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更新日:令和4(2022)年6月3日

ページ番号:15210

絶滅危惧種の保護・回復

千葉県では、全国的に貴重な種の保護に取組んでいます。

ミヤコタナゴ

ミヤコタナゴ

ミヤコタナゴは、関東地方の固有種で、現在生息地が残されているのは千葉県と栃木県だけです。昭和49年(1974年)に文化財保護法により国の天然記念物に指定され、平成6年(1994年)には種の保存法により国内希少野生動植物種に指定されています。
千葉県内では茂原市、いすみ市、御宿町、勝浦市に生息しており、環境省の委託事業により、県と市町で協力して保護増殖事業を実施しています。

ミヤコタナゴが見られる主な施設

観光の際に立ち寄ってミヤコタナゴを見ることができる県内施設です。

シャープゲンゴロウモドキ

シャープゲンゴロウモドキ
シャープゲンゴロウモドキは、体長32mmに達する大型のゲンゴロウです。
千葉県では、県北部から県南部の丘陵地まで広く分布していましたが、昭和12年(1937年)以降しばらく記録が途絶え、絶滅したと考えられていましたが、近年、房総半島で生息が確認されています。
絶滅の危険性が極めて高いことから、平成23年(2011年)に種の保存法により国内希少野生動植物種に指定されています。千葉県では、法律の指定に先立ち、平成22年(2010年)3月に回復計画を策定し、回復事業を進めています。平成27年(2015年)3月に回復計画の改訂を行いました。また、平成31年(2019年)1月には再導入・補強計画を策定し、積極的な回復に取り組んでいます。

 

ヒメコマツ


ヒメコマツ


ヒメコマツは山地性の常緑の高木で、樹高約30m、胸高直径1mに達するマツ科の針葉樹です。
房総丘陵の個体群は、本種の標高的な分布下限であるとともに、気候的に最も温暖な地域に分布する特異な個体群として、学術的に非常に重要です。
しかし、房総半島のヒメコマツは、1970年代以降マツ材線虫病の影響などにより急激に個体数が減少し、現在、自生する成木は約80本となってしまいました。
千葉県では、平成22年(2010年)3月に回復計画を策定し、回復事業を進めています。平成27年(2015年)3月に回復計画の改訂を行いました。この改訂に基づき現在、「ヒメコマツ系統保存サポーター3次募集」を行っています。

 

お問い合わせ

所属課室:環境生活部自然保護課生物多様性センター

電話番号:043-265-3601

ファックス番号:043-265-3615

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