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ホーム > 環境・まちづくり > 環境 > 自然・生物保護 > 鳥獣対策 > 千葉県射撃場関連 > 千葉県射撃場における水質調査 > 千葉県射撃場鉛散弾分布状況等調査結果(H12からH13年度実施)について
更新日:令和5(2023)年8月31日
ページ番号:344421
平成13年10月11日
環境生活部自然保護課
電話:043-223-2972
FAX:043-225-1630
千葉県射撃場に堆積した鉛の撤去に向け、その基礎資料とするため、分布状況及び地表地質調査を実施した結果は、次のとおりです。
平成13年3月22日から8月31日まで
鉛散弾が飛散すると想定されるフィールド及びフィールド外の敷地内山林、合計約13ヘクタールにおいて20メートルメッシュで306地点より採取した土壌等を分析した。
また、鉛散弾の飛散はないが鉛化合物が雨水などにより運搬され、堆積が想定される沢筋や低地部においても35点を採取し、分析した。
1鉛玉について
フィールド内及びその北方の斜面林に、約11ヘクタールにわたり約550トンの鉛弾(鉛玉)が分布していると推測される。
これらの鉛玉のほとんどは、地表からおおむね20センチメートル未満の表層部に留まっている。(最大70センチメートル)
550トンの鉛玉の65パーセントにあたる約360トンは防音壁外側に近接した約1ヘクタールの区域に集中している。
鉛玉は当初の予測を超えて分布しており、範囲を広げて調査を追加する必要がある。
2風化した鉛玉に起因する鉛成分について
風化した鉛玉に起因する鉛成分は、約38トン土壌中に存在すると推計される。
土壌中の鉛玉分布重量と鉛成分の含有量は高い相関関係にある。
風化した鉛玉に起因する鉛成分は、鉛玉が存在しない土壌からも検出されており、これは上流部から表流水等により鉛成分が水平移動したものと考えられる。
土壌中の鉛成分の垂直移動及び地下水への影響を確認するためには、ボーリング調査などが不可欠である。
射撃場周辺約130ヘクタールの範囲において地質踏査を実施した。
本地域には、水が浸透しにくい泥質の地層(笠森層)が厚く分布し、その上に水が浸透しやすい砂質の地層(万田野層)が分布している。
地層は全体的に北西方向に緩やかに(2~3度)傾斜している。
透水性のある万田野層は、本調査地域西方一部で、北西方向に連続して分布するが、その層厚は最も薄い場所で5メートル程度と考えられる。また、調査地域北方では射撃場と古敷谷川の間で途絶えている。
鉛分布状況等追加調査
地下水への影響調査(ボーリング調査)
鉛の撤去計画の作成
施設の改修計画の作成
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