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更新日:令和4(2022)年10月18日

ページ番号:3086

平成28年度第1回千葉県障害者施策推進協議会議事録

1.日時

平成28年9月23日(金曜日)午後3時から午後5時まで

2.場所

県議会棟4階第3委員会室(健康福祉常任委員会室)

3.出席者

委員

中坪会長、石田(路)副会長、石田(義)委員、伊藤委員、伊豫委員、岩野委員、植野委員、榎本委員、大竹委員、斉藤委員、里見委員、冨江委員、橋本委員、畑中委員、藤尾委員、本宮委員

(欠席:佐藤委員、栗原委員、永堀委員、宮代委員、森本委員、横川委員)

事務局

16名

4.議題

(1)会長、副会長の選出

(2)報告事項

  1. 第五次千葉県障害者計画の進捗状況について
  2. 千葉県袖ヶ浦福祉センターの見直しについて

(3)審議事項

  1. 第六次千葉県障害者計画の策定に向けたスケジュールについて
  2. 平成29年度重点事業(案)について

(4)その他

5.議事概要

(事務局)
本日はお忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。ただ今から平成28年度第1回千葉県障害者施策推進協議会を開催いたします。私は、本日の進行を務めさせていただきます、千葉県障害福祉課の菅野と申します。よろしくお願いいたします。
最初に、委員の皆様にお知らせいたします。本日、報道機関による取材、録音が入る場合がございます。また、議事録作成のため、会議を録音させていただいております。なお、議題(1)の会長・副会長の選出までの間は、カメラ撮影がある場合もございますので御了承ください。
会議に先立ち、一言申し上げます。去る7月26日に、神奈川県相模原市にあります障害者支援施設「津久井やまゆり園」において、多くの障害者等が尊い命を奪われるという大変痛ましい事件が発生しました。前会長の中坪委員から、犠牲になられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表し、黙祷を捧げたいとのご提案がありました。つきましては、1分間の黙祷を捧げたいと存じます。大変恐縮ではございますが、皆様、御起立願います。黙祷。それでは黙祷を終わります。ありがとうございました。ご着席ください。

《配布資料確認》

この障害者施策推進協議会は、障害者基本法36条の規定により設置された協議会でございます。同法11条の規定により、都道府県の障害者計画を策定するにあたりましては、この協議会の意見を聴くこととされております。積極的な御審議をお願いいたします。
次に、本日の委員の出席状況について御報告いたします。委員23名のうち、17名の皆様に御出席いただいております。定足数である過半数を満たしておりますので、会議が有効に成立することを御報告いたします。
それでは、次第に沿って進めてまいります。はじめに、千葉県健康福祉部長の飯田からご挨拶を申し上げます。

(健康福祉部長)
皆様、こんにちは。健康福祉部長の飯田でございます。本日はお忙しい中、平成28年度の千葉県障害者施策推進協議会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。また、御出席の委員の皆様方には、日頃より本県の障害者施策の推進につきまして、色々な場面で御協力、御支援をいただいておりますことを、厚く御礼申し上げます。
さて、障害者施策をめぐる状況についてでございますが、本年4月には障害者差別解消法が施行、そして、6月には障害者総合支援法等の一部改正法が公布、そして、県の動きとしては6月の定例県議会において議員発議による手話言語条例が可決され、6月28日に公布、施行されております。このような中、先程の話にもございましたけれども、7月に神奈川県相模原市の障害者支援施設において、多数の入所者が殺傷されるという、大変痛ましい事件がございました。この事件を受けて、県といたしましては、事業者・市町村に、防犯体制の改めての徹底と、障害者の方々への心のケアの充実に万全を期すよう通知をするとともに、当事者の皆様にメッセージをお送りしたところでございます。
本日の会議では、第五次障害者計画の進捗状況と袖ヶ浦福祉センターの見直しについて御報告をさせていただく予定です。その後、第六次障害者計画の策定スケジュール、そして、来年度の計画に基づく重点事業(案)について協議をいただく予定になっております。限られた時間ではございますけれども、委員の皆様には、忌憚のない御意見をいただけますよう、お願い申し上げます。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)
それでは、大変恐縮でございますが、部長の飯田につきましてはここで退席させていただきます。
続きまして、委員の皆様を御紹介いたします。

《委員紹介》
《事務局幹部職員紹介》

では、ここから議事に入りたいと思います。本来であれば、協議会の会長が議長を務めることとされていますが、会長が選出されるまでの間、引き続き私菅野が進行役を務めさせていただきます。
まず、議題(1)として、会長・副会長の選出をお願いいたします。会長・副会長につきましては、千葉県行政組織条例第30条第1項の規定により、委員の皆様の互選により選出していただくこととなっております。事務局といたしましては、大学で福祉人材の育成に努められるなど障害福祉に幅広い知見をお持ちであり、前回、本会議の会長を務められた、中坪委員に会長をお願いしたいと存じますが、委員の皆様はいかがでしょうか。

(出席委員)
異議無し。

(事務局)
ありがとうございます。御異議が無いようですので、会長は中坪委員にお願いしたいと存じます。中坪委員は、会長席へお移りいただき、一言御挨拶をお願いいたします。

(中坪会長)
再び会長職をやることになりました。もとより、力はございませんが、委員の皆様のお力と御見識をいただきながら、役割を務めさせていただきたいと存じます。どうぞ、御協力、よろしくお願いいたします。

(事務局)
それでは、この後の議事の進行につきましては、協議会運営要綱第5条の規定により、中坪会長にお願いしたいと存じます。中坪会長、よろしくお願いいたします。

(中坪会長)
それでは、議長を務めさせていただきます。会議が円滑に進むように、御協力をお願い申し上げます。
まず、千葉県行政組織条例第30条第1項に基づき、副会長の選出を行います。副会長につきましては、「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」に基づく「障害のある人の相談に関する調整委員会」委員を務められ、地域医療福祉の分野に深い御見識をお持ちの、石田路子委員にお願いしたいと思いますが、委員の皆様はいかがでしょうか。
御異議が無いようですので、副会長は石田委員にお願いいたします。石田委員は、副会長席へ御移動いただきます。一言御挨拶をお願いいたします。
(石田委員)
ただいま副会長ということで、御紹介いただきました石田と申します。千葉県は、特に、障害ということについては非常に意識の高い地域である、と私自身も思っております。ただ、色々、皆様の御意見やお知恵を借りながら、もっとより良い千葉県としていくためにも、私も微力ながら、皆様と一緒に歩んで行きたいと思っております。

(中坪会長)
ありがとうございました。報道機関の方もおられると伺っておりますが、撮影・録画等についてはここまでとさせていただきます。この後、メモや録音等については引き続き行っていただいて結構です。
次に、協議会運営要綱第6条の規定により、議事録署名人の指名を行います。議事録署名人は、大竹委員と藤尾委員にお願いしたく存じますが、よろしいでしょうか。それでは、よろしくお願いいたします。
それでは、議題の(2)報告事項に入ります。これ以降、御発言の際には、まずお名前を名乗っていただきます。その後に御発言をいただきますよう、お願いいたします。まず、議題(2)報告事項(1)「第五次千葉県障害者計画の進捗状況について」を事務局よりお願いいたします。なお、質疑については、報告事項(1)が全部終わった後に一括して受けたいと存じますので、よろしくお願いいたします。それでは、御説明の方をお願いいたします。
《事務局説明》
(中坪会長)
膨大な資料で、あちらを見たりこちらを見たりで、なかなかついていくことが大変だったと思いますが、ただ今の御報告を受けて、御意見、御質問等があればお出しいただきたいと思います。

(藤尾委員)
藤尾です。少し想定外の質問をしてしまうかもしれないのですが、お許しください。今御報告いただいた話ではないのですが、第五次障害者計画の78ページを開いていただきたいのですけれども。通常、我々は障害のある方の就労支援及び障害のある方を雇用する企業の雇用支援を行っているのですが、現在、平成30年の精神障害の方の雇用義務化というのがとても大きな課題になっています。それで、このページの(5)の所に、「民間企業における雇用及び職域が拡大するよう関係機関と連携し…」の後に、「県庁においてチャレンジドオフィスちばをはじめとした障害のある人の雇用の取組や更なる職域の拡大に向けた研究を推進します。」という一文がございます。これはおそらく、これまで身体障害のある方で職員の方はいますけれども、それ以外の方は有期雇用、と。これは、どこの官公庁でも同じだと思うのですが、それで進めてきたものに対して、これからは精神の方や知的の方も、正職員として雇用していける可能性を探るという意味合いだと思うのです。ここで書かれているものに対して、県として、例えば他県の状況を調査したとか、あるいは、こういう形であれば知的障害の方や精神障害の方を正職員として雇用できるのではないかというような、取組や研究等をスタートされているのかどうかということが、まず質問の第1点です。そして、今後、それを進めていくということを検討されるのかどうか、と。これは、差別解消法等にも絡んでくる話だと思いますので。私共は是非検討していただけると、障害のある方々にも(正職員への雇用の道が)開かれるのかなと思っているのですが。この点について、応えられる範囲で結構ですので、教えていただければ幸いです。

(中坪会長)
具体的な取組があったのか、ということですね。
(藤尾委員)
調査も含めて、です。
(中坪会長)
それから、実際に雇用を拡大していく、開いていくというか、そういうことですね。
(障害福祉課長)
まず、このチャレンドオフィスちばについては、直接雇用するということで、県庁では、総務部総務課の方で行っております。こちらの方で、身体の方だけではなくて、知的障害のある方も雇用等しているところでございます。平成30年4月からの精神障害のある方の雇用義務化に向けての検討ですけれども、ちょっと今回は把握しておりませんので、これから聞いてまいりたいと考えております。他県でも、確かに、精神障害のある方を雇用している県もいくつか、鳥取県ですとか、把握しているところですので、この点については、総務課等に対しても同じように情報提供しながら、研究・検討に向けて働きかけをし
ていきたいと思っております。
(藤尾委員)
ポイントになるのが、有期雇用という所なのです。3年で次へステップアップしていかなければならないというのが現在の仕組なので、そうではなくて、県庁で働き続けられるような仕組が、他県でやられているのかという調査と今後検討されるのかという所を、是非教えていただきたいなと思います。
(障害福祉課長)
分かりました。県の雇用の枠組の中でどうやって整理していくか、ということでございますので、他県の状況も、これはうちというよりも総務部門の検討の所だと思いますので、御意見があったことを伝えていきたいと思います。
(伊豫委員)
千葉大の伊豫と申します。資料1-3の一番上(数値目標番号1-1)の所で、グループホームの定員が増えているということで、これは素晴らしいと思うのですが、第五次千葉県障害者計画の43ページの一番上に「地域移行を考える上では、住居の確保が必要です。グループホーム等の整備に関しては、依然として地域住民の反対にあうケースがあるため、地域住民の関心と理解を深めるための啓発活動が必要です。」ということが書かれているのですが、この精神の方々のグループホームというのは、数値目標番号1-1にあるように、あわせて増えていると考えてよろしいのでしょうか。障害種別ということになるのですが、それを教えていただきたいです。
(障害福祉課長)
今手元に、精神障害のある方の受け入れ可能なグループホーム数を把握してはいないのですが、伸びている中には精神のグループホームも入っているところでございます。第五次障害者計画の中では、精神障害のある方の地域移行ということを一つのテーマとして入れておりまして、もともと市町村で出てきた計画の数値よりも、少し移行数の分、上乗せをして計上しているところであります。ちょっと、なかなか実は定員数自体が、前年度と比較してみると伸びが鈍化しているというところもありますので、今後、どういった方策があるかということを探りつつ、あとは、精神障害のある方を受け入れていただけるグループホームが増えるような方策について、検討していきたいと考えております。
(伊豫委員)
それから、資料1-3の2ページの数値目標番号2-3で、1年以上在院者数が大幅に減っていて、これも大変素晴らしいと思っているのですけれども、一方で、御高齢の方が増えて、死亡退院というところが増えているのではないかと思うのですが、その点がもし分かりましたら、また調べていただければと思います。
そして、もう一つ。先程の第五次障害者計画の43ページの所に「院内グループホーム」「敷地内グループホーム」とあるのですけれども、私もこの検討会に参加していたのですが、やはり、精神病院から地域にそのまま退院するということになると、かなり、反対を受けることがあって、それであるならば、短期間、病院の敷地内であっても、グループホームという施設に一回退院はして、そしてまた地域に引っ越しをしていくという形の方が、地域の受け入れは良いかもしれない、ということでこれは作られてきていることです。段階的、というのはそういう意味でありますので、御理解いただければと思います。
(出口委員)
市長会の出口です。
評価の仕方なのですが、ABCDEという評価をしているのですが、これは県全体のマクロの評価なのですね。市町村ごとにどうかというのはなかなか難しい、多種多様でありますけれども、我々の立場からいきますと、例えば、君津地域とか安房地域とか、そういうことで見つめて、県全体としてはAなのだけれども、どこかの地域ではDもEもあるということを見つめないと、実際には地域の中でどうかということの仕上がりは分からないと思います。第五次千葉県障害者計画では途中から変えるのはなかなか難しいと思うのですが、次の審議事項にも係ることですが、第六次計画の中ではそのような評価の仕方も必要ではないかと思います。意見として言わせていただきたいと思います。

(畑中委員)
精神障害者の地域移行についてですが、評価の仕方はともかくとしまして、現実問題として地域移行が進んでいないという実態があります。その中で、グループホームの問題が、伊豫先生からもありましたけれども、我々は病院型のグループホームについては、もちろん賛成をしていないのですけれども、やはり、地域の理解が一番大事なので、この地域移行の中に、スローガンとして、どうしても地域の理解、どのような啓発事業を行うかということが非常に重要になってくると思うのですよね。これは、主要施策2の中には、違う項目、権利擁護ということでは入っているのですけれども。しかし、どうもはっきりしないな、と。この項目を作った中で、我々が非常に問題にしているのは、啓発の中に、私も虐待防止(研修)について、県の方が派遣されて地元でやりましたけれども、それだけではなくて、学校というのもどうしても今後入れてもらいたいのです。あくまでも授業の中の一環で行う、それから、地域でも行う、と。そういうことについても評価をしなければ、地域に移行することはまずできないでしょう。グループホームの補助金の他に、アパートを借りる時の保証人制度を立ち上げている点は、千葉県は、他の県よりは非常に進んでいるわけで、評価はできるのです。ただ、地域に移行するためには、利用者の声を聞いて、こういうことでできないのだという、詳細な分析が必要だということが書かれています。我々としても、今後とも、是非、提携協力してやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(障害福祉課長)
ありがとうございます。御意見をいただきまして、努力していきたいと思います。グループホームの伸びのところでございますけれども、地域の理解という点でいうと、グループホーム大会というものを毎年実施しておりまして、御参加いただいているところですが、なかなか関係者以外に広がりを持たないというところでありますので、これから少しでも関係しているところ以外の方でも御参加いただけるような形で実施できればと思っております。あとは、学校関係での啓発についても、努力してまいりたいと思っております。
それから、出口市長から御指摘いただいた点でございますけれども、市町村でも計画を作成しておりますので、この計画を実施する中で、市町村からも御意見を受けながら進めてまいりたいと思っております。
(植野委員)
2つ質問がございます。教えていただければと思います。まず、1つは、基幹相談支援センターについてのことなのですけれども、千葉県の地域の中で、いくつか基幹相談支援センターと地域包括支援センターが一緒になっても良いのではないかというようなことが出ております。それは、どのような形で評価をされているのか、教えていただきたい。2つ目は、この資料に載っていないのですけれども、今後、第六次計画の時に是非とも入れてほしいものがございまして、福祉サービスに関しては、ほとんど市町村の地域ごとに展開されております。しかし、市町村には無い事業があります。例えば、盲ろう者へのガイドヘルパー事業などです。それは、県レベルの事業で、市町村ではなかなか広がっていない部分があるかと思います。評価などに、そういったものを入れていただければと思います。

(障害福祉課長)
ありがとうございます。まず、1つ目の基幹相談支援センターの議論ですけれども、実は、これは計画の推進本部会・専門部会においても、相談支援専門部会で基幹センターの有り様について議論されているところで、今後は市町村でできるだけ多く作っていただけるような形で、どういった形が良いのかということをこれから検討してまいりたいと考えています。それから、2つ目ですけれども、第六次計画のサービスについて、盲ろう介助員についてでございますけれども、こちらについては、県の事業で今実施しているところでございます。対象になる方は、それほど多いわけではないですので、やはり、県でしっかり実施していく必要があると思っております。この後の議論にもつながってくるのですけれども、盲ろう介助員に関しては、手話言語条例でも、計画の中で定めるように規定されておりますので、第六次計画の議論の中でも、しっかりと必要なサービス量が満たされるように、計画の中で定めていければと思っています。
(植野委員)
ありがとうございます。県レベルでやっている事業は、盲ろうだけではなく、他にもいくつかあります。市町村で啓発をする、何をどういった形で評価していくのかは難しいかと思うのですけれども、是非ともやっていきたいと思います。
(中坪会長)
まだまだたくさんおありとは存じますが、時間が少しおしておりますので、要点をまとめてお願いいたします。
(里見委員)
福祉協会の里見です。事業者の方です。この(資料の)見方なのですけれども、例えば、児童発達支援事業の箇所数は232ということで増えているのですが、実際行っている事業所はいくつあるのでしょうか。認可した数しか書いてないのですけれども、認可しているけれどもやっていないところがかなりある、ほとんどだという風に私は把握しておりますので。それから、グループホームの質の確保というのも、書いてありますか。ここにはハード面のことだけが書いてあって、ソフト面のことが入っていないのですよね。その辺をどうやって担保していくのか、これは、放課後等デイサービスも含めてですけれども、その辺が触れられていない、と。それから、この短期入所の数なのですけれども、資料1-5の資料には月の延べ人数が14,962とありますが、これはものすごい数ですよね。これは、地域生活を営むための短期入所なのか、入所を待っている短期入所なのか、これを精査しないと、次の計画には反映されてこないのではないかと思います。それともう1点。人材確保なのですけれども、ドキッとしたのですが、これは平成30年度から市町村事業に移ってしまうのですか。市の人材確保、というのは。今、人の確保には大変苦労しております。事業を始められないというところも出てきて、この辺、どのようにやっていくのかということには、切実な思いがあります。是非、その辺、検討していただければと思います。
(障害福祉課長)
4点あったかと思います。
1点目は、児童の事業で認可はとれたけれどもやっていないところがあるのではないかということでございます。これについては、計画の数としては、認可を受けた数をカウントしております。ただ、今いただいた意見を受けまして、少し調べてみる必要があるかと思います。
2点目は、ソフト面の質の確保、特に、グループホームというところでございます。今、グループホームについては、結構、開設は相次いでいるもののなかなか質が担保できていないという事業所があるということは把握しております。都度、指導はしておりますけれども、今後機会をとらえて、どういった質を確保していくことが必要かということを、事業者の方から御意見等うかがいながら、検討してまいりたいと思っています。
3点目ですけれども、短期入所のところでございます。実は、御指摘のように、地域生活に向けた短期入所なのか、それとも、入所待ちなのかという点については、実は数字には現れてこないところです。そういった意味では、これから十分に精査する必要があると思いますので、これも御協力を得ながら検討してまいりたいと思っております。
4点目の人材確保なのですけれども、実は、この点は昨年度も里見委員から御指摘いただいております。あとは、介護人材や保育人材の確保ということで、人材確保対策ということになると、福祉全般ではありつつも、障害がなかなか目立ってこないというところもありますので、高齢や児童がやっている事業とどれだけタイアップして進めていけるかということで、庁内各所と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。いずれにしても、関係課の協力を得ながら進めてまいりたいと考えております。
(中坪会長)
たくさんおありだとは思いますが、後の報告等がございますので、次に移らせていただきます。次は報告事項(2)「千葉県袖ヶ浦福祉センターの見直しについて」です。事務局からお願いします。
《事務局説明》
(中坪会長)
ただ今の報告事項について、御質問等があればお出しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(畑中委員)
大変良く出来ていて、見直しもされていると思うのですけれども、これは他の施設もやったのですか。それとも、ここだけですか。この、袖ヶ浦福祉センターについてだけ巡回で見たのですか。要するに、他の施設でも同じような調査はされたのですか。
(障害福祉課長)
お答えします。今回、袖ヶ浦の報告の中のものですが、巡回については袖ヶ浦福祉センターのみで実施しております。
(畑中委員)
というのはですね、つい昨年も、病院関係で言うと石郷岡病院で虐待事件がありました。それから、つい最近も、八千代市の病院でも起こったと家族会から聞いております。当然、更生園だけの問題ではないと私は思っているのです。それで、施設を見るというときに、いわゆる利用者としては、その施設がどんなものか、いわゆる見える化ということで、どういう状況でやっているのか、利用者が速やかに見たい、または、色々な所に行ったときに、そこがどうやっているのか抜き打ちで見てみたい、という希望があるのです。袖ヶ浦が良くなったのは、非常に良いのです。しかし、他まで見なければ、やはり第二、第三は出てしまうのではないですか、ということでおうかがいいたしました。これはまた、違う機会でおうかがいします。
(中坪会長)
御意見ということでよろしいでしょうか。
(畑中委員)
はい。
(中坪委員)
よろしいでしょうか。これもまた色々御意見等があると思いますが、時間が少し気になっておりまして。申し訳ありません。今、時間が4時40分になっておりますので、次の事項に話を進めることにいたします。

審議事項になります。審議事項(1)「第六次千葉県障害者計画の策定に向けたスケジュールについて」ということであります。事務局からお願いします。

《事務局説明》

(中坪会長)
いかがでしょうか。次の計画をこういう内容で組みたいということでございますが。よろしいでしょうか。大筋かと思いますが。

(石田(路)委員)
今ヒアリングの対象団体の一覧がありました。先程の進捗状況の説明の所で少し私が気になったのが、例えば、こういった事業に対して、要約筆記の方、それから手話通訳の方、ガイドヘルパーの方々の事業というのがすべてD評価だったのです。この辺のところが、なかなか色々な人のサポートが集まらないという実情があるので、実は、そういったことを実際にやっていらっしゃる方々へのヒアリングというのも、ぜひここで一緒にやっていただければ、何に問題があるのか、どうしてそういう人達がなかなか集まらないのかというようなところが探れるのかなと思いましたので、一言だけ申し加えました。もしできるなら、やっていただきたいということです。

(中坪会長)
他はよろしいでしょうか。まだ他にもあるかもしれません。ありましたら、事務局の方にお伝えいただければと思います。では、次に移ります。次は、審議事項(2)「平成29年度重点事業(案)について」を事務局からお願いいたします。

《事務局説明》
(中坪会長)
これも、色々御意見がおありだと思いますが、どうしてもという方はお願いします。
(伊豫委員)
資料4の2ページ目の「地域移行・地域定着事業の確実な実施」のうちの(3)ですが、この、地域移行定着協力病院においては、クロザピンを使用するということと、ピアサポーターの受け入れをしていただきたいです。クロザピンというのは、難治性治療抵抗性の統合失調症の患者さんに対する唯一のものと言われていて、日本では大幅に遅れているのに対して、千葉県は、今現在、使用する患者さんの数が全国で第1位なのです。国でもモデル事業をやっています。千葉県は既にあるのでやっていませんけれども。こういったものを広げていただかないと、退院促進はうまくいかないのではないか、と思います。ピアサポーターの受け入れは、もともと長期入院している方々が地域に移行するのに不安があるので、ピアの方に病院に入って、入院患者さんと話し合って退院を促進するというものなので、やはり、病院がそういう方々をどれくらい受け入れてくれるかということは極めて重要だと思いますので、その実績といったものも、ある意味、条件としていただきたいというところです。
最後なのですけれども、(重点事業の中の)「依存症者に対する(治療・プログラム事業)」についてですが、やまゆり園でああいった事件の人が出たのですけれども、おそらく、あの人が我々の病院に来た場合、私の教育の仕方だと、麻薬及び向精神薬取締法に基づく麻薬中毒者として、県知事への届け出義務がありますから、それに沿って県に報告した、届け出たと思うのです。ところが、一方で、あの事件を国で検証している委員の中には、麻薬及び向精神薬取締法に基づく届け出義務というのは、この体制は崩れている、行われていない、と発言している方がいます。これは千葉県でもそうなのかどうかというのを、今でなくても良いのですけれども、是非、確認をしておいていただきたいと思います。千葉県でこういうことがあったら、おそらく、私達の所で教育を受けた者は届け出ると思います。大麻中毒者は麻薬中毒者という認識になりますので、そういったことになるかと思います。
(植野委員)
事業の中で、手話言語等条例についての話が出て、大変ありがたく思います。ただ、一つ心配なのが、千葉の場合、民放は手話付きや字幕付きの割合がすごく低いのです。そこを何とか見直しをしていただいて、改めて手話付きや字幕付きをお願いしたいと思っております。
(中坪会長)
他もまだおありでしょうけれども、時間もおしておりますので、意見はここまでとさせていただきます。
課長さんにもお願いをいたしましたけれども、それぞれ色々なことをお感じになっておられると思われます。そのお考えを来年度の計画あるいは第六次の計画に活かすという観点から、直に、課長さんの方に随時御意見をお寄せいただいて、内容をより拡充し、あるいは豊かにしていくような、そういう所で力をお寄せいただけたらありがたいと思いますので、そういうこととして、今日のこの審議の方は閉じさせていただきます。
時間が押してしまい、大変申し訳なかったと思います。それぞれが皆大きな課題ですので、2時間でこれだけのことをやり抜こうということ自体がとても大変なことだなと思いながら、お話をうかがっておりました。不十分さはお詫びをいたします。そして、また、ここまで会を盛り上げていただいきましたことに、お礼を申し上げます。ありがとうございました。それでは、時間になりましたので、審議会の方はこれで閉じさせていただきます。マイクを事務局の方にお戻しいたします。
(事務局)
長時間にわたり御審議いただきまして、ありがとうございました。以上をもちまして、平成28年度第1回千葉県障害者施策推進協議会を終了いたします。本日はどうもありがとうございました。
《閉会》

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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