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更新日:平成30(2018)年9月13日

野鳥における鳥インフルエンザについて

高病原性鳥インフルエンザウイルスは、海外から飛来する渡り鳥により国内に持ち込まれると考えられています。

そのため、国内へのウイルス侵入の早期発見や、感染状況の把握を目的として、環境省が主体となって全国的に野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの保有状況調査が行われています。

その結果、平成29年11月以降、国内複数箇所で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されています。なお、千葉県内では高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されていません。

県内の野鳥に関するお知らせ(発生状況等)高病原性鳥インフルエンザと野鳥との関わり野鳥との接し方について死亡した野鳥を見つけたら死亡野鳥等調査についてよくある質問関連リンク

県内の野鳥に関するお知らせ(発生状況等)

平成29~30年シーズン

※現在、千葉県内で高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されていません。

過去のお知らせ

高病原性鳥インフルエンザと野鳥との関わり

鳥インフルエンザとは

鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスによる鳥の感染症です。また、鳥に感染するインフルエンザウイルスを鳥インフルエンザウイルスと言います。
A型インフルエンザウイルスは、ウイルスの表面にあるタンパク質であるHA(ヘマグルチニン)とNA(ノイラミニダーゼ)の性状により、16のHA亜型と9のNA亜型に分類されます。

鳥インフルエンザウイルスは、野生の水鳥(カモなど)が広く保有しており、他の野鳥や家きんにも感染することがあります。
鳥インフルエンザウイルスには多数の株があり、ウイルス株と感染した鳥の種類により感染のしやすさや症状の程度に差があります。

鳥インフルエンザウイルスに感染した野生の水鳥は、その腸管や気道でウイルスが増殖しますが、通常は無症状です。そして、糞や唾液、鼻汁にウイルスを放出します。
感染した水鳥の糞に含まれるウイルスが湖水中に放出され、水を介して他の水鳥へ感染が広がります。
また、猛きん類は、感染した野鳥を捕食することによりウイルスに感染すると考えられています。

高病原性鳥インフルエンザとは

高病原性鳥インフルエンザとは、家きんに対する伝染力が強く、急速に多数の死亡をもたらす家きんの伝染病です。
「家畜伝染病予防法」では、家きんに対する病原性の程度およびウイルスの変異の可能性によって鳥インフルエンザを下表の3つに分類しています。
なお、「高病原性」や「低病原性」という表現は、家きんに対する病原性の強さを示したもので、野鳥や人に対する病原性とは異なるものです。

家畜伝染病予防法における鳥インフルエンザの分類
分類 家きんに対する病原性 ウイルスのHA亜型
高病原性鳥インフルエンザ 高い すべての亜型(ただし、これまで確認があるのはH5またはH7亜型)
低病原性鳥インフルエンザ 低い H5またはH7亜型
鳥インフルエンザ 低い H5またはH7以外の亜型

※H5またはH7亜型は、低病原性であっても、家きんの間で感染を繰り返すうちに高病原性に変異する可能性があるため、その他の亜型と区別して扱われています。

高病原性鳥インフルエンザウイルスと野鳥

野生の水鳥(カモなど)が通常保有する鳥インフルエンザウイルスは、水鳥にも家きんにも病気を起こしません。
野生の水鳥が保有するウイルスが家きんに感染し、家きんの間で感染を繰り返すうちに家きんに対して高い病原性を示すウイルスに変異したのが、高病原性鳥インフルエンザウイルスです。
16あるHA亜型のうち、これまでH5亜型とH7亜型から高病原性のウイルスが出現しています。

かつては、高病原性鳥インフルエンザは、発生してもいずれ終息し原因ウイルスは消滅していましたが、近年、海外では高病原性鳥インフルエンザウイルスが消滅せず感染が繰り返されているような地域もみられます。
そのような場合、家きんから野鳥への感染も起こりえます。野鳥への感染しやすさや感染した場合の症状の重さは、ウイルス株や鳥の種類によって差があります。
感染しても症状の出ない種類の野鳥もいれば、死亡する野鳥もいます。

日本のように、ウイルスが常在していない地域へのウイルスの侵入には、渡り鳥が関与していると考えられています。
高病原性鳥インフルエンザに感染しても症状を出さずにウイルスが体内で増えるような種類の鳥が、家きんの間で高病原性鳥インフルエンザが発生している地域でウイルスに感染し、渡りで長距離を移動して別の地域にウイルスを持ち込んでいると推測されています。

このため、高病原性鳥インフルエンザの対策では、家きんが鳥インフルエンザウイルスに感染することを防ぐこと、また、家きんの間で感染が繰り返されたり、高病原性鳥インフルエンザの常在化を防ぐような全世界での取り組みが重要です。
併せて、渡り鳥の移動ルートの解明や、渡り鳥が海外からウイルスを持ち込んだ場合に早期に発見することも重要です。

野鳥との接し方について

鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触などの特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。正しい情報に基づいた冷静な対応をお願いいたします。

  • 日常生活において野鳥など野生動物の排泄物などに触れた場合には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。
  • 野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域へ運ばれる恐れがありますので、野鳥に近づきすぎないようにしてください。
    糞を踏まないよう十分注意して、必要に応じて消毒をおこなってください。

  • 不必要に野鳥を追い立てたり、つかまえようとするのは避けてください。
  • 野鳥を呼び寄せるためや餌が少なく可哀そうだからと餌付けをするのも避けてください。自然の状態をそっと見守ってください。
    人の与える食べ物に依存して自分で餌をとれなくなるおそれや、鳥同士が密集したり人に馴れて人との距離が近づくことにより感染症の拡大を招くおそれがあります。

狩猟者の皆さまへ

死亡した野鳥を見つけたら

野生の鳥は、餌が取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられず死んでしまうこともあります。
また、車や建物等に激突して死んでしまうこともありますので、野鳥が死んでいても鳥インフルエンザを直ちに疑う必要はありません。

  • 野鳥は、体内や羽毛などに細菌や寄生虫などの病原体を持っていることがあるため、素手で触らないでください。
  • 環境省が定めた種類の鳥(主に水鳥や猛きん類)が定められた羽数死んでいた場合に、回収して死亡野鳥等調査を実施しています。
    全ての死亡野鳥を回収・検査しているわけではありませんのでご了承ください。
  • 検査対象でない場合は、死体は素手では触らずに(使い捨て手袋などをはめ)、ビニール袋に入れて袋を閉じ、一般ごみとして処分してください。
    死体を取り扱った後は手洗い・うがいをおこなってください。

死亡野鳥等調査について

千葉県では、環境省が定めた「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、死亡野鳥等調査をおこなっています。
すべての死亡個体を検査することは不可能ですので、効率的に検査を実施するため、環境省の示す基準(下表参照)に基づき検査の必要性を判断しています。
なお、衝突などの事故死と思われる場合や、死後時間がたって腐敗が進んでいる場合、損傷が激しい場合等は検査対象となりません。

実施内容

  • その時点の対応レベルに応じて、検査優先種の区分ごとに下表の羽数以上の死亡が確認された場合に検査を実施しますので、対象種の死体を発見された方は県の連絡窓口あるいは市町村役場へご連絡ください。
  • ご連絡いただいた内容から検査が必要と判断した場合は、死体を回収し検査を実施します。
  • ご連絡いただく際に、死体の写真データ(体全体の写真および頭部の写真)をご提供いただけると種類の判別や事故死かどうかの判断に役立ちますのでご協力をお願いします。

高病原性鳥インフルエンザの発生状況に応じた対応レベルと実施内容(現在は、対応レベル1です(平成30年5月8日~))

対応レベル 検査優先種1 検査優先種2 検査優先種3 その他の種

対応レベル1(通常時)

1羽

3羽

5羽

5羽

対応レベル2(国内単一箇所発生時または近隣国発生時)

1羽

2羽

5羽

5羽

対応レベル3(国内複数箇所発生時または近隣国発生時)

1羽

1羽

3羽

5羽

発生地周辺(発生地から半径10km以内)

1羽

1羽

3羽

3羽

※「発生」には、野鳥以外の鳥(家きんなど)での発生や糞や水からのウイルスの検出も含まれます。
※対応レベル、検査優先種及び検査対象となる死亡羽数は環境省が設定しています。

 検査優先種について

検査優先種に選ばれているのは、水辺に生息する鳥と鳥を捕食する鳥(猛きん類)です。

赤色の種は千葉県内で見られる種です(まれな種は除く)。そのうち、下線の種は1年中見られる鳥、下線のない種は冬季に千葉県に飛来する渡り鳥です。

検査優先種1

  • 1羽以上死んでいた場合に検査対象となります。
  • 検査優先種1のうち、猛禽類及び渡りをせず県内に滞在するハクチョウ類の検査は、カモ類等の冬鳥が日本に飛来する時期以外は検査優先種2と同様の扱いとします。
  • 過去の発生時の検査から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)に感受性が高く、死亡野鳥の検査でウイルスを検出しやすいと考えられる種が選ばれています。
  • ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、コクチョウ、コブハクチョウコハクチョウオオハクチョウオシドリヒドリガモキンクロハジロカイツブリカンムリカイツブリ、マナヅル、ナベヅル、ユリカモメオオタカハヤブサ

検査優先種2

  • 同じ場所で3羽以上死んでいた場合に検査対象となります。
  • 検査優先種1以外で、過去に日本と韓国等において死亡野鳥で感染確認のある種が選ばれています。
  • マガモオナガガモトモエガモホシハジロスズガモオオバン、オジロワシ、オオワシ、ノスリ、クマタカ、フクロウ

検査優先種3

  • 同じ場所で5羽以上死んでいた場合に検査対象となります。
  • 水辺に生息する鳥類としてカワウとアオサギ、検査優先種1または2に含まれないカモ科、カイツブリ科、ツル科、カモメ科の鳥が選ばれています。
  • また、感染した鳥を捕食する種として検査優先種1または2に含まれないタカ目、フクロウ目、ハヤブサ目の鳥が選ばれています。
  • カワウアオサギ、検査優先種1、2以外のカモ科(カルガモコガモ等)、カイツブリ科(ハジロカイツブリ等)、ツル科(タンチョウ等)、カモメ科(ウミネコセグロカモメ等)、タカ目(トビ等)、フクロウ目(コミミズク等)、ハヤブサ目(チョウゲンボウ等)

その他の種

  • 同じ場所で5羽以上死んでいた場合に検査対象となります。
  • 上記以外の鳥種すべて(カラスハトスズメムクドリヒヨドリ、など猛きん類以外の陸鳥はこの区分に入ります。)

連絡窓口

市町村の連絡窓口については、各市町村役場にお問い合わせください。

県機関の連絡窓口
県機関名 管轄市町村 所在地 電話番号
環境生活部自然保護課 千葉市、市原市 千葉市中央区市場町1-1 043-223-2936
葛南地域振興事務所 市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市 船橋市本町1-3-1フェイス7階 047-424-8092
東葛飾地域振興事務所 松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市 松戸市小根本7 047-361-4048
印旛地域振興事務所 成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町 佐倉市鏑木仲田町8-1 043-483-1447
香取地域振興事務所 香取市、神崎町、多古町、東庄町 香取市佐原イ92-11 0478-54-7505
海匝地域振興事務所 銚子市、旭市、匝瑳市 旭市ニ1997-1 0479-64-2825
山武地域振興事務所 東金市、山武市、大網白里市、九十九里町、横芝光町、芝山町 東金市東新宿1-11 0475-55-3862
長生地域振興事務所 茂原市、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町 茂原市茂原1102-1 0475-26-6731
夷隅地域振興事務所 勝浦市、いすみ市、大多喜町、御宿町 夷隅郡大多喜町猿稲14 0470-82-2451
安房地域振興事務所 館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町 館山市北条402-1 0470-22-8711
君津地域振興事務所 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市 木更津市貝渕3-13-34 0438-23-2285

 

よくある質問(Q&A)

Q鳥の鳥インフルエンザが人に感染することはないですか?

A常生活において野鳥など野生動物の排泄物等に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。

Qに野鳥が死んでいるが、鳥インフルエンザではないですか?

A生の鳥は様々な原因で死亡します。建築物などへの衝突死、エサが採れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられずに死んでしまうこともあります。ですが、死んだ鳥は様々な病気を持っていますので、検査対象とならない野鳥の死体については、直接触らず、ビニール袋に入れて一般ゴミとして処理をお願いします。

Qっている鳥が死んでしまいました。

Aは生き物ですから、人と同じように、いつかは死んでしまいます。そしてその原因も様々ですから、鳥が死んだからといって直ちに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。ご心配であればお近くの獣医師にご相談ください。

Qっている鳥に鳥インフルエンザが感染しませんか?

A接野鳥やその糞便等に触れない限り感染する可能性はほとんどありません。
屋外で鳥を飼われている場合は、できる限り屋内での飼養をお願いします。

Qや猫が、鳥インフルエンザに感染した野鳥を食べても感染しないですか?

A本的に犬や猫は、鳥インフルエンザに感染しにくく、感染しても発症しにくい動物と言われています。
ですが、死んだ鳥は様々な病気を持っていますので、飼われている犬や猫が、死んでいる鳥等を食べないよう注意をお願いします。

Qんだ野鳥はすべて検査しないのですか?

A本には外来種などを含めると600種以上の野鳥が生息しております。鳥も生き物ですから様々な原因で死亡し、その死亡数も県単位で考えると極めて大量です。これらのすべての死体を検査することは困難です。そのため、環境省で選定した鳥インフルエンザに感染するリスクの高い種類を優先的に、効率良く検査を行っております。

Q鳥が死んでいた場所を消毒したいがどうすれば良いですか?

Aインフルエンザウイルスは、大抵の消毒薬であれば効果があります。市販の消毒薬でも構いませんし、家庭にある漂白剤を希釈して散布していただいても効果があります。(種類にもよりますが100倍~300倍を目安に)

Q葉県にはどのような渡り鳥が来るのですか?

Aり鳥には、春に南方から渡来して、秋に再び南方に渡去する夏鳥と、秋に北方より渡来して、春に再び北方に渡去する冬鳥があります。また、春と秋の一時期だけ日本を通過する鳥を旅鳥と言います。
夏鳥はツバメやカッコウ等、旅鳥はシギ類やチドリ類等そして冬鳥はガン類、ハクチョウ類、カモ類(一部留鳥)等が該当します。

千葉県では、県内の6箇所の冬鳥の渡来地における11月~翌2月の冬鳥の飛来状況を取りまとめ、県ホームページで公開しています。
ガン・カモ・ハクチョウ類調査について

また、毎年1月中旬に環境省が行う全国一斉調査の一環として、県内約300箇所の冬鳥の渡来地で生息状況調査を実施しています。
結果は、環境省のホームページで閲覧出来ます。
ガンカモ類の生息調査(環境省生物多様性センターHP)外部サイトへのリンク

よくある質問

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お問い合わせ

所属課室:環境生活部自然保護課鳥獣対策班

電話番号:043-223-2936

ファックス番号:043-225-1630

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