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更新日:令和6(2024)年4月8日

ページ番号:3071

平成28年度第1回議事録(千葉県総合支援協議会)

1.日時

平成28年9月2日(金曜日)
午前10時00分から午前12時10分まで

2.場所

千葉県議会棟4階第3委員会室

3.出席者

(1)委員

高梨会長、宮代副会長、石井委員、石渡委員、植野委員、川上委員、向後委員、
小林委員、佐藤(彰)委員、佐藤(尚)委員、白井委員、鈴木委員、田上委員、田中委員、寺田委員、
内藤委員、藤尾委員、吉田委員
欠席委員:朝比奈委員、飯田委員、池澤委員、片岡委員、倉田委員、佐藤(愼)委員、
冨沢委員、松井委員

(2)県(事務局)

古屋障害福祉課長、菅野副課長、高品副課長、川口障害者権利擁護推進室長、
野口精神保健福祉推進班長、中島精神通報対応班長、植田障害者手帳審査班長、吉武県立施設改革班長、小原施設整備班長、小川施設指導班長、石村療育支援班長、在原地域生活支援班長、
小菅副主幹、加藤主査、大島主事

4.議題

(1)報告事項

1第五次千葉県障害者計画の推進状況について

  1. 入所施設から地域生活への移行の推進
  2. 精神障害のある人の地域への移行の推進
  3. 障害のある人への理解を広げ権利を擁護する取組の推進
  4. 障害のある子どもの療育支援体制の充実
  5. 障害のある人の相談支援体制の充実
  6. 障害のある人の一般就労の促進と福祉的就労の充実
  7. 障害のある人一人ひとりに着目した支援体制の充実
  8. その他各視点から取り組むべき事項

2千葉県袖ヶ浦福祉センターの見直しについて

3療育手帳取得に係る知能検査結果の開示について

(2)審議事項

  • 1第六次千葉県障害福祉計画策定に向けたスケジュールについて
  • 229年度重点事業について(主要施策1~8)

(3)その他

5.議事概要

本日はお忙しいところ御出席いただきありがとうございます。ただ今から千葉県総合支援協議会第五次千葉県障害者計画策定推進本部会平成28年度第1回会議を開会いたします。私は本日の進行を務めます障害福祉課の菅野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

《資料確認》

次に、本日御出席いただいている委員は18名でございます。欠席の御連絡をいただいている委員は、朝比奈ミカ委員、飯田俊男委員、池澤直行委員、片岡学委員、倉田知典委員、佐藤愼二委員、富沢正昭委員、松井宏昭委員の8名でございます。

続きまして、今回新たに委員となられた方をご紹介いたします。中核地域生活支援センターがじゅまるセンター長の朝比奈ミカ様、東金市市民福祉部社会福祉課課長の石渡淳一様、茂原市中の島小学校校長の片岡学様、東庄町健康福祉課課長の向後喜一朗様が新たに委員となられました。石渡委員、向後委員は本日御出席いただいておりますので、お一人ずつ自己紹介をお願いいたします。

《自己紹介》

次に本日出席の事務局職員を紹介いたします。

《事務局紹介》

それでは、事務局を代表いたしまして、障害福祉課長の古屋から御挨拶を申し上げます。

(障害福祉課長)

障害福祉課長の古屋でございます。本日はよろしくお願いいたします。本日は第1回の総合支援協議会ということで、昨年度策定しました第五次千葉県障害者計画の進捗状況について御報告をさせていただきます。また、これを受けまして、来年度重点事業を作成しておりますので御審議いただければと思います。

また、第五次千葉県障害者計画を策定して1年経過して慌ただしいところではございますが、次の第六次計画に向けたスケジュールについて御審議をいただければと思っております。また、袖ヶ浦福祉センターの見直しについて御報告をさせていただくとともに、療育手帳の取得に係る知能検査結果の開示について、総合支援協議会あてに文書がきておりますので、これについて御報告をさせていただく予定でございます。今日は今後の事業についての重要な会議になっておりますので皆様忌憚のない御意見をいただければと思っております。本日はよろしくお願いいたします。

(事務局)

それでは、議事に入る前に事務局からお願いがございます。御発言の際には、まずお名前をおっしゃっていただき、その後に御発言をお願いしたいと思います。

また、議事録作成の都合上、録音させていただいておりますので予めご了承いただきますようお願いいたします。

それでは、議事に入りたいと思います。進行を高梨会長にお願いします。よろしくお願いいたします。(高梨会長)

みなさんおはようございます。月初のお忙しい時期に、午前中から御参加いただきありがとうございます。それでは早速次第に従いまして議事を進めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。議題1報告事項の○1第五次千葉県障害者計画の進捗状況について事務局より説明をお願いいたします。なお、8つの主要施策がございますのでまず、主要施策の1から4について事務局から説明いただきます。質疑につきましては主要施策4まで終わり次第受けたいと思いますので御了承ください。それでは事務局よろしくお願いいたします。

《事務局説明》

(高梨会長)

報告事項の主要施策の1から4について御質問がございましたらお受けしたいと思います。御発言の前に私のほうからお願いがございます。視覚障害に対する合理的配慮として手を挙げる前に是非名前を先に述べて頂きたいと思います。それでは御質問のある方はよろしくお願いいたします。

(宮代委員)

グループホームの整備に係るスプリンクラーの整備について、避難困難者が4分の3以上いる場合は延床面積に関係なく消防法に基づき設置義務が課せられ、計画期間が平成30年3月までということですが、整備状況はどうでしょうか。

(障害福祉課長)

平成29年度末までに設置が義務付けられているグループホームに対して、県単独で設置に要する費用の一部を補助することとしています。来年度も引き続き実施していくこととし、期限まで継続して取り組んでいきたいと思っております。また、必要な予算について確保していきたいと思っております。

(高梨会長)

次に御質問等がございましたらお受けしたいと思います。

(田上委員)

先程、放課後等デイサービス事業所の箇所数、利用者数がかなり増えたというお話がありました。中にはサービスの質に問題がある事業所があったり、利用者を選別、軽度の方は受け入れ、重度の方はお断りするという状況があるとも聞いています。国においてもこの問題に取り組む予定であるとの御報告もありましたが、県としてはどのような取り組みをされているかお伺いしたいと思います。

(障害福祉課長)

質の問題について、前々から問題視されている部分があります。指導等を行うことで質の確保を図っているところですが、基本的には国からガイドラインが出ておりますので事業者への集団指導を通じて質の確保に努めていきたいと思っております。また、国で検討されておりますことを伝えていくことも必要ですし、次の障害者計画では障害児へのサービス量を盛り込んで行くことになりますので、量のことを盛り込むのと同時に質の確保についても考えていきたいと思っております。

(田上委員)

新規開設事業者などが事前説明に来ることがあり、その時の説明に関し、最近の傾向として学習塾的な取組みが非常に多いような気がします。その結果、重度のお子さんがはじき出される状況が出てきていると思われます。療育の観点も取り入れる放課後等デイサービスの整備を是非進めて頂きたいと思います。(高梨会長)

他に御質問等はございますでしょうか。

(田中委員)

重症心身障害児につきまして、今年在宅の重症児者の親に対するアンケートを実施しました。そこで集まった声は短期入所が利用出来ない。少ない。今日の報告を見ますと増えているということですが、利用できていない人がいるということで、取りこぼされる人がないような方向でお願いしたいと思います。特に医療的ケアが必要な方は利用できるところがとても少なくて、親の声としては足りないという声をいつも聞いています。先程、田上委員がおっしゃっていた放課後等デイサービスについても重症児については送迎がネックになっていまして、利用できるところが何処にあるんだろうという状態です。障害の重い子が取り残されることのない施策をお願いしたいと思います。

(高梨会長)

他に御質問等はございますか。無いようですので続きまして主要施策5から8について事務局から説明をお願いいたします。なお、質疑については8が終わったら行いたいと思います。

《事務局説明》

(高梨会長)

それでは報告事項の主要施策の5から8及び障害福祉計画について御質問等がございましたらよろしくお願いたします。

(寺田委員)

資料の1-3の8頁で相談支援体制の部分があるんですが、短期入所事業者数の実績或いは目標達成数から言うと単位は人ではなく箇所だと思います。いかがでしょうか。

(障害福祉課長)

事業者数ですので箇所数でございます。

(高梨会長)

次に御質問等がございましたらお受けしたいと思います。

(石井委員)

資料の1-3の数値目標番号7-3、高次脳機能障害相談件数について、目標は9,300件、平成27年度実績は倍近い件数となっており3つの拠点機関で対応しているということですが、対応しきれているかという状況について、また、29年度重点事業の中で拠点のことは触れられていないのですが、3つの拠点機関で十分と考えているのか、御質問します。

(高品副課長)

高次脳機能障害の相談件数につきましては、相談件数のカウントの仕方が途中で変わったことから、急激に件数が増えております。3箇所がいずれも入院が可能なリハビリテーション病院で、入院した方たちの対応を相談件数に含めますと、かなりな数になるわけです。全国でも高次脳機能障害の相談件数調査を行っておりますが、千葉県の件数は突出しております。3箇所の拠点機関が入院施設だというところが他県と違うところでもあります。また3箇所以外に増やすべきかという点については、松戸市、千葉市、鴨川市で旭神経内科リハビリ病院、千葉リハビリテーションセンター、亀田総合病院のリハビリテーションセンターであり、各地域で核となり、周辺地域に周知を図る取組みもしております。リーフレット、講習会の開催など積極的に事業を実施して頂いておりますので今のところカバー出来ていると聞いています。(高梨会長)

次に御質問等がございましたらお受けしたいと思います。

(寺田委員)

資料1-3の1頁、相談支援専門部会において県内の相談支援体制を如何に強化充実させていくかを検討してきました。その中で特に障害者総合支援法になり、自立支援協議会の活動との関連もありまして、地域生活支援拠点の整備が県内で非常に遅れていることが気になります。数値目標番号で1-4、16箇所整備することとなっていますが、基幹センターの設置箇所数です。ここ2年程県内に新しく設置されていません。基幹センターの役割というのは先程、色々報告がありましたけれども事業者の育成や身近な地域での関係職員の育成、或いは一般市民への啓発活動、問題となる事業所の把握も含めて極めて重要な役割だと思っています。2年間設置がないことは大変重要なことだと思っておりまして、なんとか基幹センターのモデルを相談支援専門部会としては今年度中に作りたいと思っています。ただ、基本的なところで視点を変えていく必要もあると思います。その1つは千葉県の県単独事業であります中核地域生活支援センターの、地域での役割を今後基幹センターとの関連でどのようにしていくのかということが1点、現在の障害者総合支援法における相談体制の中で計画相談支援、地域相談支援がありますけれども、その他に基本相談がありまして、市町村の委託による相談という体制となっています。相談支援事業所の中には市町村の委託を受けている相談支援事業所と、委託を受けないでもっぱら計画相談支援、地域相談支援をやっている事業所があります。これは外部からは分かりにくい部分ですけれども、このような委託相談体制のあり方についても検討していかないと、県内の相談支援体制は出来ないのではないかと思っています。基幹センターの整備のためにモデルを作るということ。そしてそのためには中核地域生活支援センターの在り方、或いは委託相談の在り方も検討する必要があると考えています。

(高梨会長)

次に御質問等がございましたらお受けしたいと思います。

(吉田委員)

計画相談に関連して、各自治体で計画相談の内容に開きがありますし、自治体が作成している計画相談のガイドラインのなかには、あるべき姿とは乖離した計画相談を推奨しているものも存在しております。例えば、私が計画相談に関わっておりましたが自治体ですと学校を含めてトータルでマネジメントをしていこうという形ですが、他の自治体では放課後だけのマネジメントという形で学校との連携がほとんど出来ていないところもあります。計画相談の質についても検討する必要があると思います。

(事務局)

資料1-5第四次障害福祉計画平成27年度進捗状況について、説明もれがありましたので御説明いたします。

《事務局説明》

(高梨会長)

短い時間の間での質疑ではございましたが、大変貴重な御意見を頂いております。事務局では来年度の事業展開において是非参考にしていただきたいと思います。

それでは報告事項の○2袖ヶ浦福祉センターの見直しについて事務局から説明をお願いいたします。

《事務局説明》

(高梨会長)

それでは報告事項の○2袖ヶ浦福祉センターの見直しについて御質問等ございますでしょうか。進捗管理委員会のほうで随時検討いただいておりますので次に報告事項○3療育手帳取得に係る知能検査結果の開示について事務局より御説明をお願いいたします。

《事務局説明》

(高梨会長)

ありがとうございました。療育支援等専門部会の委員の方々には大変お骨折りをいただきましてありがとうございました。旭の自立支援協議会からこのような要望書が提出されたことは、昨年度から委員をされている方は既に御存知かと思います。今回ライフサポートファイルの普及が不十分だという意見もあるようですが、これについては今後事務局のほうでさらに検討いただくこととしまして、療育支援専門部会でこのような結論を出していただきましたのでこれを当総合支援協議会の会長名で回答させていただくことに関しまして御異議がなければよろしいでしょうか。

《異議なしの声》

(高梨会長)

ありがとうございました。それでは議題2、審議事項の○1第六次千葉県障害者計画の策定に向けたスケジュールについて、事務局より説明をお願いいたします。

《事務局説明》

(高梨会長)

ありがとうございました。御意見等ございますでしょうか。

次に審議事項○229年度重点事業について主要施策1から8までについて、事務局から説明をお願いいたします。

《事務局説明》

(高梨会長)

ありがとうございました。29年度の重点事業について、御質問等ございますでしょうか。

(川上委員)

平成29年度重点事業の3ページ、障害のある人に対する理解を広げ、差別をなくすための事業ということで障害者差別解消法のことが記載されていますが、条例や法律の周知だけではなくて、それを推進するための人材育成に係る研修を是非やっていただきたいと考えております。私たち県社会福祉協議会としましては福祉教育をずっと続けており、差別解消法を切り口に、福祉教育を更に広めていき共生社会を作っていく大きな取組みに繋げられるのではないかと考えておりまして、専門職の研修のプログラムの検討を始めました。それを行う際の研修等に対する補助事業等についても御検討いただきたいと考えております。《事務局説明》

(高梨会長)

ありがとうございます。他にはいかがでしょうか。

(藤尾委員)

2ページの精神障害のある人の地域への移行の促進、若しくは一般就労のところになると思いますが、平成30年に精神障害の方の雇用が義務化されるという流れがある中で、国ではハローワークでモデル的に病院から直接就労しましょうというモデル事業を行っていると思います。平成27年度に全国で4箇所そのうちの1箇所が千葉県の松戸のハローワークだったと思います。今後、箇所数が増えて行って、将来的には全ハローワークで精神障害の方たちが病院から直接就労することへの支援をするという動きになると予想されます。就労の面においては我々障害者就労生活支援センターとハローワークの連携によって進めていくことになると思いますが、病院側への支援について県の施策によって行う、準備が出来ないかと、就労支援をしていく中では必ず病院との関連が出てくるので県として取り組んでいただけるとありがたいと思います。

(高梨会長)

ありがとうございます。他にはいかがでしょうか。

(寺田委員)

障害福祉サービス事業所の整備について申し上げたいと思います。先程、報告中にもございましたが、放課後等デイサービス、これは全国的に偏在といいますかニーズ以上の施設整備がされたりという状況があり国でも問題とされているとの報告がありましたが、そのとおりです。あわせて就労継続支援A型事業所に関しても全国的に同様な問題が発生しています。千葉県の人口の半分程度の県でA型事業所が数百か所も設置されている状況が、全国にはたくさんあります。千葉県では幸いにもその波がまだ来ていませんが、放課後等デイについては対策が必要な状況になっています。就労継続支援A型事業所についてもそのような波が押し寄せるのも時間の問題であると思います。このことをどのように食い止めるのか、県における事業所指定事務、地域の自立支援協議会における情報収集や実態調査等も大変重要だと思います。県では事業所指定事務の段階で審査をしているということと、地域では設立された後、自立支援協議会には利用者から或いは家族等から色々な情報が寄せられますのでそのような情報に基づいたアクションをどれだけ起こせるのかが大事だと思っています。

(高梨会長)

ありがとうございます。他にはいかがでしょうか。大変時間が不足し、議論が十分でないと思います。事務局のほうで御配慮頂けるようでしたらメール等で質疑をしたいと思います。時期はいつまで可能でしょうか。

(事務局)

9月15日頃までにお願いいたします。

(高梨会長)

それでは9月中旬頃までに御意見、御質問等ございましたら事務局あてメール等でよろしくお願いします。次にその他になります。事務局よりマンガでわかる障害者差別解消法について説明をお願いします。(障害福祉課長)

障害者差別解消法施行にあたりまして合理的配慮に係る事例集を作成いたしましたが、文字が多く分かりずらいということで、簡単に分かるものを作るべきではないかということで、マンガ版を作成いたしました。絵については特別支援学校の生徒さんや芸術関係の学科がある県立高校、福祉関係の大学の学生さん、それから当事者の方ということで描いていただいたものです。これを使いまして先程、福祉教育とのお話もございましたが、周知を図っていきたいと思います。

(高梨会長)

ありがとうございました。市町村社会福祉協議会や教育機関で是非ほしいという声が多数寄せられておりますのでよろしくお願いいたします。事務局から連絡事項がありましたらお願いします。

(事務局より連絡)

(高梨会長)

以上で予定されていた議題は全て終了いたしました。御協力ありがとうございました。

(事務局)

長時間にわたりありがとうございました。以上をもちまして平成28年度第1回千葉県総合支援協議会第五次千葉県障害者計画策定推進本部会を終了いたします。御協力ありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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