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更新日:令和7(2025)年12月3日
ページ番号:808913
小学生区分
千葉県知事優秀賞
市原市立国府小学校4年
佐藤 守(さとう まもる)
ぼくの弟は4才の男の子で、自閉症と知的障害があります。この夏休みで弟のことを研究してみました。
弟は今、保育園と療育に通っています。弟は人が多いのが苦手なので、どちらも少人数の施設に通っています。
好きなことは、ねんど遊びやおえかきで、アンパンマンや、クジラの絵を上手に書いています。
弟は、座ることやじっとしていることが苦手で、保育園の朝の会でもずっとグルグルまわっています。おしゃべりは、ちょうだいや、バイバイが言えますが、他の言葉はしゃべれません。なにかたのみごとがあるときは、大人の手をひっぱってつれていきます。家では、テレビを見ながらずっととんだり走ったりしています。
ぼくは、お母さんに話をきくまで弟に障害があると気づきませんでした。ずっと赤ちゃんのままで止まっていました。よく考えてみると、もう一人の弟とは毎日いっしょにゲームをしたりしゃべったりしていますが、弟とはあまりいっしょに遊べていません。ですが、たまにいっしょにプールなどで遊んだりすると声を出してわらってくれます。
ぼくは弟の障害について調べてみました。コミュニケーションが苦手で、こだわりがある。このことに気をつけて、ぼくは弟とこれからどう接していけばいいかを家族で相談してみました。ぼくができることは、弟があぶないことをしていたらすぐに大人をよぶこと。「かして」や、「ちょうだい」など、声がけをいっぱいして、弟ともっとなかよくなること。この二つを、気をつけて接していきます。
さいきん弟はすこしずつ言葉が出てきて言うことを、りかいできるようになってきました。これからどんどん成長してコミュニケーションが取れるようになったら、もう一人の弟といっしょにゲームをしたり、サッカーをやったりできるようになったらうれしいです。
二年後、ぼくは六年生で、弟は一年生になります。ぼくは弟とペアになりたいと思っていましたが、まだ同じ学校にかよえるかはわかりません。もし同じ学校にかよえたら、ぼくが弟のことを一番よくしっているので、先生やともだちに弟のすきなことや苦手なことをしょうかいして、たのしく学校にかよってもらえるようにしていきます。
ぼくは今まで、弟や支援学級のともだちともふつうに接してきましたが、障害があるとたくさんの困りごとがあるとわかりました。これからはまわりの人がどんなことに困っているかを、気をつけて見て、やさしくたすけられるようにしてきます。
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