービス等必要見込量等について、事務局からの説明をお願いいたします。

 

《事務局説明》

 

(高梨会長)

只今の説明について、何かございますでしょうか。

よろしいようでしたら、本日の審議事項は全て終了いたしました。なお、冒頭御説明しましたとおり、計画案の修正はこの会議の中での完結を基本としたいと思います。全体を通して御意見、御質問等がございましたらお願いいたします。

(植野委員)

156ページのイメージ図についてですが、介護保険法に絡むこと、関係者との連携について教えて頂きたいと思います。身体障害者手帳を持っている方について、全国的に70%以上の方が65歳以上になっている、高齢化している現状にあります。高齢障害者となり、介護保険法との関係性ですが、今まで連携が上手くいかなかったので、何等かの関係性をこの中で整理していただきたいと思います。

例えば、基幹相談支援センターや地域包括支援センター、そういった部分もどのような形で連携しているのか整理していただきたいと思います。

(事務局)

計画の中でも高齢化への対応や介護保険制度との関係もございます。こちらに何等かの記載が出来るか検討したいと思います。

(高梨会長)

ありがとうございました。

他にございますか。無ければ私から課長さんに、この計画に対する姿勢等についてお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。第四次計画も参考にさせていただきたいのですが、その際、民主党が勢いを増しているときで、県知事選挙も近いという状況の中、国も県も見通しが立たないという状況にあり、できるだけ五次計画、六次計画の参考となるように課題を網羅しようという考えもあり、策定作業をしました。結果500ページ以上となりまして、要約版を作らざるを得なかった。その中で検討という記載がたくさんありまして、検討というのは行政からすると、書いただけでも大変な前進ときいておりますが、県民からするとやらないことと同じだと大分言われました。第六次計画といなっているわけです。

今日いらっしゃっている委員の方は御多忙の中、ボランティアで参加されているのは、結局県民の期待に出来るだけ応えられるような計画にしたいという意気込みをもって参加されているんだと思うんです。ところが先程から伺っておりますと、どうしても予算的な裏付けが無い、或いは他課との関係性等で後退している部分がたくさんございます。確かに予算の裏付けがなければ年度末の達成率、評価が下がりますので見かけが望ましくないかと思います。しかし、計画というのは期待をもって作成するものです。必ずしも出来なくともやむを得ない部分が多々あるかと思います。これからの3年間の計画です。来年度の予算取りが出来なくとも、再来年度、その翌年度に取れるかもしれない。この点をどのように考えていくのか、計画の書きぶりが後退したままで、第七次計画まで憂き目を見ることがないのか、この辺をお伺いしたいと思います。

(障害者福祉推進課長)

非常に厳しい御意見をいただきました。ありがとうございます。確かにこれまでの計画と比べて、表現は後退している部分があるのかと、これは否めないのかと認識しています。これは障害者計画に限らず、県の他の計画も同じような考え方で整理していると伺っております。例えば検討という言葉にしましても、一般の方からすると検討というとそれだけで終わりというようなイメージがあるのかもしれませんが、私どもとしましては、検討ということは非常に重く受け止めてここに記載しているところです。検討するとしているものに関しては、この計画期間中に何がしかのかたちを出していきたいという考え方は持っております。他の課との調整というお話もありましたが、出来る限りの表現を調整した結果を書かせて頂いておりますので、記載はこうなっておりますが、作成の経緯を汲んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。

(高梨会長)

ありがとうございます。来年度予算を確保出来なかったものについても必要と思われるものは、しつこく求めていくという理解でよろしいでしょうか。

(障害者福祉推進課長)

当然、そのような形で、3か年計画ですので1年目駄目だったら2年目、2年目駄目だったら3年目という風に常にトライして行こうというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

(高梨会長)

ありがとうございます。これは岡田障害福祉事業課長におかれましても同じでしょうか。

(障害福祉事業課長)

事業課のほうが事業という点では多くやっているかと思います。今回御説明させていただいた中でも表現が少し後退している部分もあるかと思います。それは、平成30年度当初予算に盛り込めなかった部分については、少し表現が後退している部分がございます。ただ、予算に盛り込めなかった部分については、我々としての準備が足りなかった部分もあると思っていますので、新しい施策、事業については皆さまの御意見を頂きながら、準備態勢をしっかりやったうえで、こういった事業をやるとこういった効果があるということをしっかり示したうえで、財政のほうに要求していって施策に繋げていきたいと思っています。また、無駄な事業があった場合にはそれを見直したうえで、新しいものに回していければと思っていますので、今後とも御意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

(高梨会長)

ありがとうございます。委員の皆様におかれましては、十分に満足できているとは思えませんが、来年度はむしろ進捗管理が中心になりますのでよろしくお願いいたします。県民の期待に応えようと思いながらも、先日のフォーラムの結果を見ますと本当に期待されているのかなと寂しい気もするんですが。

他にございますでしょうか。

(吉田委員)

今の課長のお話しを聞いて、今後は進捗管理が大切だと思うんですが、予算、お金のことに関しては確かに厳しいということはよく分かります。

これは要望なんですが、例えば専門部会で予算が厳しい中でやるということであれば、これまでこういう形でやっていましたということに関して、例えば予算の付け替え、予算の執行状況を踏まえてこの事業について不用額がどれだけ出ましたので、この事業に向けていけないかという風に、進捗管理の中で、成果だけを見るのではなくて、私たち専門部会の委員が、予算の仕組みについてもう少し知る必要があると思っています。専門部会の分野の中で、この事業に関してはこのように予算を確保しました。決算の時には決算審査に出るような資料の一部を出していただいて、専門部会の委員から見て妥当に使われているのかどうか。それは決算審査、議会で承認されているものかもしれませんが、新しく予算を取るよりはどのように中身を変えていくか、ということを専門B会の進行管理の中で、予算をに関する理解を深めたいと思っていますので、そのようなことが行われるとありがたいです。

(荒井委員)

そういった意味では、地域生活支援事業の数字の積上げに関しては市町村事業の積上げで県の数値になってしまうというのは私も理解しているのですが、専門部会でもお話しをしましたけれど、その数値が果たして妥当なものなのかの整理を多少は県として行うことが必要であると思います。また、少なくともこの計画の中で記載している数値目標について、私には根拠がほとんど見えないんです。

先程の増加を目指しますの件もそうなんですが、根拠がなければ予算に関しても何も説得材料がないと思うんです。次期計画策定においては、根拠を示しながら数値目標の設定をする仕組みをもう少し丁寧にやってもいいのかなと思いましたので、御検討頂きたいと思います。

(白井委員)

一応、案の検討は終了しましたけれども、これから大事なのはどれだけ浸透させていくのかということです。市町村も計画を作っています。市民は県、市町村両方見ながらということがなかなか難しい、とはいうものの市町村からすると、県の計画はかなり時間をかけてやっているところがありますし、広範囲な部分がありますので、なかなかこのような計画を見ない人にとっては範囲が広くて、このようなこともあるんだなという意味で非常に重要なんだなと思っています。出来た後のもちろん広報はされるんでしょうけれど、一方的な広報だけではなくで出来るだけ広がるように、地域にも協力していただきながらということが大事だと思っていますのでよろしくお願いします。

(小林委員)

先程、各市町村からの数値の積上げを県計画数値とする。各市町村が責任を持つんだという説明がありましたけれども、入所施設を見ても千葉市、船橋市は少ないのだから定員は減らせませんと、しかし、習志野市は大幅に減らしている。現実的な状況として短期入所に入りきらないほど、市は施設に頼んできています。市町村が何に引っ張られているかというと、国の目標数に合わせて数値を入れ込んでいるんです。

そんな状況の中の積上げた数字が結果的に何を意味しているのかというと、実は厚生労働省が各県のサービス事業所がどの程度あるのかという資料を出しています。千葉県の福祉の充実度は全国何位かと、この計画案の何ページかに医師等の数及び人口に対する全国順位に関する記載がありました。国の資料から人口比で見ると、例えば生活介護、千葉県は45位です。就労継続支援B型事業所は47位です。就労継続支援A型事業所は43位、居宅介護は38位、グルーホーム41位、就労移行支援事業所が11位、極端な例で生活介護を見てみると1番の秋田県や島根県から見ると2.4倍ですよと、その充実度が全然違っています。また、利用状況の中で障害者別、人口割りの中で自立支援給付利用者の割合を出しているものがあります。自立支援利用者を人口で割り返すと、千葉県は46位で、知的障害者に至っては47位、これが千葉県の障害福祉の現状です。我々は市町村の数値の積上げで議論をしている。しかし、福祉の充実度はどうあうべきなのかということは、本来はこの障害者計画の中で、もう一つの目標として書くべきなのではないかと思います。この数値を見たときに唖然としました。実は堂本知事の就任時期にも実は45位や43位というものもありました。でも現在はいつもワースト1位を争っているような状況です。次回の障害者計画を策定する再は、上の目標を見て千葉県の住みやすい福祉とは何かという議論をしたほうがよいのではないかと思います。

(高梨会長)

貴重な御意見、ありがとうございました。確か、第四次計画には市町村との連携という一項目がありました。その後、第五次計画では消えてしまいましたが、市町村と県が一体となって県全体が充実していくんだと思います。市町村連絡調整会議等もあることと思いますので、是非、課長さん、今後市町村とのすり合わせを更にお願いしたいと思います。

他にはよろしいでしょうか。なければ、次に移りたいと思います。

その他ということで事務局からお願いいたします。

 

《事務局説明》

 

(高梨会長)

皆様の御協力で、予定時間内に会議を終了することができました。

本日を持ちまして第六次千葉県障害者計画案のまとめは終了となります。あと1回、年度末に恐縮ですが3月19日の午前中に確認作業がございますのでよろしくお願いいたします。御協力ありがとうございました。

それでは、進行を事務局にお返しいたします。

(事務局)

高梨会長、どうもありがとうございました。

皆様、本日は長時間にわたり大変お疲れさまでした。以上を持ちまして千葉県総合支援協議会、第六次千葉県障害者計画策定推進本部会第四回会議を終了いたします。

本日はどうもありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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