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更新日:令和5(2023)年6月13日

ページ番号:3074

平成29年度第1回議事録(千葉県総合支援協議会)

1.日時

平成29年6月12日(月曜日)
13時25分から15時25分まで

2.場所

千葉県庁本庁舎5階大会議室

3.出席者

(1)委員

朝比奈委員、阿部委員、荒井委員、飯田委員、植野委員、海上委員、片岡委員、蒲田委員、亀山委員

川上委員、倉田委員、佐藤(彰)委員、澤田委員、新福委員、鈴木委員、高梨委員、田上委員、角田委員

寺田委員、藤尾委員、貫井委員、松田委員、三好委員、吉田委員、渡邉委員

欠席委員:栗原委員、小林委員、斉藤委員、佐藤(愼)委員、白井委員、杉田委員

(2)県(事務局)

障害者福祉推進課

吉田課長、國本副課長、高品副課長、小菅共生社会推進室長、野口精神保健福祉推進課長、

今成障害保健福祉推進班長、植田障害者手帳審査班長、共生社会推進室加藤加藤、勝山副主査、

牲川主事

障害福祉事業課

岡田課長、丸山副課長、吉武副課長、桐原虐待防止対策班長、井上事業支援班長、

鈴木県立施設改革班長、板橋法人指導班長、池田療育支援班長、在原地域生活支援班長

4.議題

(1)会長、副会長の選出

(2)報告事項

(1)障害福祉における最近の状況について

(2)次期千葉県総合計画案について

(3)審議事項

(1)第六次千葉県障害者計画の策定について

(4)その他

5.議事概要

(事務局)

皆様おそろいのようですので、定刻より少し早いですが、平成29年度千葉県総合支援協議会の第1回会議を開催いたします。私は、本日の進行を務めさせていただきます、障害者福祉推進課の國本と申します。よろしくお願いいたします。皆様のお手元にお配りしております資料と併せまして、配付資料一覧をお配りしております。資料の不足等がございましたら、事務局までお申し付けくださいますようお願いいたします。なお、配付しております座席表の一部に誤りがございました。大変申し訳ございません。差し替えの方を会議中にお配りさせていただきますのでよろしくお願いいたします。それでは会議に先立ちまして吉田障害者福祉課長から御挨拶申し上げます。

(吉田障害者福祉推進課長)

みなさんこんにちは。障害者福祉推進課長の吉田でございます。事務局を代表して御挨拶申し上げます。本県では4月から障害者施策の企画等を担当します障害者福祉推進課、もう一つは施設等におけるサービスの充実を支援する障害福祉事業課の2課体制で障害福祉に取り組んでいくこことと致しました。両課連携して障害福祉の更なる向上を目指してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。委員の皆様におかれましては、日ごろより本県の障害福祉の推進に御理解、御協力を賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また、今回新たに御就任いただきました15名の皆様におかれましては、御多忙のところ快くお引き受けいただき本当にありがとうございます。この千葉県総合支援協議会は障害者総合支援法に定められました、障害者への支援体制の整備を図るため、当事者、家族、関係機関、関係団体などで構成される協議会でございます。法律では都道府県が障害福祉計画を策定する際は協議会の意見を伺うこととされています。このため本協議会は障害者計画策定推進本部会としても位置付けられているものでございます。現在平成27年に策定した第五次千葉県障害者計画に基づきまして各種施策に取り組んでおりますが、今年度は現計画の最終年度になります。目標達成とともに、本協議会と6つの専門部会によりまして次期計画の策定作業を進めて参ります。委員の皆様におかれましては御多忙のところ、誠に恐縮でございますが、御尽力を賜りますようお願い申し上げます。本日の会議では、国の基本方針や現在策定しております千葉県総合計画、また、現障害者計画の進捗状況について御説明したうえで、次期障害者計画の策定方針について、御協議いただくこととしております。忌憚のないご意見を頂けるようお願いいたします。結びに、本県の障害者福祉の推進のため、今後も一層の御理解、御協力をお願い申しあげまして御挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)

続きまして、今回、新たに委員になられた方々について御紹介させていただきます。

≪新委員の紹介≫

(事務局)

また、誠に恐縮ではございますが前回から委員になられている方々につきましては、お手元の委員名簿にて御参照くださるようお願いいたします。

(事務局)

続きまして、本日出席の事務局職員を紹介いたします。

≪事務局職員紹介≫

(事務局)

続きまして議題に入りたいと思いますが、議題に入る前に事務局よりお願い申し上げます。御発言の際には先にお名前をいただき、その後に御発言くださるようお願いいたします。また、議事録を作成する都合上、会議中は録音をさせていただいておりますので予めご了承いただきますようお願い申しあげます。それでは議題に入ります。なお、この会議は本来、部会の会長が座長として進行を行うこととなっておりますが、部会長が決まるまでの間、引き続き私が進行を務めさせていただきます。まず、会長、副会長の選出です。自薦他薦どちらでも結構です。何方かいらっしゃいませんでしょうか。

(吉田委員)

高梨委員を推薦したいと思います。第五次障害者計画策定本部の会長も務めていただき、適切に会を運営していただいておりますので、今回もお願いできるのではないかと思っておりますがいかがでしょうか。

(事務局)

ただいま、高梨委員御推薦の声がありました。委員の皆さま、いかがでしょうか。

≪拍手、異議なしの声あり≫

(事務局)

皆様、御異議ないようですので、高梨委員、会長をお願いしてよろしいでしょうか。

≪高梨委員から了承の発言≫

(事務局)

それでは高梨委員に会長をお願いいたします。会長席への御移動をお願いいたします。

早速で恐縮ですが、高梨会長、就任の御挨拶をお願いいたします。

(高梨会長)

ただいま、会長に御指名されました高梨でございます。私は実は総合支援協議会立ち上がりの時から会長を仰せつかっておりまして、これで六期目になります。そんなことから障害者計画につきましては第四次計画からということで3回目ということになります。長いだけが特徴で、そろそろかびが生えてきているのではないかと思いますが、せっかく御指名をいただきましたので、この2年はなんとか頑張っていきたいと思います。特に今年度は第六次計画策定の年でございますので、皆さまの御協力を頂きながら、県民にとって少しでも期待に応え得る計画にまとめられたらと思います。どうぞ、御協力の程よろしくお願いいたします。

≪拍手≫

(事務局)

どうもありがとうございました。次に副会長の選出ですが、副会長は会長を補佐していただく役割ですので、会長から副会長を御指名いただけますでしょうか。

(高梨会長)

はい。先程申し上げましたように、かびが生えつつありますのでこれ以上かびが進行しないように補佐していただける方をという風に考えました。千葉県内だけでなく、全国的にこの分野で幅広く活動されておられます、また、相談支援専門部会の部会長を長くお引き受けいただいております、寺田一郎委員に副会長をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。

≪拍手≫

(事務局)

寺田委員、御了承いただけますでしょうか。

≪寺田委員了承の声≫

(事務局)

それでは寺田委員、副会長席へ御移動をお願いいたします。

早速で恐縮でございますけれども寺田副会長、就任の御挨拶をお願いいたします。

(寺田副会長)

ワーナーホームの寺田でございます。併せて、精神障害者の千葉県精神障害者自立支援事業協会の立場も背負いましてこちらに参加させていただいていると思っています。そんな関係で精神障害者地域移行推進専門部会、この3月で抜けられたなと思ったら、また新しいのが一つ増えてしまいました。高梨さんのおっしゃるようにかびだらけかもしれませんけれども、この本部会は自立支援協議会と計画策定本部会と2つの看板を背負っていると、その良いところを発揮できるような、そんなところが大事かなというふうに思います。2年間微力を尽くしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

≪拍手≫

(事務局)

どうもありがとうございました。

次の議題に入りたいと思います。ここからは千葉県総合支援協議会設置運営要綱第6条第3項の規定により高梨会長に進行をお願いいたします。

(高梨会長)

それでは、改めましてみなさんこんにちは。これから議事進行につきましてよろしくお願いいたします。議事に入ります前に私のほうから議事進行について一つお願いがございます。ご存知のとおり、私は視覚障害がございます。発言の際に手を挙げられてもわかりませんので、先にお名前を言っていただくのが、視覚障害に対する合理的配慮だと思いますのでどうぞご協力の程よろしくお願いしたいと思います。それでは早速議事に入ります。

4議題(2)報告事項(1)障害福祉における最近の状況について、事務局から説明をお願いいたします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。ただいまの報告につきまして皆様方から御質問等ございましたらお願いいたします。

(植野委員)

国の基本指針において、様々なことが示されていることと思いますが都道府県、市町村の役割がそれぞれあるかと思います。例えば消防のことについて、都道府県、市それぞれの役割が分かれていると思いますが、アクセシビリティの件で119のネットワークについてはどのような連携がされるのか、県と市の連携について、残念ながらこの中には書かれていないようですが、県のスタンスとしては今後どのようにしていくのか、検討課題としてはどのようになっているのかを教えていただきたいと思います。

(事務局)

119のネットワーク、情報アクセシビリティについて、本日、当課でお答えできる材料があればいいのですが、防災危機管理部のほうで所管しているものでして、今後の議論の中で留意させていただければと思います。

(高梨会長)

他に御質問等ないようであれば、次に移らせていただきます。次に報告事項第(2)、(2)次期千葉県総合計画案について、事務局から説明をお願いいたします。

≪事務局説明≫

高梨会長)

ありがとうございました。これから私たちが策定しようとしております障害者計画の、県の総合計画における位置付けについて御説明をいただきました。何かご質問等ございましたらお願いいたします。

(藤尾委員)

資料1-2、厚生労働省からの指針についての通知、4ページの(3)地域生活支援拠点等の整備について、平成32年度の末までに各障害保健福祉圏域に1か所整備することを基本とすると書かれていますが、今御説明いただいた計画のどの部分に記載があるのでしょうか。

(事務局)

地域生活支援拠点の整備に関するご質問ですが、地域移行を進めるための支援を行う拠点でございますので、入所施設から地域生活への移行の推進の中かなと思われます。または、障害のある人の相談支援体制の充実、ここで取り扱ってもいいことであると思います。

(藤尾委員)

32年度末までに全障害保健福祉圏域に整備することを基本とすると書いてありますが、今の説明ですと整備に向けて取組みが進んでいく全体像が見えてこないんですが、細かい部分は各専門部会で議論されると思いますが、どこの部会でどのようにやっていくのか、県としては整理されていないということでしょうか。

(事務局)

今日の審議事項の中で障害者基本計画、基本指針の様々な項目について、どこの専門部会が扱うかを書いた表を付けています。地域生活支援拠点については、入所地域生活支援専門部会と思われますが、後程、お諮りしたいと思います。

(貫井委員)

国の指針について、教育の振興とあります。県の政策分野にも教育と書いてあるんですが、子どもたちの学校の中でのいじめであるとか、多々あると感じております。我々精神障害者家族会連合会も、国にも申し上げておりますが、教育の中に精神、心の病に関するカリキュラムが必要ではないでしょうか。国の指針に何も触れられていないのはどういうことでしょう。県も国の指針に何も書かれていないのでしないということになるのでしょうか。

(事務局)

国の障害者基本計画、第4次骨子案の8ページ、9の教育振興、現在示されている内容では分からない状況です。今後、委員がおっしゃられていることが書かれるかどうか分かりません。今後、国の対応を見て行きたいと思っております。

(倉田委員)

地域移行について、国の考えを踏まえて、県の考え方ですと、グループホームの整備が中心となっており、単身生活について書かれていないのは残念なことです。この件については、どのようにお考えでしょうか。

(事務局)

資料3-3に記載の基本的な方向、障害のある方の地域社会を支援するため、ライフステージや障害特性にあったグループホームや日中活動の場の充実を図っていきますと、書いてございます。また、グループホームにも様々な形態があると思いますので、サテライト型についても充実が図られていくと思われますので今後ともご意見を頂ければと思います。

(倉田委員)

私は一人くらしをしています。専門部会のほうでも議論したいと思います。ありがとうございます。

(高梨会長)

委員から細かい質問がありましたけれども、次の審議事項のところで具体的に六次計画の構成と担当していただく各専門部会の割りふりをし、それから各専門部会で具体的な検討に入るという形に進んでいきますので、詳細についてはそこで御議論を深めていただけたらと考えております。県の総合計画案について、他に御質問等ございませんでしょうか。

(佐藤(彰)委員)

1つだけ、質問というより意見になりますけれども、県の骨子案のところ、権利擁護のところで入っております内容、虐待、差別について記載されております。これは権利擁護に関する重要なことでありますので、引き続き御検討いただきたいと思いますけれど、第五次計画にも入っておりますけれども、成年後見、これに限りませんが権利擁護に関するツールについていろいろ検討しますということが記載されております。ご承知の方も多いかと思いますけれど、内閣府のほうで権利擁護支援のネットワークづくりについて、各都道府県、市町村において御検討くださいということで、5年を一つの期間として検討くださいとのことが今、動こうとしております。ちょうど、この期間と次期計画の期間がだぶりますから、是非、権利擁護部会のほうで、県内の権利擁護支援のあり方について、成年後見を含めた基本計画の対応について御検討いただければと思います。今の時点で入っておりませんので、もし漏れているとすれば是非いれていただきたいと思います。

(高梨会長)

貴重な御意見ありがとうございます。他にございませんでしょうか。

それでは次の議題3の審議事項、(1)第六次千葉県障害者計画策定について、事務局から説明をお願いします。

≪事務局説明≫

(高梨会長)

第六次計画の骨子案、また、担当していただく専門部会の役割、内容等について御説明をいただきました。実際に専門部会で御検討いただきますと、おそらく部会を跨ってしまうような事項、或いはどこの部会にも属さない事項が出てくるかと思われます。これらについては、事務局において適宜調整をいただいたり、本部会のほうで調整をするなど対応したいと思いますが取りあえずただ今の説明につきまして何かお気づきの点などございましたら御意見、御質問を頂けたらと思います。

(藤尾委員)

入所・地域専門部会で扱う事項が多くなり、率直な感想として扱いきれるのかなと思いました。

(事務局)

入所・地域生活支援専門部会ということで、主に入所施設からの地域移行ということについて扱っていくわけですが、この部会ですけれども6つの専門部会がありまして、全体の総務的な、何処に属するか分からない事項であるとか、属さない事項について検討する位置付けになっておりまして、しかしながら、入所部会だけでは賄いきれないという場合については、その内容によって他の部会にお願いするであるとか、そのようなことも検討していきたいと考えております。

(高梨会長)

藤尾委員がおっしゃるように、地域生活支援と地域移行というのは専門部会を跨ってしまうんです。施設での支援と地域生活支援、どちらか一方に比重が偏らないように調整を図りながら検討を進めていただきたいと思います。

(角田委員)

この中に含まれていない失語症、てんかんですとか、脳外傷後の頭の痛みであるとか個別なものについては、どのように扱っていただくのか、例えば今日意見を言ってよいのか、別に意見を述べるのかその辺のところをお伺いしたいと思います。

(事務局)

失語症につきましては、高次脳機能障害の支援事業と認識しておりますので、高次脳機能障害支援の推進の中で一緒に考えさせていただくということで問題の整理などさせていただこうと思います。また、てんかん、脳外傷等は難しいんですが、この計画と並行して保健医療計画というものが策定年になります。そちらのほうでは精神科にかかる疾病別の色々な内容を計画の中で検討するんですが、てんかんについては精神保健福祉法上、精神障害の中で対応することになっております。治療、支援体制についてはそちらのほうで検討するというふうに考えております。

(角田委員)

それでは、こちらから要望するにはどのように要望を出せばよろしいのでしょうか。

(事務局)

要望といたしましては、障害者計画にこだわることなく、こちらの課のほうの精神保健福祉推進班のほうで対応させていただく分野と認識させていただいておりますので、御相談いただければと思います。

(角田委員)

それはどんな風にしてですか。精神保健福祉推進班のほうにどのように伝えればいいんですか。個別にお伺いしてご説明するということでしょうか。それとも委員会の中で説明をするということでしょうか。

(事務局)

関係団体へヒアリングを行っており、既にお伺いしご意見を頂いている団体も数多くなってございます。本日、資料のほうに第六次障害者計画策定についての御意見、御提案をいただく様式を御用意してございます。6月21日までとしてございますが、期限は問いませんので、御要望、御提案がございましたらお送りいただきたいと思います。

(角田委員)

ありがとうございます。高次脳機能障害の個別の問題について、入所・地域の専門部会で扱うというのはそぐわないのかなという感じがしているんです。

(事務局)

項目につきましては、もしかすると何点か見直しが必要かもしれませんので、今の御意見は受け賜て、持ち帰らせていただければと思います。

(高梨会長)

寺田副会長の御挨拶にもございましたが、この会議は障害者計画策定だけの会議ではございません。いわゆる総合支援協議会の立場でもございますので、計画の内容にそぐわない要望等意見をいただいて、事務局から関係課へ紹介をしていただくことも出来るとの認識でよろしいでしょうか。

(事務局)

御意見をいただければ、関係課へお持ちします。

(高梨会長)

そのように致しますので、遠慮なく御意見等をいただければと思います。

(植野委員)

第五次千葉県障害者計画がございますが、いくつかの言葉に関する市町村などの関係機関における解釈がまちまちで受け取られている状況が見受けられます。例えば、連携という言葉がありますけれどもその受け止め方が様々になっているようです。例えば医療サービスという言葉、訪問看護は医療サービスではないであるとか、その結果福祉サービスのバリアということが起きております。従って今後の六次計画を作成するにあたりまして、権利擁護の専門部会で言葉の定義及び解釈を確認していただく、或いは本部会において他の専門部会にお願いをして検討していただくなど整理が必要です。言葉の定義に関しては権利擁護専門部会で検討されるのがよいか、本部会で検討されるのがよいか、お考えを教えていただければと思います。

(事務局)

権利擁護といいますと、障害者差別や虐待に関する事項を扱うことになりますので、連携等この件に関しては障害福祉サービスの関係と捉えることができるのかなと思います。サービスの提供に関する事項を所管する専門部会において確認していただくと、また、市町村の関係もありますので、様々な会議の場で、市町村の間で言葉の解釈に齟齬が生じているということを言っていかなければならないのかなと思います。

(高梨会長)

用語の定義については計画の中にも記載されていますよね。

(事務局)

用語集がございます。代表的なもののみですけれども、それで確認をしていただくことも出来ます。

(植野委員)

専門部会の中で確認すればよいということですね。

(高梨会長)

その都度出していただいて結構かと思います。

(角田委員)

個別のことについてもお話しさせていただけるとのことですので、お話しさせていただきます。

1つ目です。第六次千葉県障害者計画の骨子の中の真ん中の主要な施策4、障害のある子どもの療育支援体制の充実とあります。障害のある子ども、特に重症心身障害児、ほとんど車いすでしか生活ができないという障害児が、現在千葉リハビリテーションセンターで支援を受けている状況があります。私は千葉リハビリテーションセンターへ息子が高次脳機能障害なものですから受診をしているんですけれども、多くの方が重症心身障害児の方を連れて診察にみえています。千葉リハビリテーションセンターでは運営協議会というのをやっていまして、その中で重症心身障害児のお母さん方から千葉リハは老朽化しているので建て替えてほしいという要望が出ています。今回、事前にいただいた資料の中には千葉リハについてはそのあり方を検討するというだけで、第五次計画で入っている施設の整備というところが抜けていて、建て替えの計画がどうなったのかなと不安に感じています。重症心身障害児ですので、災害があったときはどうすればよいか、また、車いすが必要な方も多くなっているので、建物の中で通行しずらい状況もあります。また、高次脳機能障害の支援をしていただいており、高次脳機能障害の方が単独で生活ができるように訓練を行っています。訓練をやっているところは現在4人部屋になっています。入所して訓練をするんですが、4人部屋しかありません。現在、他の施設では個室化が進んでいると聞いています。やはり、その辺のところも建て替え計画を含めて計画を検討していただきたい。また、権利擁護のほうで成年後見人について、私ども家族会では例えば交通事故の場合には相当大きな金額が補償金として入ります。そうすると必ず成年後見人をつけろと言われます。しかし、実際成年後見人がついた段階で、成年後見人はその家族が作った年間の収支書を受け取って、そのまま家庭裁判所に出す。実質の仕事というと、ほとんどしていないにも関わらず、月2万円の費用がかかる。年間24万円でせっかく頂いた補償金が目減りをしていくばかりだということで成年後見人を外すことはできないのかとこういうことが言われているんですが、家庭裁判所では外すことはできないと、この辺のところも今後、在り方として検討項目に挙げていただきたいと思います。それから、先程申し上げました失語症、てんかん、体の痛み或いは頭の痛み、これについてですけれどもこれは専門的な医療が必要だと思います。失語症の人の中には、ものが考えられないという人もいます。なぜかというと頭の中に言葉が浮かばないからです。読めない、例えば新聞を見ても、それが漢字ならば字自体に意味が分かるけれども、ひらがなは記号にしか見えない。手話の支援に関するものは載っていますが、失語症の支援に関することは一言も触れられていません。第五次の計画の中には、索引を引いても失語症という言葉は載っていませんでした。失語症の支援に注目していただきたい。それからてんかんですけれども、てんかんは一時、てんかんの人は車を運転して大きな交通事故を起こして学童が死亡した例があったと思います。しかし、てんかんはきちんと薬を調合してその人に合った処方をすれば日常生活を送れるようになる人が多いと聞いている。それはなかなか難しくて外来だけでは毎日の服薬をした状況が分からないので、やはり入院をして調べる必要がある。しかし、専門的な機関は全国で静岡に1つあるだけで、今回の障害者計画では入院している人や福祉施設にいる人を地域に戻そうという骨子です。そういう支援はきちんとできないのに、本当に地域に戻れるのか、高度な医療のところを千葉県の中に設置できないか。

最後に痛みの問題です。例えば高次脳機能障害というのは、或いは脳腫瘍とか、或いは交通事故で頭を強く打って脳の中に傷が残ります。その傷が残ると非常に痛い。毎日痛い。また毎日痛いのだけれども強弱がある。強い時とはどんなときか、台風が発生したときです。沖縄の方に台風何号が発生しましたよという時点で痛くなる。ひどいときは孫悟空が頭に輪をはめられて締め付けられたような、強烈な痛みがあってとても動けるような状況ではない。このような人も病院ではなくて、施設ではなくて地域で暮らせと、その痛みはどうなるんでしょう。その痛みを抱えて地域で暮らすといってもとてもじゃないけれどもできない。医療的な支援、今回は入所の施設とかそのようなことが言われていますけれども、根本的な医療的ケアのところをもう少し検討頂けないかと。こんなふうに考えます。

(高梨会長)

ありがとうございます。それぞれの専門部会で検討を深めて頂きたいと思います。また、失語症の方たちのニーズの把握につきましては、昨年度末の本部会でも吉田委員から指摘がありまして、古屋前障害福祉課長からヒアリングに含めるとの回答を頂いております。いろいろご要望が上がっくるのではないかと思います。

(貫井委員)

先程の繰り返しになりますが、資料を拝見しますと教育の必要性について、療育支援が関係部会になっています。療育支援専門部会の中できちんと審議ができるのでしょうか。

(事務局)

療育支援専門部会の審議の中ではおそらく県の教育庁関係課も一緒に入って検討することになろうかと思います。6つの部会がある中でおそらく療育支援専門部会で扱うのが一番手厚い議論ができるのかと考えておりますので、どうぞご理解くださるようお願いいいたします。

(高梨会長)

細かい点の御意見はおありかと思いますが、今日は骨子案の構成とそれぞれの専門部会での検討項目についての役割を示していただいたということでございますので、具体的な検討が入りますと、さらに調整が入ってくるかと思います。それについては先程申し上げましたように適宜、事務局で調整いただくとともに本部会のほうでも調整を図っていきたいと思っております。よろしければ次に移りたいと思います。専門部会での議論の前に事務局で精査くださるようお願いいたします。

それでは議題4のその他について、特に検討課題を設けているわけではございません。全体を通しまして御意見等ございますでしょうか。お考えいただいている時間がございましたら事務局から報告等ございますか。

(事務局)

それでは事務局から1点報告がございます。習志野市の障害者地域共生協議会から医療的ケアの必要な障害児者、重症心身障害児者、運動機能障害のない児等の実態の把握に関する要望という文書が提出されています。今後、療育支援専門部会を中心としましてこの要望に関しましては検討して参りたいと考えております。御承知いただければと思います。以上でございます。

(高梨会長)

ありがとうございます。この件はまさに自立支援協議会、総合支援協議会のほうの看板の中での役割ですのでよろしくお願いいたします。その他、ございますでしょうか。無いようでしたら、今日は初めての会議に新任の課長がおられますので感想を一言いただきまして終わりにしたいと思います。

(障害者福祉推進課長)

皆さま、本日はお忙しいところお集まり頂きましてありがとうございました。私も、隣にいる障害福祉事業課の岡田課長も新任でございます。今、勉強を始めているところでございます。とはいいますものの今日を皮切りにこれから本格的な策定作業に入っていくところでございます。皆様の御意見をよく伺いながら進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。先程の説明の中でも若干触れましたけれども質問等に関する様式を御用意しております。なにかございましたら期限に関わらず随時お受けいたしますのでいつでもご意見をお寄せいただければ幸いに存じます。本日は本当にありがとうございました。

(高梨会長)

ありがとうございました。それでは事業課長からもお願いします。

(岡田障害福祉事業課長)

障害福祉事業課長の岡田でございます。今日は本当に皆さまお忙しいところありがとうごいざいました。私も今年度から障害福祉行政ということで携わらせていただいております。日々当事者、障害のある方と接している方、またご本人様がいらっしゃる会議ということで、現場の意見を聴く機会がなかなかございません。今日は骨子案に関する議論だったのですが、大変踏み込んだご意見をいただきまして。、これから部会になりますともっともっといろいろな御意見があるかと思いますのでそういったご意見をできるだけ多く県の施策に取り込んでいけたらと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました。

(高梨会長)

どうもありがとうございました。千葉県の総合計画ではくらしやすさ日本一ということだそうです。目標は一で今は何位ですか、ちょっとよく分かりませんが、とにかく県民の期待に少しでも応えられるような障害者計画にできたらと思っております。皆様方も絶大なるご協力をお願いしたいと思います。それでは頂いている審議事項は全て終了いたします。事務局から連絡がございましたらお願いします。

(事務局)

≪旅費請求書類に関する説明≫

(高梨会長)

ありがとうございました。皆様の御協力によりまして何とか時間内に議事を終了することができました。ありがとうございました。それでは進行を事務局にお返しいたします。

(事務局)

会長、副会長そして委員の皆様、長時間にわたり会議に御参加いただきまして本当にありがとうございました。以上をもちまして第1回千葉県総合支援協議会を終了させていただきます。本日はありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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